オクターブアップ!

「シュンスケニウムの原子量」の大統一バージョン
のんびりサイクリング。

最近どうも疲労が溜まっている。平日はなんだかソコハカトなくだるい感じがあって、帰宅して自室で一息ついたと思ったら、いつの間にかうたた寝してしまうような毎日になっている。病的な虚脱感とか疲労感というわけではなく、ホントにわずかな疲労感である。こういうのは思い切ってドドンと休養して、気持ちをリセットするのがいいので、どこかでゆっくりできる休みをいただこうと思っていた。
そんな矢先の先週金曜日、とある資格を取得するための事前講習があって終日社外の講習会場でデスクに向かっていた。いわゆる座学講習なので、ぼくは黙って座って講師の話しを聞いていればいいのだけど、この講師がなんていうか〇〇というか××というか、とにかく人を引き付けるような喋り方ではなくて、だからぼくは冒頭から眠りの世界に旅立っていた。講習は夕方頃まで続いたんだけど、結局3分の1くらいは眠りの世界にいたような気がする。
そして講習が終わって、夕暮れの日本橋の街を歩いていると、ふと気付いたのだ。
「疲れが取れている」
そうか、期せずして講習の中でドドンと休養できてしまったために、疲労感がなくなったのか。うん、良かったわ。

 

そんなわけで、疲れが取れた週末の休日は、さきことサイクリングに行くことにした。
暑い季節はランニングではなくサイクリングである。とは言え、さきこにとっては春先のサイクリング以来のサイクリングである。鎌倉の海辺りまで行って帰ってくるかなー程度のコースを考えていたんだけど、鶴岡八幡宮で先日の富士ヒルクライムを無事終えられたことのお礼をして海岸の方に向かい、実際に海を見ていたらなんだか海沿いを走ってみたくなり、江の島の方に向かうことになった。気持ちよく走っているとさらに走りたくなり、春先のサイクリングで走った境川沿いのサイクリングコースを走ることにした。
梅雨の真っ只中というのに晴れてくれて、日差しが強く、暑い空気を切って走る感じになったけど、さきこと走るサイクリングはとても気持ち良かった。
境川沿いのサイクリングコースは長後街道までだとほんの8キロほどしかないので、少し物足りない感じである。でも川辺には草が生い茂り、春先に見た風景とは異なっていて新鮮な光景だった。なんだか生命力にあふれている感じである。
ふと、川辺に奇妙なものを見つけた。
さらさら流れる川の対岸の岸辺、10メートルほど離れた泥の川底と岸辺の際に泥と同じ色の奇妙な突起が見えたのだ。泥が固まったものにしては変だし、何かの植物が立ち上がっているようにも見えない。一瞬でカメだと分かった。いや、正確には「マタマタ」だと思った。
マタマタというのは南米に生息するカメの仲間である。周囲に擬態するため頭の形や甲羅が奇妙な形をしている。マタマタが頭を高くあげている感じにそっくりだった。いや、マタマタじゃないか、カミツキガメかな。最近はペットとして飼われていたカメを飼い切れなくなって川に放流する輩が増えているそうで、社会問題化している。この境川でもそういうことがあるのだろうか。いや頭部の形状から考えてカミツキガメともちょっと違うか。そうだ、あれは、スッポンだ。
さきこが双眼鏡を携行していたので、ちょっと借りて見てみた。
それにしても、デカい。50センチはあるだろうか。全身が泥と同じ色で、一見では分かりにくいスッポンは、先ぼぞりの特徴的な首を高くあげて日光浴をしているようにも見えた。いや、野生のスッポンなんて初めて見たわ。
サイクリングコースで自転車を停めて双眼鏡で10メートル先の物体を見てる二人の図は、ちょっと滑稽だったかもしれない。通り過ぎる人も「何が見えるの?」みたいな感じだった。ちょっと邪魔になるかもなーと周囲に気を配った瞬間、サイクリングコースをヘビが横断しているのを見た。これもなかなかのサイズである。1メートルはあるだろう。アオダイショウかな。これほど大きなヘビを見るのも久し振りである。
思わず写真を撮ろうとして、歩いて近づいていくと、このヘビが道を走っていた他のサイクリストの自転車にお腹を踏まれちゃった。これはヤバいかもと思ったけど、それなりのサイズだったからなのか、自転車に踏まれたくらいではヘッチャラな様子で、ゆるゆると道を横断していった。
いや、ちょっと興奮したわ。野生生物との邂逅、巨大スッポンとヘビである。境川のサイクリングは楽しいなー。
その後、長後街道から自宅へ15キロほど走ってこの日のサイクリングは終了である。走行距離は全部で55キロほど。久し振りだったけど、とても楽しかった。なかなか楽しいコースである。こういうサイクリングをもっとやりたいなーと思った。暑い夏はなかなかランニングもできないので、少しサイクリングの機会を増やすかな。

 

ちなみに、さきこの自転車は購入からそろそろ10年になろうとしている。そろそろパーツがヘタってきてる頃だろう。ワイヤーなどの消耗品も交換したいけど、それ以上にホイールを交換したい。さきこの自転車は小さいので、これに合ったホイールがなかなか売っておらず、いつか完全に売り場からなくなってしまう前に買っておきたいと思うのだ。何度かコケているので、多少ガタがきてるだろうしね。
さきこ自身は自転車の状態に不満や不安はないようで、ぼくの提案にイマイチぴんと来ていない感じだけど、いつか事故が起きる前にホイールくらいはちゃんとしたものにしておきたいと思う。ぼくが夏のチャレンジサイクリングに旅立つ前のメンテナンスをする機会に一緒にメンテナンスできないものか考え中である。新しくなったホイールで走ったら、きっとまた新鮮な感覚になるに違いない。自転車ってホイールで結構変わるものである。
そしたらまた二人で行くサイクリングにも新しい境地が見えるかもしれない。もっと遠出できるかもね。さて、次はどこに行こうかな。

※道を横断するヘビ。結構デカい。

※道路脇の繁みに入っていく。この模様は「ヤマカガシ」(有毒)だな。

| 自転車日記 | 12:12 | comments(0) | trackbacks(0)
雲上の爆走。

以前から参加を楽しみにしていた富士ヒルクライムに参加してきた。危ぶまれた天気も順調に回復して、時折日差しが差し込むようなサイクリング日和になった。そんなサイクルイベントで、ぼくは予想外の走りを見せることになる。

 

