「シュンスケニウムの原子量」の大統一バージョン
どろどろ罰ゲーム
山の中の雑木林の中を一人で歩いていた。木漏れ陽の中の木陰は幾分涼しいとは言え、抱えるビール6缶パック4個分の重さが腕の筋力にはそろそろ限界だったし、クルマでやってきたしゅんすけにはそもそもこれは無縁な飲み物なわけで、そう思うと余計に汗が噴き出すようで、木陰に小島のように点々とする日向に差し込む陽光と鳴りやまない蝉時雨に辟易する。
しゅんすけは、ここ厚木からさらに丹沢に向かうとある森林公園の散策道を歩いていた。汗は背中だけではなく、もはや全身からTシャツの色が変わるくらい噴き出していた。この散策道は一体どこまで続いているのか。
抱えたビールを持ち変えてみるとしばらく楽になるけど、そのうちだんだんキツくなり、また持ち変える。これは何の苦行なのだ。
そのうち日差し避けの屋根だけの簡易的な小屋のような小さな建物が見える。ここに集まったしゅんすけの会社の社員は、予定よりも大幅に遅れた会社主催のバーベキュー大会が、東名高速の大渋滞により今なお始まらないことに業を煮やし、既に数本のビールを空けて、しゅんすけの到着を待っていた。
でも、しゅんすけだってそれなりにキツかったのである。朝5時に起床し、会社まで行って手配した送迎バスに荷物を積み込み、集合した社員を乗せたバスの出発を見届けた後、自分はクーラーのないチンクで既に20キロくらいに成長していた高速道路の渋滞へ飛び込み、直射日光を浴びながら何ゆえしゅんすけの車線だけクルマの進みが遅いのかイライラしつつ、やっとのことで厚木ICを降り、追加のビールを買い込んで更に渋滞の続く一般道を延々走ってきたしゅんすけに、バスを使わず現地集合した社員(既に酔っぱらってる)から「遅いよ〜」などと言われると、軽口と分かっていても手にしたビールを投げ出して脇差しを抜いて一刀両断、真夏の日中に起こったバーベキュー場の惨劇を演じてみたくなるわけである。・・・要約すると、暑くて死ぬかと思った。前日も溶けるかって暑さの中、作業立ち会いなぞしたので、今日こそは溶けると思った。肥えた腹から脂肪が滲み出てこのままマイナス10キロのダイエットに成功してしまうのではないかと思った。マジメな話し、熱中症で倒れる人が出なくてよかったわ。

そんな罰ゲームかのようなバーベキューを経て、帰りは少しも暑さが和らがない国道246号線を川崎に向かってひた走り、そういやバーベキューだった割に、イベントの仕切りに奔走していたから全然食事してなかったわと、川崎のファミレスに入った時に、この日初めての少しキツめのクーラーにあたって、生きた心地を実感した。乾き始めたTシャツは、汗のかき過ぎで塩噴いて白くなってた。

そんな疲労困憊、塩分欠乏な状態では、楽団の練習でも、ただでさえ下手っぴな演奏がさらにヒドくなり、散々なうちに終了。ホント何かの罰ゲームかと思ったわ。

翌日はとても良い結婚式に参列し、シアワセ気分を味わいつつも2次会でハメを外して騒いでたら、外はいつの間にか記録的な豪雨雷雨の嵐で、もはや川と化した第三京浜をスリップを恐れてひやひやしながら、それでも高速道路から見る広い空が時折一瞬真っ白になるくらいの稲光に包まれるのを楽しみつつ、きっともの凄い雷鳴が轟いているだろうにチンクに爆音で全然聞こえないのを残念に思いつつ、自宅に戻ると、さきこが買ったばかりのぴかぴかの自転車を披露してくれた。

そんな大変な週末なのでした。しゅんすけのメモリの少ない脳みそと、衰えきった体力では、このスケジュールが一杯一杯だね。翌日月曜日から、社内研修の仕切りで5時半起床、親会社のちょっとキツめの女性担当者の登場に気を遣う余裕はなく、思わず手にした脇差しを抜刀して一刀両断、朝の渋谷界隈で起きた惨劇を演じなくて良かったわ。

