オクターブアップ!

「シュンスケニウムの原子量」の大統一バージョン
逆走の怪。

先日、会社から休みをいただいて家でゆっくりしていたら、夕方前に急きょ仕事の関係で秋葉原に行かなくてはいけなくなって、まあ天気も悪くて家でゴロゴロしていてもしょうがないので、クルマに乗って秋葉原に向かった。仕事は特に問題なく終わったのだけど、問題はその帰りである。
秋葉原に来た時には晴れていた天気が、どんどん悪化して、暗くなる頃にはかなり強い雨になった。仕事を終えたぼくは日が暮れて薄暗くなった秋葉原を出て、雨の中を運転した。夕暮れ過ぎの雨の運転はなかなか神経を使う。しかも秋葉原周辺は不慣れな道なので、物凄く注意をして運転したものである。
新橋方面から品川に向かう中、ようやく見知った道に出たところで、ふいに前方の影に気が付いた。自転車が走ってきた。雨の中で傘を差して、無灯火で、そして右側通行、つまり逆走で走ってきたのである。ぼくは片道3車線の中央の車線を走っていたので、ふいに現われた自転車に接触することはなかったけど、それでも非常に怖い思いをした。もし端の車線を走っていたら、自転車の接近に気付かず接触していたかもしれない。そう思うとドキドキしてくる。いや、怖い思いをしたものである。

 

それにしても、傘を差して、つまり片手運転で、無灯火で、逆走するというのは、ホントにどういう神経しているのだろう。自転車は交通弱者で、クルマの方に注意義務があるとは言え、これで事故が起きて、責任負担が多くなったりするのはどうにも納得がいかないわ。危ない運転をしていたのはどっちだよ!?と思う。

 

どうして逆走が減らないのだろうか。
法律では自転車は軽車両であり、車道を走ることになっている。ママチャリが歩道を走るのは、あくまで例外的なもので、車道を走行するのが原則である。車道を走行するのであれば、これも法律の定めで左側通行で走らないといけないわけで、右側通行は完全に法律違反なのである。この法律がどうもあまり浸透していないような気がする。
自転車は歩行者に毛が生えたような存在であり、だから歩道を走ってもいいし、いや歩行者が車道を歩かないのと同じように自転車も車道を走らない。歩道を歩く歩行者は右側通行とか左側通行とか特に決まっているわけではなく、歩道を自由に歩くこともできる。歩道が狭くて車道を歩いたりする時も、基本的にはどちらを歩いても構わない。さらに、歩行者に毛の生えたような存在である自転車も同様で、歩道から車道に出る場合でもどちらを走っても構わない・・・そんな間違った認識がかなり根深く浸透しているんじゃないだろうか。「自転車は車両である」という原則すら知らない人もいるんじゃないだろうか。
そこでふと思い出すのは、テレビコマーシャルである。いわゆる商業CM的なものでなく、某公益法人みたいにテレビコマーシャルで啓蒙することはできないものだろうか。いや、そもそも自転車を作ってるメーカーなどがその社会的責任の一環として、啓蒙のためのテレビコマーシャルを作ってもいいんじゃないかと思うのだ。
実際、世の中には逆走してきた自転車と接触して、悲劇的な展開になった人だっているだろうと思うからである。そしてぼくがその当事者になることだってあり得るわけである。

 

自転車に関連する産業において、日本企業は世界でも有数の企業を有している。自転車メーカーもそうだし、自転車の部品メーカーも世界で高いシェアをもっている。そんな企業がその社会的責任において、どうして啓蒙活動をしないのだろうとずっと思っていた。世界企業であるがゆえ、ちっぽけな日本での社会問題にあえて手を出すようなことはしないというスタンスでもあるのだろうか。

 

ちなみに、日本の道路は自転車が車道を走るのに適しているとは言えない。昔からどういうわけか、自転車が歩道を走る現状を許容して、逆に歩道を広げたり、側道がさほど広くなかったりする。首都圏の中でも自動車を念頭に置いて作られた交差点など、自転車で走るのはかなり危険な道路もあったりする。そんな道をママチャリも含めた自転車を走らせるのは、さすがに危険だろう。ママチャリに乗ったお母さんが、最近自転車に乗れるようになってフラフラ走る子供を引き連れて走ってる姿をたまに見かけるけど、彼らに「車道を走れ」というのは酷だろう。
そういう道路事情を慮って、自転車ルールの周知など啓蒙活動にちょっとした躊躇が出るのは分からなくもない。しかし、逆走は話しが別である。逆走だけで、それはもうかなりの危険運転行為なのである。
逆走する自転車を放置することで、自動車との接触事故が多くなり、同時にクルマを運転していた人が悲劇的な人生を送るなんてことに繋がるのである。既にかなり大変な社会問題になってると思うんだけどな。

 

秋葉原からのドライブ中に起こったぼくのヒヤリ体験は、悲劇的人生のほんの小さな前触れかもしれない。ハインリッヒの法則によれば、1件の重大な事故の背景には、29件の軽微な事故、そして300件のヒヤリハット体験があるんだそうである。雨で視界の悪い中、暗闇から突如現れた逆走自転車が、ぼくのヒヤリハット体験の300分の1になったことは確かである。
これからも注意して運転しないといけないなー。

| 自転車日記 | 12:33 | comments(0) | trackbacks(0)
爽快サイクリング。

週末はサイクルイベント「あしがらロングライド」に参加して、丹沢湖の辺りを65キロほど走ってきた。楽しいイベントだったなー。特に天気が良かったので、走っていて爽快だった。
懸念していたのは、丹沢湖に至る前の斜度10パーセントほどの坂道だったけど、思いのほかキツさを感じずにパスすることができた。頑張って上った先に丹沢湖があり、そのキレイな景色を楽しみながら走ることができた。丹沢湖には5月頃にも来ているし、毎年11月のランニングイベントに参加しているから、景色としてはそれなりに見慣れているつもりではあったけど、夏が終わり紅葉が始まりつつある季節の丹沢湖もなんだか雰囲気が違っていて、とても新鮮だった。夏を経たからか、5月に見た時には満々と水を湛えていた丹沢湖の水がかなり少なくなって、上流辺りではほとんど湖底が露出していたのはちょっと驚いたな。
丹沢湖手前の坂は知っていただけに心構えがあったんだけど、その先の丹沢湖のさらに上流に向かう坂道はキツかった。斜度はさほどキツくはないものの、10キロほども続くとさすがに辟易してきた。5月にデイキャンプしたキャンプ場をさらに超えてやっと折り返しに至った。
この折り返し地点でおにぎりをいただいたのだけど、非常に美味かった。さらに地元で採れたプチトマトなんかもいただいたけど、これはさらに美味しかった。身体が疲労した時のトマトは何にも代えがたい至上の美味さである。
折り返し地点以降は、上ってきた坂を下り、丹沢湖からさらに坂道を下って、フィニッシュである。折り返し地点以降の後半部分は下り基調なので、非常に走りやすかった。
スタートから4時間ほどでフィニッシュすることができた。

 

いや、楽しいサイクリングだった。今こうして思い出しても楽しくなってしまうほどである。距離も適当だったな。いや、当初は65キロじゃ足りないかなーとも思ったんだけど、実際に走ってみると、周囲に影響されて若干オーバーペースになってしまい、また信号でのストップもそう多くなかったので、それなりに身体には負担のあるコースだった。アップダウンも多かったしね。その点では、走った後の物足りなさはあまり感じなかった。いや、これで100キロコースの方に参加していたら、かなりキツいサイクリングになっただろう。景色を堪能する余裕もなかったんじゃないかな。ぼくにはちょうどいい距離、コースレイアウトだった。

 

イベントとしては今回が初回だったみたいである。そのためか、参加者がさほど多くなかったようである。数か所に点在させた駐車場も結構ガラガラだった。ぼくは東名高速の渋滞を避けるために、かなり早くに家を出たんだけど、駐車場に着いてみるとほんの数台しかとまっていなかった。まあ「丹沢湖を走る」というだけでは、ちょっと地味めな感じで、サイクリストのココロに刺さらなかったのかもしれないけど、実際は走ってみてなかなか楽しいコースである。もう少し広報に工夫をすれば、きっと賑わうイベントになるだろうなーと思った。
来年に向けて書いておくと、丹沢湖の手前の坂道、これを上る時は全然気にならなかったけど、降りる時にはかなり注意を要する。斜度がキツいので、スピードが出るんだけど、路面がコンクリートに滑り止めの輪っかの凹みがある道なので、振動がハンパない。ハンドルを持っていかれるんじゃないかってほど振動する。難点があるとすればここかもな。
しかし総じていいコースである。久し振りに楽しいサイクリングをしたわ。
また来年も晴れるといいなー。

 

※イベントを終えたのが13時前で、それから駐車場に行き、着替えて自転車をバラしてクルマに積み込み、帰途に就いたのだけど、途中で休憩を挟んでも自宅に帰ったのは15時過ぎだった。フィニッシュの制限時間はたしか17時だったかな。まだ普通にイベントが続いている時間に、とっくに自宅に戻り、シャワーなんて浴びたりしてるのが、なんだか不思議だった。あのコースなら17時まで走ってる参加者はさほど多くはないだろうけど、それでもなんか得した気分で気持ち良かったりしたのである。

 