朝4時起床、会場で自転車を組み立てて、荷物を預けてスタートに備える。荷物預かりのエリアは、去年に比べてかなり混雑していたかな。参加者が増えたからか、会場施設の一部が建て替え工事中で参加者の動線が変わったからか分からないけど、荷物預かりができないかもしれないとちょっと焦ったわ。
そして荷物を預けてしまうと、2時間以上の待機を余儀なくされる。これは大会運営上しょうがないことかもしれないけど、なんだかなーと思う。幸い去年も今年も晴れてくれたけど、雨でも降った日にゃ、屋根のない広大な公園で1万人を超えるサイクリストが2時間ほども立ったままになるわけで、想像するだにオソロシイ光景である。
スタートはいくつかのグループに分けられて、ぼくが割り当てられたグループは、8時半頃にスタートゲートをくぐった。
ここから1.3kmほど移動して、スバルラインの料金所手前の計測ラインからスタート。今年も雲上の激走がが始まってしまった。

※荷物預け前の混雑。去年はここまで混雑してなかったような。

※スタートまでの待機。これほど多くの自転車を見ることはあまりない。

※ハンドル部分に貼り付けたコースレイアウト。これが意外に役に立った。

※いよいよスタート。

 

今年は自転車のハンドル部分に自分で描いたコースレイアウトを貼り付けていたので、序盤に斜度8%ほどの坂があることは分かっていた。また先の道がどういう風に曲がりくねっているのか、8%前後の坂がどの辺にあるのかも分かるので、これは非常に役に立った。ただぼくがコース地図を見よう見まねで書き写したものなので、完全に地図をトレースできておらず、部分的に実際のコースと違ったりして困惑した。書き写すんじゃなくてコピーした方が良かったかな。でも、不完全とは言え、こんな地図でも非常に役立ったのは確か。次回は斜度がキツいところだけじゃなくて、比較的緩やかになる部分も書いておくと、もっと効率的に走れたかもしれない。
斜度のキツい序盤を超えると、しばらく緩やかになる。とは言え、坂道なのでキツいことに変わりはない。しかし、キツさと言っても、去年とはまったく違うことにしばらくして気が付いた。キツさの度合いが低いのだ。そしてこれに比例して、速度もちょっとだけ速くなっていた。8%前後以外の坂以外では、だいたい時速10km程度が出せているのである。去年は緩やかな部分でもここまで速度は出なかったハズである。しかし今年は平均速度でも時速10kmを超えてて、ところによっては15kmほども出たりするのである。これはどういうことだろう。もしかすると最近の筋力トレーニングのおかげかもしれないと気付いたのは、第一関門で給水を受けた辺りである。去年はこの時点でかなり疲弊していたと思う。それがトイレ休憩しただけで再び自転車にまたがって走り出すことができたのである。それも若干早めのペースである。
これは明らかに去年とは違うぞ。
ただ惜しむらくは、腕時計のストップウォッチを15分ほど押し忘れていたことである。途中で気が付いて急いでスタートボタンを押したものの、どのくらいの時間がかかっているかを正確に知ることができなくなっていた。
それでも、前回よりも明らかに早いペースに確かな手ごたえを感じつつ、三合目、15kmを通過した。その時、後ろで声が聞こえた。
「残り9キロ・・・」
そう、あと残り9キロである。時計の時刻はまだ2時間にも達していない。これはちょっとスゴい記録になるかもしれない。ドキドキしてきた。
第二関門を超え、四合目を超える。この辺は所々で斜度8%前後の坂が出てくる。これを上れる足が残っているか?いや、驚くべきことだけど、残っていたのである。確かにキツい坂では速度が落ちるのだけど、大きな苦痛にはならないのだ。気持ち的に余裕をもってこれをパスしていけるのだ。
そして最後の平坦部分、向かい風のせいで速度はあまり出なかったけど、時速30kmほどにアップして、ようやく最後の上り坂を超え、その先にあるフィニッシュラインに至った。ついにフィニッシュである。遠くからフィニッシュラインがよく見えなかったので、ラストスパートをかけるタイミングを逸してしまい、なんだか緩々とペダルを回す姿勢でフィニッシュラインを超えることになってしまった。これほど驚異的な走りを見せた走りのフィナーレだから、ガッツポーズで超えたかったんだけどな。残念。

※第一関門付近。

※第二関門付近。

※フィニッシュ直後。

※五合目。寒いけど時折日差しが差す。

 

そんなわけで、富士ヒルクライムのフィニッシュラインを超えた。腕時計に表示されたタイムは正確ではないけど、それでも昨年の3時間34秒を40分ほども更新したことは分かっていた。いや、これはスゴい!
後で発表された公式のタイムでは、2時間18分14秒。いや、これ、ホントにぼくのタイムだろうか。去年と違い過ぎて、戸惑ってしまい逆に素直に喜べないわ。でも、やった、自己ベストを大きく超えるタイムを得ることができたのだ。これまで食事制限による減量や筋力トレーニングを続けてきて良かったわ。

 

一緒に参加した自転車仲間のふるやさんがフィニッシュ地点で待っていてくれた。この日の五合目は風も強くて気温が低く、待ってるのはしんどそうだったし、ぼくもレインウェアで体温が逃げないようにしていたとは言え、それでもかなり寒かったので、早々に下山することにした。この下山が大変である。
下りの速度は軽く40キロを超える。路面に段差もあるので、ちょっとの気の緩みが転倒を招きやすい。物凄く神経を使いながら、坂道を下っていくのである。両手でブレーキをかけていると、だんだん握力がなくなってくるし集中力も途切れてくるので、休憩を挟みながら下った。歯がガチガチいうほど寒かった。
下り始めてからスバルラインの料金所に来るまで40分もかかった。そりゃ、24kmを下るんだからそれなりの時間はかかるだろうけど、40分以上もかかる坂道を上ってきたんだなーと改めて感じ入った。
こうして無事下山したぼくは、ふるやさんのクルマに自転車を積んで帰途に就いたわけである。

 

それにしても今なお感動が収まらない。
時速10kmで坂道を上っている時に感じた「もしかして、結構いいペースで走ってる?」という思いが徐々に確信に変わっていく過程はホントにシビれる経験である。ランニングでも自己ベストを更新するペースの時に感じたりするけど、今回はあまりにも更新の幅があり過ぎて、どこかで計算間違いでもしれるんじゃないかと思ったほどである。このシビれる感覚を感じるともう病みつきになってしまう。次回もぜひ参加したいと思ってしまう。次はいよいよ2時間の壁を越えられるかの勝負である。今回よりも体重を落とし、筋力を増して、体調を万全にして、臨みたいと思う。そして雨が降らないことを今から祈るばかりである。
目の前の道は、来年の富士山に続いているのである。

※やったったー!の図。

| 自転車日記 | 12:10 | comments(0) | trackbacks(0)
やった、やった、やったー!

