オクターブアップ!

「シュンスケニウムの原子量」の大統一バージョン
大脱走、再び。

フクのヤツがまたやらかした。自宅の庭からフェンスを越えて逃走したのである。
お袋さんがちょっと目を離した隙に庭に出て、フェンスをよじ登り、越えて行ってしまったのだ。お袋さんの必死の捜索の結果、隣家からさらに隣の庭に行っているところを発見され、無事保護することができた。
ネコたちを庭に出す時は、ぼくなりさきこなりお袋さんなりが必ず監視することにしていた。今回はお袋さんがちょっと目を離したわずかな時間で、フクがフェンスを超えて行ってしまったわけなのだ。もはや鳥除けのトゲトゲなど何の効果もなかったということである。
過去に何度か逃走を図っているフクだけど、実のところここ数か月は庭に出してもフェンスを登る素振りすら見せていなかった。もはや外の世界には興味がないのかもとさえ思っていた。しかし、違ったのだ。ぼくたちが見ているところでは、何の興味も示さないでおいて、実は虎視眈々とチャンスを狙っていたというわけである。いやはや、狡猾なネコである。
自宅に戻され、お袋さんにしとどに怒られたフクは、しばらくしゅんとしていたそうな。その晩にぼくが帰ってきた時もなんだか元気がない感じに見えた。お袋さんの叱責が少しは効いて懲りてくれればと思うけど、きっとそんなことないんだろうなー。

 

今回の脱走で、隣家からついに苦情が出てしまった。ネコが庭に侵入したことで植木が荒らされただのネコアレルギーが悪化しただと言いたい放題である。まあそれはいい。放っておこう。イヌと違ってネコはとかくご近所トラブルの元凶になるものである。フクは植木を荒らしたり、粗相しちゃったりするようなネコでないけど、そうだというなら証拠をお見せいただきたいってところかな。いや、もうそれはどうでもいいのだ。
問題は二度と脱走できないような対策をどうするか、である。以前からいろいろ考えて工夫して、安からざるおカネを投下して、ネコの脱走防止策を講じてきた。先に書いた鳥除けのトゲトゲだって、庭のフェンス全体に張り巡らせるだけで1万円以上がかかっている。ネコタワーが増築できちゃう金額である。自宅の新しい遊び場と引き換えに、禍々しい脱走防止のトゲトゲを取り付けたわけである。フクにそんな事情を理解する能力はないけど、「もったいないことしてるよなー、お前」と思うわけである。
ともかく、次に検討するネコ脱走防止策は、もっと実効性の高いものにしないといけない。本気で脱走防止を講じていることをフクにも隣家にも示さないといけないし、これで脱走されなければ、隣家と余計なトラブルを増加させることもなくなるわけである。多少のおカネを投下しても、ちゃんと取り組まなければ。
「マンションの庭からネコが逃げないようにするため」の対策は、なかなかネットの検索に引っかからない。マンション飼いのネコの脱走防止策と言えば、主に玄関が対象となっていて、いわゆる二重扉を設置するような話しが多い。DIYで自作する記事も基本的には通路や玄関を塞ぐようなものばかりである。庭のフェンスを越えないようにする策としては、庭全体をフェンスで覆う事例が出ていたことがある。天井まで網で囲まれた巨大なゲージを庭に設置するというものである。これは確かに有効かもしれないけど、結局ネコの檻が大きくなっただけのようで窮屈さを否めないし、そもそもその檻に入って洗濯物を干したりするニンゲンが窮屈である。あくまでフェンス(柵)のような形状で、ネコが登れないものが求められるのだ。
ネコがフェンスを登れるのは、当然ながらフェンスに爪を引っかけられるからである。フェンスに掴まる自身の重さが垂直方向にかかるのを支えるには、水平方向にわたる格子に爪を描ける必要がある。ぼくの自宅の庭のフェンスは、太い針金が格子状に縦横に交差していて、水平に並んでいる針金は身体を支えるのに好都合なのである。
だから爪のかからないフェンスが求められる。たとえば縦棒だけのフェンスなどである。水平方向にわたるものがないので、爪が引っかからないのだ。
専門の業者に頼めばそういうフェンスも設置してくれそうだけど、きっと高いだろう。1万、2万どころか、桁がひとつ増えちゃうくらいの額になっちゃう。なんとか安い素材で自作できないものか。どういう素材をどこでどう調達して、どういう組み方をすれないいか。ここ数日の最大の悩み事である。とは言え、ドンピシャではないけど、ヒントになるような事例がネットに載っているのを見かけた。今週末辺りにそれを試してみるか。これが成功すれば、これを超えて行くことは不可能になるハズである。これから暑くなる中、庭のネコをずっと監視しなくても大丈夫になるかもしれない。
いや、ダメだろう。フクは狡猾である。ぼくの想像をナナメ上から超えていくヤツである。せっかく考えたネコ脱走防止策をあっさりと無駄にするような逃走方法を編み出すに違いない。まさにイタチゴッコである。いやイタチじゃなくてネコだけど。
そう思うにつけ、故グールド先生の本に書いてあったことをまた思い出すのだ。曰く「長い時間の流れの中では、起こり得ないことは起こり得ることになり、起こり得ることは起こりそうになり、起こりそうなことは必ず起こる」である。
「お前さー、尾崎豊みたいに壁を乗り越えていく姿勢はいいけどさー、そのうち隣家に掴まってネコ鍋にされちゃうよ?」
フクはいつものクリンクリンの目をぼくに向けて、分かってるんだか分かってないんだか「にゃー?」とか鳴くのだ。

 