※スタート前の会場。この程度の参加者数がちょうどいい感じかな。

※丹沢湖手前の坂道。少し休憩して息を整える。

※丹沢湖の風景。水がかなりなくなっている感じ。

※高速道路の高架下を流れる清流。

※フィニッシュ後。天気がいいので、日向ぼっこしてる人もいたな。

| 自転車日記 | 12:38 | comments(0) | trackbacks(0)
ワクワク・出張サイクリング。

少し前の話しだけど、5月に会社の出張で鳥取に行ってきた。仕事が終わった翌日、ぼくは名峰・大山のヒルクライムを楽しんだ。非常に有意義な出張サイクリングだった。
ちなみに、出張の機会を利用して遊ぶというのは、ギリギリだけど、就業規則に違反していない。
行き帰りの交通費は会社負担ではあるけど、延泊したりして帰りが1日程度遅くなったところで料金に差はないし、これで会社から不当な利益を受けることはない。日帰り出張なのにホテルを予約して宿泊することだって、その宿泊代をぼくが負担する分には、これも不当なことではない。出張にかかる移動時間は就業時間の一部なので、勝手な行動、たとえば電車で移動すべきところを自転車で移動してはいけないのだけど、ぼくはいつも半休を取得している。つまり自分の休暇の中で出張先に移動するわけである。業務外だから事故に遭っても自己責任だし、そもそも休暇の過ごし方をとやかく言われる筋合いはない。その辺は重々分かったうえで、あえて出張時に自転車を持っていっているわけである。
とは言え、出張の度に自転車を持っていくとか、サイクリングを楽しんでSNSに投稿するとかしていると、周りからの見え方は悪いとは思う。先に書いたような気遣いをしていることを知らない人の中には、業務としての出張と個人としての旅行を混同していると非難する人もいるだろう。後ろ指差されないようにしているということを、ぼくはあえてひけらかすようなことはしないからね。だから誤解する人もいるんだろうな。世の中には、表層だけで判断する人もいるからな・・・っていうか、会社や仕事で得た機会を利用して楽しもうと思ったら、普通なら後ろ指差されないように考えるだろって思っちゃうけどね。
ともかく、ぼくが出張をする度に、サイクリングがどうのと言っているのを眉をひそめて見ている人は一定数いるわけである。
おお、冒頭の「ちなみに」以降が長くなってしまった。鳥取の出張の話しである。

 

秋にも鳥取出張の機会を得た。ホントはもっと早くに行くハズだったのが、他の仕事の関係で準備になかなか時間が割けず、結局夏が過ぎてしまった。ホントは9月とか10月とかに行きたかったけどな。
と言うのは、以前から次の鳥取出張サイクリングでは、ちょっとしたチャレンジをしようと思っていたからである。
それは、中国山地横断である。
鳥取の米子からスタートして、中国山地を超えて岡山まで行くルートである。日本海から太平洋(瀬戸内海)へ渡るサイクリングで、走行距離は160キロほどである。これを1日でやってみようと思っていた。
2年ほど前に出雲市から寝台列車・サンライズ出雲に乗った時に通った伯備線沿線の道である。サンライズ出雲の車窓から見たのは、既に日が暮れて真っ暗になった夜だったけど、電車と並走する道路で、これがなかなか走りやすそうな道だった。道が電車から見えるということは、道から電車が見えるというわけで、サイクリングしながら電車と並走できるのもなんだか楽しそうだなと思った。1日で160キロというのは、今までに経験のない距離ではあるけど、朝早く出ればできない距離でもないだろう。夜に岡山に着いて、24時発のサンライズ出雲・瀬戸に乗って帰ってくるのもいいなーと思ったわけである。いや、電車に自転車が載せにくいので難しいかもだけど。

 

いや、こうして書いているだけでワクワクしてくるサイクリングなのだけど、残念なのが出張の時期である。
11月に中国山地を超えるというのはどうだろう。さすがに遅きに失していないだろうか。これは寒いだろう。いや寒いどころか、雪が降ったりしてるかもしれない。ここを朝早くから夜までサイクリングするのはちょっと避けた方がいいかもしれない。初めてのサイクリングでは用心深すぎるくらいがちょうどいいものである。残念だ。
先に書いたように、会社に迷惑をかけていないとは言え、ぼくの出張サイクリングをよしとしていない人がいるのも事実なので、その人たちの圧力でいつどういう形で出張サイクリングが終わりを迎えるか分からない。その前に、鳥取・岡山ルートは走っておきたかったなー。

 

ちなみに、10月からは大阪出張の機会が増えてくる。まだ分からないけど、予定では月に2回くらいは大阪に行く機会があるハズである。この機会にぜひ大阪でサイクリングしてこようと思う・・・とか言って、既にいくつかのサイクリングルートの候補が検索済みである。今からどこを走ろうかワクワクしている。
もっとも行きたいのが、大阪と奈良の県境にある「暗峠」である。いや、ぼくのような貧弱な足で上れる峠ではないことは重々承知である。おそらく自転車を押して上るのだろう。でも、日本屈指の劇坂を一度体験しておきたい。

 

最近は働き方改革なんて言って、会社でさまざまな取り組みをしている。以前はワーク・ライフ・バランスなんて言っていたけど、つまりは働き過ぎを抑制する動きである。以前のような残業さえ削減できればOKみたいな風潮ではなく、ゆとりある生活が仕事上での高いパフォーマンスを生むみたいな話しになっていて、どう働くかと同時に、余暇をどう過ごすかを問うような展開になってきている。非常にいい風潮である。僭越ながら、ぼくなんかは就職した当初からそのことばかり考えてきた人なので、昨今のこの動きにはなんとなく「今さら感」が否めないのだけどね。
そんなゆとりある生活や余暇の過ごし方のひとつが、出張時の過ごし方だと思うのだ。せっかく普段は行かない場所に行くのだから、ついでにいろんなものを見てくればいいのだ。出張に行っても「これは業務命令で来ているのだから、業務以外のことはしてはならないノダ」なんてロボットみたいなことを言ってると、豊かな発想力なんて出てこないと思うのである。
特にぼくは事務仕事の人なので、営業職のように外に出る機会が非常に少ない分、出張の機会こそ120パーセント生かさないとね。

 

そんなわけで、11月の鳥取出張ではあまり楽しめないかもしれないけど、10月の大阪出張ではサイクリングを楽しんでこようと思っている。ついでに、あまり声高に出張サイクリングを主張するのはやめておこう。ブログで大いにはしゃぐ程度にしておこう。

 

※ところで、さきことサイクリングの話しをしていたら、来年はどこかに行きたいなんて話しになって、ぼくがおススメしている北海道のオホーツク海沿岸を走るサイクルイベントについて、ついにさきこから「行こう」という言葉を得た。
走行距離は長いものの、アップダウンがほとんどないコースなのが良かったみたい。オホーツク海の海岸の風景やどこまでもまっすぐな道、広大な牧草地、草を食む牛や馬、美味しい食事なんかを堪能できたらと思っている。
ちなみに、このイベントはここ最近、道外からの参加者が極端に少ないのだそうな。まあ北海道に行くにはかなりおカネもかかるしね。ぼくが参加した時は神奈川県の参加者は、ぼくを含めて2名だったと記憶している。さきこは自転車仲間に声をかけて、神奈川県参加者をどどんっと増やして、運営側をびっくりさせてやろうなんて息巻いていた。それも面白うそうだな。来年が楽しみだ。

| 自転車日記 | 12:15 | comments(0) | trackbacks(0)
台風一過サイクリング。

台風一過の三連休最終日、さきこが実家の用事で昼頃に外出したので、ぼくは久し振りにサイクリングに出かけることにした。8月の伊豆半島一周サイクリング以来のサイクリングである。そういえば、雨に濡れた自転車を拭いてあげた以外はメンテナンスしてなかったので、ちょっと心配だったけど、走り出してみると、ちゃんと走ってくれて安心したわ。
来月上旬にサイクルイベントに参加することになったので、その練習も兼ねてなるべく坂のある道を選んで走り込んでみることにした。
朝比奈峠を越え、鎌倉から国道を逗子方面に行き、湘南国際村の坂道を頑張って、さらに横須賀方面に出て国道16号線で帰ってきた。これだけで50キロ以上走ってるわけだけど、さらに磯子の通称・プリンス坂を上り、自宅前の通称・鬼坂を上ってきた。少し筋肉がついてきたのか、普段なら60キロ近くを走った後に自宅前の鬼坂を上ることはできないのだけど、今回は頑張って上ることができた。
サイクルイベントでは、丹沢湖に至る激坂を上ることになっていて、今から恐々としてる。今回の練習で慢心しないで、筋トレとか自転車練習を続けたいものである。
ところで、台風一過なので、天気は非常に良かった。雲のない青空とその向こうに富士山のシルエットが見えたりして、サイクリングには上々の天気かと思いきや、通過した台風の吹き返しが強くて、南下するぼくに思いっきり向かい風が吹いたりしてちょっと辟易した。そんな向かい風の中でもサイクリングを楽しいと思えるようになったんだから、ぼくも変わったと思うね。
無事自宅に帰ってきて、物凄い達成感を得た。やっぱり自転車は楽しいなー。
さて、来月のサイクルイベントはどうなることやら。

| 自転車日記 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0)
伊豆半島一周サイクリング。

伊豆半島一周サイクリングに行ってきた。
いやもう大変なサイクリングだった。コースはほとんど上り坂か下り坂しかなくて、平坦な道を気持ちよく走るようなサイクリングではなかった。まさに自転車乗りとしての走力と精神力が試される過酷なコースだった。
天気もかなり過酷だった。特に1日目は台風一過の快晴で、首都圏では気温が35度を超える酷暑。延々と続くアップダウンに加えて、厳しいコンディションだった。
ナメちゃいけない伊豆半島。でも、好天のおかげでキレイな風景もいっぱい見られた。そんな辛く楽しいサイクリングの顛末である。