富士ヒルクライムに参加してきた。結果から書くと、去年のタイムを大幅に短縮してフィニッシュすることができた。速報値だけど、タイムは2時間18分。去年は3時間ちょっとかかっていたことを考えると、なんと40分もタイムを短縮することができた。
原因はやはり減量と筋力アップだろう。体重は去年よりも少なくとも6キロは下がっていたし、筋力はここ数週間の筋肉トレーニングとランニングのおかげで増量できていたと思う。当初から減量と筋力アップの効果が多少あると思ってはいたけど、ここまで如実に現われるとは思わなかった。自分でもびっくりしている。
詳しい話しは明日書くとして、ここ数か月の間、非常に楽しみにしてきた富士ヒルクライムが無事に終了できたことを取り急ぎ報告しておく。
それと、今回も同行してくれたふるやアニキに大感謝!である。

※雲上の激走を終えて。

| 自転車日記 | 19:29 | comments(0) | trackbacks(0)
週末サイクリング。

来週のサイクルイベントに向けて、少しだけ自転車周りの備品を新調している。
サイクルパンツは、ここ数年同じものを使っていて、とは言え使用上は特に支障はなかったのだけど、どうしても経年劣化で生地が傷んできていたから、新しくすることにした。たまたまサイクルショップにぼくのサイズが売っていて、しかもカラーリングもちょっとカッコ良かったりしたので、購入することにした。
また先週の金曜日には、さきこと新宿で待ち合わせして、大型のサイクルショップでヘルメットなぞ購入した。従来のヘルメットは、ベルト部分が破損していて、これ以上破損するとベルトを締められないという状態だったのだ。思えばこれは、初めて佐渡島ロングライドに参加した時に現地で購入したものだった。あれから様々なサイクリングを共にして、それこそ京都にも北海道にも一緒に行ったものだけど、ついに老朽化に抗えず完全に壊れちゃう前に引退ということになった。
今回ヘルメットを購入するにあたり、事前にネットで調べておくことにした。購入したら次に買うまで数年は使い続けないといけないから、後悔のないものにしたかった。ヘルメットは外国のメーカーが多くて、これはいわゆる白人の顔や頭に似合うように作られているから、日本人にはあまり似合わないのだそう。さらにぼくのような体型になるとさらに奇妙な感じになってしまう。「似合う」「似合わない」というレベルを超えて、「場違い感」がありありと顕われるのである。なんだろうな、ゴールデンレトリバーがサングラスしてるような種を超えた強烈な場違い感である。しかしいくつかのメーカーのヘルメットは、最近では日本人にも似合うような設計になっているそうで、被ってもいわゆる「キノコ頭」にはならないんだそうな。これにはちょっと期待していた。
そのメーカーのヘルメットがそれなりのカラーバリエーションで取り揃えられている店に行きたくて、会社帰りに新宿に行ったわけである。ぼくは会社から電車1本で新宿に行けるけど、さきこは複数の電車を乗り継いで、ぼくにヘルメットが似合うかどうか判断してくれるためだけに新宿に来てくれたわけである。大変恐縮なことだけど感謝、である。
そうして結局、ぼくはヘルメットを購入した。これはネットに書いてあったとおり、キノコ頭にもならないし、イヌにサングラス的な場違い感もない。いや、これはもしかして、ほんの少しだけど、小指一本ほど「似合ってる」の領域に踏み込んでいるんじゃないか。嬉しいなー、なんかちょっと感動したわ。
そんなわけでとても気を良くしたぼくは、さきことは滅多に行かない居酒屋なんかに行って、海の幸を食べつつ、美味しいお酒なんかを飲んで新宿を後にしたのである。

 

土曜日は、地元の自転車屋に行ってきた。ぼくの自転車のハンドルは、先日の転倒でハンドルのブラケット部分が曲がっちゃったし、これから夏に向けてロングライドもあったりするので、消耗品の交換も含めていろいろとメンテナンスなんかをしようと思っていたのである。
とは言え、消耗品の方は結局、部品交換はしなかったんだけどね。でもブラケットは正常位置に戻してもらったし、ブレーキ周り、チェーンやディレーラー周りをチェックしてもらうことができた。リアホイールは本体フレームに接続するブリッジ部分がちょっと曲がっていたそうである。転倒によるものか、何度かの輪行によるものかは分からないけど、実はクロモリ製のロードバイクではかなり重要な部分だったりするので、これを矯正してくれたのはありがたかった。
ちなみに消耗品の方は1週間ほど預かり修理だそうなので、来週のイベントが終了したら、ロングライドに行くまでにまた持ち込んで交換してもらうことにしようと思う。

 

そんなわけで、少しだけリニューアルされた自転車に乗って、日曜日にサイクリングに出かけた。カラッと晴れ上がった日で、日差しは強いのに風は涼しく、まさにサイクリング日和だった。
ヘルメットを新しくしたし、先日の転倒のこともあったので、鎌倉の鶴岡八幡宮で改めて交通安全のお守りを買おうと思った。以前のヘルメットにはウケ狙いかって思うほどべたべたと交通安全のお守りが貼ってあって、その中には松江の美保神社で買った自動車に貼るような巨大な交通安全のステッカーも貼ってあって、交通安全お守りの集合体と化していた。今回のヘルメットはここまでお守りだらけにはしないまでも、ささやかながら貼っておきたいと思ったのだ。
何度も通った鎌倉までのサイクリングの道は、なんだかいつもと違っていた。ぼくの足に少し筋肉がついてくれたおかげで、向かい風でもスピードが落ちなかったし、坂道もかなり楽に上ることができた。これは来週のサイクルイベントに向けて、期待感が高まる感じである。
一方で、走りに積極性みたいな感じがなくなった。いや、走っていて楽しくないとかではなく、たとえば角を曲がる時にかなり減速してしまうのだ。また長い下り坂で、前方に明らかに障害物がないところでも、どうしてもわずかにブレーキを絞ってしまう。これは恐らく「怖い」のだろう。今回の転倒があまりにも唐突過ぎて、原因と結果の因果関係が理屈として理解、納得できていないのだ。だから「事故とはいつでもどこでも突発的に起こるものだ」という思いが支配的になっている。ちゃんと原因が分かっていれば、危険回避はもっと的確にできるハズなのに、今はとにかく漠然と怖いと思ってしまっているのだ。漠然とした恐怖感は、逆に危険でもある。
そう思うと、ぼくがわざわざ鶴岡八幡宮まで交通安全のお守りを買いに行くというのも、漠然とした恐怖感から来ていたのかもしれない。こうして週末にサイクリングをしていても、転倒したあの現場に行ってみようと思わないのも、理論的な因果関係の検証を避け、超常的なオカルトみたいなものに囚われてるからだろうな。「あの場所はなんだか不吉だ」なんてね。あの転倒事故を精神的に乗り越えるためにも、ぼくは早めにあの現場に行って、転倒した理由を理論的に分析する必要があるだろうな。
ちょっと脱線した。
そんなわけで、走りに若干の積極性がなくなったけど、でも気持ちいい天気の下で、久し振りにサイクリングを楽しんできた。伊豆海岸では、たゆたうパドルボードを見ながら、存分に海を味わってきた。波が打ち寄せる音はホント気持ちいいものである。
そして、そこから少し山を越えて国道16号線に出て、自宅に戻った。少し筋力が増した足と若干恐る恐るな感じのサイクリングだった。思えばちょっと奇妙なサイクリングだったな。でも、新しいヘルメットと調整された自転車、新品のパンツを履いて、気持ちよく走ってきた。

