2007.07.31 Tuesday
どろどろ罰ゲーム
山の中の雑木林の中を一人で歩いていた。木漏れ陽の中の木陰は幾分涼しいとは言え、抱えるビール6缶パック4個分の重さが腕の筋力にはそろそろ限界だったし、クルマでやってきたしゅんすけにはそもそもこれは無縁な飲み物なわけで、そう思うと余計に汗が噴き出すようで、木陰に小島のように点々とする日向に差し込む陽光と鳴りやまない蝉時雨に辟易する。
しゅんすけは、ここ厚木からさらに丹沢に向かうとある森林公園の散策道を歩いていた。汗は背中だけではなく、もはや全身からTシャツの色が変わるくらい噴き出していた。この散策道は一体どこまで続いているのか。
抱えたビールを持ち変えてみるとしばらく楽になるけど、そのうちだんだんキツくなり、また持ち変える。これは何の苦行なのだ。
そのうち日差し避けの屋根だけの簡易的な小屋のような小さな建物が見える。ここに集まったしゅんすけの会社の社員は、予定よりも大幅に遅れた会社主催のバーベキュー大会が、東名高速の大渋滞により今なお始まらないことに業を煮やし、既に数本のビールを空けて、しゅんすけの到着を待っていた。
でも、しゅんすけだってそれなりにキツかったのである。朝5時に起床し、会社まで行って手配した送迎バスに荷物を積み込み、集合した社員を乗せたバスの出発を見届けた後、自分はクーラーのないチンクで既に20キロくらいに成長していた高速道路の渋滞へ飛び込み、直射日光を浴びながら何ゆえしゅんすけの車線だけクルマの進みが遅いのかイライラしつつ、やっとのことで厚木ICを降り、追加のビールを買い込んで更に渋滞の続く一般道を延々走ってきたしゅんすけに、バスを使わず現地集合した社員(既に酔っぱらってる)から「遅いよ〜」などと言われると、軽口と分かっていても手にしたビールを投げ出して脇差しを抜いて一刀両断、真夏の日中に起こったバーベキュー場の惨劇を演じてみたくなるわけである。・・・要約すると、暑くて死ぬかと思った。前日も溶けるかって暑さの中、作業立ち会いなぞしたので、今日こそは溶けると思った。肥えた腹から脂肪が滲み出てこのままマイナス10キロのダイエットに成功してしまうのではないかと思った。マジメな話し、熱中症で倒れる人が出なくてよかったわ。
そんな罰ゲームかのようなバーベキューを経て、帰りは少しも暑さが和らがない国道246号線を川崎に向かってひた走り、そういやバーベキューだった割に、イベントの仕切りに奔走していたから全然食事してなかったわと、川崎のファミレスに入った時に、この日初めての少しキツめのクーラーにあたって、生きた心地を実感した。乾き始めたTシャツは、汗のかき過ぎで塩噴いて白くなってた。
そんな疲労困憊、塩分欠乏な状態では、楽団の練習でも、ただでさえ下手っぴな演奏がさらにヒドくなり、散々なうちに終了。ホント何かの罰ゲームかと思ったわ。
翌日はとても良い結婚式に参列し、シアワセ気分を味わいつつも2次会でハメを外して騒いでたら、外はいつの間にか記録的な豪雨雷雨の嵐で、もはや川と化した第三京浜をスリップを恐れてひやひやしながら、それでも高速道路から見る広い空が時折一瞬真っ白になるくらいの稲光に包まれるのを楽しみつつ、きっともの凄い雷鳴が轟いているだろうにチンクに爆音で全然聞こえないのを残念に思いつつ、自宅に戻ると、さきこが買ったばかりのぴかぴかの自転車を披露してくれた。
そんな大変な週末なのでした。しゅんすけのメモリの少ない脳みそと、衰えきった体力では、このスケジュールが一杯一杯だね。翌日月曜日から、社内研修の仕切りで5時半起床、親会社のちょっとキツめの女性担当者の登場に気を遣う余裕はなく、思わず手にした脇差しを抜刀して一刀両断、朝の渋谷界隈で起きた惨劇を演じなくて良かったわ。