 

熱海まで輪行で行き、自転車を組み立てて熱海駅を出て、海まで坂を下ると、ほんの数百メートルですぐ上り坂が登場する。スタートして1、2キロで坂道になるのは、分かっていたけどね。気持ちも張っていたし体力にも余裕があったので、ここは難なくクリア。その先ですぐに下り坂になり、砂浜の海水浴場を超えると、すぐまた上る。これが何度か繰り返されてやっと伊東を超えた。日差しがどんどん強くなってくる。
伊東を超えて、20キロほど。とにかく伊豆高原までは頑張ろうと思った。以前、会社の自転車仲間と下田から伊豆高原までサイクリングしたことがあり、さほどキツくなかった記憶がある。早く伊豆高原から先に行きたい。
しかし、繰り返されるアップダウンと強い日差しにやられて、堪らずコンビニに駆け込んだ。このままではホントに熱中症になってしまう。とりあえず水を飲み、アンパンで糖分を摂取、アイスを食べて身体を冷やした。既に汗で全身びっしょりである。とにかく水分補給だけは怠らないようにしないと。
20分ほど休憩して、再びスタート。それからもコンビニで休憩を挟みながら先に進んだ。

 

※熱海駅前にて。まだいい天気だな。

※熱海を出てすぐに上り坂である。

※上ったと思ったらすぐ下りで、海岸に出る。

 

まだ体力的にも精神的にも余裕があったのか、途中で道を折れて、一碧湖に立ち寄ったりした。森に囲まれた湖は、なかなか美しい風景。古き良き避暑地の風景である。コースに復帰する際に劇坂を上るハメになったのはちょっと参ったわ。
伊豆高原を過ぎると既に昼時である。沿道にあったレストランに入った。
びしょ濡れのサイクルウェアで入店するにはちょっと憚られる感じの少し高級感のある店ではあったけど、混み合う前だったため奇異な目で見られることもなく、キンメダイの刺身や炙りの乗った丼を食べ、かなり元気が戻った。いや美味しかった。

※一碧湖。涼し気な風景。

※ランチ。美味であった。

 

海を左手に見ながら走っていると、水平線の向こうにふたつの島影が見えた。大きい方が伊豆大島で、小さい方は新島だろうか。大島と新島の間にある利島かもしれない。
河津駅前を超えると、下田も近くなってきた。とは言え、アップダウンの連続はまだ続く。しかし坂の上から見下ろす海はその美しさをどんどん増しているようで、海底まで透き通った様子は、見ていて飽きない美しさだった。
白浜海岸では、それまでの伊豆の海岸とは全然異なる趣で、浅黒い肌をさらした若者たちが闊歩する世界だった。まあキレイな砂浜だからね。
こうして下田に到着。時刻は14時過ぎである。いやはや過酷なサイクリングだった。

※東伊豆の海岸から相模湾を臨む。伊豆大島と利島(?)が見える。

※河津駅前。入道雲の雰囲気がまさに夏そのもの。

 

※海岸の風景。

※下田に到着!

 

まずはこの日の宿に向かう。海辺のペンションで、この時期で男一人旅の予約を受け付けてくれる数少ない宿泊施設のひとつだった。夕食なし、朝食なし、部屋にはシングルベッドがぽつんと置かれただけの素朴というかチープというか、シンプルな部屋である。だけど、びっしょりの汗を洗い流そうと風呂に入ったら、これがなかなかいい感じの温泉で、とても気持ち良かった。
風呂上りにベッドに倒れ込むと疲労のためにそのまま寝てしまい、起きると日は既に西の山影に隠れようとしていた。ぼくはTシャツ短パンに着替えて自転車に乗り、下田の街に散策に出かけた。

 

穏やかな湾内をぐるっと回って、ペリー像の前で記念写真を撮ったり、その先の防波堤の先端まで行ったりした。防波堤の先から山に囲まれた下田の街を見ているとなんだか不思議な気分である。よくぞここまで自転車で来たものである。ホントに遠くまで来たんだなーと思った。
南の空には白い小さな点がゆっくり移動していた。旅客機が飛んでいる。よく見ると、かなり距離を置いて、ひとつ、ふたつと白い点が続いているようである。夕方のこの時間は羽田に着陸する飛行機が相模湾沖で長い列をなす。飛行機の位置情報を表示するスマホアプリで見ると、相模湾から伊豆半島の南沖で列を整える様子が分かる。ぼくは暑い中、自転車に延々乗ってこんな遠くまで来たのに、向こうに見える飛行機があと数分後には横浜や東京の上空を通過するわけである。。なんだか不思議な感覚になった。

 

夕食をどうしようかと考えて、某SNSで自転車仲間が勧めてくれたとんかつ屋に向かう。大きな店かと思ったら、かなり小ぢんまりした店で、しかも店内は満席だった。威勢のいい店主にヒレカツ定食を注文すると、
「お客さん、この店初めて?初めてのお客さんは、ミックス定食にしてもらってるから!」などと言われ、ミックス定食を食べるハメになった。これがかなりのボリュームで、さらにキャベツが次々に勝手に追加されて、結局食べきれなかった。とんかつ自体は非常に美味しかったけどね。
ちなみに、以前、自転車仲間と下田に来た時に、当時の上司の奥さんの実家が営む食事処でかなり美味しい海鮮丼やキンメの煮付けとか食べたけど、この店が別の店名に変わっていた。何かあったのかな?

 

※下田の風景。

 

暗くなってきたので、海岸沿いの公園のベンチに座って缶ビールなぞ飲んだ。暗くなってきた空に星が見え始めていた。まだ完全に夜になっていないのに、星がたくさん出ていた。白鳥座が見つけられたので、その近くに天の川があるハズである。まだ見えるには時間が早いか。夜中に起き出して見てみよう。
しかし、宿に戻ると文字通りバタンキューで、9時頃にさきこと電話で話した記憶があるものの、まったく覚醒できずにそのまま寝てしまった。かなり疲れていたのだろう。気が付くと明け方4時だった。

 

5時くらいに起きて、近くを散策した。旅先での朝の散歩は気持ちいいものである。空には雲がかかっていたものの、前日に続き晴れを予感させる空模様だった。これは暑くなるぞ。
サイクリングの支度を整えて、宿を出る。
近くのコンビニに入って、朝食のおにぎりと水を調達した。この日は前日より15キロほど長い距離を走ることになるし、コンビニや自販機の数もかなり少なくなる。疲れたからといって気軽にコンビニで休憩することはできなくなる。特に石廊崎の手前にあるコンビニは、その後の30キロを前にした最後になるコンビニである。ここでの補給と休息は重要である。
ぼくがおにぎりを食べつつ休憩していると、スクーターバイクに二人乗りした男女が駐車場に現われた。二人ともレインウェアの上下を来て、大きなバッグを背中に背負っていた。このリュクサックにもなる巨大なバッグはぼくが持っているものと同じだった。部活の朝練に向かう女子中学生とこれを送るお父さんみたいである。

 

※下田の朝。月がキレイ。ペンション前にて。

※坂本竜馬の像があった。

※南伊豆の道を行く。

 

さて、石廊崎である。伊豆半島の最南端にある岬で、そこには灯台があったりする。ここは今回の旅では外せない場所だった。
しかし、である。
石廊崎灯台への道はいろんな意味で険しく厳しいものになった。ぼくが石廊崎への道を読み違えていたのが原因である。
道の沿道には「石廊崎こちら」の看板は出ていた。大きくてカラフルでかなり目立つ看板である。よほどこちらに誘導したいんだろう。しかし、当初のコースはここで道を折れず、その先の石廊崎灯台のバス停で道を折れる予定だった。だから本来なら看板を無視して進むのだけど、看板から発せられる誘導のオーラに負けて、つい曲がってしまった。
道の先には石廊崎漁港があった。石廊崎灯台はここから山道を徒歩で登るようになっている。ちなみに先ほどの道を折れずに行ったとしても、その先には坂道があって、これを自転車で上らないといけない。つまりどちらにしても山を登るのであれば、寄り道して徒歩で登るよりも、自転車で先に進んだ方が効率がいい。そんなわけで、一旦は看板の誘導に負けて石廊崎漁港まで来たものの、ぼくは遊歩道入り口の前でUターンして、先ほどの道まで戻り、ぼくは坂道を上ることにしたのだ。
しかし、結果として、石廊崎漁港から徒歩で行くのが正解だった。
息をぜーぜーと切らせて坂道を上った先には、確かに石廊崎灯台のバス停があった。しかし、その先の道、石廊崎灯台に至るだろう道にはなんと「立ち入り禁止」の看板が出ていたのである。
これには驚いた。公共交通機関であるバスの停留所の名前にもなっている場所から石廊崎灯台に行けないとはどういうことか。
実はこの場所から石廊崎灯台に行くには、「石廊崎ジャングルパーク」という施設の中を通過する必要があるようなんだけど、しかしこの施設は10年以上も前に閉園になってしまって現在立ち入り禁止になっているのである。つまり施設に入れない以上、ここから石廊崎灯台には行けないわけである。
さて、どうするか。これでは行きたかった石廊崎灯台に行けない。
もっとも現実的な方法は、先ほどの石廊崎漁港まで戻り、徒歩で山を登って行く方法である。あの看板の表記はやっぱり全面的に正しかったわけである。しかし、先ほど息の切らせてせっかく上ってきた坂をもう一度下るというのは、なかなか厳しい判断である。一度下って、もう一度同じ程度の高さまで徒歩で登り、さらにこれを降り、そしてもう一度自転車で戻ってくるのである。これからの距離を考えると、そこまで時間と体力を割けるだろうか。いや、行きたかった石廊崎である。伊豆半島最南端である。これを逃すべきなのか・・・。
いいや、坂道を下らなくても石廊崎灯台に行く方法はあるかもしれない。そうだ、閉園したジャングルパークの中を突っ切ればいいのだ。見たところ立ち入り禁止になって久しい感じである。ひと気のないこの辺りなら、不法侵入などは多少大目に見てもらえるだろう。ぼくは立ち入り禁止のロープをくぐり、立ち入り禁止エリアに足を踏み入れた。