 

来週は過酷なヒルクライムである。どんな展開が待っているのか、少し鍛えられた大腿筋はその威力を発揮できるだろうか。そして天気はどうなるのか。いよいよ、である。

※新しいヘルメット。

| 自転車日記 | 09:44 | comments(0) | trackbacks(0)
落車、その後。

先週土曜日に地元を軽くサイクリングしていたら、うっかり路面の出っ張りに乗り上げてしまい、そのまま自転車ごと投げ出されてしまった話しの続きである。
右肘の擦過傷は、キズパワーパッドで治療を継続中。ラップ療法と言われる空気を遮断した治療法だそうだけど、ぼく自身の身体で試すのは初めてなので、ホントにこれで治ってくれるのかなーという感じである。普段ならカサブタができたところでほとんど完治みたいな雰囲気だったけど、今回はキズパワーパッドがカサブタの役目をするため、これを交換する度に生々しい傷口が露出する。ラップ療法とはそういうものなのかもしれないけど、やはり不安になる。とは言えとりあえずこのまま治療を続けるしかないかな。
一方の右肩の方だけど、恐れていたとおり痛みが増してきた。腕を下ろしている時はそうでもないのだけど、腕を上げると痛い。これは何かが起こってるなー。
だけど、日曜日には会社の同僚で駅伝大会に参加しないといけなかったので、痛みを押して参加。腕を動かさないようにすれば、まあそれなりに走れるので、肩の悪化はなかったと思う。
週が明けて、会社近くの整形外科を受診した。以前横浜マラソンで右足首を痛めた時に一時通っていた病院である。
医者はぼくの症状を聞いて、肩をいくつか触った後にこう言った。
「肩鎖関節脱臼だね」
肩甲骨と鎖骨の間の関節に負荷がかかり、ここが軽く脱臼しているんだそうな。それほど酷い感じではないそうで、いわゆる「1度」という段階だそうな。レントゲンを撮ってもらって見たところ、脱臼とは言え骨には異常がない程度だそうである。まあロードバイクに乗っててコケてこの程度で済んでいるのだから、やはり不幸中の幸いと言うべきだろう。
治すにはやはり安静が第一だそうな。通常の打撲の完治期間である2、3週間にプラス1週間程度、つまり全治1か月だそうである。それまでは安静にして自転車にも乗れないそうな。
まあこういうものはちゃんと治した方がいいので、ここは医者の言う通りにしよう。ここ1か月の間には、富士ヒルクライムがあるけど、これはぶっつけ本番になりそうだな。自転車をキチンと整備して、下半身をちゃんと鍛えれば、何とかなるだろう。そして夏の伊豆サイクリングにはちゃんと治した状態で臨みたいものである。

 

それにしても、事故ってホントに一瞬のデキゴトである。
今回は軽傷で済んだけど、状況によっては大事故になっていたかもしれない。それこそ一生かけても治らないケガがあの一瞬で起こってもおかしくはなかったのである。そう思うと、やはり油断できないなと思うし、その一瞬で負ったケガで人生が大きく変わってしまうことの理不尽を感じてしまう。ぼくが軽い気持ちで楽しんでいる自転車とは、そういうリスクと背中合わせであることを改めて肝に銘じないといけない。爽快なサイクリングを楽しんでいるその次の瞬間に大事故が潜んでいるかもしれないのだ。
そう思うと、北海道のソロサイクリングはよくぞ無事で帰って来られたと思う。大雨に遭ってツイてないなーなんて言っていたけど、大雨の中でサイクリングして事故もケガもなかったんだから、これは逆にかなりツイていた結果と言えなくもない。富士ヒルクライムや伊豆半島のサイクリングでもぜひ注意したいと思う。

※病院でレントゲン写真を撮影させてもらった。右から左に流れてる鎖骨とこれに接続する肩甲骨の関節に特に異常はないそうである。

| 自転車日記 | 11:18 | comments(0) | trackbacks(0)
落車。

自転車に乗ってホームセンターに向かっていた。さきこが私用で不在の土曜日の朝。ぼくが自宅で履いているスリッパが今やネコたちの遊び道具になり果て、先っぽがボロボロになってしまっていたので買い替えたかったし、まりこさんに以前プレゼントされたアウトドア用のガスバーナーが先日のキャンプで不具合を起こし、しかしこれはどうも初めから異常があったようでホームページにリコール情報も出ていたから、アウトドア用品店に行って交換してもらおうと思っていたし、どこかのファミレスでランチを食べてコーヒーなぞを飲みながらパソコンでもカチャカチャやってようと思ったのである。
本牧を目指して国道16号線を下り、根岸から産業道路を走って新山下に向かう。とてもいい天気である。風も弱くて絶好のサイクリング日和だなー・・・と思った瞬間、いつもは感じないような強烈な引力を感じ、次の瞬間、身体が道路に投げ出された。何が起こったのか分からなくて茫然としてしまった。
要するに落車したのだ。おそらく路面の出っ張りに乗り上げた反動で身体が前方に投げ出されたのだろう。幸い近くに走ってるクルマはなく、大事故には至らずに済んだ。
メガネが路面に転がっていた。これで割れていたら嫌だなーと思ったら、意外にもレンズもフレームも無傷だった。次にポケットに入れていたiPhoneが気になった。これも割れていたらマズいなーと思ったけど、大丈夫だった。自転車も特に壊れているところはなさそうだった。ハンドルのブラケット部分が大きく内側に倒れちゃった感じだけど、これは元に戻すことは可能である。あとはチェーンが外れかかっていたくらいで、これもほとんど無傷なのが意外だった。そしてリュックサックの中にはパソコンがあった。さすがにこれはダメだろう。画面にヒビが入っているに違いない。いや少なくとも、ヒビの一本くらいは入っているに違いないと覚悟を決めたのだけど、これも予想に反して無傷だった。結構ハデに転んだ割には、大きな影響はなかったようである。
もっとも気になるのが身体である。落車直後なのでアドレナリンがかなり分泌されているから、まったく痛みを感じない。こういう時はヤバそうな部分を全部触ってみるのである。肘と右手薬指辺りに擦過傷ができちゃったけど、それ以外は骨も腱も問題なさそうである。指は一本一本丁寧に確認したけど、骨が折れている感じはなかった。