・・・っていうか、オチのない週末日記を書く自分を一刀両断したいわ。
| 日記 | 14:44 | comments(0) | -
結婚行進曲
しゅんすけが参加している川崎の楽団の団員がこの度結婚することになり、今日はその結婚式に行ってきた。結婚式は楽団の生演奏で進行するのだけど、その演奏たるや・・・うん、ま、いっか。
結婚式は山下公園やみなとみらいが一望できる某桟橋で執り行われたんだけど、幸い天気にも恵まれて、暑かったけどとてもいい結婚式だった。海からの風が花嫁衣裳をふわりとなびかせて、とてもキレイだった。また、披露宴では、生で観るのは初めてのいわゆる大学の応援団部のエール(っていうのか?)を聞いて、面白かった。普段、どことなく頼りなげな新郎もその場のノリで請われて参加してたんだけど、照れ笑いがきりっとした瞬間はちょっと感動した。

う〜ん、それにしてもいい結婚式・披露宴だった。とても良かった。
しゅんすけはここ最近結婚式なぞに参加する機会が少なくて、たまに参加すると、○○○だったり、△△△が×××だったりして、自然とやさしい気持ちになれる結婚式、心から祝福したい結婚式ってなかったんだけど、今回の結婚式・披露宴は、参加しているこちらがとてもシアワセな気分になりました。

しゅんすけはさきこと結婚するにあたって、こういう式典を実施していないんだけど、今回のようないい式を見ると、結婚式をしてみたくなる。・・・ってか、しゅんすけはもともと結婚式したかったんだよな。
この日、横浜でいちばんシアワセそうなカップルに、ちょっと悔しいというか、寂しいというか、それでも二人を見ているとこっちもシアワセになりそうな、そんな気持ちに横浜港を吹き渡る風がやさしい昼下がりなのでした。(それにしても、真夏の野外演奏は、どろどろだったわ)
| 日記 | 15:46 | comments(0) | -
セミの声、シタタる汗
朝イチから横浜の某所で汗だくになって歩くしゅんすけ。仕事の関係でちょっとした作業の立ち会いなんだけど、いや暑いわ。まだ午前中の早い段階で気温も比較的高くない時間帯とは言え、かなり暑かった。これで梅雨が明けてホントの夏が到来したらどうなってしまうんだろ。もう暑すぎて身体の半分くらい溶けちゃうんじゃないの。
そんな中でも元気一杯の作業員たち。
彼らはどの業者の作業員でもいつも前向きで明るい。しゅんすけもどろどろに汗をかいたけど、彼らはもっと汗だくになって作業を淡々とこなしていた。

しゅんすけは仕事柄いろんな業者の作業員の仕事に立ち会うけど、割と手に職的な仕事をするガテン系の作業員の兄ちゃんって、ナニゲにイケメンが多い気がする。(逆に手に職的でないガテン系業者の方はそうでもない)この前の大阪出張での作業立ち会いでも、某事務機器メーカーの○ク○の作業員がカッコ良かったし、ネットワークインフラの工事業者の作業員も電気関係の作業者もなぜかカッコいい。そして、その腕はしゅんすけの3倍はあろうかという強靱な筋肉をまとっている。(しゅんすけも腕の太さなら負けないけど、単に脂肪で太いだけだもんな、とほほ)
腕の太さは、彼らのその肉体労働に起因しているにしても、顔つきまで変わるものだろうか。間の抜けた顔の作業員ってあまり見かけないあたり、身体の鍛錬で顔つきまで精悍に変わるものなんだね。
しゅんすけのように日がな一日パソコンに向かってかちゃかちゃやっているうちは、肉体はおろか顔つきまでも間が抜けていくんだろうな。
慶応大学の校舎前、セミの鳴く声がやかましい銀杏並木を汗だくになって走っている学生たちの顔も、長い夏休みを迎えて間が抜けているかと思ったら、意外に精悍な感じだった。しゅんすけも負けてらんないな。
もうすぐしゅんすけの家にやってくる自転車に思いを馳せた。
| 日記 | 10:55 | comments(0) | -
とけた魔法。
そういや先週辺りから「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」が上映されている。
ところが、しゅんすけの触手はぴくりとも刺激されない・・・ってか、テレビでCMをやっててもさきことそういう話しにならないから、きっとさきこの触手もぴくりともしていないんだろうな。以前は続巻の発売や映画の上映を首を長くして待ったものだけど、ヒトの興味が失われていくのはきっとこういうことなんだろうな。
「不死鳥の〜」までは本で読んだけど、もはやどんなストーリーだったかすらよく覚えていない。ま、どのエピソードも何となく似た感じがするので無理なからぬことと思うけど、しゅんすけがこんなに顕著に興味を失っていくのは珍しい。なんか飽きたってレベルを越えて、得も言われぬ嫌悪に近い感覚があるのかも。

