「シュンスケニウムの原子量」の大統一バージョン
脱線・・・徒然思ふこと
Nスペについて、日記にアップした後に
考えてみたけど、
やっぱ、NHKとしては
地球人と宇宙の関わりを
テーマにしちゃいたいんだろうね。
純粋に100億光年先に何があるなんて話しは
地球人とは関係ない話しだもんね。
しゅんすけはそういう方向の方が興味あるけど。

そういや同様に以前のNスペ「DNA」でも
DNA自体の探求以外に
DNA産業と人間の関わりについて取り扱っていたし、
「生命」でも生命の進化と言うテーマの他に
最終集では「ヒトのこれから」みたいなテーマでやってたしね。

純粋に知識を深めたいのに
人間は関係ないだろーって思った。
※特に生命っていう大テーマの特集の最終集で「ヒト」を扱うなんて
人間中心的でないかい?=ヒトは進化系統の
最先端にいるわけじゃないぞ!

しゅんすけは、進化系列(って言うのかな、進化の樹木ね)の
もっとも高くもっとも先端にいるのが「ヒト」だという
認識は間違ってると思ってる。
ヒトは生命進化の最終段階ではないですよね。
逆に進化の袋小路かも。
どの生き物が優れてて、どの生き物が劣っているということは
ないわけで、進化の樹木は、
そういう印象を与えちゃっているという意味で
分かりやすくはあるけど、同時に正確性を犠牲にしてるわけですね。

良い例かわかんないけど、
カブトガニとかカモノハシとか(どういう引き合いだ???)は
何万年も前の形質をそのまま受け継いでいるそうで
そういうとこを取って「原始的」というのは分かるけど
「進化に取り残された」という意味で「原始的」とか言うのは
間違っていると思うんだよね。
今現在、種として生存している以上
生存競争には勝っているわけだからね。
現在の状況だけを取り上げて
その種についてどうこう言えないわけで。
(例えばその種が進化論的に絶滅の運命にあるとは
言えないのと同じ。あ、
ヒトの所業による絶滅は別ね)

この考えは、進化学者グールドの影響をかなり受けてますが。
(受け売りか?)

おー、思いっきり脱線してしまった。
最初は、Nスペの宇宙から話しを発展させようかと
思ったのに・・・。

お後が宜しくないけど、ちゃんちゃん。
| - | 21:28 | comments(0) | -
Nスペのこと(2)
・・・続き

生命誕生に太陽なんて不要です。
地球にも、太陽の光が届かない場所で
立派に生命が息づいてますから。
もっと言うと、大量の水も必ずしも必要ではない。
わずかな水となんらかの栄養素があれば
地球以外でも生命は存在し得るのです。

こう考えると、エウロパを例に取るまでもなく
あらゆる惑星・衛星で生命が存在できることになる。
(さすがに恒星では無理だよね)

結論として、宇宙には、無数に生命が存在しているのでは
ないかということ。

第2集から見始めたので
最初の展開がどうだったか知らないんだけど
こういう立場を取るなんて
NHKも変わったっちゅうか。
多分、21世紀最初のNスペなので
ちょっと過激な立場を取ったんだろうね。
人間と宇宙の関わりの物質的・意識的変革を
提示するってことかな?
(憶測に過ぎません、すみません)

ただ、しゅんすけが今度のNスペに
期待していた「『宇宙』への理解」という意味では
不充分かな?
最新の宇宙の知識が得られるかと思ってたから。
というのも、前回Nスペで宇宙について特集してから
いろんなことが分かってきているんですよね。
特筆することでしゅんすけでも列挙できるもので言うと
●世界最大の光学望遠鏡「すばる」について
●素粒子ニュートリノについて、重量があるのかどうかの実験が
旧神岡鉱山で実施された→ダークマターについての理解が進んだ(はず)
この2点だけでも
宇宙の未来について相当語れると思うんだよね。
(宇宙の年齢や宇宙の今後について)
その辺が残念。
それとも、話しが遠大すぎて
人気ないのかな?