さらに意外だったのは、精神的ダメージである。なんだか気持ちが一気にダウンしてしまったのだ。それまで日差しがキラキラ輝いて見えた光景が、一気に白々しくなり、何もする気が起きなくなるのだ。歩いていてすっ転んでもこれほど落ち込まないのに、どうしてここまで気分が落ち込むのだろうね。
擦過傷がヒリヒリ痛み出した。これは放っておくと後で面倒なことになる。早めに処置した方がいいだろう。そういえば、自転車でコケて擦過傷を作るのはたぶん初めてじゃないかな。自転車でコケたことは何度かあるけど、割とゆっくり走っている時が多かったので、擦過傷ができなかったのだろうね。
ホームセンターに薬局があるので、ここで消毒液やら歯ブラシやら絆創膏やらを買った。ネットで調べてみると、アスファルトでコケた時の処置としてもっとも重要なのは、キズの部分にくっついた小さな石やアスファルトを取り除くことだそうである。何より感染症を避けなければならない。だから歯ブラシでキズにめり込んだ小石なんかを取り除いてから消毒をするんだそうな。空気を遮断するラップ療法がいいと聞くので、キズ口にキズパワーパッドを貼り付けるんだけど、キズが肘のちょっと下辺りなので、肘を曲げたり伸ばしたりする度にキズパワーパッドが浮いてしまうので、これがどれだけ効果があるか分からない。
さて、落車から3時間ほどが経過した。今のところ擦過傷以外に痛いところはない。肩を打ったような気がするけど、着ていた服には破れなどがなかった。後で肩に支障が出てくるのは嫌だな。しかしそれ以外、特に問題がなかったのは不幸中の幸いである。いや、ホント不幸中の幸いであった。
自転車のハンドルのブラケットは、自力だけでは修復できそうもないので、自転車屋に持っていくしかあるまい。どうせ夏の伊豆半島一周サイクリングを前にメンテナンスに持っていこうと思っていたので、ちょうど良かったかもね。来月の富士ヒルクライムまでに直しておかないと。
そんなわけで、ちょっと怖い思いをしたサイクリングの一幕であった。

※ハンドルの右側のブラケットが曲がっちゃった。

| 自転車日記 | 13:23 | comments(0) | trackbacks(0)
大山サイクリング。

かなり迷った。
朝の米子市街はどんよりと曇っていて、明け方まで降っていたであろう雨は路面に水たまりを残していた。天気はゆっくりと回復する感じだったけど、回復の途上で小雨がぱらっと降るくらいは充分あり得る状況である。どうしたものか。もはや青空の下で爽快なサイクリングはできそうもない。このままサイクリングを中止して、市街のコーヒー屋かなんかで飛行機の時間までブログでも書いて過ごすか。近くの温泉でも行ってゆっくりしているか。松江や米子も含めて観光地に行くにしてもあらかたの観光地には既に行っているので、サイクリングの代わりになりそうな有意義な過ごし方はできそうもなかった。
ホテルのエントランスを出て、空を見上げて動くに動けず立ち尽くしていた。はてさてどうしたものか。
それでも北海道での過酷な雨中サイクリングのことを思えば、最悪のコンディションというわけでもないのだ。雨と霧の中、知床峠を超えたことを思えば、天気が回復基調なのはまだマシな方である。そうである、いっそあの時のようにドロドロになって走ってしまおうか。
ぼくは決意した。サイクリングを敢行する。
しかし安全に充分配慮する必要がある。そこで路面が濡れている市街の道は走らずに、大山の麓までは電車で行くことにした。迷ってる間に多少の時間ロスもあったしね。
ぼくは部屋に戻って、だぶだぶのTシャツを脱ぎ、身体にぴっちりフィットしたサイクルジャージに着替えた。昨夜からぼくを惑わせていた悩みが消え、気持ちが完全にサイクリングモードに切り替わった瞬間である。

 

米子駅まで水たまりを避けつつ自転車で進み、一旦バラして輪行態勢にする。ここで30分ほど電車を待って、山陰本線を東に向かう。30分ほど走って、山陰本線で最古の駅舎という御来屋駅で下車。再び自転車を組み立てる。湿った路面に自分の影がうっすら見えることにふと気づいた。薄雲の隙間から日が差している。見上げると遠くの空に青空が垣間見れた。おお、これはいい感じで回復してるじゃないか。少し気を良くして、ぼくは自転車にまたがりペダルを踏み込んだ。サイクリングがスタートした。

 

※山陰本線。正確には電車ではなく、気動車だね。

※ここからサイクリングスタートである。

 

数百メートルほど山陰道を走ると道はすぐに左に折れ、ぐるっと回って山陰道をまたぐ形で超え、南側に聳える大山に進路をとる。天気が回復基調とは言え、大山は麓辺りまで霧に覆われ、そのまま空まで厚い雲に覆われていた。路面は乾いているので走りやすかった。そういえば、アスファルトもキレイで非常に走りやすい感じ。クルマの通りもほとんどない。今回は秋頃に開催されるサイクルイベントと同じコースを走ることにしたんだけど、こんないい道なら楽しいイベントだろうなー。
でも坂の傾斜の緩急が結構激しい。斜度自体はそれほどでもないのだけど、緩やかな坂道が急にキツくなったりすると、気持ち的にちょっと堪えるものである。富士スバルラインのように緩急がさほど大きく変わらない道だと、多少キツくても気持ちを維持できるんだけど、こういう坂道の方が気持ち的には大変だわ。
少し上ったところにあるゴルフ場を過ぎると、クルマのとおりは完全になくなった。先ほどのクルマはすべてゴルフ場を目指していたんだね。それより上にはクルマがまったく来ず、非常に静かな中をキコキコ走る感じになった。
静寂の中、鳥の鳴き声を聞きながら走っていると、「キョエエエエー!」なんてケタタマしく鳴く声が聞こえ、沿道の切株の上にキジが見えた。おおお、キジを見るなんて珍しいな。
高度が上がるにつれて、路面が濡れてきた。山にかかる霧が低くなってきた。10キロ付近までは、牧場や農場を営む民家も見えていたけど、大山の中腹付近を周回する大山環状道路に出てからは森の中を走る感じになった。依然としてアスファルトは走りやすいんだけど、小さな葉が落ちていて、これがタイヤやフレームに貼り付いたりする。ここまでキレイな身で走ってきたけど、いよいよドロドロな感じになってきた。さらに斜度も一段とキツくなる。やっとヒルクライムっぽくなってきたかな。
大きな木々の枝葉が道路を覆うほど張り出す暗い道を走っていると、なんだか嫌な予感がしてくる。特に今回のような湿気の多い森の中では、ヒルが出てきたりしないかな。張り出した枝葉から下を通るぼくをめがけて落ちてきたりしないかな。そういえば、数年前にさきことヤビツ峠に行った時にゲリラ豪雨に遭い、木の下で雨宿りしていたらさきこの足にヒルがくっついていたことがあったな。あれはホントに気持ち悪いものだった。今回もぼくの体温や呼気中の二酸化炭素や自転車が走る振動なんかでぼくの接近を感知したヒルが、枝葉からうねーっと身をよじらせて、ぼくが通過するのに合わせて落ちてきたりしないだろうか。うへー気持ち悪いわー。ヒルから身を守るためにも、ここは苦しくても止まったりせず、走り続けるしかないのだ。かなりキツくなってきた。

