「シュンスケニウムの原子量」の大統一バージョン
月曜の朝陽は昇るか?!
怒涛の週末Xデー作業を終了させ、日曜は会社の上司を代役に立てて、しゅんすけは新宿ハーフマラソンの10キロレースに参加してきた。
このレースのことは、別ページで書くとして、明けて月曜日はとりあえず無事朝陽を拝むことができ、会社ではさしたる大きなトラブルもなく、こうして仕事を終えることができたのだけど、昨日のロードレースでハリキリすぎたせいで、両腿の筋肉痛がスゴい。こんな筋肉痛はかつてないってほどの状態。いや、11月の横浜マラソン以来のレースとは言え、ここまで萎えていたとは。
筋肉に疲労が溜まるとなぜか発熱しちゃうっていう変なシステム搭載のしゅんすけの身体は、やはりなんかだるくて、Xデー明けの最初の営業日だから頑張らないといけないんだけど、身体は重いし、熱っぽいし、イロイロと問い合わせがあるしで、ちょっとイライラ気味であった。
そんなしゅんすけに驚くべき事実だが、今週末もレースなのである。
いや、2週連続で10キロって結構キツいだろうなーと気が重いしゅんすけにまたまた驚くべき事実だが、さらにその翌週末は、デュアスロンでラン5キロ・バイク30キロ・ラン5キロが待ち構えてるわけで、うかうかしてられないというか、いやちょっと待てって感じ。船が難破して無人島に漂着したしゅんすけが森の中をさ迷っていると木々の陰から原住民が現れて、おぉ人だ、助かったと思ったのもつかの間、歓迎ムードで宴の準備をしているかと思えば、しゅんすけは縄でぐるぐる巻きにされて、巨大なキャンプファイヤーの燃え盛る炎の真上に吊られてしまう、そんな時に発する「ちょ、ちょっと待て!」的な感じと言えば分かりやす・・・くないか。
しゅんすけが今年参加するランニングまたは自転車のイベントや大会の中で、もっとも重要なレースのひとつとも言えるビッグイベント・デュアスロン。それまで2週にわたって身体を鍛えるためと位置づけられるこの2つのランニングレースの最初の1回目が、これほど酷い筋肉痛を伴うとは、再来週の本番が思いやられるというものだ。

そんなわけで、久々の筋肉痛に悩まされつつも、しゅんすけのXデーは無事終焉し、ほっと一息ついてせっせとアンメルツヨコヨコを塗りたくる宵なのであった。
| 日記 | 23:24 | comments(0) | -
どうする明日?
いや、なんかやっと今日の作業が収束に向かい始めたよ。えっと時間は・・・21:30?!う〜ん、昨日の19時から一斉に始まった作業が、結局24時間を軽く超えてしまった。(ってか、金曜の9時に出社してから早くも36時間以上会社界隈にいるってことか)こりゃもう精神的に疲労困憊。もともと週末は睡眠を多く取ることを身上にしてきたしゅんすけだけに、この2日は気持ち的に堪えたわ。ちなみに、肉体的には全然堪えてない。だって自分のデスクに座ってただけなので。
この精神と肉体の疲労度合の差が、明日のロードレースでどんな影響を及ぼすかが不安である。なんせ、明日のレースは10キロとは言え、肉体的にも精神的にもしゅんすけにはまだまだ過酷な距離だもんな。さきこにとって練習にもならん距離だけど、しゅんすけにとっては走れメロス的な距離に等しい。
そんなわけで、明日の体調と相談して出場するかも含めて考えよっと。
| 日記 | 21:42 | comments(0) | -
週末Xデー。
しゅんすけの会社はよく言えば事業拡大、悪く言えば先が見えてない事業で、事務所が新規開設したりレイアウトが変わったりするのが割と頻繁で、ま、頻繁と言っても、しゅんすけの前の会社のようにほとんど異動とか組織替えのない会社との比較でしかないけど、とにかく以前よりもしゅんすけのお仕事が増えているわけで、ということはXデーが多いということだけど、あまりに多くてこの週末に実施したXデーに当初から余裕をかましてたら、予想外に大きなXデーで、直前になってかなりバタついて、疲労してしまった。

そんなわけで、毎度のコトながら、金曜の夜に大量に人員を投入して、一斉に作業開始。いや、何回やっても、この一斉に始まる感じはなんか気合入るわ。7.8社が各社の作業リーダーがしゅんすけの合図で各社の作業員に号令を出し、事前に打ち合わせたとおりの作業を物凄い勢いでこなしていくのは、男なら誰でも憧れる「ヤマト、発進!」って号令を出す沖田艦長のようで、できればしゅんすけ的には「波動砲発射!」と引き金を引く古代進の役の方がいいんだけど、とにかくサイは振られ、一夜のビッグイベントの火蓋が切って落とされるわけである。