昔Nスペでやってた宇宙モノの特集では
パルサーとか深宇宙の話しも多かったんだけど
(宇宙船に乗り込んで宇宙を探検しながら
理解を深めてもらうというような手法(くっさー))
興味がある人でも知らない人には
「俺とどう関係するのだ?」なんだろうからね。

結局しゅんすけも書物の読みかじりでの知識なものだから
Nスぺのようにヴィジュアルで理解したいんだよね。

ともあれ、今度のNスペもちゃんと見てみましょう。
今年はこれが日曜の楽しみになりますね。

ちゃんちゃん。
| - | 13:15 | comments(0) | -
Nスペのこと(1)
NHKスペシャル「宇宙」を見た。
実はこの番組を知ったのは最近のこと。
まさか、今年のNスペが「自然科学」を
取り扱うとは思ってなかったので。
なので、一回見逃しちゃって
2回目から見ることになった。
(と言っても、日曜はしゅんすけ実家の引越しだったため
リアルタイムでは見てないけどね)

今回の副題は、「地球外生命を探せ」。
2年くらい前、火星からの隕石に
バクテリアのような微小な構造物が貼りついているのが
発見されて、大きな話題になりましたよね。
それ以降、「生命は地球だけのものでは
ないかもしれない」という考えが
世の中で大きくなってきました。
そもそも地球の生命は、地球外からもたらされたものなんじゃ
ないのか?とまで言われている。

以前しゅんすけが書いたような生命発生の
プロセスは、地球誕生後の原始の海に漂う無数の「泡」が
最初の生命=単細胞(原核細胞)だという流れでしたが
最近は別の説が有力になってきたんだね。
(この説は、昔しゅんすけが読みかじったもので
その後NHKがNスペ「生命」でも
支持してた説なんだけどね)

地球外生命存在の考えは、人間中心の考え方=人間原理が
邪魔してて、なかなかスタンダードな説の地位には
なれないんだけど、その難しい領域に
足を踏み込んだってことですね。

さて、本題。
生命存在のキーになるのは「水」なのですが、
それがどのような形で存在していようと
生命が存在できるのではないか?

本編では、木星の衛星「エウロパ」で
水が存在する可能性を検討している。
この星は、太陽からかなり遠いとこにあるのですが
木星の強力な重力により、大きな潮汐力(地球より大きい)が働いて、絶えず地殻が
引っ張られたり、縮んだりしてるので、
ものすごい摩擦熱のため、星内部がまだ
冷え切っていない状態なのです。
おかげで、地殻の内部の水が「液体」の状態で存在できそうだと
考えられている。

この説によると、地殻に覆われた星の内部に水深100キロメートル近い
「海」が広がっており、
地球の海の100倍以上の有機物が溶け込んでいるのではないか、とのこと。
生命を育むのに地球同等(それ以上)の環境が
広がっているわけです。

・・・続く
| - | 13:13 | comments(0) | -
幻想風景
土曜の夜に何気なくさきことドライブ。
鎌倉の由比ガ浜から江ノ島コースは
土曜深夜の「何気ないドライブ」の定番コースなんですね。

ふと海を見ると、波間に一瞬鋭く光る物体が。

さきこと一瞬息を呑んでしまった。
由比ガ浜から江ノ島にかけての海岸には
よく起こる現象なのだろうか。
「夜光虫」のしわざなのです。

夜光虫は、通常海面近くを漂うプランクトンの一種なのですが、
波などの刺激によって、発光物質を吐き出す性質があるのです。
(ウロ覚え:夜光虫自体が発光するわけではない)
きれいな海なら、どこにでもいる微生物なので、
海面がボーっと光っているように見えるなんてことが
よくあります。
(しゅんすけは、そういうとき大きな石を投げ込んでみる。
石が着水する刺激で、水飛沫が青白く光って見えるんです)

その夜光虫が、初夏になると一時的に大量発生することがある。
今回のは、夜光虫が海面に集中している一部だけだったのですが
99年には、赤潮になるくらい大量に発生して
夜は折からの風により発生した波により
「海全体」が光って見えたほどでした。
波が閃光のように輝く、というか。
夜の(まさに)幻想的な風景でした。