※菜の花畑の脇を通る。

※分かりづらいけど、標高500メートル地点。

※既に結構な斜度の坂道なんだけど、遠くにさらに斜度がキツくなる坂が見える。

※何とか800メートル地点を通過。

 

しばらく進むと視界が開け、目の前が真っ白になった。
大山のスキー場のゲレンデに出たようである。晴れていればゲレンデから雄大な大山を見上げることができるのだけど、この日は濃い霧のために真っ白だった。既にネット上の地図で調べていたので、スキー場に出るということは、ゴール地点の大山寺まであと少しということが分かった。

 

※いい景色なんだろうけど、真っ白で何も見えない。

 

宿泊施設や土産屋が立ち並ぶようになり、ここで自転車を降りた。気温は16度。サイクルジャージ1枚ではさすがに寒い。
暖かい缶コーヒーを飲んで、持ってきたレインウェアを着た。ここから参道を通って大山寺やその奥にある大神山神社に向かうことにする。自転車を押して参道を歩いた。
大きな駐車場があるためか、観光客は非常に多かった。バスツアーのお客さんなのか、オバちゃんの集団が方言丸出しで世間話をしながら傾斜のある参道を歩いていた。霧に覆われていたからか、森の中の寺や神社は何となく厳かな感じである。神社までは石が敷き詰められた長い参道で、雨に濡れて非常に滑りやすかったな。

 

※大山寺と大神山神社の前で。厳かな雰囲気である。

※人懐っこいネコがいた。

 

※霧で何も見えない。ちなみに晴れていた時の景色がコレ。


その後、食堂で名物の大山蕎麦を食べ、再び出発である。
濃い霧と濡れた路面の中、坂道を下る。いやこれは怖い。路面がキレイなので、自転車は安定して走っているけど、油断は禁物である。スピードがどんどん上がって、最高で時速50キロにまでなった。
坂道を下り始めてほどなく、広い牧場の敷地に入った。天気が良ければ立ち寄りたかった場所である。広大な牧場の向こうに大山が聳えているのが見えるハズなんだけど、やはり霧に覆われて真っ白だった。
下ってきて気づいたのは、坂を上ってくるサイクリストの多さである。先ほどまでは誰ひとりとしてサイクリストを見かけなかったのに、下り坂では合わせて10人程度のサイクリストを見た。ぼくが上ってきた道はあまり景色が良くなかったけど、この坂道なら牧場の牛を見たり、晴れれば大山も見れるので、楽しいヒルクライムができそうではあるな。
中腹より下は路面が完全に乾いていて、非常に走りやすかった。牧場なんかもあって視界が広いので、楽しいダウンヒルだった。

※牧場の近くにて。牛がたくさんいた。

 

さて、目的の大山ヒルクライムを終えて、ぼくはとても満足した。出張サイクリングももう終わりである。
米子市街に戻り、ホテルで荷物整理をして、米子空港に向かう。駅近くにアーケード商店街があって、何気なく中を歩いたんだけど、どういうわけか画材屋が3軒もあった。地方の商店街に画材屋が3軒もあるなんてなんだか珍しい感じ。もし米子の事業所に転勤になっても画材には困らなさそうである。
空港への道は風との闘いだった。既に50キロ近く走ってきたので、ちょっと疲労が溜まっていて、向かい風を走るのはキツかった。
それにしても、サイクリングを敢行して良かったわ。鳥取に研修が決まって以降、とても楽しみにしていた。天気に悩まされたけど、今回まずまず予定通り走れたので良かった。大山を巡るサイクリングは、サイクリングコースとしても秀逸である。機会があったらさきこと一緒に走りたいものである。

※帰りの飛行機にて。遠くの雲の上に大山が見える。

 

こうして天気に悩まされたサイクリングを無事終えて、ぼくは飛行機に乗る。
次のサイクリングは富士ヒルクライムである。できれば去年の記録よりも短い時間で走りたいものである。そして夏には伊豆半島一周サイクリングである。ぼくのサイクリング計画はまだまだ終わらないのだ。
でも、その前に落ち葉や何かでドロドロになった自転車を洗車しないとね。

| 自転車日記 | 12:44 | comments(0) | trackbacks(0)
出張サイクリングの行方。

今、鳥取県米子市にいる。
数週間前に決まった出張で、1日だけ延泊してサイクリングしてこようという計画は、サイクリングを前日に控えた夜を迎えている。仕事で出張に行くのに、遊ぶための道具、自転車を携えて行くのは公私混同ではないか、いや仕事を私的に利用しているんじゃないかとの葛藤の末、それでも結局自転車を持って羽田から飛行機に乗ったわけだけど、初日はいい天気に恵まれて、降り立った米子空港から会社の事業所までのサイクリングを楽しんできた。そして本来の目的である大山のヒルクライムを前日に控えたわけである。
窓の外は雨である。
今夜から明け方にかけて、少し強めの雨が降る予定である。中国山地を超えた瀬戸内海側の西日本では、さらにまとまった強い雨が降る恐れもあるそうな。
・・・やはり。そう、やはり、と言うしかない。ぼくが楽しみにしているイベントはコトゴトク雨に見舞われるのだ。過去にもランニングイベントでは何度も雨に見舞われたものである。それでも最近は晴れる日も多くなってきて、「雨に見舞われると思ってるのはぼくの思い込みかもしれないな」と思い始めていた矢先である。今回も雨模様である。
さきこ曰く、「雨が降るんじゃないかと思ってるから雨が降るわけで、晴れる!と強く思っていれば晴れるものだ」とのことだけど、いやぼくだって雨が降って欲しいなんて1ミリも思っていないのだ。

 

そこで、某ウェザー〇ューズで週間予報が出た辺りから、サイクリングの日、つまり土曜日の天気予想がどう変化するかを追いかけてみた。
雨は週中にざっと降った後、曇りのち晴れでずっと推移していたのだ。降水確率もずっと20%ほどで推移していたのだ。しかし、週中に雨は降らず、雨が降る予想はどんどん後にズレこんでいき、ついに前日の金曜日に変わってしまった。いや、金曜日にざっと降って晴れてくれれば何ら問題はないのである。しかし、雨の日はさらにズレ込んで、ついに日をまたぎ、土曜日にまで及んでしまったのだ。こうして、土曜日は明け方まで雨が降る予想になったのだ。
定期観測ではないけど、スマホのキャプチャー画面の推移を見て欲しい。

  

※雨は週中に降り、土曜日はずっと曇り時々晴れ、降水確率20%程度だった。

  

※金曜日の天気が良くなったり若干悪化したりしつつ、ついに金曜日に雨が降る予報となる。

  

※金曜日は晴れのち雨などと、もはやわけが分からない感じ。そしてついに前日、土曜日にも雨マークがついた。

 

