「シュンスケニウムの原子量」の大統一バージョン
星の下の火守人(ひもりびと)。

先週末は今年3回目になるキャンプだった。前回は富士山まで少し長めにドライブしてキャンプ場まで行ったけど、今回は初回と同じ場所、丹沢のキャンプ場に行くことにした。夏が過ぎて、紅葉も深まり、冬の足音が聞こえる中のキャンプなので、できれば近場で設備の整ったキャンプ場の方が安心と思ったわけである。
今回は、天気が良くていいキャンプだった。日中は日差しが出て、11月だというのにTシャツで過ごせるほど気温が上がった。しかし当然だけど、山の向こうに日が隠れてしまうと途端に空気に包まれた。

 

この寒い中ではやはり焚火である。
前回で焚火の楽しさを満喫したぼくは、今回も薪を2束ほども用意して、これをナタでばっさばっさと切って、焚火の準備をした。たぶん100本以上は用意したんだと思うけど、焚火が楽しくてあっという間になくなってしまった。
焚火をしている間、買ってきたチーズとワインでただ火を眺める時間を過ごした。さきこもぼくもただ火を見ているだけなのに、非常に充実して心が癒される思いだった。やはり焚火はいいな。
さきこはこの寒さに対応するために、ガスコンロ用のガス缶で点火するストーブやテントの床に敷く断熱マットやらを用意してくれた。断熱マットのおかげで睡眠にはまったく支障がなかった。寝袋で寝るのがとても快適だった。暑くもなく寒くもない寝袋での睡眠だった。

 

夕食はカレーである。そう、前回はカレーを食べようとして買ってきたのが実はシチューだったという悲劇があったけど、これをを繰り返さぬよう、ちゃんと確認してカレーを買ってきた。いや、スーパーの陳列はホントに分かりにくいわ。5段ほどの棚にカレー、シチュー、レトルトカレーの順で並んでいるのに、その境目がそれぞれの段で異なるから、たとえば2段目と3段目でカレー、シチューの境目が異なるわけで、カレーが並んでるすぐ下の段にシチューが並んでいたりするのだ。カレーを確認してその下段にあるのがカレーとは限らないわけである。前回とは別のスーパーでもこの並びなので、つまりカレー、シチューの陳列には、カレーかシチューかでは区分できない別の何らかの法則があるのかもしれない。
ともかく、前回食べられなかったカレーを食べられて、とても嬉しかった。いや、美味しかったわ。また今回はカレー以外の食材はさほど買い込まず、カレーの他は焼肉を少し食べただけで夕食を終えた。食材の適量というのもだんだん分かってきた感じである。

 

食事を終えて、焚火の続きである。火がゆっくり燃えていくのを見ながら、ふと視線を空に向けると、そこは満天の星空だった。いや、ホントはもっとたくさんの星が見えるものなんだろうけど、それでも自宅近くで見るのとはまったく異なる星空が広がっていた。山に囲まれているので、見知った星座を探すのに苦労したけど、ぼやっと浮かぶ星団なんかも見られて、多少暗い等級の星も見えているようだった。
たしか何十年も前に大学のゼミの人たちと一緒に蓼科の方までキャンプに行った時には、もっとたくさんの星が見えていたと思うけど、でもそれに近い満天の星は焚火で癒されたココロをさらに和ませてくれたのである。

 

今回のキャンプで残念だったのは、この天気なら富士山の麓のキャンプ場に行っても良かったかもしれないことである。きっとキレイな富士山が見られただろうし、夜は満天の星空を背景に黒い富士山が浮かび上がる景色、夜明けには富士山の向こうから朝陽が昇る景色も見られたかもしれないからである。まあ、少し残念なところがあった方が次のキャンプに期待が持てるというものである。
同様に、今後はぼくの焚火ももう少し役に立てられないか考えたい。たとえば焚火の上でお湯を沸かして、いつでも暖かいコーヒーやコーンポタージュが飲めるようにするというのもいいかもしれない。そんなキャンプグッズがあったら買っちゃうかもな。
さらに、今回は忘れ物が多かった。さきこが今回新しくランタンを購入したのだけど、これを引っ掛けるためのランタンポールを自宅に忘れてきてしまった。今までは光量が少ないランタンをかけていたけど、今回はガスランタンを購入し、これがなかなかの光量だったので、これを引っ掛けるランタンポールは、今まで以上に必要だったわけだけど、うっかり忘れてきてしまった。細かいものでも忘れ物が多かった。ぼくは事前に「持っていくモノチェックリスト」を作るのだけど、そもそもこのリストに書いてない。今後はこのリストの精度を上げる必要があるだろうな。

 

さて、次のキャンプである。
季節は完全に冬になる。そんな中でキャンプをする機会があるだろうか。ぼくもさきこも年末から年明け以降もちょっとバタバタが続くので、春まではキャンプはできないかもしれないな。次は3月か4月、そしてゴールデンウイーク辺りだろうな。
そう、季節と言えば、この時期のキャンプは寒い代わりに、夏のような暑さによる不快感や蚊やアブのような吸血昆虫の類がいないというのもいい点である。いやむしろ夏はキャンプのベストシーズンではないのではないかと思うほどである。まあ子供のいる家庭では、ナツヤスミにキャンプというのが定番なので、夏と言えばキャンプなのかもしれないけど、ぼくたちにはあまり関係ないことである。ぜひ暑くならないうちに、あと2回はキャンプに来たいなーと思うのだった。

 

※カレーを作るさきこと火守するぼく。

| キャンプライフ | 15:23 | comments(0) | trackbacks(0)
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