※ちなみに、今回の話しにコウくんは一切出てこないけど、コウくんは脱走どころかフェンスに足をかけたこともない。引っ込み思案な彼の性格がそうさせているのか、脱走すると結局自分が困ることになるのを知っているのか、ともかくお利巧さんである。「ネコは8回生まれ変わる」とか「ネコは九生」とかいうけど、実はコウくんは既に7回くらい転生してるんじゃないのかな?そのくらいニンゲンのことが分かってる感じである。

| ネコネコライフ | 13:15 | comments(0) | trackbacks(0)
ネコの瞳の奥に宿るサムシング。

ちょっと前に某NHKでネアンデルタール人に関する特集番組を放送していて、観ていてなかなか興味深かった。ネアンデルタール人が高い知能を持ちつつもどうして絶滅してしまったのか、なぜヒト属はニンゲンただ1種しか存在しないのかが長い間ナゾだったけど、これに対するひとつの答えを見たような気がした。番組ではネアンデルタール人とクロマニヨン人がどのように出会っていくかを再現ドラマ風に仕立ててあって、臨場感があるというか、ホントにそんな風に両者は出会ったのだろうなーと思ったものである。
そんな折、テレビを観るぼくを見つめる二つの瞳に気が付いた。愛猫のフクくんである。彼を我が家に迎え入れた2年前は、おどおどした感じでぼくやさきこと目を合わせるのを避けていた感じがあったけど、ほどなく元来の傍若無人な性格が発動して、数々のイタズラでぼくを困らせるようになり、ぼくの目を臆さずじっと見つめるようになった。
無言で何らかの要求をしているのか、ニンゲンには感知できない念波を送っているのか知らないけど、ふと気づくとぼくはフクくんに見つめられていることがある。ちなみに、コウくんにはそういう癖はない。要求は声に出さないと伝わらないことを彼は知っていて、何かをして欲しい時は声を出してぼくに近づいてくる。ただ残念なのは、どんな要求にしろ口から出てくる音は「ニャー」でしかないところである。だから結局、コウくんとぼくがお互いに真に分かり合うことはないのだ。
そんな愛すべき存在であるコウくんとフクくんとはいつまでも一緒にいたいものである。
それにしてもなぜニンゲンはここまでネコに対して愛情を注ぐのだろうか。ネコのどこにニンゲンをメロメロにする要素があるのか。ふと疑問が湧いてきた。
そもそもネコが現在の愛すべき愛玩物の地位に至るまでにはどういう展開があったのだろうか。ネコが家畜化される経緯はどういうものだったのだろうか。

 

イヌが家畜化した経過は、今のイヌを見ていると何となく想像ができる。
太古の昔は今のようなイヌではなく、荒野を駆ける凶暴なオオカミだった。ニンゲンがその生息範囲を徐々に拡大していく中で、オオカミとの生活圏がどんどん近づいていく。狩りに出たニンゲンが森の中でオオカミを見かけることもあっただろうし、夜な夜なオオカミの遠吠えが聞こえたりもしただろう。さらに両者が接近するようになると、ニンゲンが獲った獲物の残骸をオオカミが食べるなんてこともあったかもしれない。オオカミはニンゲンが食べられない硬い骨もガリガリ食べてしまう。あるいは、オオカミが倒した獲物をニンゲンが横取りするなんて場面もあったかもしれない。いずれにしても、互いの距離が近づくにつれて、両者は互いを意識し始めるわけである。
そうなると、ニンゲンやオオカミがその特定の個体を認識するようになる。ニンゲンが森を歩いていて、ふと見かけるオオカミ。とある集団のボスの風格のオスのオオカミに神々しさを感じたりもするだろう。
またある時は、権力闘争に敗れ、群れを出たオオカミが食べ物を求めて徘徊する中で、ニンゲンの集落に行き当たったりすることもあるだろう。以前からそのオオカミを見知っていたニンゲンは、彼が権力闘争に敗れ、群れを追われたことを知り、食べかけの肉のかけらをそのオオカミに放って投げた。彼はニンゲンの集落とつかず離れずの距離で、何とか飢えをしのぐわけである。こうして、オオカミはニンゲンの生活に入り込み、持ち前の社会性を発揮して、ニンゲンを新たなボスとして、ニンゲンと共に狩りをするようになったのである。
こういうドラマはいくらでも思いつく。迷子になった子供のオオカミをニンゲンが拾ってきて、ニンゲンの手で育てるなんて場面は、きっと世界中でしょっちゅうあったのだろう。実際、アイヌ民族の風習の中にも、森で保護した子供のヒグマを神の使いとして大事に育てることがあるそうな。
そんなわけで、ニンゲンとイヌのドラマは、比較的容易に想像がつく。ちなみに、早くからニンゲンの家畜になったウシやウマやブタなんかも、食用や荷役、移動手段などといった目的が明確になっている点で、ニンゲンが家畜化していく過程は想像しやすいものである。

 