5月と言えば、五月晴れ。ゴールデンウイークは見事なほど全国的に五月晴れになった。偏西風による移動性の気圧配置になる季節だから、いい天気の後にはちょっとグズつくのは承知していて、まさに当初の予報である週中の雨がそれだったわけである。当初、土曜日は頑ななまでに曇り時々晴れの予報だったのだ。これを見て、それでもぼくが「雨を呼ぶ」と言えないだろうか。
いや非科学的な話しだと思うよ。そもそも天気を巡っては、ぼくの気持ちを云々言うさきこの言でさえ、非科学的な話しである。何を言ってもしょうがないことだと思う。しかし、それでも雨が降り過ぎだろう。
あれほど楽しみにしていたのに、この状況にはホント、泣けてくるわ。

 

そんなわけで、明日はどうしたものか。
もはや予報を見ていろいろ考えるのはやめた方がいいだろう。実際の天気を見て判断するべきである。そして数時間単位で予想される天気の推移を見て判断するべきだろう。朝が小雨でもその後止む可能性が強ければ、せっかくの機会だから行ってこようと思う。もちろん、安全第一である。会社の出張を利用して遊んでいたら怪我しましたなんて、かなり恥ずかしい失態である。
さて、ぼくの明日はどうなるか。

 

ところで、天気のようにどうにもならないコトにネガティブな話しばかり書いてもしょうがないので、昨日出張に出かける際の写真なんかを貼っておこうと思う。

※羽田空港にて。気持ちがかなり高かった。

※離陸後に撮影。皇居の上空近くを飛ぶ。ぼくの勤める会社もこの中にあるハズである。

※富士山が見えた。やはり窓際の席を取って良かったわ!

※出張2日目。早朝に米子城址に行ってみる。

※天守跡から見た米子の風景。うっすらと大山が見える。

※天守跡にあった寄せ書きノートに思いのたけを綴る。

※雨の街で悲しみの晩餐。でも美味。

| 自転車日記 | 21:34 | comments(0) | trackbacks(0)
ぽかぽかサイクリング。

先週末は三連休で、自転車仲間の毎年恒例のサイクリングに出かけてきた。例年は、三浦海岸に集合して、城ヶ島を経て逗子に至る40キロほどのサイクリングをしていたんだけど、今年は趣を変えて、走るコースを変えてみることにした。
境川から江の島に至るサイクリングロードである。市営地下鉄の湘南台駅から境川の川沿いを走り江の島に至る道である。
境川のサイクリングロードは、ぼくが自転車を始めた当初、自転車仲間と一緒に走った道である。その時は小田急江ノ島駅に集合したのだけど、「江の島なんて遠すぎて、自宅から自転車で行けるわけない」なんて思っちゃうほど当時は初心者で、JRと江ノ電を乗り継いで輪行で行ったものである。今や江の島は気軽に行けるような場所になったから、ぼくもちょっとは成長したものである。
過去に走ったことがあるとは言え、既に忘れちゃってる部分もあるので、サイクリングの日の前日にぼくは一人で試走に出かけることにした。
自宅から戸塚に至り、そこから長後街道に入って境川に至る。そこからサイクリングロードを走るわけである。
長後街道のサイクリングは初めてだった。2年ほど前に、会社が酔狂で農場なんかを始めた時に、長後街道の先にあるその農場までクルマで行ったものである。だから戸塚から境川までの長後街道は馴染みがあったんだけど、初めて自転車で走ってみると、これがなかなか新鮮で非常に楽しかった。長後街道は市営地下鉄と並走しているので、1、2キロごとに地下鉄の駅を示す看板がかかっているのだけど、ぼくが地元で見慣れた青と黄と白の看板を自転車で初めて走る道で見かけるということに違和感というか、新鮮な感覚を得た。初めて走る道なのに、この地下鉄はぼくの地元と繋がってるのである。なんか変な感じである。
長後街道は非常に走りやすかった。今まで自宅からサイクリングに行くと言えば、どこに行くにしても鎌倉街道や国道16号線で北か南に向かうしかないと思っていたけど、長後街道で西に向かうという手もあったわけである。なんだかサイクリングの新しい地平が見えた感じである。
境川から川沿いのサイクリングロードを走る。なかなか走りやすい道である。サイクリストもランナーも多い。いや天気がいいからね。これはいい日にサイクリングに来たわ。
途中で地下鉄と相鉄線の高架をくぐる。長後街道では地下を走っていた電車が地上から仰ぎ見る高架の上を走るというのもなかなか新鮮な光景である。しかもこの巨大な高架上を走っているのは、ぼくがいつも利用してる地下鉄の車両なんだもんな。
さらに進むと、田んぼを超えた雑木林の向こうに巨大な建造物が見えてくる。五重塔を連想させる建造物である。この建物は子供の頃から何度か見たことがあるのだけど、実際何のための建物なのかはまったく知らなかった。実はこの建造物は、数年前に閉園したドリームランドに併設されたホテルだったそうで、今は近隣の大学の図書館になっているそうである。
ぼくはこのことをほんの数か月前にネットで知った。それまで興味があるものの、その所在がなかなか分からず、ネット地図を舐めるように見てもそれらしい建造物は探せず、よほど辺鄙なところにあるのだから、きっと宗教施設かなんかだろうと勝手に結論づけていた。五重塔を連想させるフォルムも宗教っぽいし、巨大な仏像や高い塔など、とかく宗教って目立つ建造物を作るものである。そうであればうかつに触れない方がいいかも・・・と、勝手に想像していたわけである。数十年もの長いナゾが解け、ぼくは安心してその建物を見ながら自転車を走らせることができるというわけである。やはり今度近くまで行ってみたいな。
しかしナゾというのは尽きないものである。
さらに川沿いを走っていくと、今度は長い鉄橋のような構造物が現われた。鉄橋は川の幅どころか、その両サイドに広がる田んぼをも超えて横たわっていた。まさに鉄道の鉄橋を連想させるフォルムなんだけど、先ほど相鉄線と地下鉄を超えてきたので、これより南に東海道線以外の鉄道は走っていないハズである。新幹線はもっと北だしね。
さて、これははなんだろう。実は事前にネット地図でこの鉄橋の存在は分かっていた。精細な航空写真でさえこれが何のために作られたのかが分からない。この鉄橋の延長線上にちょうど垂直に交わるように東海道線や横須賀線が走り、近くに大船駅があるのは分かったんだけど、これと関連があるとすればもしかすると貨物専用の支線なんだろうか。なんだかまだ新しい感じのするこの建造物にまた妄想が暴走しそうになるのだった。
こうして、サイクリングロードを過ぎる景色にいろいろ感じつつ、15キロほど走って江の島に到着した。
ずっと川沿いの細い道を走ってきて、河口が近づく中、閑静な住宅街を走ってきたところで、いきなり国道134号線に行き当たり、そしてその向こうに江の島が見えた時には、なんだか感動したわ。目の錯覚もあって、川沿いの細い道から見る江の島は巨大な山のような存在感で、なんだか圧倒されてしまった。江の島とは遠くに見えるもので、国道を走ってこれに徐々に近づいていくものだという認識だったから、こうして唐突に江の島の目の前に出るとその存在感にちょっと狼狽えてしまうわ。
江の島に至ると、もはやいつものサイクリングである。鎌倉方面に抜けて北鎌倉方面の道を帰ってきた。自転車を始めた頃は、ここから自走で帰るなんて考えも及ばなかったな。いや、そもそも翌日のサイクリングのために同じコースをサイクリングするというのもなかなかないものである。
それにしても、久し振りのサイクリングで50キロ以上を走ってしまったわ。こうして一人でサイクリングするのも楽しいものである。