そんなわけで、土曜は泊まり作業。
始まってしまえば、各社がどわーっと作業を進めるので、しゅんすけは沖田艦長気取りでタバコなぞ吸っていればいいんだけど、たまに「この図面の寸法違ってますよ」とか「この備品は図面に描いてないですよ」などと予期せぬ質問攻めに遭い、ヘロヘロになった。深夜3時頃に予約していたホテルのベッドに横たわった。
翌日の土曜日も朝から作業なんだけど、ある業者が何を勘違いしたのか、「作業は17時から」なんて思ってたらしくて、昼頃には全体的に収束に向かっていたのに、ある作業だけポツンと残ることになり、つまりはその分しゅんすけは会社に居なきゃならんわけで、だいたい17時から作業したら最低でも3、4時間はかかるだろうから、会社を出るのが夜遅くなっちゃうじゃないのとか思いつつ、日曜日も作業を予定している中しゅんすけは久々に10キロのロードレースに出場することになってるので、一応しゅんすけの代役が来るんだけど、そのためにしゅんすけは工事の終了に立ち会えないわけで、なーんか不安だなーと思いつつ、いずれにしても今回のXデーの折り返しをやっと迎えたところで一息つくしゅんすけなのであった。
しゅんすけに果たして月曜の朝陽は昇るのか。
| 日記 | 14:33 | comments(0) | -
紙の国の人々。
何のテレビ番組だったか忘れたけど、以前に観たテレビ番組で、日本調の和室に外国人を招き入れるシーンがあって、畳敷きのその和室に入るやいなやその外国人が「あぁ、やっぱり紙の国だ・・・」と感慨深く呟いたのを聞いて、「ん?紙?神?の国???」と思ったんだけど、考えてみれば外国人にとって住居の仕切りに襖や障子のような紙を使う国=日本は「紙の国」なんだよな。しゅんすけは、家屋における外国との差って、木を使うところかなと思ってたけど、言われてみれば紙が住居の重要なパーツになってるってのは、日本のユニークなアイデンティティかもしれない。
「3匹の子豚」の童話では、レンガで造った子豚を欧米に例え、木で造った子豚を日本に例えて勝手にイメージしてたけど、木よりももっと軟弱な紙で家を作るんだから、外国人にとってやはり日本って不思議な国なんだろうな。

そんな紙の国・日本で、つい先日紙にマツわる事件が発覚した。
製紙業界を代表する大手数社が、日本郵便から発注された年賀ハガキの古紙比率を偽装していたんだそうな。またその発表に前後して、コピー用紙やらの紙製品も古紙比率の操作が発覚した。どうやら古紙比率40%で発注された年賀ハガキは、実際は1〜20%くらいの古紙比率だったんだそうな。
最近とみに多くなっている企業の組織ぐるみの偽装だけど、製紙業界でも長年にわたり偽装がおこなわれてきたというわけだ。
しゅんすけは、もともと印刷会社にいた人なので、紙会社のこうした不祥事は、なんか身近に感じてしまう。今の会社ではほとんど関係ないけど、前の会社の人たちは今頃どういう対応に追われているんだろうか。
考えてみれば、再生紙ってのは製造が難しいらしくて、古紙比率が高くなれば、それだけ単価が高くなるそうである。古紙20%の紙よりも40%の紙の方が薬品なんかで漂白するのが大変で手間がかかるそうで、単価が上がるわけだ。
でも、思うんだけど、古紙比率40%だと言われて実際は20%しかない割高な紙を買わされた方は、であれば最初から20%の紙を買えばいいわけだから、その分損してるよね。まさに、偽装した古紙比率の分だけ、製紙会社が不当利得していることになる。そうであれば、購買側はその分を返還してもらう権利があるんじゃなかろうか。
オフィスで使うコピー用紙なんかでも、同じことが言えるから、まさに不当利得返還請求なんてことがそこここで起こるかもしれないわけで、こりゃドデカい事件だなーと思うのだけど・・・でも、今のところそういう動きってないわけで、やはり製紙業界って○○○で△△△な部分があるよなーって思うわけ。印刷業界にも常々思ってきたことだけど、なんか□□□な感じがするんだよな。

ホント、最近の日本はどうかしてるよな。ってか、一昨年施行された内部通報者保護法ってのが、従前からの偽装とかを白日に晒すように奏功しているんだと思うんだけね。
日本は技術の国だという神話はとうに崩れ、まさに偽装の技術、偽術の国になってしまったと思えば夢も希望もないわ。