・・・っていうか、オチのない週末日記を書く自分を一刀両断したいわ。
しゅんすけは、ここ厚木からさらに丹沢に向かうとある森林公園の散策道を歩いていた。汗は背中だけではなく、もはや全身からTシャツの色が変わるくらい噴き出していた。この散策道は一体どこまで続いているのか。
抱えたビールを持ち変えてみるとしばらく楽になるけど、そのうちだんだんキツくなり、また持ち変える。これは何の苦行なのだ。
そのうち日差し避けの屋根だけの簡易的な小屋のような小さな建物が見える。ここに集まったしゅんすけの会社の社員は、予定よりも大幅に遅れた会社主催のバーベキュー大会が、東名高速の大渋滞により今なお始まらないことに業を煮やし、既に数本のビールを空けて、しゅんすけの到着を待っていた。
でも、しゅんすけだってそれなりにキツかったのである。朝5時に起床し、会社まで行って手配した送迎バスに荷物を積み込み、集合した社員を乗せたバスの出発を見届けた後、自分はクーラーのないチンクで既に20キロくらいに成長していた高速道路の渋滞へ飛び込み、直射日光を浴びながら何ゆえしゅんすけの車線だけクルマの進みが遅いのかイライラしつつ、やっとのことで厚木ICを降り、追加のビールを買い込んで更に渋滞の続く一般道を延々走ってきたしゅんすけに、バスを使わず現地集合した社員(既に酔っぱらってる)から「遅いよ〜」などと言われると、軽口と分かっていても手にしたビールを投げ出して脇差しを抜いて一刀両断、真夏の日中に起こったバーベキュー場の惨劇を演じてみたくなるわけである。・・・要約すると、暑くて死ぬかと思った。前日も溶けるかって暑さの中、作業立ち会いなぞしたので、今日こそは溶けると思った。肥えた腹から脂肪が滲み出てこのままマイナス10キロのダイエットに成功してしまうのではないかと思った。マジメな話し、熱中症で倒れる人が出なくてよかったわ。
そんな罰ゲームかのようなバーベキューを経て、帰りは少しも暑さが和らがない国道246号線を川崎に向かってひた走り、そういやバーベキューだった割に、イベントの仕切りに奔走していたから全然食事してなかったわと、川崎のファミレスに入った時に、この日初めての少しキツめのクーラーにあたって、生きた心地を実感した。乾き始めたTシャツは、汗のかき過ぎで塩噴いて白くなってた。
そんな疲労困憊、塩分欠乏な状態では、楽団の練習でも、ただでさえ下手っぴな演奏がさらにヒドくなり、散々なうちに終了。ホント何かの罰ゲームかと思ったわ。
翌日はとても良い結婚式に参列し、シアワセ気分を味わいつつも2次会でハメを外して騒いでたら、外はいつの間にか記録的な豪雨雷雨の嵐で、もはや川と化した第三京浜をスリップを恐れてひやひやしながら、それでも高速道路から見る広い空が時折一瞬真っ白になるくらいの稲光に包まれるのを楽しみつつ、きっともの凄い雷鳴が轟いているだろうにチンクに爆音で全然聞こえないのを残念に思いつつ、自宅に戻ると、さきこが買ったばかりのぴかぴかの自転車を披露してくれた。
そんな大変な週末なのでした。しゅんすけのメモリの少ない脳みそと、衰えきった体力では、このスケジュールが一杯一杯だね。翌日月曜日から、社内研修の仕切りで5時半起床、親会社のちょっとキツめの女性担当者の登場に気を遣う余裕はなく、思わず手にした脇差しを抜刀して一刀両断、朝の渋谷界隈で起きた惨劇を演じなくて良かったわ。
・・・っていうか、オチのない週末日記を書く自分を一刀両断したいわ。