それにしても、かつてのしゅんすけのハリー・ポッターの世界観へのハマりようはスゴかった。通勤中の読書は当たり前として就寝前や、ヒドい時には前の会社の労働組合の懇親合宿で伊豆長岡に行った際にも携行し、合宿の趣旨である懇親を忘れてひとり読み耽ってしまったこともあった。主催者ではないとは言え、総務という立場で組合員との情報交換の場を自ら放棄した行為は、今思い出すに若過ぎたというかアホだった。

しゅんすけのこの劇的な興味減退の理由はなんなんだろう。無駄に長い展開に辟易したのかもしれないし、子供から大人までと銘打っていても所詮子供向けの本でしかなかったからかもしれない。リアルな世界の扉のすぐ裏側に、不思議な魔法の世界が同居してるという舞台設定のリアリティにだんだんホコロビが出てきたのをしゅんすけ自身が無視できなくなってきたからだろうか?あるいは、大抵の続編モノの小説や映画が3つでまとまってることから、ヒトの興味って3つ以上は続かないものなのかもしれない。
※スターウォーズも各上映のまとまりでは3編だったし、パイレーツ・オブ・カリビアンもゴッドファーザーもバック・トゥ・ザ・フューチャーも3編だった。小説では超大河作品はあるけどね。

あるいはもしかしたら、今の会社で同僚だった女性が読んでいたから、彼女へのかつてないほどの熱烈な嫌悪がハリー・ポッターに投影されてしまったのかもしれない。いやもうしゅんすけの人生で、ある意味大きな影響を与えたしゅんすけ史上最低最悪な女性、ここまでヒトを罵倒するのはしゅんすけの趣味ではないけど、未だ夢に登場して嫌な汗がぐっしょりと言えばその破壊力というか放射能レベルというか悪影響力は推すべくもない。・・・とすれば、ハリーには迷惑な話しである。

でも、人の感じ受ける魅力って、案外こんな程度の脆さがあるのかもね。一旦脳細胞の繋がりができてしまうと、もうその脳がする解釈からは逃れられないというか。
※この辺の話しは現在鋭意執筆中で公開未定の脳神経に関する本の読書感想文に譲ることにするが。