さて、そんな紙に関する嫌なニュースがある反面、紙のロマンにかけるニュースもあった。東大の研究者が、紙で作成したヒコーキ、つまり紙ヒコーキを地上400キロの宇宙ステーションから地球に向けて飛ばそうとして実験を進めている。
うまくいけば、宇宙ステーションから飛ばされた紙ヒコーキは、大気圏に入って空気中を滑空してゆっくりと地上に降りてくるんだそうな。
ある日突然どこからともなく降り立つ紙ヒコーキ、それははるか宇宙から飛ばされた紙ヒコーキだった・・・なんて、夢のある話しである。
問題は、超音速で移動する宇宙ステーションから飛ばされた紙ヒコーキが、大気との摩擦で燃え尽きないか、あるいは紙ヒコーキ自体がその風圧で壊れてしまわないかということ。そのためにわざわざ日本折り紙ヒコーキ協会なる団体と共同で研究を進めているそうである。どうも今後の宇宙輸送の技術開発の基礎としての意味があるんだそうだけど、単純に宇宙から紙ヒコーキを飛ばすと言われれば、とても壮大なロマンを感じる話しである。まさに紙の国、日本ならではの夢のある挑戦だね。

この紙ヒコーキには、いろんな国の言語が記載されていて、どこから来たのかが分かるようになっているそうだけど、まさに砂漠の真ん中を旅する誰かの目の前に、ひらりと舞い降りる紙ヒコーキを見るその人の表情を想像すると、なんか楽しくなってくるね。
願わくば海に降り立たないことである。
いずれにしても、年内には実現する方向で研究が続いている。
ホントに紙ヒコーキが宇宙から放たれる時が来るんだね。
地上では、企業や消費者の環境意識を逆手に取った悪質な偽装が蔓延しているけど、そんな世界のはるか上空をゆっくりと滑空する紙ヒコーキは、眼下の紙の国をどんな思いで見下ろすのだろうか。
| 最近のニュースから | 01:14 | comments(0) | -
携帯電話に思ふ。
しゅんすけの携帯電話が全然イケてないのは、既に書いたんだけど、先週は大阪行ったり、スキーに行ったりしたので、イケなさ加減で言うと「電池が保たない」っていう点で、ホントまったくイケてなかった。夜中は電池を切って就寝したのに、朝になって電源を入れたらもうほとんど残ってなかったからね。だいたい、パンフレットに書いてある連続待ち受け時間290時間ってなんだよ。290時間って言ったら、ほとんど10日以上じゃないか。多少ネットやったり、電話したり、メールしたりしただけで2日も保てないほど消費するんかいな。しかも、この電池は、あまりにも保たないために、7月頃に大阪のauショップで電池パックを追加購入したわけで、つまり新品同様の初期不良なしの電池なわけよ。それが2日未満で枯渇するってどういうわけよ。
それに帰宅して、メールで送っておいた写真のデータを見てみると、何年前の携帯電話デスカって感じのボヤけた写真で、これでホントに324万画素なのかってホント憤慨してた。

ああ、この携帯電話を購入する時になーんかトキメキというかワクワク感がなかったのは、やっぱりこういう変なトコロが非常に気になる前兆だったのかもしれないな。携帯電話は既に何台も変更してきたけど、どの機種にしても初めて手にした時はなんかワクワク感があったもんな。

さて、3連休最後の日はさきこと出かけたのだけど、そこでふと見かけた携帯電話ショップで店員さんに、この瞬間に携帯電話の機種変更したらいくらかかるか聞いてみた。すると、これが意外にも安かったんだよね。今の時期は春の新機種が出る前なので、多少は安いのかもしれない。ここはひとつ、しゅんすけが現行機種に抱いている不満を全部解消してくれそうな機種があれば買ってしまおうと思った。
あおき家の物欲諮問委員会(委員長さきこ)に具申してみたところ、とりあえずOKが出たので、パンフレットを貰ってコーヒー屋であれこれ選んだ。
以前は、ソ○ー社製のスライド式携帯電話を持っていて、電池枯渇によりやむを得ず機種交換するあたり、同じ使い勝手の某社のスライド式を購入したんだけど、前述のような体たらくだったので、ここは使いたい機能に特化して機種を選択。久しぶりに折りたたみ式の機種にした。
問題のカメラ機能は、画素数500万画素、手振れ防止機能付きで、ほとんど電話にカメラが付いているというよりもカメラに電話が付いているような感じの機種。電池の保ちはよく分からないけど、考えてみたら3世代前の携帯電話は、この携帯電話と同じメーカーだったので、インターフェイス自体は使いやすそうだった。