 

※石廊崎灯台のバス停付近。雑草が生い茂る中、立ち入り禁止の看板がある。


かつて賑わったであろう園内は、今は当然ながらぼくひとりである。広大な駐車場の跡地にはアスファルトの割れ目から雑草が生い茂り、土産物屋やレストランがあっただろう施設の壁は多くが崩れていた。まさに廃墟、ちょっと不気味な世界である。ぼくはこういう場所には基本的に足を踏み入れない性質なんだけど、ごくたまに、好奇心が理性や恐怖心に勝ってしまう時がある。この時がそうだった。
駐車場内を進んでいると、道路の縁石が現われた。見たところ、最近敷設された縁石のようである。アスファルトは敷かれていないものの、ごく最近に何者かがここに道路を作ろうとしているのが分かった。もしかすると、今まさに施工中なのかもしれない。
そんな施工中の道を進んでいくと、その先に巨大な温室のような施設が見えてきた。長年の風雨にさらされて、ガラスが割れ、骨組みは錆びついていた。ジャングルパークが閉園する前は、この温室の中に南国の植物が植えられていたのだろうけど、今や見る影もない。そこで気づいたんだけど、温室の周りに土木作業で使うような重機がとめられていた。ショベルカーやトラックなどである。先ほどの施工中の道路と同様、ここで何か工事をしているのだろう。もしかすると、石廊崎灯台までの道を敷設しているのかもしれない。石廊崎灯台のバス停まで来て、泣く泣く引き返す観光客が多いことに鑑み、ジャングルパークの廃墟を撤去して、道を作っているのかもしれない。このまま進めば、その道が灯台に繋がる地点に出られるかもしれない。
さらに進むと、作業用のバンが駐車してあり、プレハブ施設や作業エリアを仕切る壁みたいのが見えて、工事現場的様相が一層濃くなってきた。そこには人影は一切見えない。今はお盆休みなのかもしれないな。そういや、ぼくは工事現場に不法侵入している身なので、ここで誰かに見つかってしまうとかなりマズいことになるな。
ちょっと不安が高まりつつも、視点を移すと、工事現場の壁の向こう、さらに重なる木々の葉の向こうに白い建物が見えた。あれが石廊崎灯台である。ここからでも結構距離があるように見えるけど、きっとこの先で道が合流するハズだから、このまま進めばどうやら行けそうである。
しかしである。ぼくが進む先に見えていたバンに後ろから近づいていくと、運転席に置いてあったヘルメットがゆらっと揺れたような気がしたのだ。バンに誰かが乗っている。
これは困ったことになった。バンに乗った人はおそらく工事関係者だろう。このまま進んでバンの横を通過したら、きっとぼくを見過ごさないだろう。声をかけられ、きっと不法侵入を咎められるだろう。
いや、いっそこちらから彼に声をかけて通り抜けをお願いしてみるか。それなら灯台には行けそうである。いやダメだ。それで彼が渋々ぼくを通過させてくれたとしても、帰りはどうなるか。再び不法侵入を許してくれるわけはないだろう。ぼくは正規のルートで一度石廊崎漁港に降りて、今度は先ほどの坂道を徒歩で上ってこなければならない。それは避けたい。いやいや、そもそもぼくは彼にとっては不法侵入者、つまり犯罪者である。ぼくがうかつにも声をかけたところで、彼が紳士的に対応してくれる保証などないのだ。彼がぼくをボコボコにして、穴に埋めてしまうことなど造作もないことだ。幸いここは立ち入り禁止エリアで誰も見ていないし、穴を掘るための大型重機も揃っている。声をかけるのは、危険であるとさえ言える。ここは大人しく引き返すしかない。石廊崎灯台が見えるところまで来て非常に残念だけど、生命には代えられない。
ぼくは後ろ髪を引かれる思いで来た道を戻ることにした。その時である。
ぼくが歩いてきた道の向こうから、別のバンが現われたのだ。しかも中に何人もの人が見える。そうか、出勤時間か。このエリアに人がいなかったのは、お盆休みでもなんでもなくて単に時間が早かっただけなのか。
このままではバンと真正面から鉢合わせることになる。どうする、行くか戻るか。どちらにしても工事関係者に見つかってしまうわけである。万事休すである。ヤバい、ボコボコにされて埋められてしまう。伊豆半島最果ての地で、ぼくは人生を終えるのか、最後は海の藻屑と消えるのか?!

 

※(左)施工中の道路。左手に廃墟となった施設の建物が見える。

(右)重機が無造作に並ぶ奥に温室が見える。

※工事車両が入ってきた。

 

ぼくは自転車に乗って坂道を下っていた。石廊崎灯台を見ないまま先に進むことにどうしても耐えられず、石廊崎漁港までの坂道を下り始めたものの、再びこれを上り返してくる体力にどうしても自信が持てなくて、下り坂の途中で引き返した。まだ2日目のサイクリングは始まったばかりである。石廊崎灯台を諦めて、先を急ぐことにした。石廊崎灯台には、後日クルマで来ればいいのである。
しばらく進むと、高台の展望台があった。
奥石廊崎と書いてある。海岸沿いに大きな岩の島が並んでいた。岩肌が露出した急な崖の上に植物が生い茂るダイナミックな光景である。
石廊崎に行けなかったけど、ここでいい景色が見られたのでよしとするか。
高台の展望台から戻ると、駐車場に見覚えのあるスクーターバイクが入ってきた。二人乗りのバイクから男性と女性が降りて、着ていたレインウェアを脱ぎ始めた。日差しが強くなってきて暑くなったのだろう。そうか、この二人、先ほどのコンビニにいた人たちだ。部活の朝練に向かう父娘ではなかった。
「先ほどコンビニでお会いしましたよね?自転車なのに早いですよね〜」
ぼくがジロジロ見ていたからか、声をかけられてしまった。少し話しをすると、八王子の方から夜中に出発してきたんだそうな。夜中に高速道路を走るから、夏とは言え防寒のためにレインウェアを着ていたわけか。

※奥石廊崎の写真。

※ダイナミックな海岸線。

※スゴいなー。

 

さて、ここから先が長かった。
ここから海岸沿いから少しだけ内陸に入り、通称マーガレットラインと呼ばれるアップダウンの激しい道を走る。標高200メートル超の峠を越えるのである。その中で何度も坂道を上ったり下りたりする。これがなかなかキツい。せっかく上ったのに、そのすぐ先でこれを帳消しにするかのように下り坂があり、さらに坂を上るのだ。平坦な道はまったくない山の中の道である。しかも、道路はある程度きれいに舗装されているものの、たまに段差や窪みがあったりして気が抜けず、さらに木漏れ日が斑模様のように影を作るので、どこに段差があるか分かりにくくて、どうしてもスピードが出ない。数か月前に自転車でコケちゃった記憶もあって、速度をあげて坂道を下ることが怖かった。
ある坂を上っている時である。何度も坂道を上ってきて、もはや多少の傾斜では驚かなくなっているところ、ふいに傾斜を表示する標識が現われた。
「9%」
かなりの斜度である。富士ヒルクライムでは平均斜度5%、キツい斜度でも8%前後なんて言われる中、9%の坂道を上っていたのである。しかもこの程度の坂道は、それまでに何度もパスしてきたし、もっとスゴい坂道もあったハズで、この標識を見て初めて、上り坂でなかなかスピードが出ない理由が分かった。疲れているからでも重い荷物を背負っているからでもない。単純に斜度がキツいのだ。なんだか妙に納得してしまったよ。
そんなキツい坂を何度もパスして、この日最高地点をようやく通過。長い坂を下ると、雲見温泉があった。
ぼくが大学生の時にサークルの合宿で来た街である。いやもう20年以上も前のことである。まったく覚えていないわ。しかし、当時宿泊でお世話になった民宿の名前だけは覚えていて、道を尋ねながらその民宿まで行ってみることにした。
民宿の看板はまだ出ていたけど、もはや民宿としては店じまいしてしまったようである。ぼくが卒業した後、サークルの現役やOBはいつ頃まで来ていたのだろうか。ちょっと大学時代を思い出して懐かしくなった。

 

※9%の道路標識。露出した岩肌にキレイな地層が見える。

※物凄い勢いでサイクリストに抜かれていった。荷物も持たずに行くなんてどんだけ猛者なんだ。

 

※雲見温泉。立ち並ぶ民宿。ぼくがかつてお世話になった(ハズ)の民宿。

※雲見海岸。

 