しかし、ネコはどうだろう。
ネコの原型であるヤマネコは、どうやって野生生活からニンゲンの生活圏に接近し、かつニンゲンの生活に入り込んだのか。今やイヌと同様に愛玩動物として飼われるネコだけど、ニンゲンとネコの生活圏が近づいてきた時代に、ネコにどんなメリットがあってニンゲンが彼らを生活に取り込んだのだろうか。
よくある説によれば、ネコはニンゲンが狩猟採集生活から農耕生活に移行する中で、穀物の貯蔵庫を荒らすネズミを退治するために家畜化していったとされている。うん、なるほどね。ぼくも以前からそうだと思っていた。しかし、何か違和感があるのだ。
たしかにネコはネズミを捕らえるかもしれない。一定の効果もあったのだろう。中世ヨーロッパのペストの大流行とネコの関係も何やら聞いたことがある。しかし、実際に古代人がネズミの被害に苦労していたとして、ネコが家畜化するまでの過程にどういうドラマがあったのか。ヤマネコを獲っ捕まえてくるのは古代人には造作もないことである。しかし、いくらニンゲンが拘束していてもネコは逃げるだろう。そりゃずっと檻に入れとけば逃げないけど、これではネズミを捕らえることができない。ネコが自発的にニンゲンの生活に入り込んでこない限り、ニンゲンとネコの共同生活は始まり得ないのである。
さらに、ネコにはニンゲンとの共生を打算的に考える知能はないだろうから、この共生はネコによる自発的なものではなく、きっと「たまたま」だったのだろうと想像する。つまり、たまたまヤマネコがニンゲンの生活圏の近くにいることがあり、たまたま穀物の貯蔵庫近くに住むネズミを獲物として捕らえることがあって、こりゃ助かるわってことでわざわざエサを与えてネコにニンゲンの集落に住んでいただくことにした・・・ということじゃないだろうか。一旦ニンゲンの集落に住でしまったネコたちは、その愛らしさから早くもニンゲンをトリコにし、ネズミ被害の軽減も重なってニンゲンと共生関係を強くしていった。そんなドラマなんじゃないだろうか。
いや、どうだろうな。なんとなく筋道は通ってる感じはするけど、それでもまだしっくりこない。
ネコがニンゲンとの生活で実践的なメリットを出すようなことはないように思うんだよな。ネコはカワイイから、ただそれだけでニンゲンに受け入れられたんじゃないだろうか。しかも、それはネコの知能からは想像し得ない別の論理により、作為的に展開したんじゃないだろうか。
朝、ぼくが目を覚ますと、枕元でぼくを黙って見下ろすコウくんの瞳、リビングで寛いでいる時にふと視線を感じて見回すと、じっとこちらを見つめているフクくんの瞳。彼らはむやみに言葉を発しないし、発したとしても「ニャー」しか言わないけど、その視線には何やら深淵な意味が込められているような気がしてならないのだ。そしてそれは、ネコがニンゲンと生活を共にするようになった理由にも、直接的に繋がっているような気がしてならないのだ。
それは何だろう。
たとえばだけど、オカルティックな夢想を広げてみてはどうか。そう、ネコはもともと地球に存在した生き物ではないとか。
これはぼくの夢想だけど、たとえばこういう話しはどうだろう。ネコは異星人が地球に送り込んだ人工の有機生命体なのだ。異星人は地球人を観察するためにヤマネコを原型に品種改良、遺伝子操作などあらゆる手段を駆使してネコを作った。目的は地球人の行動の観察、そして何よりその「篭絡」である。そう、ネコの愛らしさに地球人をメロメロにして、戦闘力を完全に削ぎ落してから地球制服に乗り出してくるのではないだろうか。地球人が完全にネコに篭絡され、メロメロになる状態を待って、異星人は地球に襲来し、メロメロなニンゲンを相手に難なく地球を征服するんじゃないだろうか。しかし今のところはその途上であり、しかもニンゲンはネコ派、イヌ派と志向が分かれてしまっている。早々にイヌ派を駆逐し、100%ネコ派にしないと異星人の地球制服はなし得ないのである・・・なんてね。
ネコが「ニャン」と鳴けばどんなに忙しくても手を止めて、「あら、どうしたの?ご飯?トイレ?遊ぶ?」などと御用聞きをするぼくやさきこの様子を見て、ネコたちは内心ほくそ笑んでいるのかもしれない。地球人、チョロいなーなんてね。いや、ネコという超絶カワイイ生物を生み出せる異星人の科学力には脱帽である。もうそれだけで地球人は白旗である。いっそ地球人は完全にネコのトリコになっちゃった方が、平和なんじゃないかとすら思うね。

 

ともかく、ネコは愛らしい。どうやってニンゲンの生活に入り込んできたのか、彼らの真の目的は何なのかは、結局夢想の域を出ないけど、じっと見つめる瞳を見るに、その奥に深淵な宇宙の広がりを感じられて、なんだかいろいろ夢想してみたくもなるわけである。

| ネコネコライフ | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0)
大脱走。

ネコを飼い始めて以降、庭で遊んでいたネコがその旺盛なフロンティア精神を発揮して、隣家を隔てているフェンスを越えて脱走してしまうのをとにかく恐れていた。
特にフクは身体能力が高く、大柄で筋肉質で、ふっくらしている日本猫的なコウくんと対照的に洋猫の風格さえ持っている。日本猫によく見かけるハチワレ柄なのに、体つきはヤマネコの小型版みたいな感じである。さらに旺盛な好奇心を持っている。
だからネコの脱走防止策を考えるうえでは、ほとんどフクの行動がターゲットになってきた。フクがフェンスをよじ登る姿を見て、フェンスに鳥除け用のトゲトゲを設置したし、さらにフクの行動を制御するために、ネコ用のリードを買ったりした。これらは確かに一定の効果はあったものの、トゲトゲを超えてフェンスをよじ登るフクの姿を何度か見かけることで、絶対無二の対策ではないことを知るに至るわけである。
そうなったらもうニンゲンが監視するしかない。ネコが庭に出ている間は、ニンゲンも庭に出て、彼の行動を見ているしかないのである。脱走防止のためにフェンス際で監視し続けないといけないなんて、なんだかベルリンの壁とか某国の国境線のようだけどね。
しかし、この時期は寒い。ぬくぬくの室内を出て、風の吹く庭で過ごすのはなかなか辛いものである。平日の日中にネコの世話をお願いしているお袋さんも同様である。庭には出ずに室内から監視することも多かったみたいである。
好奇心旺盛なフクは、この隙を見逃さなかった。
どういう経路を辿ったのかは分からないけど、結果としてフクは隣家の庭に侵入を果たしてしまったのである。
幸い隣家は留守中だったようで、お袋さんが必死にエサやネコじゃらしで釣ったりして、フクをこちらに呼び戻すことができたそうだけど、仕事中にその報告のメッセージを見てぼくは腰から崩れ落ちるところだったよ。あああ、ついに、ついにやってしまったか。

 

フクが外の世界に興味を持つのはよく分かる。
空気が停滞している部屋で一日中寝て過ごすよりも、暖かい陽光を浴びて、心地良い風が吹き、開けた視界には鳥が飛び交っている庭の方がいいに決まっている。しかも飼い主であるぼくやさきこは夜が明けるとそそくさと支度をして外の世界に出ていってしまうわけで、ネコにしてみたら「なんでボクたちだけ部屋にいなきゃいけないの?」と思うかもしれない。でもなー、世の中には庭のないマンションでベランダすら出してもらえない「完全室内飼い」のネコだっているんだなー。