んもう、コレに決定!
勢いで買うことにしたんだけど・・・うん、確かにワクワクしてるわ。
やっぱ携帯電話と言えども、新しい機械を手にした時には、このくらいのワクワク感がないとな。
カメラ機能や電池や使い勝手やその他諸々の機能が云々よりもこのワクワク感が、この携帯電話がしばらくの間、しゅんすけの相棒になってくれるような気にさせるのであった。
| 物欲日記 | 21:50 | comments(0) | -
豪雪ロード。
22時。
冷たい空気が降りる宵、バスは静かに現れる。
それを待つしゅんすけが運転手に合図するとバスはゆっくりハザードランプを点滅っさせて道路脇に停車した。
しゅんすけの会社の社員旅行は、いつもこうして静かに始まる。暗がりの街路を大きな荷物を背負って現れるのは、しゅんすけの会社や取引先の社員である。彼らの荷物を受け取りバスに積み込む。強めにヒーター効かせた社内には、既に何人かがバスの出発を待っている。
あぁ、今年も始まってしまったな、スキー旅行。

そんなわけで、長野県の某スキー場に向けてしゅんすけたちを乗せたバスは深夜の東京を走り出し、一路スキー場へ向かったのである。

去年に引き続き、しゅんすけは事務局なので、スキーなんざ1回しか、しかもそれはもうなくなってしまったザウスでの経験しかないにも拘わらず、今回の旅行に随行せなイカンわけで、温泉入ったりしてゆっくり過ごすことにした。
結果的には、思わず後輩社員と仕事をしてしまったので、スキーどころではなかったけどね。
夕食後の飲み会で、同行した医療系のコンサル会社の方々と談笑して、しゅんすけの腹がなぜへっこまないか質問したら、どうもしゅんすけの腹はぜい肉だけでできているわけじゃなさそうで、相撲の朝青龍関のように一部筋肉になっていて、これは食生活を改善すれば充分改善する体型なのだと分かった。うん、これは光明が見えてきたぞ。

朝起床すると、窓の外は猛吹雪で、昨日までかちんかちんだった雪がさらさら雪に変わって積もっていた。軒下にできたツララは一晩で7、80センチにも伸び、いや雪国ってスゴいなーと思い知る。朝風呂を浴びてゆっくりしていたら、もう帰りの時間で、名残惜しくもホテルを後にした。
帰り道も関越自動車道は積雪がすごくて、全然スピードが出せなかったから、「こりゃ、去年よりも到着時間が遅れるかな」と思ってたら、しばらくして黒いアスファルトが現れて、周りの景色も豪雪の雪化粧から薄化粧くらいまでなってきて、結局道路が渋滞しなかったために早く帰ることができた。
雪景色がだんだん消えていくのが何となく寂しかったな。
そんな週末なのだった。
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| 日記 | 21:59 | comments(0) | -
蟲。
しゅんすけは虫が嫌いである。虫というと、範囲が明らかじゃないけど、昆虫類をはじめクモもムカデもヤスデもタマムシもミミズも嫌いである。小さくて動くものはすべからく嫌いである。女子中学生かって感じだけど、嫌いなものは嫌い。
あおき家の構成員のうち1名は、アイアン豪脚の異名を持つ女性であり、虫に関する対応はすべて彼女が対応している。いや、さきこなんだけどね。しゅんすけが虫を発見、さきこが退治という鉄壁のシフト、まさにゴールデンコンビである。いつぞやは、会社帰りにさきこと帰宅すると、階段の踊り場に巨大な蛾がとまっていて、これがあまりにも巨大で、「巨大な蛾」というよりも「小さなモスラ」と言った方が近いその存在感に、しゅんすけは固まっちゃったんだけど、さきこは敢然と立ち向かっていったからね。ホント、ウルトラマン、ありがとう!って感じで手を振っちゃったよ。また、ある時、自宅でさきこと夕食を摂っている時に、しゅんすけのズボンのうえを巨大なムカデが這っていて、これがあまりにも巨大で、「巨大なムカデ」と言うよりも・・・うぅ、巨大なムカデなんだよ、うん。その時のしゅんすけはもはや食事どころではないというか、この星に生まれて以来出したことのない悲鳴を上げちゃってね。さきこはドン引きだった。・・・虫は嫌いである。