ともあれ、箒に跨っても空は飛べないし、小さな杖をくるくる振ると不思議な魔法が使えたり、ターミナル駅のに魔法使い専用のプラットフォームがあるというのが、リアルな世界と同居できなくなって、しゅんすけの中の魔法の世界は消失していったわけである・・・と書くと、ネバーエンディングストーリーのある場面で漆黒に包まれた夢の世界で、泣いている少女を思い出して、ちょっと寂しくなるのだった。
| 日記 | 20:57 | comments(0) | -
レースの楽しみ。
しゅんすけとさきこは基本的にレースが好きで、駅伝とかF1とかをよく観る。マラソンやロードレースも確かにレースだけど、参加するのが好きだというよりスタンスとしては観る方が好きみたいで、F1なんか深夜まで観てしまったりするからね。ただ、さきことしゅんすけでは、この「好き」のポイントが若干ズレていて、真っ当にレースの勝敗や抜きつ抜かれつのドラマに惹かれるさきこに対して、しゅんすけは不謹慎ながらハプニングが起こると俄然盛り上がる。駅伝なんかで任された区間を颯爽と走り出した走者が、途中で脚に異常が発生、決められた時間内にタスキが渡らないかもなんて展開は、不謹慎だけどテレビに齧りついちゃう。
最近興味を持ったばかりの自転車レースで言うと、ついこの間テレビで観ていたジロ・デ・イタリアは、基本的な知識がまったくないしゅんすけでも楽しめた。

先頭を逃げる2人の自転車を追って、10人程度の集団とさらに後方に何十人もの大集団が続くレース展開なんだけど、ドラマは先頭ではなくて、この後方集団で起こる。集団には、撮影用のバイクが併走しているんだけど、このバイクが優勝候補の一角のある選手(エース級の選手)に近づき過ぎて、引っ掛けて転ばせてしまった。自転車をスペアに替えて走り出したんだけど、後方集団からさらに遅れることになり、非常に厳しい状況。転んでしまった選手のチームは、当初から後方集団でしばらく体力を温存して、先頭集団が崩れたところをイッキに駆け上がる作戦だったようなんだけど、このハプニングによって予定が大きく狂ってしまう。そこで、彼らの取った行動というのが、シロウトのしゅんすけの興味を引いた。
後方集団にいたチームのうち、エース級選手に次ぐナンバー2の選手を除いて、すべてこのエース級選手に付き合って、後方からスパートをかけたのだ。
ナンバー2は、このハプニングがあっても止まることなく走り続け、後方集団の中の位置をキープ。さらに遅れを取ってしまった彼らは、エースを先頭に引き上げるために、その他の選手全員がエース級選手の風除けになって一列に並んでスパートをかける。チームが勝つために、エース級以外の選手は、完全に捨石になる作戦。う〜ん、なんかスゴい。

レースはゴールまで数キロというところ。トップ独走だった選手2人は独走がたたって集団に飲み込まれ、大集団になってゴールへ駆け込む。トップから1分以上遅れて、それでもチームメイトの捨て身の作戦によってここまで差を詰めてきたハプニングチームは、エース選手を除いてもはや一人しか残っていなかった。たくさんいたチームメイトは、予定外のスパートに疲弊して脱落していったのだ。それでも、懸命にエース選手を引き上げるために風除けになって、ここまで来たのだ。行き詰るデットヒートを展開して、ゴールゲートを走り抜ける選手だち。
仲間の援助も空しく、トップのゴールから1分遅れてハプニングチームのエースがゴールした。悔しそうな彼に、別のチームの選手が肩をぽんと叩く。
こうして長いレースにおけるひとつの区間のレースが終わったわけである。
いや、これにはなんか感動したわ。
チームのハプニングに対して、チームメイトが捨て身の逆転作戦を敢行するというのは、たぶんこの種のレースではセオリーなんだろうけど、この気迫に気圧されるものがあった。