と、文字で書いても伝わらないので
今年こそは写真に収めて、HP上で公開したいと考えてます。
とは言え、これはしゅんすけの意思ではどうにもなんないし、
赤潮って漁業関係にはあんまり良いものではないらしいので
「赤潮来い来い」ともいかないんだけどね。
でも、赤潮情報には、敏感になっておこう。

※結構その写真を扱っているHPってあるみたい。
う〜ん、稀有な現象ではなかったのねん(←無知)
| - | 12:06 | comments(0) | -
しゅんすけ実家の引越し
この度、しゅんすけの実家が引っ越すことになり、
日曜日の夜、片付けに行ってきた。
現在、しゅんすけ実家は、横浜・都筑区在住なのですが
しゅんすけ弟(としかず)の
転勤(?)により、横浜・鶴見区に引っ越すのです。

しゅんすけは、自分の荷物を実家に置きっぱなしにしてたので、
実際に片付けてみると
いろんなモノが出てきてしまった。

特にしゅんすけの中学生以降の落書帳が
いっぱいあってすごかった。
全部は見てないけど、しゅんすけの絵が
徐々に上達していくのが分かって面白かった。
以前も日記に書いたけど、しゅんすけの落書帳は
近況報告にような役割も兼ねているので
そのときのしゅんすけの状況も分かって興味深かった。
絵については、大学生が終わったあたりは
まだ実家にいて、絵に費やす時間がかなりあったこともあってか
今よりかなりうまい(!)。
(公開しても恥ずかしくないくらい)
使用している画材の使用する技術は、今の方が上かもしれないけど
その絵に対する勢いが今と全然違う。
「この絵をモノにするんだー」っていう気合っていうか・・・。
焦りがないというか・・・。
それが、ちょっとショックだったりしてます。
この勢いが今あれば・・・。

あと、発掘してしまったのが
さきこからの数多くの手紙だったりする。
ここまで付き合いが長いと
枚数が半端でない。
しゅんすけも結構筆まめなので
返信するさきこもさぞ大変であったろう。
ところで、いまどきの交際ってのは、メールが主体だから
携帯やパソコンを買い換えちゃうと
過去のものを発掘することは
永遠になくなっちゃうけど、手紙とかは
なくならないからいいですよね。
(コノヤロー、またノロケか!!!)

それと過去の成績表ですね。
これは、半永久的に封印することにしました。
※しゅんすけ死亡の際に開封されます。
(死してなお恥さらし・・・)
そんなわけで、2時間足らずの片付けで
思いっきり思い出に
浸ってしまった日曜でした。
| - | 12:45 | comments(0) | -
昨日の物欲発動
昨日、さきことなんとはなしに
雑貨屋さんへ行ったりしました。
今まで「雑貨屋さん」というと
しゅんすけの興味のあるモノって
なかなか少なかったのですが
最近は、そうでもないのです。
逆にこういう物色が、楽しかったりする。
理由は、ここ1年ばかしで料理をすることを覚えたため。

さきこはOLさんなので
しゅんすけ同様残業なぞする日もあるわけなのです。
基本的にしゅんすけんちは
「先に帰宅した方が食事を作る」ことに
なっている。

この原則を導入するにあたって
料理の「り」の字も知らないしゅんすけと
残業しなきゃいけないのに
家でハラペコなしゅんすけが待っているさきことの間に
相当な討論がされたんですがね。

さて、この原則が施行されて以降は、
しゅんすけも包丁の使い方から
覚え、焼く・煮る・炒めるを
覚え(「揚げる」はまだ)、一人で料理を作り
さきこの帰りを待つことができるようになりました。
やってみると、料理は「最高に楽しい」とまではいかないけど、
まあ「楽しいと思っている人の気持ちは分かる」程度までに
なりました。

そんな今日この頃なので、
雑貨屋に行っても、
食器やら台所用品などを物色するのが
楽しくなりつつあるのです。
昨日は、パッと目に入ったのが、エプロンでした。
しゅんすけは、料理中エプロンをすることがないです。
だけど、昨日は、思わず「しゅんすけ専用エプロンが欲しい!」と
思って止まらなくなってしまった。
(洗い物してすぐ次の行動に移るために
手拭で拭いている暇がない場合が出てきた。
=段取りが良くなってきたということ)
しかも、首から掛けるタイプのではなく
いわゆる「ギャルソンエプロン」の小さいやつ。
しゅんすけがバンド関係で行く日本酒の美味しい店で
スキンヘッドのマスターがちょうどいいのをしているのです。