さらに先に進む。そろそろ昼時である。どこかでランチを摂りたかったけど、食事ができるような店はなかなかない。やっと到達した松崎町には、食事ができる店がいくつかあって、早々に食事をすることにした。できれば海の幸を食べたかったけど、前日のような食事処はなくて、街の中の路地を右往左往していた。
すると、コインランドリーの前にゴツい自転車が停まっていた。荷物を自転車の両脇に括り付けて走るいわゆる「ツアラー」的な自転車である。コインランドリーの中を見ると、体格のいい外国人の男女が洗濯物を畳んでいるところだった。いわゆるキャンプサイクリングでは、その日の宿を予約しないので、気ままにサイクリングができるので、日中でもコインランドリーで洗濯とかしちゃうのである。
気になったのは、彼らのゴツい自転車である。
1輪タイプのトレーラーを接続していたのだ。ぼくが一時検討していたトレーラーである。巨大なバッグが載せてある。おお、実物は初めて見たわ。思わず外国人に話しかけて、写真を撮らせてもらった。ドイツから来たそうで、日本語はまったく喋れず、英語だけ。そんな人がよく伊豆まで来たものである。

松崎町では、回転寿司の店に入って、地元の魚の鮨を食べた。量の割には出費が多かったな。残念だったのは、松崎町から数分の隣町、堂ヶ島に観光客向けの食事処がいくつかあったことである。松崎町でうろうろしてないで、先に進んでいれば良かったわ。

※この日の目的地はまだまだ先である。

 

※ぼくが注目していたキャリア。これでサイクリングを続ける外国人夫婦。

 

堂ヶ島辺りまで来ると、さすがに疲労が隠せなくなってきた。休憩を挟んでいるものの、疲れがなかなか取れない。重い荷物が背中や腰にのしかかってくる。レインウェアなど置いてくれば良かったわ。余計な荷物がリュックサックの重量を増していたし、さらにコンビニのないエリアを走ることを想定して、ペットボトルを2本ほど入れているので、それだけで1キロは重量が増していた。本当に荷物が重い。
さらにアップダウンの数もキツさも増しているように感じる。一回の上り坂で上る距離や斜度がキツくなっている。
こうして土肥温泉に到着したのは、15時を超えていた。前日は下田に14時過ぎに着いていたことを思うと、かなり時間をかけている。しかし、この日のフィニッシュは、土肥温泉からさらに15キロ、200メートル超の峠を越えた先にある戸田(へだ)なのだ。
少し休憩を挟んだ後、気合い一発、ペダルを踏み込んだ。

 

戸田に至るまでの道は、過酷を極めた。走行距離は既に90キロを超えている。一日に90キロを超えるサイクリングもあまり経験がないし、さらにこの日は何度もアップダウンを経ている。しかもこの日最後になる峠越えは、一度ガツンと上った後、緩やかな下り坂があって、それからさらに上るというメンタルが相当削られる道だった。
だから下り坂が長く続き、木々の隙間から戸田の特徴ある岬の形状が現われた時にはとても嬉しかった。ついにこの日の到達点が見えたのである。時刻は16時を超えていた。実に10時間以上にわたるサイクリングだった。
幸い、戸田にはコンビニがあった。ここまで走ってくれた自分へのご褒美で、アンパンやらあんみつやら、普段は口にできないような食べ物をたくさん買い込んだ。
まずは身体を休めるためにこの日の宿に向かう。
実はこの日の宿は、海から少し離れたところにある。距離にして1.5キロほど離れている。これでは夜に起き出して、星や海を見に散歩に出ようなんてできそうもない場所である。ホントは御浜岬(みはまみさき)の砂浜で打ち寄せる波の音でも聞きながら夜光虫が放つ光なんかを見てビールをぐびっと飲んだりしたかったのだ。戸田の民宿をしらみ潰しに電話をかけまくったのだけど、お盆の時期は満室が多く、やむを得ず海から離れた旅館で妥協したわけである。
たしかにその旅館は海から離れていたけど、チェックインして部屋に入ってビックリである。かなりいい感じの部屋である。階下の大浴場も清潔でキレイで絶妙な湯加減。疲れがどろっと溶け出すほどの心地良さである。また夕食がこれまた素晴らしく美味であった。キンメダイの煮付けや刺身はもとより、名産のタカアシガニや地元で獲れた小魚の天ぷらもあった。いや、最高に美味しかったわ。残念な宿かと思ったら、最高の宿だった。
この日は疲労困憊でドロドロに疲れていたので、夕食後はそのまま眠ってしまった。

※恋人岬。この辺は「〇〇岬」というのが多い。

 

※土肥温泉に到着。名所の巨大な花時計。

※戸田の街が見えた。

※なぜかニホンザルが飼われていた。

※ハチャメチャ美味な夕食。

 

翌日は朝5時前に起床。
疲労は多少は取れているものの、大腿筋の筋肉痛が酷かった。この日は走行距離は短いものの、全行程中もっとも標高の高い峠を越える。斜度はさほどではないものの、坂道の距離もそれなりに長い。前日と同じくらい過酷なサイクリングになるハズである。
しかし、せっかく早く起きた朝である。御浜岬には行かないと。
空はどんより曇っていて、今にも降り出しそうな感じである。いや、既に降ったのだろう。アスファルトは濡れていて、ところどころ水たまりができていた。明け方にざっと降ったか。これからは降らないのかな。天気予報は曇り表示だったけど、かなり微妙な予感である。
御浜岬まで自転車で行き、ぐるっと散歩してきた。晴れていたらとても美しい場所なんだろうな。透明度の高い海には美しい青色の小魚が波に揺れるように泳いでいて、ここに太陽の光が差し込んだらきっと言葉に表せないほど美しいんだろうなと思った。それまでの海もキレイだったけど、そういえば海を間近で見るのは、この日が初めてだった。太陽が出て気温が上がっていたら、きっと足を差し入れていただろうな。そしたらまた言葉では表せないほど気持ち良かっただろうな。残念。
旅館に戻り、美味しい朝食をいただいた。干物が特に美味しかったわ。

※朝の戸田の港。曇っちゃったなー。

※御浜岬の先にある神社。海に向かって鳥居が建っている。

※防波堤に青色のキレイな小魚がいた。

 

さて、3日目最終日のサイクリングがスタートである。この日は60キロほど走ってついに熱海に至る。伊豆半島一周がついに完成するのである。
ちなみに起きがけにはそれなりに痛みがあった筋肉痛だったけど、早朝の御浜岬までの散歩に出かけた時にはさほど痛さも感じなくなっていて、この日のサイクリングが始まってしまうと、ほとんど感じなかった。一方で背中や腰は、連日重い荷物を背負っていたために疲労感が無視できないほどだった。またお尻の痛さもかなりキツかった。以前は長距離を走っていてもこれほど痛いとは感じなかった。なんだろうな、レーシングパンツが身体に合っていない感じである。身体は確かに本調子ではない。しかし行くしかないのだ。ぼくはペダルを踏み込んだ。

※スタート直後から坂道を上り、すぐにここまで上がってくる。

 

スタートしてしばらくは、濡れた路面を快調に進んだ。海に向かう道は少し傾斜がかかっているのかな。スピードも少し出た感じである。
しかし、それもほんの数分である。戸田の街を出るか出ないかの際で早くも上り坂である。今まで何度も繰り返してきたことだけど、今回はその斜度が明らかに一層キツくなっていた。リアのギアはもっとも軽く、フロントギアもすぐにインナーに入れるほどである。前日はそれでも9%程度の坂を時速10キロ程度で上れていたから、これはさらに傾斜がキツいのだろう。まだサイクリングが始まってほんの5分程度である。そりゃないぜ。
この坂道を超えるのはかなり苦労した。前日の最終盤、土肥から戸田に抜けるのにかなり疲労した状態で峠を越えたものだけど、おそらくそれ以上の傾斜と距離だったろう。
途中で展望台になっている小ぢんまりした駐車場で休憩した時、この峠道の成り立ちを記載した石碑があった。長年にわたり遠回りしないと行けないほとんど陸の孤島状態だった戸田の集落に続く急峻な崖沿いの道を作る難工事には、陸上自衛隊が動員されたそうである。そうか、この道は自衛隊が作ったのか。きっと足場の悪い深い森にキャタピラ重機をガンガン投入して道を切り開いたんだろうな・・・と思うにつけ、そんな血のにじむ思いをして作った道が、ロードバイクのサイクリングに優しい道であるハズがない。ぼくが文字通り血のにじむような思いで走っている道が伊豆半島のこれまでの坂道の中でも1、2を争うほど過酷を極めるのは、道理なのである。ぼくは数百メートル進んでは休憩を繰り返しながら、ゆっくりゆっくり峠を上っていった。
そして、ようやくにして坂道の地平線の向こうにトンネルが見えた。井田トンネルと名付けられたトンネルである。このトンネルをもって、上り坂は終了である。
それまでも坂道のてっぺんにトンネルが現われることは多かった。しかし、ぼくがこのトンネルの名前を憶えていたのにはわけがある。
今回の伊豆半島一周サイクリングを検討する中で、一人で伊豆半島一周を成し遂げたサイクリストのブログをいくつかチェックした。その中で数人が、この井田トンネルの写真を掲載していた。「やっと井田トンネルに到達」なんてキャプチャーをつけているブログもあった。ぼくはここまで苦労して上ってきて初めてそのわけを知った。伊豆半島を1日で周回してしまうほどの猛者でも、このトンネルは印象に残るものなのだ。そのくらい戸田からの上り坂はキツいものなわけである。

 