しゅんすけはこういうレースに参加したいとは、現段階では1ミリも思わないんだけど、なかなか楽しめたテレビだった。

さて、ハプニングにより思わぬドラマが展開する、こういう息詰まるレースも好きなんだけど、昨日のF1ヨーロッパグランプリもある意味でスゴかった。
土砂降りの雨の中でレースしたからね。
F1も長いこと観ているけど(テレビつけっぱなしでそのうち眠っちゃうようなレベルの観戦だけど)、こんな展開は初めてだった。スタート直前まで曇り空だったのが、スタート直後にバケツをひっくり返したような大雨に見舞われ、もともと乾いた路面を走行するのに適したF1マシンが次々とコースアウトしていく。大きな水飛沫を上げて疾走するも、カーブでスピンしてコースアウト。さらに同じ場所でスリップしたクルマに次々と追突されちゃうような展開は、走ることのみを追及したハズのF1マシンの意外な脆さを露呈した・・・ってか、雨中走行するようには元々できてないんだよな。
雨水の流れるサーキットは、クルマが走る道路というよりももはや河になっちゃってて、その中をF1マシンとは思えない遅い速度で恐る恐る走る様子は、違う意味で興奮する内容だったな。雨の中富士スピードウェイを疾走した経験のあるしゅんすけが言うのだから間違いない(えへん!)。

そんなわけで、ハプニング・レースだけに興奮するしゅんすけを、蔑むさきこの目が厳しく、「そういうハプニングは自分のレースでやってくれ」との言葉に、自分の出場するロードレースでこんなことがあったら、さぞや嫌な汗をかくだろうなと背筋の寒い宵なのでした。
| 日記 | 22:14 | comments(0) | -
充実週末。
家の掃除と併せて、しゅんすけの部屋を少し模様替えした。今までパソコンと並列になっていたデスクを反対側の壁へ付け、絵なぞ描いている時にパソコンがやりたくならないように視界から外した。視界と言えば、今まで壁に貼り付けていた完成絵なぞと反対側になったので、デスクの移動先は何もない真っ白な壁が目の前にあり、こんなに広かったんかと思わせる。まだ整理でき切れていない雑然とした荷物をどうにかせにゃと思いつつ、これで気持ち的に少し充実した。

さきこと相鉄線三ツ境駅近くにある自転車ショップへ。
ココは、さきこが某ジムで自転車をやるインストラクターと話していて、教えてもらった店なんだそう。店の中はかなり賑わってるようで、しゅんすけやさきこのようなズブのシロウトはあまり相手にしてくれなくて、ほとんど何の情報を得ることもなく店を後にし、港北にあるショップに行ってみることにした。

三ツ境ってどこにあるのかと思ってたけど、案外保土ヶ谷バイパスの近くだったんだね。しかも、某ズー○シアの近くで、そして中原街道が通っていて、中原街道と言えば楽団の練習の行き帰りではよく使っていたけど、こんな横浜の奥地まで延びているとは知らなかった。
なので、港北の店にも道一本を辿るだけで到着。
ここは、自転車メーカーの中でもト○ックとかクラ○ンとかレモ○ドとかを売ってる店で、某サイトで初心者でも安心とか書いてあったので覗いてみることにしたのだ。
この店でさきこは、先週某アウトレットモール内のアウトドアショップで発見した自転車に再会。身長が1○2センチしかないさきこには乗ることのできるロードバイクは限られていて、値段的には予算を大きくオーバーするのだけど、まあ気に入ってるようなので、とりあえず予約だけしてこの日は終了。
さきこのこととは言え、あおき家も少し自転車の世界に入りつつあることを実感して、少し充実した。

しゅんすけの自転車については、ここから大きく紆余曲折が始まる。と言うのは、自転車初心者なしゅんすけもさきこもできれば店員さんが親切で、雰囲気のいい店で買いたいもので、加えてふたりが同じ店で買う方が今後何かとイロイロ相談に行けるわけで都合がいいと思うんだけど、この店には上述のように主に3つのメーカーの自転車しか置いていない。しゅんすけはこの3社のどの自転車もピンと来なかった。しかも、自転車っていろんな色があると思ってたけど、色に関しては実は割と選択肢が少なくて、1つのモデルに1つか2つくらいの色しかない。これでは自転車の形にピンと来ても好みの色がなかったりするわけで、今回の店で扱っている自転車もそういう意味でピンと来なくて困ったのだ。
そもそも自転車の業界における商品の流通にもしゅんすけには知らないことが多い。
毎年世界レベルのレースが展開し、□□レースで優勝した○○チームの△△選手が乗っていたモデルとか言うと、物凄く売れるようになるんだけど、当然翌年にはメーカー各社がいろいろ試行を展開して新しいモデルを出してその度にレースで使ったりするから、モデルの世代交替がすごく早くなる。だから、メーカーも継続的に生産しないで、1年分をばばっと作っちゃうんだろうな。それを卸す代理店がその下の販売店の動向を見ながら購入量を決めていくので、シーズンの終わり頃(よく知らんが今頃がその時期だそうな)には代理店にも卸しにも在庫がなくなってる状況なのだそうな。
これは、一定のモデルを継続的に生産し続ける楽器の世界とはかなり違ってる。楽器のモデルチェンジなんかあまりないもんな。店に在庫がなくても、取り寄せれば希望モデルを入手できないってことはほとんどないもんな。
・・・というわけで、さきこが購入する港北のショップで、あまりピンとこないモデルを買うか、もうちょっと選定を続けるか悩むしゅんすけなのであった。