早速ネットで調べてみた。
結構いいのがあったんだけど、欲が出てきて
「オリジナルのプリントが入っているのがいい!」って
考えちゃったもんだから、結局今の今まで
購入できないでいる。
ある販売店にメールで問い合わせたところ、
「お金が掛かる」と一言で済まされてしまった。
アイロンプリントではなく、しっかり作って欲しいんだよね。

あー、どこかで「1枚から」オリジナルギャルソンエプロンを
作ってくれる業者はないものか・・・。
| - | 00:16 | comments(0) | -
今日は
改めてページを見ると、
表示されている10件がすべてしゅんすけの
「胡散臭い話し」になってしまった。
なので、ここでは、近況(?)でも。

今日は、会社のお偉方がいないので
しゅんすけのペースで仕事が進行するので
気が楽です。
今の部署の仕事は、えらい人の都合で
いくらでも勤務時間が伸縮するので、
なかなかペースがつかめず、残業が続いていました。

さてさて、今日は、ベイフロント関係で
会社は早退。
いわゆる接待なのです。(やることは打ちあわせ)
こういう段取りってしゅんすけの最も苦手とするところなので
気が重い。
※今日は気が楽なんだか気が重いんだか・・・。

明日は、5日ぶりの休日です。(当たり前です)
GW明けは、毎年5月病に苦しんでましたが
今年は人事業務から解放されたため
例年よりプレッシャーが少なくて
5月病も軽くてすみました。
(未だに人事のお手伝いは続いてますが)
でも、やはりだるいので、明日はゆっくりしよう。
さきこも、今週研修続きで、バテ気味なので。
| - | 09:01 | comments(0) | -
読書感想(4)
・・・続き。

もうひとつ書いておきたいのは
この事業の生命倫理的な側面です。
とある(数少ない)HPでは、この事業の倫理的側面について
疑問を投げかけてます。
っていうのは、不妊虫などという
人造の虫を誕生させ、外来種とはいえ、生命バランスのコントロールを
ヒトがおこなう権利があるのだろうか?
それも、放射能の照射という通常の進化では
考えられない不自然な方法によって・・・。
でも、このことについて
著者は全く触れていませんでした。
それは、現在の農業自体が
かつてのような「自然との共存」という側面を
失いつつあるからでしょう。
たしかにバイオテクノロジーの発達で
遺伝子組換野菜が出回る今日この頃の状況から
すれば、害虫根絶など取るに足りないことなのかも
しれないですね。
遺伝子技術は、「野菜を作る」作業自体に変革をもたらしたけど
害虫根絶は、目的の作物を作る作業自体を
変革させるものではなかったからね。

それにしても、この事業って
知られていないですね。
こういう事実を知っている場合と
知らない場合では、沖縄に対する見方が変わりますよね。
さきこに話したところ、かなり興味を覚えたようです。

ここはひとつ、沖縄に行ってみますか。
今年の夏にでも。
普通のリゾートとは違う一味違った沖縄を
体験してみたいですね。
(行くなら戦争についても感慨を深めたい)
(さきこは嫌がるだろうが)

ちなみに、根絶が達成された今でも
再進入を防ぐために不妊虫の放飼は
実施されているようです。
施設とかも見てみたいけど、ウジムシだからなー。
グロいんだろうなー。

そういや何年か前に
デニーズのレギュラーメニューに「パパイヤ」が
加わったじゃないですか。
これって、ミバエ根絶による
国内移動自由化の影響なんでしょうね。

ちゃんちゃん。
ありがとうございました。
| - | 13:04 | comments(0) | -
読書感想(3)
・・・続き。

いわば、昆虫のファクトリーオートメーションにより
1週間に最高1億匹(!)の赴任虫を「製造」していました。
※ミバエの幼虫たちの呼吸によって
室内の温度が上昇するなんていう
ハプニングもあったらしい(うげ)