それにしても、小学生の頃は、釣りに行ってはフナムシを素手で掴んで、釣りエサにしていたしゅんすけなのにね。どんな心理的変化があって、こうなっちゃったんだか。

さて、そんなしゅんすけが遅い昼飯を食べに一人、会社近くの定食屋に行ったのだけど、そこで出された定食のトレーに蠢く小さな存在を発見してしまった。御器かぶりである。
「!!!!!!」
いやいやいや・・・ってか、しゅんすけももう大人なので、さすがに悲鳴はあげなかったけどね。それよりも「あぁ、出たな」と指でピンとはねて、何事もなかったかのように箸を付けるくらいの大人な余裕は欲しいよね。去りゆく彼を目で追いながら、戦々恐々と飯を食べたところを見ると、不潔だから食べないとかいう観点はないようである。
ただ、去っていった彼がそのままテーブルの裏側へ姿を消し、そして次に目の端に止まったのが、しゅんすけのズボンの上だった時にゃ、ひっくり返るかって感じで立ち上がり、スゴい勢いで足を払い、もうダメだ、こんなトコで飯は食えん!って感じでそのまま会計に向かった。

最近、「食」にまつわるいろんな不祥事が出てきて、もはやどこで食べてもきっと何かを隠してるような一種の諦めがあって、定食屋で彼が出てきたところで「定食屋なんてそんなもん」的な感覚を持っていた。
でも、こういうことはハッキリ言っておかないといけないと思い、店員に言ったのだ。
「トレーにゴ○ブ○がいたよ」
すると店員曰く
「780円です」
がーん、スルーされた!もはや「食」を取り巻く環境はここまで悪化しているのか。いや、逆に大げさに平謝りで「大っ変申し訳ありません!いえいえ、お代なんていただけません!」なんて言われるよりは、一種の爽快感すらあったな。これが日本のスタンダードだ。
もしかすると、そのうち彼の入ったスープとかパンをかじったら出てきたとかそんな境地に至るかもしれない。それが当たり前になるかもしれない。
う〜ん、考えるだけで脊髄に悪寒が走る。
昆虫は高たんぱくで・・・なんて言って、その辺でミンミン鳴いているセミを捕まえちゃ油で揚げて食ってた大学教授がいたけど、そういう世界になったら、しゅんすけの虫嫌いもなくなるのかな。日本が温暖化して亜熱帯の動植物が流入するようになったら、極彩色の虫たちが目の前を飛び交う日常になるかもしれないな。おぉ寒い。
| 日記 | 21:04 | comments(0) | -
大阪の夜、京都の朝
京都で開催される某イベントへの参加のため、しゅんすけは昨日の夜から関西にいた。会社を定時であがって、東京駅から新幹線に乗る。夜の大阪に向けて出発した。
たまには会社から遠いところに泊まろうと思い、なんば駅近くのホテルに宿泊したら、テレビでしか見たことのない看板があって、思わず「おおー、テレビと同じだー」と唸ってしまった。しゅんすけはホント大阪には不案内なんだけど、道行く人たちが誰も彼も思いっきり関西弁を話しているのに、年明けからトリップ感満点の夜なのだった。
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朝、会社の支店に顔を出して、京都に向かう。
大阪と言えば、今年の秋にしゅんすけの仕事としてはダイナマイト級の大仕事があったりして、今から血沸き肉踊る思いなのだけど、その時には大阪入りびたり状態だろうから、マジで自転車持って来ようかななんて思ったりして、大阪を後にする。
※大阪の明らかなトリップ感をブログで表現するのに、大阪のエスカレーターで左側通行(左側の人がエスカレーターの階段を登る)してる写真を撮るのが一番で、いつかどこかでこっそり撮影しようかと思っていたんだけど、考えてみたら、エスカレーターの下でこっそり写真なんか撮影して見つかったら、あらぬ疑いをかけられてしまうじゃないのってことに気づき、またエスカレーターを歩いているのを写真に撮っても、止まって見えるから意味ないじゃんってことにも気づき、良かった、意味のない写真を撮ってそのまま大阪の刑務所に入るところだったと安堵する一幕もあった。

さて、新幹線に揺られて十数分で京都に着く。
いや、在来線では時間がかかりすぎるので、新幹線に乗ったわけだけど、着くやいなや合流した同僚と会場に向かう忙しなさ。う〜ん、なんか仕事してるって感じだ。
京都を中心とした大学生を集めていろいろ話しをしたのだけど、久々に大学生に触れ、その若さ、無垢さ、パワーに圧倒された。ホント若さっていいわ。まさに「振り向かないこと=若さ!」って感じ。
そんな中休憩時間中にタバコを吸いながら見上げると、京都タワー。
う〜ん、10年以上京都の街には来ていない。いろいろ見てみたいものとかたくさんある街なのに京都に旅行に来ることは今までなかったから、今年の秋には自転車京都散策なぞしてみたいものである。
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| 日記 | 22:59 | comments(0) | -
正月休みの青い鳥
毎年書いていることなんだけど、今年9日間もあった年末年始休暇は、例年になく怠惰に過ぎて行ってしまった。スポット的には、自転車乗ったり、久々に楽器を吹いたり、チンクに乗ったりと楽しく過ごしたのだけど、長期休暇の割にはイマイチ充実感のない日々であった。
その原因は、去年にはなくて、今年にあったものの大きな影響力によるものなのである。それは、イラストロジック。