さて、話しは飛んでチンクのことである。
実はチンクが人知れず、瀕死の状態であった。
兆候はFSWの走行会辺りからあった。オイルの量も減っていたし、パワーも落ちていた。けど、時間がなかなか取れなくて、チンクの面倒が見れなかった。
某森林公園で開催された某ランニングクラブの練習会に行く途中、近道しようとかなり急な坂道を登ろうとして、ついに登り切れず、途中でエンストしてしまった。
かなり急な坂道の途中でのエンスト。いや、焦ったわ。
たしかに充分温まっていない段階での最近のチンクは様子がおかしい。
面倒見れなくてゴメンよ、チンク。
そんなわけで、ランニング練習会の後は、自宅に戻ってシャワーでも浴びて、疲れたから少し寝て・・・なんて生ぬるい休日の予定を返上して、チンク屋に行くことにした。
とにかく悪いトコロは見ていただこう。
期せずして、チンク祭で一緒だったチンク仲間がたくさんいて、なにやら街中タイムトライアルをやっていた。う〜ん、楽しそう。そう言えば、今年のチンク祭、どうしようかな。

センター南駅周辺で時間を潰してチンク屋に戻ってみると、生き返ったチンクがそこに居た。オイル新調、バッテリー充電、エンジン部にも細工を施したチンクに、かなり満足。
坂道もなんのそのって感じで、チンク屋を後にしたしゅんすけは、いつの間にか中原街道を疾走し、三ツ境に向かっていた。
そうである。しゅんすけはさきこが自転車を購入する港北のショップでは自転車を買わないことにし、三ツ境の店で某○レー社の自転車を買うことに決定したのだ。
おおっ、かなり悩んだ割には、あっさり決断した。
つい先々週までは、やれ小径車がいいだの、スペシャ○イズドがいいだの言っていた割に、ほぼ雑誌から得た情報だけで、試乗もせずに決めてしまった。物欲の神様がしゅんすけの上に降臨してた。
こうして、しゅんすけもついに自転車の世界に入っていくわけで、そんな週末にしゅんすけは、かなり充実したのでした。
| 物欲日記 | 00:02 | comments(0) | -
ウクレレ・ナイト
某集○社の夏の読書促進企画で制作したCMで、しゅんすけが大好きな女優の某蒼○優がチンクに乗っていい感じの歌を歌ってて、あーやっぱこの夏は映画「フラ」を観なきゃイカンなーと思いつつ、雰囲気のいい歌なのでウクレレで耳コピして、何とか指使いが慣れてきた頃に、ふとチューニングが気になって音叉で合わせてみたら、なんと半音も違ってたでやんの。しゅんすけの音感なんてこんなモンですよ・・・ってか、せっかく覚えた指使いがチューニングを合わせたおかげで全然使えなくなっちゃったよ。
(半音低い状態でCMに合わせて奏でるトコロまで行ったのに)