 

ともあれ、どうしたものか。
「長い時間の流れの中では、起こり得ないことは起こり得ることになり、起こり得ることは起こりそうになり、起こりそうなことは必ず起こる」とは過去に読んだグールド先生である。
鳥除け用のトゲトゲでは脱走を防げないことは完全に判明した。嫌がるリードを常時装着するのは当然として、もっと物理的に脱走を防止できる策はないものだろうか。
ネットなどで見てみると、庭を囲うような巨大なゲージを作る人もいるようである。庭というよりも、外に設置したゲージという感じである。また隣家とのフェンスの手前にもうひとつのフェンスを取り付ける人もいるようである。フェンスにはネコの爪がかかるような横向きの格子はなく、縦の格子だけになっているのである。ちなみに、主にイノシシの侵入防止のために畑などに設置することの多い電気柵を設けている事例はまだ見つかっていない。愛しいネコが電気でビリビリする姿を想像するのはあまりにも忍びないということだろう。いや、ぼくもそうだけどさ。でも彼の意識を変えさせるためには、ちょっと痛い目に遭わないとダメかもしれないのだ。

 

いろいろ思うことの多い年末である。しかも今年は仕事の関係で、ゆっくり過ごせる時間もあまりない。そんな中、ネコの脱走防止を巡るあれこれを考えないといけないというのは、なんだかなーな話しである。そして今回の脱走防止策のためにまた多額の出費があるんだろうなーと思うとちょっと憂鬱である。

※したり顔でお前が言うなー!

| ネコネコライフ | 09:26 | comments(0) | trackbacks(0)
寒い朝。

12月も中旬に入り、寒さがどんどん増してきている。朝方は特に寒い。ぼくの自宅はマンションで、一軒家ほど外気に晒されるわけではないので、通常よりも多少は暖かいのかもしれないけど、それでも朝はかなり冷え込む。
しかし、この頃のぼくの布団の中はいつもぬくぬくである。いや、時には暑すぎることもあって、足元をあけて冷気をわざわざ取り込むほどである。
原因は愛猫のフクである。
フクは今年の秋口辺りから、ぼくの布団の中に潜り込んで眠るようになった。しかも、気温がぐっと冷え込む3時とか4時頃にぼくの枕元にやってきて、布団に入ろうとする。当初はぼくも目が覚めてしまい、二度寝せざるを得なかったのだけど、最近はほとんど無意識にフクを布団の中に招き入れているみたいで、気が付くと脇腹辺りにフクがいて、布団の中が暑くなっているわけである。
それにしても、ネコと寝るというのは幸せなことである。布団の中に潜り込んできてそっと身体を寄せてくれる嬉しさは何にも代えがたい。しかも暖かいしね。
ちなみに、コウくんは布団に入ることはない。いや、どうしてフクが布団の中にいるのかと布団の隙間から不思議そうに中を覗き込むことはあるけど、中に入って横たわることは絶対にない。ニンゲンのことは嫌いじゃないんだろうけど、どうも身体を触られたり、抱かれたりするのが苦手のようである。コウくんはベッドの足元辺りにある毛足の長い毛布がお気に入りで、寝る時はいつもその毛布の上にいる。この毛布はよほど気持ちいいようで、一人でゴロゴロ言ってたりする。
そんなわけで、幸いぼくは朝方の冷え込みに晒されず、比較的気持ちよく朝を迎えられる。いや、願わくばもっと眠っていたいのだけどね。そう、ネコとぬくぬくのヒトトキをもう少し長く感じていたいのだ。

 

※さきこが外出した休日などは、甘えられるニンゲンがぼくしかいないので、2匹ともぼくにべったりである。自室で寛いでいると、投げ出した足に2匹が乗ってくる。こうなるとぼくは何もすることができない。1時間でも2時間でもこの姿勢である。せっかくの休日なんだから好きなコトをして過ごしたいのだけど、ついネコのことを思って、「まあ何もしない週末もいいかな」なんて思ったりしちゃうのである。

| ネコネコライフ | 08:03 | comments(0) | trackbacks(0)
ネコ・グレートウォール。

太古の昔、中国の歴代王朝が築いたといわれる万里の長城は、もともと北方の遊牧民族の侵入を防ぐ目的で作られた。当初は遊牧民族が駆る馬が越えられない程度の高さの城壁だったけど、時代が下るにつれてより強固な城壁が作られるようになり、明の時代には山の稜線を縫うような堅牢長大な城壁になった。千年以上にわたる長城の建築と強化の歴史をもってしても、なお遊牧民族の流入を完全に止めることはできなかったそうである。莫大な費用と膨大な人民の力も遊牧民族の飽くなき南下の欲求には敵わなかったということだろうか。

 

そんな悠久の歴史に1ミリほどの共通点があるかどうか分からないけど、ぼくも自宅の庭にネコ版の万里の長城を建築、そしてその強化をすすめている。先日購入した鳥除け用のトゲトゲ器具は、設置した矢先、油断した間隙を縫ってフクが隣の庭に脱走を許してしまった。ぼくの万里の長城は建築が始まったばかりでその無力さを露呈してしまったわけである。まるで初期の万里の長城で、馬に越えられないように2メートルほどの盛り土で作った土手を、北方から進行してきた匈奴の馬たちが軽々と飛び越えていくのを目の当たりにした秦の始皇帝のような心境である。いや、始皇帝が馬がぴょんぴょん飛び越えている現場にいるわけはないのだけど、ぼくが受けたショックは中国大陸を揺るがすほど大きかったということである。
さて、もはや鳥除け用のトゲトゲ器具では、ネコの脱走を防止することはできないことが証明されたわけだけど、それでも自宅には10個単位で購入したトゲトゲ器具セットが3、4個も残っていた。庭のフェンスをぐるりと取り巻くように取り付けるつもりで購入したわけで、合わせると購入金額はゆうに1万円を超える。大枚叩いてそのままではもったいないので、まだ取り付けていないフェンスにも取り付けることにした。もはやトゲトゲが効果的でないことは分かっていたけど、それでもないよりはマシだろう。馬に超えられると分かっていても、そこに城壁を作ってここが国境線だと主張しないといけないのである。中国初の統一王朝のトップは、そう簡単にメゲてもいられないのだ。うん、始皇帝の気持ちが分かるような気がするわ。
トゲトゲ器具でフェンスをぐるりと取り囲んでみると、数個のトゲトゲ器具が余ったので、既設のトゲトゲのさらに上部にトゲトゲを設置することにした。つまりトゲトゲを二重にするわけである。上部に設置するトゲトゲは、万一ここに到達したネコの態勢を考えるとなかなか効果的な感じがする。これでネコの脱走を完全に防止できるだろうか。