イラストロジックとは、クロスワードとか数独などのパズルの一種なんだけど、細かいマスを与えられた情報(塗りつぶすマスの数の数字)を頼りに、シート状のマトリクスを塗りつぶしていき、最終的にマトリクス上に絵が現れるというもので、どうも1980年代に日本人によって考案されたもののようである。
この手のパズルは、ネットにもいろいろ転がっていて、以前から時間つぶしにやったりしていた。
今年の長期休暇は、何となく時間を持て余すことが多いだろうから、事前にイラストロジックのたくさん載った雑誌を買っていたわけである。
時間を持て余すとは、たとえば大晦日の午後12時までの時間とか、箱根駅伝で独走態勢に入っちゃって、あとはゴールを待つまでの時間とか、非情にツマラナイお正月番組を観ている時間とかであり、しゅんすけが寸暇を惜しんで絵なぞにまい進できるお絵描きモードに突入していれば、全然必要のないものだったのだ。
ところが、いざ始めてみると、この難問の多さに逆に発奮しちゃって、気がつくといつまでも雑誌に向かっていることになってしまい、大晦日の深夜、いよいよ2008年到来という時も、パズルの続きが気になってしまい、全然厳かな気分にはなれなかった。また、箱根駅伝では、波乱に満ちたそのレースをほとんど最初から観ていたにも拘わらず、パズルに夢中で展開はおろか、ハプニングの時でもパズルに向かっていた。いや、イラストロジック、恐るべし。
※ちなみに、イラストロジックを解くコンピュータプログラムってないのかな?と思ってネットで検索したら、いくつか出てきた。特に珍しいものではないようだ。それでもこの手の雑誌がなくならないってのは、このパズルが答えを得た時のある種の達成感によるのだろうな。

さて、最終日の今日もイラストロジックでつぶしてしまっては、ホントに何のための休暇だったのか分からないので、久々にさきこと遊ぶことにした。いや、ホント、この休みは、さきこはランニング、しゅんすけは自転車と、ほとんど夫婦断絶のような過ごし方だったからな。とは言え、目的地は、チンク屋。先日のタイヤパンク事件で、もはや騙し騙しチンクに乗っていては、いつか重大事故に遭うかもしれないとの危惧から、数ヶ月振りにチンク屋を訪れた。
考えてみたら、チンクは満身創痍で、ブレーキはキーキー言うし、燃料の警告灯はなぜか点灯しっぱなしだし、オイルは古いし、エンジンルームは錆びてるしで、ホントこのまま乗ってて大丈夫かいなって感じだった。この辺を一切お願いして、チンク屋を出た。

センター南から歩いてセンター北の自転車屋に行った帰りにセンター北のショッピングセンターを歩く。
センター北界隈は、しゅんすけはほとんど来ないので、全然不案内なのだが、周辺の開発も進んできて、それに従ってショッピングセンターが増えてきて、なかなか楽しい街になっている。
(ショッピングセンターの数に見合うだけの客がこの界隈に住んでいるのかが大きな疑問ではあるが)
その中でふと立ち寄ったCD屋。
いくつかのCDを試聴していたさきこが、突然大きく動揺し、しゅんすけを呼んだ。試聴していたCDに何かを発見したかのようだった。言われるままにそのCDを試聴したしゅんすけも驚いた。試聴していた曲はショスタコービッチの交響曲第5番なのだけど、その演奏はもしかしたら「あの」演奏かもしれなかった。
「あの」演奏とは、しゅんすけが中学時代に友人のしらいくんの所蔵レコードからただ第4楽章だけダビングしてもらったものなんだけど、これが物凄い迫力で、しかも物凄く速いテンポで進行する。早いのに軽くない。初めて聞いたショスタコ5番だったけど、これには中学生のしゅんすけも鼻血が出るほど感動し、それ以来、このテープのショスタコ5番は、しゅんすけのイデア的存在になり、その後いろんな演奏を聴いたり、演奏したりしたけど、この迫力には到底及ばなかったものなのだ。
その大事なテープも老朽化には抗えず、もはや帰らぬ人となり、その音源がいつ誰の指揮でどこの楽団が録音したものかも分からないまま、長い年月が経ち、さきこがたまにCD屋で見かけては購入し聴いてみるんだけど、あの演奏とはまったく違くて、そりゃいい演奏も一杯聴いたけど、とにかくあの演奏、バイオリンがテンポ無視して早弾きをいささかツッ走っちゃうあの演奏、最後の最後でクラリネットがリードミスしちゃうあの演奏を聴きたいと思っていた。
もう何年も探していた演奏が、試聴したこの数十秒で重なりあった。しゅんすけのイデアと何の違いもない、何の違和感も感じない音楽だった。こ、これだ!きっとこれだ。録音した1982年は確かにしゅんすけは中学生である。