とりあえず、サイトを貼っておくけど、雰囲気のいいCMですよ。
夏の暑い最中にチンクでキャンプしながら読書ができるかどうかは別として。
20070720_190612.JPG

http://bunko.shueisha.co.jp/natsuichi/movie/index.html

それにしても、また最初から耳コピから始めにゃイカンのは面倒だな・・・と思う宵が更けていくのでした。
| 日記 | 02:15 | comments(0) | -
雑記ロード
今週末は、しゅんすけとさきこの新しい挑戦−自転車に向けた準備で終始した。近づく台風もなんのその横浜中の自転車ショップを縦横無尽に歩き回った。最終的に、南町田の某アウトドアショップで見つけた自転車にさきこが一目惚れして今週は終了。
今年のハワイ・ホノルルマラソン出場を断念した今となっては、次のハワイは9月のセンチュリーライドを焦点にさきこの挑戦は続くのである。

3年くらい前からずっと楽しみにしていたニュー・チンクェチェントは、既にイタリアで発売されているそうで、彼の地の盛り上がりはスゴいようですね。某SNSで紹介されていたサイトには、旧チンクのベールを脱ぎ生まれ変わった新チンクが紹介されていた。元祖・旧チンクのデザインを踏襲して、現代車の便利機能を装備したクルマは、かなりでかくなってるトコロを除いては文句なしのデキである。

日曜の朝、惰眠を貪るしゅんすけの耳に、新潟の地震速報が聞こえた。
次第に明らかになるその被害に、被災した方々にはお見舞い申し上げる次第である。

ところで、おまちゃんに待望の赤ちゃんが誕生したそうである。おめでとう。
| 物欲日記 | 00:25 | comments(0) | -
大阪台風
大阪の事務所でレイアウト変更があって、その立会いに大阪まで行ってきました。
いや工事自体は大したことがなかったんだけど、大阪事務所の方々が金曜に催してくれた飲み会は、もう東京のそれとはとにかくノリが違う。気づいたら0時過ぎ。んで二次会を終えたら2時過ぎてたもんな。どないやねん、ホンマ。
それにしても、大阪・新地の怪しい路地裏にあった焼肉屋は旨かったなあ。
ちなみに同時進行の東京の席替えも何とかうまく行きました。

翌日は本格的に引っ越し作業が始まって、大阪の業者の方がたくさん来ました。大阪と言えど工事なので、基本的には黙々と作業するんだけど、たまに交わされる会話が基本的に漫才になってて笑いを誘う場面もあったりした。
なんちゅうか、こう、関東の方ではこういう場合こういう返し方はしないだろっていう場面が多かったっていうか。おじさんとにいちゃんが一緒に作業してて、おじさんの方は現場指揮も含めたベテランで、にいちゃんの方は技術屋的なテクニカルなポジションで、割と複雑な作業を二人で息を合わせてやってたんだけど、ある作業を進行中にこのおじさんが、
おじさん:「そや、その作業の前にコレしとかなあかんのやったわ」
にいちゃん:「もっと早く言えや」
おじさん:「忘れとったわ」
にいちゃん:「忘れんなや」
・・・う〜ん、文字で書くと全然伝わらへんわ。このにいちゃんのね、「忘れんなや」が絶妙なんだよ。普通ココでこういう返事はしないだろって言うか、「もうしょうがないッスねー」って感じで、全然責めてる感じじゃなくて、そういう返し言葉で「忘れんなや」が出たので、ここに絶妙なユーモアがあるっちゅうか。イカン、ジョークの説明みたくなっちゃってる。
今思い出しても、この会話にはクスリとさせられる。いや、大阪って面白いわ。

そうそう、ホントは携帯電話のカメラでイロイロと写真とか映像を撮っておきたかったんだけどね、例えば駅のエスカレータなんかでエスカレータの階段を昇るのが左側になってる写真とか駅前のたこ焼き屋で物凄いスピードでたこ焼きをひっくり返す映像とかね。でも、エスカレータの様子を下から撮影なんかしたらもうその場で逮捕されちゃうじゃないですか。「いや、大阪特有のエスカレータのルールを撮っておきたくて・・・」なんて言っても、絶対通用しないと思うし。また、新幹線発車10分前の新大阪駅で、たこ焼きを買うも、たこ焼き実演コーナーではまだたこ焼きをひっくり返す段階になくて、ここでも撮影を諦めたわけで、非常に残念なのでした。