※ちょっと分かりにくいけど、このフェンスの部分だけ、トゲトゲが上下段に設置してある。(結束バンドがそのまま残っちゃってるが)

 

ところで、このネコ版万里の長城を作るにあたり出費したおカネは、実はネコタワーを1フェーズ分作るおカネとほとんど同じである。つまりネコの脱走防止策を講じるために、ネコタワー1フェーズ分を浪費したわけで、もしネコの脱走を懸念する必要がなければそのおカネはネコタワーの第4フェーズ建設の費用に回っていたことになるのだ。そう思うと残念でならない。フクのみならずコウくんへのお楽しみになるハズのネコタワー建設費が、不埒なフクの悪行防止策の費用にのみ使われたわけである。ぼくやさきこのお楽しみを阻むなんて、ホントにフクは憎らしいネコである。こうしてトゲトゲを一周させ、さらに一部二重化することで、ついに脱走防止の最終的な形をみた。フクの悪行三昧もこれまでである。
・・・と思った矢先である。
フクがフェンスのトゲトゲに興味をみせた。少し背伸びをして、鼻を近づけてトゲトゲの状態を調べている。その時である。フクの後ろ足がフェンスにかかった。登りにかかったのだ。トゲトゲの設置されていない部分をうまく避けるようにして、前足をかけて身体を引き上げる。彼がトゲトゲを超える瞬間である。ぼくは驚いて、しかし冷静にiPhoneの動画カメラをオンにした。フクはトゲトゲが身体をチクチクするのをほとんど気にかけていない様子で、フェンスを一歩一歩登っていく。ぼくは無心で映像を撮り続けた。そしてついに身体のすべてがトゲトゲを超えた。さらにその上に二重化されたトゲトゲに近づいていく。堪らずぼくはフクに声をかけた。フクはすぐにフェンスから飛び降りた。脱走は未遂に終わった。
これはショッキングな映像である。フェンスをぐるりと取り巻いたトゲトゲ器具、少なくとも下段のトゲトゲは、フクにはほとんど効果がなかったわけである。まるで、万里の長城を前に馬だけでなく、家畜の羊やヤギもぴょんぴょん飛び越えていくのを見せつけられた始皇帝の気分だわ。

※フクがついに禁忌を犯す瞬間。

 

そんなわけで、ネコ版万里の長城は、フクにはほとんど効果がないことが分かった。しかし、まだ二重化した上部のトゲトゲが残っている。彼はこれを超えられるだろうか。先ほど超えられてしまった下段部分のトゲトゲと違い、上段のトゲトゲはさらに上に手をかけることができない。トゲトゲを超えて身体を引き上げることは物理的に難しいハズである。
しかし、分からない。先のブログにも書いたけど、「事象が起こらないことをもって、それが絶対に起こらないわけではない」のである。起こりそうもないことは長い年月の中で起こり得ることになり、最終的に必然的に起こるべきことになる。ぼくとフクの知恵比べはまだまだ続くのだ。そう、千年とは言わないまでもかなり長い間、ぼくはこのネコ版万里の長城の建築に心血を注ぐことになるのだ。
そのうちきっと、衛星軌道からも視認できるくらい長大で強固な城壁になったりしてね。
それにしても、ネコ版万里の長城の話しには一切登場しないコウくんは、ホントにお利巧なネコである。

| ネコネコライフ | 18:20 | comments(0) | trackbacks(0)
アニバーサリー・ネコネコライフ。

もうすぐ6月も終わり、7月である。1年の半分が過ぎたわけである。早いなー。
早いと言えば、我が家のネコたち、コウくんとフクくんだけど、彼らを迎え入れてそろそろ1年が経とうとしている。たしか7月9日のことだったか。鎌倉の里親の方が持ってきたゲージから出されて、不安そうに辺りを見回していたコウくんとフクくんの姿を今でも思い出す。お互いに初対面だったハズなのに、コウくんが率先してフクくんに近づいていって、鼻をくっつけて挨拶し、身体を舐めまわした。まるでフクくんの不安を少しでも取り除こうとしているかのようだった。
「心配しなくてもぼくがついてるから安心してね」
コウくんだって不安でいっぱいだろうに、まだ幼いフクくんを気遣ったのである。心優しいネコである。こんなネコは初めて見たと里親の方が驚いたものである。
その後もコウくんとフクくんは仲良く過ごした。そりゃ初めのうちは、互いの上下関係を決するような力比べなどはあったけど、本気のケンカはなかったんじゃないかな。ネコ特有の威嚇的な動作、たとえば歯をむき出して「シャーッ!」と言うような仕草をぼくはただの一回も見たことはない。普段から仲がいい証拠だと思う。これもコウくんが優しいからこその結果だと思う。
一方、フクくんは自由奔放である。好奇心旺盛でイタズラ好きで食いしん坊で甘えん坊である。憎むべきドロボーネコであり、だからこそ愛おしい存在でもある。先日書いたとおり、ついに庭のフェンスを越えて隣の庭に行ってしまった。彼にはこの刺激的体験が鮮烈に記憶されているようである。またいつか刺激的な外の世界へ冒険に出たいと思っているようである。ちなみに先日の脱走経路は、フェンス近くに置いてあったテーブルからフェンスに飛び移るものだったけど、テーブルをかなりフェンスから遠ざけた今、フェンスに取りつけたトゲトゲを超えてフェンスに飛び移れるかを検証することが、フクくんの目下の関心事のようである。ホント、ロクなことを考えないドラネコである。
ネコを迎えて、ぼくの家はとても賑やかになった。ココロが潤う感じである。思えば、ネコのいない時代は、さきこと某Yo〇Tu〇eに投稿された愛らしいネコ動画を見て、ココロの癒しを得ていたもんな。パソコンの中の誰かのネコを愛でるよりも、目の前の自分のネコを愛する方がよっぽど精神衛生的にいいに決まっている。これからもネコの健康に気を付けつつ、まだまだ続くネコネコライフを楽しんでいきたい。

