「シュンスケニウムの原子量」の大統一バージョン
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プレミアムな日。

そういえば、今日は4月最後の金曜日である。
政府が今年2月からスタートさせた「プレミアム・フライデー」の3回目の日である。毎月最後の金曜日は、15時で会社をあがり、より長く週末を楽しんでもらおうという企画だけど、これが面白いほど全然ウケていない。
そもそもなぜ今年2月にスタートさせたのか、意図が分からない。2回目となる3月最後の金曜日は、まさに年度末最後の日になるわけで、休暇を長く取るどころかその週末は休日出勤して期末処理やら新年度の準備やら新卒社員の受け入れやらで大忙しなハズだからである。もっと落ち着いた時期、それこそ10月辺りから始めれば、多くの会社は繁忙期を過ぎているハズだし、3回目になる12月最後の日はつまり年末ムードで、早めに帰省したい人がこぞって利用するだろうし、続く1、2月で定着に努めれば、3月の繁忙期だって利用減は免れたかもしれないし、そのままゴールデンウイークを早めに取得したいニーズを反映できたかもしれなかったのだ。年度末の繁忙期前は、どこの会社も殺気立っていて、ゆっくり休暇を楽しむようなムードじゃないことくらい、頭のいいお役人は分からないものだろうかね。
ちなみに、お役人の発想が分からない例として、「スポーツの日」の話しがある。10月第二月曜日の「体育の日」を「スポーツの日」に改称しようというのである。いや、別に体育でいいじゃんって思うよね。体育の日であることもデメリットやわざわざスポーツの日にする効果はどこにあるんだろうか。頭のいいお役人の考えることは分からないわ。これで法案作成や国会審議などで税金が投入されるのもなんだかなーと思う。

 

そんなわけで、今日は4月最後の金曜日。
プレミアム・フライデーを喧伝していたテレビや新聞は鳴りをひそめてしまった。念のため今日の日経新聞で「プレミアム」で検索しても、外国の経済学者の論説がヒットしただけである。まさに浅慮による企画倒れの様相である。ぼくも仕事でいろいろなネタ企画を打ち出したりしているけど、こういうことにならないようにしっかり考えて進めたいものだと思うのである。

 

※役所の中にはこんな状況になってもなお、「うーん、プレミアム・フライデーがなかなか定着しないなー。ここは思い切って宣伝費を10億円くらい追加して、大々的なプロモーションをやるかな」なんて考える頭のいいお役人がいるかもしれないね。
「出演費がかさむけど、次はCMにハリウッドスターに出てもらって、キメ顔で『イッツ、プレミアム・フライデー!』とか言わせようか」とかね。アホか。

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