井田トンネルを過ぎて坂道を下っていると、木々の隙間から特徴的な形状の岬が見えた。戸田の御浜岬を二回りくらい小さくしたような形状、これが大瀬崎である。大瀬崎には10年くらい前に沼津に単身赴任していた頃にバイクで来たことがある。雲見以降ずっと続いていた未踏の地がついに終わりを告げた。ここから先は一度は来たことのある道である。
道を折れて大瀬崎に降りる道は、結構な急坂かと思っていたけど、そうでもなかった。立ち寄って良かったわ。
空には黒い雲が垂れこめていて、風も強く海面は波立ち、雨は降ってなかったけど、いつ降り出してもおかしくない感じだった。ぼくは自転車を停めて、大瀬崎の先端まで行ってみることにした。伊豆半島七不思議のひとつと言われる淡水の湧き出る池を巡って、海岸線を散歩したりした。ダイビングショップが立ち並ぶ場所だから、晴れて日差しが海に差し込んだりすればきっとキレイな景色が見られたんだろうけど、この日は波立つ海が暗い色を湛えるだけだった。前日までずっとキレイな景色を見ていただけに、ちょっと残念である。
大瀬崎を超えると、海岸沿いの道は東に方角を変えて、しばらく平坦な道になる。平坦といっても若干のアップダウンはあるし、カーブも多く、さらに風は前から吹いてくるので、爽快なサイクリングというわけにはいかなかったけど、それまでの地獄のアップダウンを思えばなかなか快適な道だった。

 

※森の中を上っていく。(右)井田トンネル。

※大瀬崎を見下ろす。

※大瀬崎は荒れていた。

※側道に青い表示。どうもサイクリスト向けの表示のよう。

 

しばらく進むと、交差点に出た。
海岸沿いの道は、ここでさらに方角を北向きに変えて沼津市街に進むんだけど、これに東向きにまっすぐ行く道が交差していた。当初の予定のコースは沼津市街に向かってもう少し海岸沿いを行くところだったけど、実は東向きに行った方が熱海には近道ではないかと思った。地図で見ると、確かにショートカットできそうなコース取りができそうである。天気がいつ悪化するか分からないし、疲労も大きいので、ここは少しでも時間短縮しておきたい。ぼくはそのまままっすぐ、東向きに進むことにした。とにかく先を進むのでまったく振り返ることはなかった。思えばここで長く付き合ってきた海岸沿いの道と別れることになるのだけどね。天気のことや疲労感など、とにかく早く熱海に行きたいという焦りの方が強かったかもしれない。
東に進路を取り、下田街道を少し走ると、熱函道路に至る道に出た。ここから再びヒルクライムである。しかも今回のサイクリングでもっとも長く標高の高い坂である。しかし、これが最後の上り坂でもある。いや、長く走ってきた伊豆半島のサイクリングもいよいよフィナーレである。フィナーレにして最大のクライマックスである。
気合いを入れ直してぼくはペダルを踏み込んだ。

※ついに熱函道路。

 

熱函道路の坂道は斜度はさほどではないものの、いつまで続くか分からない不安さや交通量の多さに悩まされた。トラックなんかも結構通るので、走っていてちょっと怖かった。特に坂道ではアクセルを踏み込むためか、クルマのスピードは速くなるしエンジン音も大きくなる。後ろからエンジンを唸らせながら高速で迫ってくるのは、怖いよな。
道は早々に森の中に入る。霧が立ち込め視界が悪い。たしかどこかに三島市街を臨む高台を走る道があるハズなんだけど、沿道に見える風景は雑木林や小さな集落の田園風景でしかなかった。何度か休憩を挟み、三島を臨む道はいつ現われるのだろう、それが見られないうちは坂道にも終わりがないと思っていた。
しかし、坂道の向こうにトンネルが現われた。その唐突さにびっくりした。熱函道路のトンネルは、坂道のてっぺん辺りにあるトンネルしかないハズである。ぼくは坂道の上まで、いつの間にか至っていたわけである。三島の風景は見えたのかな?どこかで振り返ったら見えていたのかもしれないな。ともかく、坂道は終了である。
ついに、ついに熱函道路を上り切った。後は下るだけである。トンネルの中は狭くて、後ろから迫るクルマの音がとても怖かったんだけど、道は若干傾斜していて、自転車のスピードはどんどんあがっていった。上り坂は完全に終了したわけである。
トンネルの外は雨だった。霧も立ち込めていて視界も良くない。細心の注意で走らないと。特に熱海駅に向かう急激な下り坂は物凄い傾斜である。雨の中こんな急斜面を下ることになるとはね。ぼくを心配してくれるさきこがもっとも懸念していた場所でもある。ブレーキレバーを握りしめてゆっくりゆっくり下る。
信号待ちのクルマで車道が渋滞し始め、傘を差した歩行者も多くなってきた。沿道には土産物屋が店を開き、呼び込む声が聞こえる。熱海の市街に入ったのだ。数キロほどで急傾斜は終わり、今度は上り坂になる。これが熱海駅に繋がる道である。

※熱函道路の最高地点付近のトンネル。霧が濃い。

※雨の中、熱海に向かって下っていく。

 

そしてついに熱海駅に至る。
長く辛い自転車旅はついにここで終了したのである。
それにしても、駅前には人が多い。雨が降っているので、観光客が駅舎の軒下や屋根のある足湯施設から出てこないのだ。晴れていれば海岸に出ていたハズの人がみんな駅前で動けなくなっている感じだった。
そんな中で記念写真を撮るのはちょっと恥ずかしいけど、旅の恥はなんとやら、である。250キロ以上を走破した成果を残すためにもいい表情で写真を撮っておこう。

 

いやはや大変なサイクリングだった。雨の中350キロを走った知床チャレンジと同じかそれ以上だったかもしれない。強い日差しに体力を消耗され、それでもアップダウンの繰り返しを経て、ほとんど満身創痍で熱海に帰ってきた。感無量・・・というよりは、やれやれといった感じである。これから先はもう過酷なサイクリングはないんだという安堵感が強かった。
雨の熱海駅前は賑わっているものの、アテが外れて時間を持て余した観光客のやりどころのない思いが渦巻いているようで、暗くていい感じはしなかったな。
サイクリングにはやはり晴れていた方がいい。だから晴れてくれた1日目と2日目には感謝である。日差しがあったからこそ、透明度の高い海の中がキレイに見えたわけである。今回はぜひ晴れて欲しかったぼくにとっては、申し分のない天気だった。
それにしても、伊豆半島は厳しい道だった。過酷なアップダウンの繰り返しを思い出すと、もう二度と走りたいとは思わない。サイクリングを終えてそんな感慨に至ったのは初めてかもしれないな。どんな辛い道でも、自分の足で走破した道なら、「もしいつかまた同じ道を走るなら・・・」と思うものだけど、ここだけはそういう感じはない。もう二度と自転車では走らない。それだけ過酷な道なのだろう。

 

そんなわけで、年に一度のチャレンジサイクリングは無事に終了することができた。心配してくれたさきこに電話して無事を伝える。
自転車を分解して輪行態勢にし、熱海始発の東海道線に乗る。三連休の初日で、かつ雨模様の昼下がりに東海道線が混み合うわけもなく、ゆったり座ることができた。輪行態勢にした自転車は、シートの裏側のスペースには収まらなかったことを書いておく。
電車の発車を知らせるベルが鳴った。電車はゆっくり動き出し、熱海を後にした。
ぼくは意外なほど何ら感慨を得ずに、ただ車窓を見守ったのである。

 

後日談である。
重いリュックサックは、肩にかけるベルトをちゃんと締めれば、それほど重さを感じないということを知った。実際、3日目の途中でベルトを少しキツめに締めてみたら、重心が上の方に移動してくれて、自転車に乗っていても腰に負担がかからなくなった。荷物が重いのはそうだけど、背負い方にも問題があったわけだ。
また、意外に悩まされたお尻の痛み。後で下着を見てみたら、なんと出血していた。自分では見れない場所だけど、どうも擦り傷になっていたみたい。春以降、少し痩せてきたので、レーパンのサイズが合わなかったのかもしれない。
さて、次はどこを走ろうか。熱海から帰ってきたばかりの頃は、次のチャレンジサイクリングについて、何も考えたくなかったけど、数日経つと早くも日本地図を見ているぼくがいた。またしばらくすれば新しい目標を見つけて、準備を始めるのだろう。今回の過酷なサイクリングが、次にも役立ってくれるのを祈るばかりである。チャレンジサイクリングの道は、この先もまだまだ続いているのである。

※熱海駅前にて。お疲れ様〜。

| 自転車日記 | 18:45 | comments(0) | trackbacks(0)
帰還。

伊豆半島一周サイクリングから帰ってきた。
いや、もうなんていうか、大変なサイクリングだった。総走行距離は250キロを超え、アップダウンの連続、過酷な坂道を数えきれないほど超えて、熱海に戻ってきた。事故もなく帰って来られて良かったわ。
天気は非常に良くて、逆に熱中症になりそう、いやなりかけてた感じだった。猛暑、酷暑のこんな日にサイクリングに出かけようという人はあまりいなくて、道中でサイクリストを見かけるのは非常に少なかった。しかし、出会ったどのサイクリストもそれなりに経験を積んできた感じの人ばかりで、初心者的な感じの人は皆無だった。どちらかと言えば、ぼくがもっとも経験不足なサイクリストだったかな。そのくらい伊豆半島の道は過酷で、サイクリストとしての能力が試される道なのである。
もう一度走りたいか?と聞かれると、今のところは「もうコリゴリ」と答えてしまう。あんな道は一度走れば充分である。
一方で景色は非常に良かった。特に南伊豆から西伊豆にかけては、まさに風光明媚な世界である。植生が南国的な感じである。巨大な岩が海岸からそそり立っていて、その険しい崖、無骨な岩肌の風景は、とても鮮烈な印象だった。強い日差しが透明度の高い海に差し込んで、絶妙な色合いで海底を照らしていた。
時期的に観光客の多いタイミングで、交通量も多く、狭い道でクルマに追い越されるのは、怖いと思うこともあった。自転車が車道を走ることも快く思っていないドライバーも多くて、すれすれで追い越されてかなり肝を冷やした。その点では、自転車仲間でわらわらと連なって走るのは非常に危険である。2、3人で走るくらいが限界なんじゃないかな。
そんなわけで、今年のチャレンジサイクリングは終了である。今はちょっとホッとしている。3日間にわたって酷使した大腿筋は、かなりの筋肉痛である。今はとにかく休息させてあげたい。
それにしても、次のサイクリングを考える気がしないのが不思議である。いつもなら、終わってしまった余韻に浸る間もなく、次のサイクリングを検討し始めるところだけど、今回はなかなか次のサイクリングに思いが向いていかない。そのくらい身体を酷使したということだろう。
今日明日は身体を休ませて、それからゆっくり次のことを考えようと思う。

※南伊豆・奥石廊崎にて。

| 自転車日記 | 09:23 | comments(0) | trackbacks(0)
TGIF!