※ネコタワーで寛ぐコウくん(上)とフクくん(下)

※ダレるフクくん。

※こんな顔が死ぬほどカワイイ。

| ネコネコライフ | 16:11 | comments(0) | trackbacks(0)
朝の脱走劇。

フクがついに庭から逃げた。
庭のフェンスを越えて隣の家の庭に入ってしまったのである。ついに、ああついに恐れていたことが現実になってしまった。

 

フク(もう最初から呼び捨て)が、フェンスの向こうの世界に強い興味を示していたのは、初めから分かっていた。過去に何度も隣家との境界のフェンスに上っている姿を見ていたので、いろいろ対策を考えてきた。
フクが最初にフェンスの上にいるのを見てから、即座にフェンスにアクリル板を貼り付ける形で対応した。フェンスに手足の爪がかからないようにして、よじ登るのを防止しようというわけである。しかし、これも設置間もなく徒労だったことを思い知る。アクリル板貼り付けたフェンスの上にフクの姿があったからである。
どうやってアクリル板の上に手をかけたのか、皆目わからなかった。アクリル板は幅が30センチほどあって、よじ登るような態勢ではどうしてもその上に手が届かないハズだからである。ボルダリングの超難関コースみたいに、反動をつけてジャンプする勢いで手を伸ばさないと30センチ先のフェンスに爪はかからないだろう。
どういう風にして登ったのか分からないけど、ともかくフクはフェンスの上にいたのである。この時はとにかく刺激しないように宥めるようにしてフクが自分からフェンスを降りるようにした。下手に近づくと向こう側へ逃走する恐れがあったからである。

 

果たしてどうしたらフクがフェンスに登らないようにできるか。
いっそフェンスの手前に巨大な壁を立てて、絶対に向こうに行けないようにするべきか。なんだかトラ〇プ大統領みたいな案だけど、それにかかるおカネさえ問題なければ、それが文字通りネコを完全に封じ込められる策である。いや、おカネがないから却下なんだけどね。
ちなみに、コウくん(こちらは敬称付き)はそういうことをしない。フェンスをよじ登るだけの身体能力がないのか、外の世界に興味がないのか、類まれな知能で「フェンスを越えちゃいけないんだゾ」と思っているのか、ともかくコウくんがフェンスによじ登る姿もフェンスの上にいる姿もまったく見ていない。ホントにいい子だ、コウくん。

 

ネコ脱走防止のための対策がないまま、とは言え庭で遊ばせないのも可哀想なので、やむを得ずネコを庭に出す時は誰かが必ず見ているということにした。フクが不穏な動きをした際には即座に声をかけるのである。これはなかなか効果があって、フクがフェンスに足をかけた時に「コラ!」というと、おずおずと手を引っ込めるようになった。フェンスの向こうに行くのはいけないことだと一応理解はしているようである。
庭での監視はこの時期はそれなりに気持ちよくて、夕暮れ時に庭で遊ぶネコたちを見ながらコーヒーなんかを飲んでいると、とても気分がいい。脱走防止というネガティブなおカネのかけ方は、心情的にしたくないんだよなーと思いつつ、とは言えこれから暑くなる中、ネコが外にいる間をずっと監視のために外にいるのも避けたいと思い、改めて脱走防止策を考えることにした。

 

そこで思いついたのが、鳥除けトゲマットである。
鳥の飛来によるフン被害を避けるため、鳥がとまりそうなところにトゲの付いたマットを敷くのである。この商品にはいろいろバリエーションがあって、トゲが10センチほどもあるものもある。これをフェンス中段辺りに若干下向きになるように取り付けたらどうだろうか。フェンスをよじ登るネコの目の前にトゲトゲが現われるのである。フェンスにしがみついた態勢でトゲトゲをかいくぐってその先のフェンスに爪をかけるのはちょっと大変である。さらに手が届いたとしても、トゲトゲが邪魔して身体をすり抜けられないハズである。


これは妙案である。早速購入して取り付けることにした。
フェンスから横向きにトゲトゲがはえている状況はあまりカッコいいものではないのだけど、これでネコが脱走しないようになれば万事解決である。
それ以降、ネコがフェンスの上にいる姿は見ないようになった。トゲトゲの存在が一定の効果を出しているのだろう、フェンスに足をかけてもトゲトゲに鼻をつけてくんくんする姿を見た。「これは痛そうだ」と思ってるかもしれない。ちなみに、トゲと言っても先端は鋭利になっていない。細い針金を輪切りにした感じである。あくまで鳥除けなので、鳥への視覚的効果が主な狙いである。それでも、このトゲトゲはフクにとっても効果があるようである。

 

しかし、実際は違ったのだ。
フクは脱走した。
「事象が起こっていないことをもって、即ち事象が起こらないということではない」
つまり脱走していないからと言って、フクが脱走できなくなったわけではないのだ。そう、まさに神さまの存在を巡る哲学的な問答みたいなものである。
あるいはこんな風にも言える。
「生命の持つ可能性は計り知れないものである。長い年月を要すれば、絶対起こらないと思われることは起こり得ることになり、起こり得ることは起こりそうなことになり、そして起こりそうなことは必ず起こるのだ。生命が誕生した当初、海の中でのたくっていた単細胞生物が進化して果たして知性が芽生え、自分を取り巻く宇宙にさえ興味を向ける存在になったことはその好例である」
ちょっと脚色を入れたけど、これは進化論の著書をたくさん書いた故グールド先生の言葉である。生命が持つしたたかな可能性の一端が、今まさにフクを通して見えたのである。