いつかこの曲のCDが欲しいなーと思いつつ、音源が特定されない演奏は、他にも一杯ある。既述だけど、昔FM放送をラジカセで録音するのが「エアーチェック」などとちょっとオシャレだった時代に録音した某FM放送のジャズなんかである。
(今ではエアーチェックと聞くと、自転車の空気圧の点検を思い出す)
この数々の曲たちは、ショスタコ5番やホルスト惑星などのように、テープが老朽化してもう聴けないなんてことがないように、ラジカセをパソコンに繋いで全部デジタル化して、ハードディスクに保存したのだ。・・・そう、したのだが、先日ハードディスクは再起動を連続する発作に襲われ、そのままこの世を去ってしまったのだ。
あれからコワくてハードディスクに触ってないけど、あのままデータが失われてしまっていたら、これらの永久保存版の音源たちも永久に聴くことができなくなってしまうのである。いや、ホント失ったものは大きかった・・・。

さて、購入したCDを聴きたくて足早に帰宅したしゅんすけとさきこは、早速このショスタコ5番を聴いてみた・・・お、惜しい!最初の方は、まさにドンピシャ的な演奏だったのだけど、演奏は早くならないし、メロディが何となくテヌート気味というか、とにかくしゅんすけの持っていたイメージとはわずかに違っていた。ホント、惜しいんだよな、この指揮者とこの楽団が別テイクで録音したんじゃないかってくらいの演奏だった。

しゅんすけとさきこのショスタコ5番を探す旅は、まだまだ続きそうである・・・って書くと、童話「青い鳥」のようで、その童話になぞらえるなら、青い鳥=ショスタコ5番は実は二人の身近にあったなんて結末が待っているわけだけど、それはつまり、既に購入していたCDにレーベルには書かれていないオプションテイクが収録されていて、それがあのショスタコ5番=青い鳥だったりするってオチかもしれないなーなどと妄想している間に、しゅんすけの正月休みは無情にも暮れていくのであった。
| 日記 | 00:28 | comments(0) | -
ツバサよ、あれが・・・。
さきこは今日から会社だそうで、朝早くに出勤していった。
しゅんすけは窓の外の様子を確認し、こてつ号にオイルを差し、家を出た。今年の正月は絶好の自転車日和で良かった。まずは、鶴見の実家を目指す。

国道1号線は、車線の幅が広くて、側道を走る自転車にとってとても走りやすい道である。そのためか、今日も自転車乗りが多い気がする。
この日も雲のない青空を見上げながら北上。自転車日記書いていると、いつもコレしか言わないけど、気持ちいい。ホント気持ちいいんだからしょうがない。それにしても、ウインドブレーカーってのは薄地のくせに風を通さないから、こういう時はホント秀逸である。
1時間ほどで鶴見の実家に到着するも、朝早すぎて誰も相手してくれないので、お袋さんに挨拶だけして実家を後にした。
このまま帰っちゃっても良かったんだけど、せっかくの晴天なので、このまま北上を続けてみようと思った。多摩川の河川敷を走ってもいいし、頑張れば東京のしゅんすけの会社まで行けちゃうかもと思いつつ、自転車を走らせる。このように目的を明確に定めていない状態で自転車に乗るのは、しゅんすけにとって非常に危険である。なぜなら、あまりにも気持ち良すぎて、そのままどこまでも行っちゃいそうだからである。
自転車は事前のメンテナンスが奏功して、通常レベルくらいのスピードが出せていたが、正月休みでフヤけ切ったしゅんすけの体力が心配で、会社まで行くのは避けた方がいいと思い、せっかくなので、さきこの会社に行ってみようということで、国道1号線を五反田に向けて走らせたのだった。

多摩川を越えて、東京都に入る。
去年の夏にチンクで自転車を運んで、東京を走って以来の東京。自力で到達したのは初めてである。自宅から20キロそこそことは言え、やっぱり他県に到達するのは嬉しいものである。しゅんすけは東京から自宅へのクルマのドライブには、国道1号線ではなく第1京浜を使うので、今日の道にあまり詳しくはないんだけど、道路標識に書いてある五反田までの距離がだんだん近づいてくると、嬉しくて脚にさらに力が入る。
五反田から北は、今のしゅんすけにとってはビジネスゾーンである。クルマで走ることはあっても自宅から自転車で来ることは絶対ないような世界である。そこへ自力で自転車をこいで来たことが単純に嬉しかった。