 

さて翌日は境川沿いの道を通って江の島に至り、海沿いを走って逗子に行った。途中で入った食堂でランチを食べるのにかなり待たされたために時間がなくなっちゃって、結局30キロ程度でサイクリングを終了することになった。ぽかぽか陽気のサイクリングを楽しんだ。

 

そんなわけで、今年のサイクリングシーズンが幕を開けた。今年は去年ほどのビッグチャレンジはしないとは言え、夏のチャレンジサイクリングは続けようと思っている。勤める会社での仕事内容が若干変わったりする中で、休みをどう取ればいいのか分からないけど、例年どおり、いや例年以上に今年はサイクリングを楽しみたいと思っている。これとは別にゆっくり走るポタリングでまた長後街道や境川沿いの道を走ってみたいな。

| 自転車日記 | 14:46 | comments(0) | trackbacks(0)
熱海サイクリング。

以前から挑戦してみたいと思っていたサイクリングのひとつ、自宅から熱海までのサイクリングに出かけてきた。
最近まったく運動していないので、さすがに自宅から90キロも走るのはキツいと思い、当初は小田原まで輪行で行って、そこから40キロほどのサイクリングをしようと思っていたんだけど、どういうわけか「自宅から熱海まで行くことにこそ意義があるのだ!」との思いが日ごとに強くなってきて、天気が良ければそれでもいいかなーと思っていたら、どうやらこの日は晴れるそうで、しかも幸運なことに北東の風がちょっとだけ強めに吹くとの天気予報があって、ここはひとつ、頑張って自宅から熱海まで走ってみることにした。
西に向かうぼくの背中に北東から吹くこの追い風には、かなり助けられた。自宅から鎌倉に至る道も慣れた道とは言え、それなりにアップダウンがあるので、運動不足なぼくにはキツいだろうと思っていたけど、全然キツくなかったし、鎌倉から海に出て国道を延々走る間も、追い風のおかげで時速30キロほどを楽に出せた。北海道のサイクリングで風には悩まされ、あるいは助けられてきたけど、ここでも改めて風がサイクリングに及ぼす影響を思い知った。
そう、北海道サイクリングと言えば、台風が3つも北海道を直撃するという季節外れ、というよりも常識外れな気象下で北海道を走り切ったぼくは、散々な天気で走ってきた代償に、これぞサイクリング日和というべき日にサイクリングを楽しむ権利があるのだ!くらい思っていて、その思いが聞き届けられたのかどうか分からないけど、まあ雲に終始覆われていたとは言え、風には恵まれて走ることができたわけである。

 

そんなわけで、風のおかげでかなり速く走ることができ、小田原に到着したのは出発から2時間15分後の9時過ぎであった。自宅から55キロの距離を2時間強で走るなんて、自分でも驚きである。
小田原でコーヒーなぞ飲んでちょっと休憩したぼくは、熱海に向けた初めての道を走り出した。この道はクルマでさえも来たことのない、文字通り初めての道である。熱海には散々行っているけど、いつも有料道路を走っていたからね。
しばらく海沿いの国道を走り、そこから一般道に進路を取って急な坂道を上る。それはJR東海道線の根府川駅の前を通る道である。根府川駅にはちょっとした思い入れがあって、それをここで語ると長くなってしまうんだけど、要するに東海道線から見た眩いばかりの朝陽が強烈に印象に残っている場所である。そんな根府川駅に自分の足で到達できるのはウレシイことだった。
そこから真鶴に出て、真鶴半島の巨大な松の木に圧倒されつつ、半島先端の自然道をウォーキングしたり、波打ち際で思いに耽ったりして精神的に癒された。楽しみにしていた真鶴漁港獲れたての海の幸もなかなか美味であった。
ただ想定はしていたけど、坂道が結構キツい。
根府川辺りではさほどキツさを感じなかったのに、熱海に近づくにつれてどんどんキツくなってきる。実際に斜度やその距離が増しているのか、ただ疲労が蓄積してるだけか分からないけど、後半は結構大変だったな。特に湯河原から県境を超えて坂道を上らないといけない場所では、県境の表示をぜひ撮影したかったのにそれが目に入らないくらい懸命にペダルを回していた。

 

※根府川駅と真鶴駅。

※真鶴半島で食べた刺身定食が美味だった〜。

 

熱海に到達するとなんとも言えない達成感が去来した。東海道線の終点のひとつである熱海に、自転車で来られるなんてね。達成感がハンパじゃなかった。
自転車をとめて砂浜に佇み、防波堤に座ってしばらく波がたゆたうのを眺めて過ごした。頑張っただけにここで見るキレイな海がホントに心に沁みるようで、いつまでも眺めていたかった。
でも一方で、こんなに早く熱海に到達できたことを早く自慢したくて、とにかく熱海駅に行き、自転車と一緒に写真を撮ろうと思ったところ、なんと熱海駅の駅舎が建て替え工事中だった。熱海駅というと、時代を感じさせる雰囲気のある造りが好きだったのに、4階建てくらいの駅ビルになっちゃってた。かつてのレトロな熱海駅の面影は1ミリもないのだ。なんじゃそりゃー!
駅前は、三連休の最終日ということもあって観光客も物凄い数で、中国語とか韓国語とか日本人のおばちゃんが大声で喋る日本語とかがごちゃまぜに渦巻いていた。駅の雰囲気が変わっちゃったことも含めて、なんだか熱海じゃないような気がしてきて、せっかくここまで頑張ってきたのになーとちょっと残念に思ったものである。

 

※熱海に到着。海で癒された。


それにしても小田原からの道は良かったな。ちょっとキツめのサイクリングとしてはちょうどいい感じ。今回は追い風にかなり助けられたので、風の助けがなくて同じコースをどこまで行けるか分からないけど、またいつかチャレンジしてみたい道でもある。
いや、それにしても、久し振りのチャレンジサイクリングに達成感が物凄いわ。これだからサイクリングもランニングもやめられないのだ。

※駅前で撮影。駅舎が変わっていてちょっと憮然な顔。

| 自転車日記 | 12:51 | comments(0) | trackbacks(0)
夢想の地平面
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