 

その後、早朝なのに起きてきてくれた隣家のご主人が不安そうにニャーニャー鳴くフクを抱き上げてフェンス越しにぼくに渡してくれた。フクはぼくにもさきこにも怒られ、かなりションボリしていた。まあそんな姿もかわいく、愛おしくあるけど、コイツはきっとまたいつかやらかすハズである。油断は禁物である。


それにしてもフクはどこから脱走したのだろうか。
これはまだ仮説だけど、庭の隅にはちょっとしたテーブルがある。ここには植木道具なんかが載っているのだけど、たまにフクやコウくんがテーブルの上で遊んでいたりする。彼らにとっては庭の遊び道具の一つである。今思えば、このテーブルから見れば、フェンスの上まで飛べない高さではない。フェンスからアプローチするのはトゲトゲによってダメになったけど、そのおかげでテーブルから飛び乗るというアプローチに道を開いてしまったようである。
たぶん、フクはテーブルから飛び移ったのだろう。考えてみれば、フクがフェンスの上にいる姿は何度も見ていても、フクがフェンスをよじ登ってる姿はさきこやお袋さんを含めても誰もいなかった。彼はもしかしたら最初からテーブルから飛び移っていたのかもしれない。事象と原因の因果関係の考察に大きな誤謬があったわけである。
今度はテーブルをフェンスから離すとか、万一飛び移った時のためのフェンス自体への対策も必要になってくるだろう。あるいはもっと抜本的な対策が必要だろうか。またネガティブなことでおカネがかかっちゃうよ。なんだかなー。
フクの飽くなき好奇心とニンゲンの知恵比べがまだ続くのである。

| ネコネコライフ | 13:14 | comments(0) | trackbacks(0)
週末ネコネコライフ。

平日は朝7時頃に家を出て、早くても20時くらいに帰ってくる毎日だから、ネコと触れ合える時間はかなり限られている。ネコたちもその辺は分かっているのか、ぼくやさきこが帰ってくると、「寝るまで相手しろー」とばかりにいろいろ要求してくる。まったりとくっついてるだけなら大歓迎なんだけど、「遊んでくれー」とか「庭に出してくれー」など要求されると、せっかくのぼくの自由時間がどんどんネコタイムに浸食されてしまう。まあネコはカワイイので、それでもいいんだけどさ。
一方で休日は、ネコとゆっくり触れ合える数少ない機会である。朝、ぼくがコウくんに起こされ、ネコたちにエサをあげてから、いつものようにシャワーを浴びに行かず、再び寝室に行ってゴロンと横たわる行動をとると、「これは休日のパターンだ!」と思うのかもしれない。朝から出かけず自宅にいるというだけで、彼らはなんだか嬉しそうである。

 

先週の週末は、土曜日こそちょろっと出かけちゃったけど、日曜日はほとんど自宅にいた。そのためか分からないけど、昼間のネコたちはなんだか安心したような感じだった。まあ平日の昼間のネコの世話は、お袋さんにお願いしていて、実際のところこのネコの様子はいつもと変わらないのかもしれないけど、見ているこちらはそれでも気持ちが和やかになった。いや、ホント、ネコを迎え入れて良かったわ。
日中は庭に差し込む日差しが強過ぎて、ネコたちも狭い日陰でじっとしているのだけど、日が西に傾いて涼しくなると、また庭で元気に遊び出す。ぼくは買ってきたばかりのコーヒーを丁寧にドリップして、お気に入りのコーヒーカップに注いでこれを庭に持ち出してズビズビ飲んだりする。とても美味しいコーヒーである。
庭に涼しい風が吹き抜け、見上げれば青色を残す空に朱色に染まった雲がたなびき、それが光を反射して辺りの空気を朱色に染める。足を投げ出すと、コウくんが近づいてきて、ぼくの裸足の足に身体を寄せてきた。この触れるか触れないかの距離感が、コウくんの親愛の距離感なのだ。ぼくとしては、もっとべったり来てくれてもいいのだけど、シャイなコウくんにとっては、これが親愛を示す最大限の距離なのだろう。そんな中で飲むコーヒーは格別である。美しく、美味しく、そして愛おしい時間である。このまま時間が止まればいいのにな。
こういう気分になるのは、ホントに稀なことである。これから暑くなっていくと、庭でコーヒーを飲みながら夕涼みする機会もなくなっていくのかな。いや夏は夏なりにネコと須古ぜる楽しい時間があるのだろう。楽しみである。
そんな折、好奇心旺盛なフクくんは、この狭い庭を抜け出して、新しい地平を探索することに夢中である。ニンゲンの目をどうにかかいくぐって隣の庭に行くことが、彼が彼自身に課した当面の課題である。ぼくもさきこもそんなフクくんの行動をなんとか阻止しようと、頭を悩ませている。ネコ侵入脱走防止の対策が、ニンゲン側の当面の課題である。
ちなみに、フクくんが最近開拓した新しい地平は、隣の庭とかではなく、洗濯機の中である。いや、想像するだにオソロシイが、まさかネコを入れたまま洗濯機を始動しないと思うけど、天真爛漫なフクくんは新しい発見をしたつもりでキリッとしたり顔である。彼の溢れる探求心を他に向けさせることはできないものだろうか。

 

そんなわけで、楽しいネコネコライフである。まずは病気もなく元気でいてくれれば、それで満足である。これから夏が来て、冷気にあたることもあるので、、この点は注意しないといけないかなと思っている。

※夕暮れに庭でネコと夕涼み。コーヒーが美味いッ!