五反田駅手前の交差点で、山手通りに入る。
この時間なら、さきこの会社もまだ昼休みなので、会社近くに美味しい飯屋でも紹介してもらおう。山手通りを走っていると、目の前に巨大な高層ビルが立ち並ぶ。おお、あれが品川かー。ツバサよ、ついに品川まで来ちゃったよ。

山手通りと第1京浜が交差する地点で信号待ちのために自転車を止める。その瞬間、忘れていた記憶が猛然と蘇ってきた。
こ、この場所は・・・、しゅんすけが大学時代に新聞配達をしていた区域ではないか!?
そっか、さきこの会社に行くということは、すなわちしゅんすけが以前住んでいた北品川の街、東品川の新聞配達区域に行くということか。しゅんすけは大学時代に、新聞配達のアルバイトで、雨の日も風の日も雪の日もこの辺一帯を自転車で走っていたことがあるのだ。クルマとか電車では今までにも何度も来ているけど、自転車でこの地にもう一度立つことになるとは、まさか思ってなかったわ。
信号が青に変わると、自転車がスイーッと滑り出した。
そして、新聞配達の区域に入った途端、目の前の景色に過去の記憶が猛然とシンクロして、得も言われぬ感覚になった。もう10年くらい前の記憶なのに、身体が覚えている。このアパートの何階の何号室に朝日新聞、その隣にスポーツ新聞・・・。10年前とあまり変わっていない風景に驚く以上に、自分がその風景をかなり克明に覚えていることに驚いた。思わず配達区域をかつての順路でちょっとだけ巡ってしまったほどだった。いや、若い頃の記憶はなかなか消えないものだね。
非情な時間の経過により、アパートがなくなって100円パーキングになってたり、公園が今風に整備されていたりと多少の違和感はあったけど、総じて懐かし過ぎる風景であった。

さきこの会社の前の公園で一息。
う〜ん、なかなかいい思いをしたな。
それにしても、まさか自宅からここまで走ってきちゃうとは、何度も言うけど、我ながらスゴいなーと思っていたトコロへ、聞き覚えのある笑い声がしたので見ると、昼休みを終えたさきこが同僚の女の子と並んで歩いてくるところだった。
声を掛けると、さきこはのけぞって驚いてた。そりゃそうだ、まさか会社に現れるとは思ってなかっただろう。スゴいだろう。
ついでに昼休みを終えた遠藤さんが現れた。えんどうさんとこんな場所で新年の挨拶をするとわ・・・。
さきこが仕事に戻り、しゅんすけはまだ興奮冷めやらぬ思いで、北品川の街を自転車で散策した。しゅんすけが10年前に下宿していたボロ家は、既に取り壊されて駐車場になっていた。そりゃ残ってる方がおかしいわ。通った銭湯はなくなってたのはちょっと寂しかったな。そして、何より変わっているのは、下町の空に圧倒的に聳え立つ巨大なビル群が現れたことである。これは威圧感あるなぁ。なんか格差社会を感じさせるというか、銀河鉄道999のメトロポリスを思わせるというか。
そんな北品川界隈に、しゅんすけが2年間使用し続けた公衆電話ボックスが残っていたのには驚いた。この携帯電話の時代に、思い出一杯のあの電話ボックスがまだ現役だったのは嬉しい限りである。

さて、昼飯を品川で済ませたしゅんすけは、そのまま帰途に就いた。
結局、会社までは行かないことにした。そういう意味では、次に繋がる楽しみができた。
帰りは第1京浜だったけど、国道1号線よりもはるかに短距離で帰ってくることができた。箱根駅伝の翌日だったので、路面がキレイに清掃されてるだろうと思ったら、意外にガラスの破片が散乱したりしていて、前日にチンクをパンクさせているしゅんすけとしてはヒヤヒヤだった。
こうして、道路の向こうにランドマークタワーが見え、しゅんすけとこてつ号は横浜へ帰還したのである。
走行距離70キロ。運動不足の割には走れた方かな。この前の鎌倉や横須賀もそうだけど、こうして自転車での行動範囲が広がっていくのはなんか嬉しいものである。去年東京シティサイクリングのイベントに参加した時に、開会式のMC役の女性が「ここまで自走してきた人はいますかぁ?」なんて聞いてて、見えるだけで数人の手が挙がって、信じられないと思ったものだけど、やる気になれば自宅から新宿まで行って、40キロくらい走ってまた自宅に帰ることもできるようになるかもしれない。なんせ、しゅんすけの夢は、某ロードレースの出場なんだからな。

正月休みもあと2日で終了だけど、今日は充実した日だった。
| 自転車日記 | 23:50 | comments(0) | -
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