台風5号は紀伊半島辺りから本州に上陸後、北東の方角に進み、岐阜から北陸に入って動きが鈍化した。上陸した後は、日本アルプスが壁みたいになって大気の流れが遮られたようで、2週間を超える長寿台風もようやく風前の灯である。
台風が北陸の方に向かってくれたので、関東は夜半に風雨が強くなったものの、今は完全に台風の影響を免れて、見上げると眩しいばかりの青空である。台風一過というわけではないけど、気持ちいい晴天である。

 

ぼくは明日、伊豆半島一周のサイクリングに出かける。いい天気で当日を迎えられそうで、本当に嬉しい。地獄の雨中サイクリングになった去年の北海道・知床チャレンジを思うと、実に1年超しの晴天サイクリングというわけである。いやはやホント、ウレシイわ。
一時は天にまします人外の存在に恨み言を言ったり、恣意的な意地悪(?)に対抗するためにキャンプサイクリングを検討してる振りをしてみたり、月に願ったり、星に願ったり、ネコにお願いしたり、とにかくあらゆる手段で晴れを願ったものだけど、今回はこうして願いが結実してくれたわけである。
天に向かって感謝の言葉を贈りたい。

 

Thankyou God! It’s Fineday!

 

ちなみにサイクリングを前日に控えて、準備の方は全然まったく完全無欠に進んでいない。リュックサックすら出してきていない。ぼくが予定通りサイクリングに出かけるつもりがないことをアピールする意図もあったのだけど(・・・って、言うまでもなく天にまします存在に対してである。ぼくはこういうオカルト的なことも結構本気で取り組むのだ)、ともかく出発まであと24時間を切っているわけだから、帰宅したら頑張って準備をしないとな。もし、何か買い忘れたものがあっても今さら遅いわけで、そういうものがないことを願うばかりである。

 

そうして、ぼくはサイクリングに出発するわけである。
お膳立ては整った。あとはぼくがどこまで頑張れるかである。ぼくが本気でサイクリングにチャレンジするこの機会を今年も存分に楽しみたいと思う。

※うん!頑張るよ!

| 自転車日記 | 12:22 | comments(0) | trackbacks(0)
週末は。

台風5号が種子島辺りで方向転換して東進を始めた先週、横浜ではまだ晴天が続いていたので、さきことクルマに乗って、世田谷の方に行ってみた。
実は世田谷のとある自転車屋さんに、自転車に荷物を載せてけん引する「トレーラー」の実物があるとのことで、見せていただこうと思ったのである。世田谷辺りは自転車屋さんが多い。しかも、町の小さな自転車屋がなんだかオシャレな感じで営業している感じが多くていいなーと思う。もともと自転車文化の街なのか、オシャレ自転車屋が増えたからなのか分からない。国道246号線を自転車で走る人もかなり多いしね。

 

さて、この世田谷のとある自転車屋さんで、トレーラーの実物を見せていただいたものの、滞在時間はほんの20分程度だった。
店舗に入るなり、出てきた店主に用件を伝えると、すぐにトレーラーを出してきてくれて、「じゃ試しに乗ってみます?」なんて言われ、店のクロスバイクにこのトレーラーを接続して、これを引っ張りながら周辺を走ってみて、戻ってから店主といろいろ話しをして、結果として「おおむね問題ない」ことを確認して、店を後にした。いや、それなりに値の張る買い物なので、慎重に品定めをするつもりだったけど、乗ってみて問題ないことが分かると、もう聞くこともあまりなくて、「じゃ検討してみますー」なんて言ってその場を離れるしかなかった。ぼくの感触としては、おおむねどころか、まったく問題なさそうである。けん引してみて、後ろにトレーラーがくっついている感覚はまったくなかった。さらに、このトレーラーは1輪ではなく2輪なので、この両輪が通る道路上のラインが自転車のタイヤが通るものとは異なるため、道の端に寄り過ぎないようにしないといけないのだけど、それもあまり気にならなかったな。ハンドルと同じくらいの幅なのだろうか。コーナーを曲がる時に、トレーラーの片輪だけが縁石に乗り上げるようにわざと走ってみたものの、乗り上げている時の衝撃はまったく感じなかった。運転するうえではたぶんまったく問題ないだろう。
これにテントや寝袋、床敷きマット、着替えなんかを積載して、走るのである。普段のロングライドでリュックサックに入れている量に3キロほど加わっただけのような感じである。うん、その程度ならまったく問題ない。逆にリュックサックを背負わないで済むというのは、かなり魅力的である。
「次はご自分の自転車を持ってきてください。有償でお貸ししますので、しばらく試走してみたらいいですよ」
店主にそんなことを言われ、状況が一歩前進というか、野宿(キャンプ)サイクリングの不安がかなり減少して具体的になってきて、ちょっと嬉しくなったのだった。

 

※いろいろ検討した結果、1輪のトレーラーではなく2輪のトレーラーに落ち着きそうな感じ。

 

ちなみに、その後二子玉川駅近くにあるアウトドア用品店なんかを物色して、一人用テントもちょろっと見てみることにした。完全に一人用だと荷物を置くスペースが限られるので、念のため二人用のテントを検討。畳んだ時の重さや大きさを見て、問題なくあのトレーラーに乗ることを確認した。キャンプサイクリングがさらに具体化していくのをひしひしと感じた。

 

ところで、キャンプサイクリングと言っても、今回の伊豆半島一周サイクリングが晴れてくれれば、従来のような形でサイクリングを実施するつもりでいる。キャンプサイクリングに変更されるのは、当日がかなりの悪天候で、中止を余儀なくされた場合に、別の晴れた日に延期した場合に限られる。その場合は、あらかじめ実施日を決めて宿泊施設を予約するようなことはせず、晴れそうな日を狙ってテントを持ってサイクリングに出かけるのだ。
天気の動向に一喜一憂する日々、また雨に降られて楽しいハズのサイクリングが全然面白くないという展開とは完全に無縁になる。天気が先か、宿泊施設の予約が先かというジレンマを一気に解決するコペルニクス的転回である。そんな発想の転回をもたらせたこのトレーラーには「コペルニクス」という名をつけようと思っている。自転車の方にはまだ名前がないんだけどね。

 

さて、肝心の天気の動向である。
台風5号はなんとか出発の前日までには関東を抜けてくれる見込みである。このため台風由来の雨は降らない想定なんだけど、風の方はちょっと分からない。伊豆半島の北側を抜けるため、吹き返しが南から吹くハズで、初日に南進するぼくにはかなり厳しい風になるかもしれない。
そして台風の影響がなくなった後の気圧配置は、今のところほとんど確定的ではない。天気予報の会社でもかなり曖昧な感じの予報しか出せていない印象である。台風が巨大であるほど、過ぎ去った後の状況は予想しにくいのだろう。しかし、もしかしたら遥か東にある太平洋高気圧が空いたスペースまで勢力を伸ばしてくる可能性もある。そうなると、完全なる夏の天気である。雨の降らない晴天が何十日も続くことになるだろう。夕立なんかはあるかもしれないけど、晴れてくれるのはサイクリングには最適な状況である。
そんな夏が来るかどうか、台風とその後の気圧配置にかかっているのである。
今は祈るしかないのかと言えば、そんなことはない。今回のことで分かったけど、ぼくがサイクリングの実施日に固執し過ぎないことも大事なのである。
「雨でも構わないよ、さくっとキャンセルして、別の晴れた日にキャンプサイクリングするから」
そんな思いで、トレーラーや一人用テントの検討なんかを続けていれば、天にまします人外の存在も、ぼくに意地悪することはないだろう。そうである。思考の半分くらいをキャンプサイクリングのことで占めるようにすればいいのだ。うん、我ながらナイスアイデア!
いや、しかし、数日を前にしてサイクリングのことを楽しみにできないというのも不自由なことだなぁ。
ともかく天気はもってくれそうである。ここはそろそろ完全に気持ちを切り替えて、サイクリングモードに移行しようかな。輝く海がぼくを待っている!台風よ、早く去れー!

| 自転車日記 | 12:48 | comments(0) | trackbacks(0)
寝ても覚めても。

いよいよ来週水曜日から伊豆半島一周サイクリングである。晴れるのか、雨なのか、寝ても覚めてもそのことばかり、ぼくの思考の8割はもうそのことばかりである。
もっとも気になるのが、台風5号の動向である。現在、南大東島辺りにあって、沖縄に向けて西に進んでいる。これがどこで偏西風に掴まるか。その後に東進する速度はいかほどか。これが最大のポイントである。ちなみに、某ウェ〇ーニ〇ーズの週間予報だと、台風5号は九州を縦断して日本海に抜けていくコースになるそうで、ぼくが出発する9日に朝には秋田県沖の日本海にあることになる。もし本当にそういうコースを取るのならサイクリングに問題はない。しかし予報円の内側を通ったり、速度が思ったほど速まらないようだと、他の気圧配置と影響して雨が降る可能性が高くなる。