※洗濯機という新たな地平を開拓してしたり顔のフクくん。

| ネコネコライフ | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0)
ネコタワー、3rdフェーズ。

去年からちょっとずつ手を加えている壁面を利用したネコタワーだけど、今回の連休で新しいステップを作ったりした。このネコタワーは、某サクラ〇ファ〇リアじゃないけど、クライアントであるネコたちが急いでいるわけではないので、施工側であるぼくがコダわってちょっとずつ作っている。果たしてどこまで続くかな。

 

さて、今回は前回からちょっとだけ増築する形にした。前回は壁面を左側から右側へ移動できるようなステップをいくつか作って、これがネコには上々の評判なんだけど、さらに気に入っていただくために、ステップの先に小さな箱を作ることにした。ネコは狭い場所を好む性質があるので、高いところに狭い小部屋を作ればきっと気に入ってくれるだろうと思ったわけである。

 

まず、右側のステップに渡れるような小さなステップを設置して、さらに右のステップの上にもう1枚のステップを設置する。この上下2枚のステップが床と屋根の役割をして、その側面を板でふさぐことで小部屋ができる。ただ板板で完全にふさいじゃうと、中の様子が見られなくなるので、横にスリットを入れることにした。スノコのような造形である。
小部屋の上にも上がれるし、小部屋に入って落ち着くこともできる。うん、我ながらネコフレンドリーな造りである。

※施工前のネコタワー。

※小さなステップを作るための土台を固定。

※小さなステップを設置。分かりづらいけど。

※右側に1枚ステップを増設。

※上下のステップにスノコ的なスリットを入れるために柱を立てる。

早くもネコが遊んでる。

※小部屋が完成〜。

 

ぼくとさきこが一緒に造作している間、ネコたちは興味深そうにネコタワーが増築されていくのを見守っていた。ステップを木ねじ

でとめている時から早くも踏み出そうとしていたくらいである。ネコのために何か作っているのを彼らは分かっているのかね。

※落ち着くニャ〜(?)

 

そんなわけで、ネコタワーが完成である。
次は手前の壁に渡れるようにして、さらに天井近くを移動できるようにしたい。願わくば、ニンゲンが通れない独自のネコの道を自宅の中に張り巡らせられればいいなーと夢想している。

| ネコネコライフ | 13:59 | comments(0) | trackbacks(0)
進撃のネコ。

ネコたちがぼくの家にやってきて8か月ほどが過ぎた。そうか、まだ1年経ってなかったか、既に1年以上も一緒にいるような感覚だけどね。
ネコたちは完全にぼくの家に馴染んでくれて、さらにこれに成長に伴い身体能力が向上しているから、当初は行けなかったような場所にもどんどん行けるようになって、ニンゲンの聖域はどんどん小さくなってきている。コウくんは今まで到達できなかったネコゲージの上に飛び乗れるようになったし、フクくんはキッチンのカウンターテーブルに飛び乗れるようになった。カウンターテーブルの方はネコの餌やニンゲン用の食べ物が置いてあったりして、たまにこれを齧って開けてしまうことがあり、ぼくに思いっきり怒られたりしている。ぼくが自室で音楽なぞ聴いて和んでいると、キッチンの方からガサゴソとビニールが擦れるような音が聞こえ、まさかと思って急行すると、フクくんがビニール袋を噛んで破って開けているところだったりする。そんな惨状の中心で、フクくんがぼくに気付いて「何?」とつぶらな瞳で見上げてくる光景は、なんとも言い難いものである。当然その後にキツく怒られるわけだけど、彼はきっと分かっていない。
そんなことを繰り返していると、あまりぼくには近づいてこなくなりそうなものだけど、それでも膝に乗って来たりする。これをぼくがひょいと持ち上げて、顔に近づける感じで抱き直してあげると、最初は戸惑って身体を固くしているのが、「あれ?怒らない?」と分かって次第に力を抜いて身体をぼくに預けてくるのだ。いや、カワイイわ。
コウくんの方は、とにかくシャイなので、抱きかかえられたりするのが非常に苦手である。お気に入りはさきこの部屋にある温熱カーペットである。去年の年末頃にさきこが買ったのだけど、ぼくの家にはこたつもなく、エアコンとかガスファンヒーターとかしかなくて、どうも温風が苦手な彼らはこういうじんわりと温まる器具がとても気に入ったようである。さきこが自室の戸を開けると、隙間からすすすっと入っていき、カーペットの上でコテンと横になってしまう。電源を入れてなくても、彼の中では「ここは暖かい場所」という認識が根付いているようである。
ある日、ぼくがさきこの部屋に入った時、コウくんがすすすっと入り込み、いつものようにカーペットの上に寝転び、それからぼくに向かって「にゅあ」と鳴いた。まるでぼくを誘ってるかのような鳴き声である。
「ここに寝転んでごらん、ここね、ぼくが見つけたんだけど、とってもあったかいんだよ」
いや、たまらんわ。そんなこと言われたら、温熱カーペットの電源を入れて、一緒に横になってしまうわ・・・って、とは言えコウくんはぼくが近くで寝るのはちょっと嫌みたいなんだよね、シャイだから。
ちなみに、某N○Kの特集番組で「プラ○ット・ア○ス」という動物番組を放送していた。この第一集を放送した時に、画面に幻の動物・ユキヒョウが映し出されたんだけど、これを見ていた時のコウくんの反応は面白かったわ。かなり真剣に見入っていたからね。ぼくやさきこよりもこの番組が好きなのかもしれない。先週放送したものも、かなり集中して観ていた。この背中がホントにカワイイわ。

 

そんなわけで、ネコ生活が続いている。コウくんもフクくんも元気である。こうして過ごす休日はいいよなー。ネコがいると絵なぞもランニングもできなくなっちゃよ。
ただニンゲンの食べ物を食べられたりするのは、いただけないわ。成長に伴い拡大を続ける彼らの進撃を何とか防ぐ方法を考えなくては。

※温熱カーペットの上で仲良く暖まるフクくんとコウくん。

※真剣にテレビを観ているコウくん。

| ネコネコライフ | 12:14 | comments(0) | trackbacks(0)
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