さて、台風である。
7月に日本を横断するという稀なコースを辿る台風4号は、これも7月には稀な破壊力をもって大阪に迫っていた。なので、ある程度仕事が片付いた段階で、横浜に戻らないと運休した新幹線で夜を明かすなんてことになりかねなかったので、4時過ぎには大阪を出ることにして、何とか帰ってくることができました。
帰る途中にさきこと待ち合わせをして、横浜の西口で食事したんだけど、久し振りの横浜の繁華街は、大阪・新地とはちょっと雰囲気が違っていました。ま、若い街だからね。

大阪から始まったしゅんすけの週末が暮れていくのである。
| 日記 | 14:32 | comments(0) | -
サラリーマンの(喜)怒哀(楽)
明日から泊りがけで大阪出張して、大阪の事務所で実施するレイアウト工事なぞの立会いに行ってきます。今週は月曜にも大阪出張があって、午後出発、夜帰宅の強行軍だったんだけど、今度は朝から泊まりで出かけてきます。しゅんすけのような事務系の仕事をしててここまで出歩くのも珍しいのだけど、こういう仕事をしていると以前勤めていた会社で、大阪の事務所移転と大阪子会社の社葬の準備と京都の工場立ち上げのための視察を一日で回ってきたのを思い出す。そういえばギルデロイ部長は京都で元気にやってるだろうか。

さて、今回は大阪で工事の立会いをしてさえいれば問題なかったんだけど、昨日問題が発生し、普段温厚(?)なしゅんすけも怒り心頭、朝方の地震はこの怒りの熱で地殻が影響されちゃったからなんじゃないかってくらい怒ってました。いやホントサラリーマンは弱くて哀しい生き物よね。
この問題というのが、東京の事務所でもレイアウト工事をせなイカンという話し。どうも急な人事異動があって、そのために席替えを考えてたら、ちょこっとした席替えのつもりが結果的にいろんな部署を巻き込んだレイアウト変更にまで発展しちゃって、つまりその席替の仕切りをせなイカンということになっちゃった。ここはひとつ、しゅんすけ初めての経験、ダブルXデーをやっちゃる、大阪に居ながらにして東京の席替を仕切ってやる、作戦名は「大阪遠隔操作ダブルXデー」だ!って意気込んで、その準備を着々と進めていたんだけど、昨日ふと思い立って席
替の対象となる社員の方に声をかけて、「今週末席替なんだけど、知ってる?」と聞いたら、図らずも「知らない」と返ってきて、いろいろ聞いて回っているうちに、辺りは騒然、「こんな忙しいのに席替えぇ?!」みたいな状況になって、みんなでわっしょいわっしょい祭状態になっちゃった。知らないとか言われても、わしゃ知らんがな。
こういう大事なコトを伝えないから、○○○は×××だと言われちゃうんだよ。

結局は彼らの上司がこの繁忙期に席替えをすることを連絡するのを忘れてたのか、祭状態になっちゃうのを予感して何となく言い出せなかったのか知らないけど、明後日に席替えしますとか言われたらモチベーション下がるわな。そんな中しゅんすけは大阪で別の工事に立ち会わにゃイカンわけで、しゅんすけの代わりに仕切りをやる後輩社員は不憫だわ。最悪、金曜日は席替え開始までに大阪からトンボ帰りして、翌日また大阪に戻るミラクル作戦を決行しようかと思ったらそういうおバカな作戦は会社が認めてくれなくて(そりゃそうか)、後輩社員は上司には申し訳ないけど、頑張って欲しいと思うのであった。
| 日記 | 01:16 | comments(0) | -
夢想の地平面
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