 

今回は去年のように台風でもサイクリングを強行することはせず、雨なら潔く中止である。宿のキャンセル料がかかっちゃうだろうけど、無理して強行してもさきこに余計な心配をさせるだけなので、ここはおカネを払って安全を取ることにする。
そして、もしそうなったとすると、俄然現実味を帯びてくるのが、テント泊による野宿サイクリングである。
街でたまに見かけるそういう人たちの世界に、つま先とは言え入ることになるとは、今でも信じがたい。キャンプを経て、経験値が高まったというか、なんだか吹っ切れちゃった感じでもある。

 

一人でテント泊するとなると、自宅にある4人用のテントでは大きすぎる。1,2人用のテントを新たに購入するしかない。軽量で収納がコンパクトになるものがいいなーなんて思っている。
また、テントや寝袋を運ぶためのキャリアも必要である。前回のブログで、某社のトレーラーを購入しちゃおうかと迷っていたけど、その後いろいろ確認する中で、ロードバイクに装着するのはちょっと難しいとの結論に至り、今は別の商品がないか検索中である。前回のブログに掲載したトレーラーのように自転車のリアホイールの車軸に装着する形のものもあれば、サドルチューブに取り付けて牽引するタイプもあり、どれがいいか検討中である。
テントとキャリアで相当値が張る買い物になるけど、晴れの日にサイクリングできることも思えば、これもあり得べき手段のひとつじゃないかと思っている。

 

台風の動向とテントやキャリアへの物欲。ぼくは今、この二律背反的な選択の中で揺れている。もういっそ、野宿サイクリングの方に降り切っちゃってもいいかなとも思っている。晴れの日にサイクリングできることの方が重要である。
そんな風に選択肢の幅を広げたからだろうか。天気予報の様相が少し変わってきたのだ。
当初の天気は曇り、降水確率50%だったのだけど、これが曇りのち晴れに変わり、降水確率も30%ほどに下がったのである。ぼくが野宿サイクリングの方に気持ちを少しシフトさせて、晴れへの渇望を幾分か減少させたからだろうか。もしそうだとすると、あまりに作為的過ぎる。ホント、天にまします人外の存在には困ったものである。
これからも、天気予報の動向を気にしつつ、一方で野宿サイクリングの計画も着々と進めていこうと思う。どちらにするか、この選択はきっと直前までズレ込むんだろうな。

| 自転車日記 | 12:38 | comments(0) | trackbacks(0)
それが答えだ。

先週のキャンプはあいにくの雨だったけど、それでも楽しみにしていたイベントが終わり、目下のところ次に楽しみにするのは、伊豆半島一周サイクリングということになった。今月上旬に行ってくる予定である。まだ時間があると思っていたら、早くも来週である。
問題は今回も天気である。
10日以上前に発生した台風5号が、未だに太平洋上を迷走していて、ゆっくり西に向かっている。これが沖縄辺りに差し掛かる頃に偏西風の影響を受けて東に進路を取り、一気に日本列島を縦断する。それが今週終わりに起こるのか来週後半まで起こらないのかで、サイクリングの展開が大きく変わってくるのである。

 

それにしても、ぼくは本当に天気に恵まれない。去年の北海道サイクリングはもとより、その後も出張を兼ねて走った鳥取・大山でも雨に見舞われたし、先週のキャンプも雨だった。もちろん富士ヒルクライムのように晴れてくれた日もあるけど、通算すれば7対3くらいの割合で雨が多いと思う。
そんな状態だから、ぼくは気象についていろいろ勉強したいと思ったし、実際に気象庁のデータを過去数年にわたって分析するようにもなった。晴れの割合がもっと高ければ、気象を勉強する時間をもっと有意義なものに充てられたかもしれない。
どうすれば、雨に降られないでサイクリングを楽しむことができるだろうか。

 

過去何度も自問してきた命題に、今回さきこが一石を投じた。
小さな一石だったけど、とても大きな波紋が広がるものだった。キャンプから帰ってきて、荷物を収納したりテントを干したりと後片付けをしている中で、さきこがこんなことを言ったのである。
「いっそ、テントを持って走ったら?」
それはつまりテント泊ということである。自転車の前輪と後輪に大きな荷物を括りつけ、さらに後部の荷台の上にも大きな荷物を積み上げて、キコキコ走ってるサイクリストのようなイメージである。自転車にはテントや下敷きマットなんかも積み込まれていて、いつでもどこでも野宿が可能である。ぼくの地元でもたまに見かけるし、去年の北海道では何人も見かけた。釧路駅前ではここを起点に野宿サイクリングを始める大学生らしき若者がうじゃうじゃ集まってるのを見たものである。ぼくもそんな野宿サイクリストの仲間に入れというのか。
いや、実際にはぼくの自転車でこれを実行するのは難しい。クロモリ製で剛性が高いとは言え、あくまでロードバイクであり、前輪にも後輪にも荷台を取り付けることはできないのである。
しかしよく考えてみると、野宿にもいくつかのメリットがある。
事前に宿泊施設を予約する必要がないのだ。これにより、サイクリングの旅程に課せられた拘束力がかなり減少する。従来は、宿を予約したからには雨が降ろうが槍が降ろうがサイクリングを敢行するしかないことになるのだけど、宿の予約がなければ、極端な話し、サイクリングにいつ行ってもいいのだ。天気予報の週間予報が発表されて、晴れる確度がある程度高まったところでサイクリングの準備を始めても遅くないことになる。前日になって「あ、明日晴れるから行ってくるかな」なんて言っても全然構わないのである。これは今までのサイクリングとは異なる発想、コペルニクスの転回的発想である。
もちろん野宿のデメリットもある。
先に書いたようにぼくの自転車には荷台を取り付けられないので、テントも下敷きマットもリュックサックに詰め込んで背負っていかないといけないし、重いものを背負って走るのはバランスが悪くなる。たとえ無事テントを張れたとしても、安心はできない。不埒な輩に絡まれて金品を奪われるかもしれないし、そんな犯罪に巻き込まれなかったとしても、テントの外には忌まわしい黒い昆虫がカサカサと歩いているかもしれないし、または誰もいないハズの暗闇の向こうから女性のすすり泣く声が聞こえてきたりするかもしれない。そんな犯罪的、または昆虫的、あるいはオカルト的なリスクが野宿にはあるのである。くわばら、くわばら。

 

野宿サイクリングのもっとも大きな課題は、かさばる荷物をどうやって運搬するかである。先に書いたとおり、リュックサックに背負っていくのは、容量が足りないことはもとより、重心が高くなって不安定になるなど危険もあって、現実的ではない。自転車の荷台に括り付けるのは、これも先に書いたとおり、自転車の構造上難しい。
いくら野宿に対して覚悟を固めたとしても、現実的でなければ当然ながら実現できないのである。
そこでふと思いついたのが、以前見かけたことのある牽引車(けんいんしゃ)である。ネットではトレーラーなどと紹介されているが、要するにリアカーである。
これについては、実は以前から気になる商品があった。某社のトレーラーである。タイヤが1個付いた荷台を自転車の後部に取りつけて牽引するのである。荷物を自転車に積載することもないし、ぼくが背負うこともない。なかなかいい感じである。荷台を牽引するロードバイクってなんだか旅してる感じが強くてカッコいいかも。
そんなわけで、ぼくの自転車にトレーラーを取り付けて走ることをイメージしたら、なんだか俄然現実味を帯びてきた。トレーラーにテントやマットやその他必要なものを積み込んで、自転車で牽引して走り、公園など適当な場所を探して野宿する。うん、それもアリかもな。
そんな夢想をしていると、なんだかココロが軽くなってることに気付いた。天気を気にしなくていいことがこれほど気が楽なこととは思わなかった。今まで如何に天気の動向に気を揉んでいたかが分かるというものである。
野宿はいろいろ問題がありつつも、従来の煩わしさを思えば、こちらの方がいいかもしれない。

 

もちろん、このイメージを現実化するためには、トレーラーも買わないといけないし、一人用テントも必要である。実現にはそれなりにクリアすべきハードルがある。
しかし、今までずっと天気のことが悩ましかったところ、雨中キャンプを経験してメンタルが鍛えられたさきこからこういう話しが出てくることがなんだか嬉しかった。雨の中でもキャンプした甲斐があったというものである。
今回のさきこの意見は、ぜひとも検討させていただこう。
とは言え、サイクリングは来週に迫っている。まずは台風が早々に駆け抜けるか、再び長い迷走を始めてくれるかを祈りつつ、もし少しでも不安な動きを見せるなら、早々にサイクリングは中止して、トレーラーとかテントとか買いに行ってもいいかもしれない。そして、週間予報を見て晴れる確度を得たら、自転車にトレーラーを繋げて、テントやら何やらをトレーラーに積み込んで出かけたいと思う。始めての野宿サイクリングである。
週間予報が更新される度に一喜一憂していたことを思えば、こちらの方が正解に近いかもしれない。そう、現段階ではこの方法が最適解なのかもしれない。まさに「それが答えだ!」という解決策を見出した思いである。
さてさて、ぼくのチャレンジサイクリングはどうなることか。

 

※メーカーサイトより。これを引っ張ってサイクリングしてみたいかも。

| 自転車日記 | 23:41 | comments(0) | trackbacks(0)
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