それにしても、すさまじい生産量。
今後人類の食料問題を解決するのは
養殖が容易でかつ高栄養な「昆虫食」だというけど
既に実用化はできる状態なのですね。
(イモムシハンバーグ・・・)

閑話休題。
上記のような様々な手法と
関係者の努力により、様々な紆余曲折を経て
1987年にミカンコミバエ、1995年に
ウリミバエの根絶に成功したのです。
※この紆余曲折は実際に本書を読んでくださいな。
―沖縄返還後初めて訪問した閣僚である故渡辺美智雄が
その熱烈歓迎ぶりに感動して
その恩返しに予算不足に悩むミバエ根絶事業を
「沖縄返還記念事業」から「国家事業」にまで
昇格させて、破格の予算を組んだという下りは
面白かったです―

そして、ミバエが発見されて以降、ニガウリやらパパイヤやらの
沖縄名産品の国内移動が
検疫により厳しく規制されてましたが
「根絶宣言」により、規制が解除され
流通が自由化されました。
めでたし、めでたし。

さて、それにしても
この件って知っている人はたくさんいるのだろうか?
ネタ的には、1995年だから
平成7年の話しなんだけど、当時社会人1年生だったしゅんすけは
知らなかったぞ。
それくらい、このネタは世間の耳目を集めなかったのです。
なのに、この事業は相当なスケールの大きさで展開されている。
しかも、いまだかつて人類が経験していない
「害虫との戦い」における初めての勝利なのです。
本書でも「農業史上最大の奇跡」と言っています。
YAHOO!でも、数件しかヒットしないんですよね。
これって、どういうことなんでしょ?
沖縄のガイドブックを見ても
「ミバエ」の言葉すら載っていないのです。
著者もこの「無知さ加減」が執筆の動機であると言っています。

・・・続く。
| - | 13:03 | comments(0) | -
読書感想(2)
・・・続き。

ユニークな方法2
この方法は、すごく画期的な方法でした。
「不妊虫放飼法」と言われる方法です。
人工的に生殖能力を無くした虫を
大量に養殖して野山へ放す。
一時的に虫の絶対数は増加するけど、
野生虫と交尾しても生殖機能がないので
受精しないか産卵しても孵化しなくなる。

これは、数学のお話しになるけど、
野生虫のオス・メスがそれぞれ500匹いて
不妊虫のオス・メスがそれぞれ1,000匹いるとする。
その場合、オスは野生虫・不妊虫合計1,500匹になる。
不妊虫がいない場合(オス・メス500匹の場合)は
理論的には、100%正常な交尾が可能だけど、
不妊虫が上記の割合で存在している場合、
1500匹中500匹しか正常なオスがいない(つまり33.33・・・%)のだから
500匹の野生メスに正常な交尾ができるのは
33.33・・・%=166.66・・・匹になる。
このような不妊虫の放飼を毎週続けていくと、正常なミバエの数は
関数的に減少していく。

では、どのように不妊虫を製造するか?
不妊虫による害虫の抑圧は、実はアメリカで開発された方法なんです。
アメリカでは、ラセンウジバエっていうハエが
猛威を振るっていた。
※どのように猛威を振るっていたか?というのは、伏せときましょう、グロいので。
アメリカで開発された不妊虫の製造方法は
養殖されたラセンウジバエが蛹になった状態で
蛹に対して放射能を照射して生殖機能を破壊するというものです。
(コバルト60という放射性物質からの放射能を照射する)
放射能を照射された害虫は、羽化しても生殖機能を
破壊された成虫になるわけです。
(この方法で製造された「不妊」虫は、
生殖機能についてのみ野生虫と異なり
他の機能(摂食機能や性衝動機能まで)
野生虫と同じ機能を有しています)

この方法を沖縄のウリミバエ・ミカンコミバエに
適用したのです。
まさに「工場」さながらの生産ラインを
沖縄に建設したのです。
卵のフロア、幼虫フロア、蛹フロア、産卵フロア・・・。
放飼する成虫は、蛹の段階で3000匹ごとに
袋詰めされて、袋の一部を破った上で
ヘリコプターで袋ごとばらまいていく。

・・・続く。
| - | 13:01 | comments(0) | -
夢想の地平面
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