「シュンスケニウムの原子量」の大統一バージョン
2008年回顧録
しゅんすけは高校生の頃から1年の終わりにこのような回顧録をつけていて、その媒体はレポート用紙だったりシステム手帳のリフィルだったりWEBだったりと時代の中で変遷しているけど、考えたらもう20年以上続けていることなんだなーと改めて思うのである。
さて、そういうわけで恒例の回顧録である。

■大きな出来事。
今年のもっとも大きな出来事は何かと言えば、もう他を圧倒して取り上げたいのが、「しゅんすけが禁煙したこと」である。もう10年以上吸い続けてきたタバコを3月にすぱっと辞めた。それ以来ただの1本も吸っていない。いや、喫煙者だった頃には、タバコを辞めるなんて絶対できないだろうと思ってたけど、要は気持ちの問題なわけで、これのおかげでしゅんすけの心肺機能は飛躍的に向上し、ランニングや自転車などでその効果を発揮したのである。
この禁煙のことはまた後で書くことにする。

■ランニングイベント
去年に引き続き、ランニングイベントへの参加が続いている。
個々のイベントについては別ページに報告してあるけど、ざっと記録するだけでこれだけの出場である。ランでは、新宿シティ、三浦マラソン、横浜ロード、山中湖ロード、NIKE10k、手賀沼マラソン、横浜マラソン、横須賀シーサイド、河口湖マラソン、でサイクルイベントの方は、東京センチュリー、佐渡ロングライド、Mt.FUJI、東京シティで、ひとつひとつは濃ゆい思い出なんだけど、こうして列記してみると、あ、これだけか・・・って感じで拍子抜けするけど、この中で特筆すべきは、何よりハーフマラソンを走ったことである。この中では手賀沼、横須賀に加えて、河口湖ではハーフをさらに越えて27キロを完走した。しかも、走る距離だけじゃなく、走ることが楽しいと思い始めたことがさらに大きな特筆事項である。走るのは辛い以外何も感じないところから、楽しいと思うに至るその心境の変化は、個々の報告記事を読むと如実に分かる。

ちなみに、さきこの今年のチャレンジは、しゅんすけがハーフを走ったとかそんなレベルでは語れない境地である。なにせ、ウルトラマラソン72キロを完全走破したんだからね。しかも、途中の数キロにわたる上り坂を一切歩かず全行程を走りきったという快挙。ランニング雑誌などでもたびたび紹介されるウルトラマラソンだけど、完全に雲の上のレベルと思ってたら、一番身近な人が達成しちゃったよ。
また同様に文字通り雲の上のレベルと思っていた富士登山競争にも出場し、時間内完走を果たしたのだから、スゴいより他に言葉がない。まさにさきこにとってもっとも特筆すべき出来事が、このウルトラマラソンと富士登山競争の完走であろう。
ちなみに、さきこは既に来年に向けて練習を開始している。なにせ東京マラソンに2年ぶりに出場するのである。前回は極寒の2月だったけど、今回は3月。晴れれば相当暑くなるであろうこの日にさきこはどのような走りを見せてくれるのか(・・・って、実はしゅんすけは別の用事でさきこの東京マラソンを見ることができないのである。許せっ)東京マラソン以外にもどうも既に某ウルトラマラソンにエントリーしてるとかしてないとか、しかも今回はさらにパワーアップの100キロに挑戦するというのだからその奇特さと言ったらまさにウルトラ級なのである。
(富士登山競争の頂上ゴール組にチャレンジするとなると、しゅんすけはそのゴールを見届けるために、再び富士山に登ることになるのか?!)

■サイクルイベント
自転車の方も去年に引き続き継続中である。
しかし、ランニングよりも自転車の方が断然面白い。
ランニングが楽しくなってきたと言っても、レースでは13キロくらいを過ぎないとエンドルフィンが分泌されないようで、それまでは非常に苦しく辛い走りだし、楽しくなっても17キロ以降はこれもだんだん苦しくなるわけで、走っていて実際に楽しいのは正味4キロくらいということになる。(もちろん、ゴール時の達成感は格別ではあるが)しかし、自転車は違う。地面を蹴ってペダルをこぎ出し、最初の5メートルを進んだだけで、もう快感である。ふわっとした浮揚感と風を切る気持ちよさ、いや自転車ってホント面白いわ。
さて、今年のイベントでもっとも大きなものは、何より佐渡島で開催された130キロのロングライドイベントである。佐渡島を半周するイベントでその距離もさることながら坂のキツさも特筆すべき点である。このイベントにランニングクラブの自転車仲間で参加。これが非常に楽しいサイクリングであった。景色も良かったしね。
他にもサイクルイベントにはいくつか参加していて、個々に報告しているけど、佐渡ロングライドに次いで思い出深いのは意外にも、一人で行った小田原かもしれない。さきこが長野の奥地までトレイルランのイベントで出かけて行ってしまったので、手持ち無沙汰なしゅんすけは思い立って自宅から国道134号線、国道1号線をひた走り、ついに小田原へ至った。距離的には60キロ程度だったけど、自分の脚の力でここまで来られた達成感があった。
来年はどうしようかな−。佐渡島を1周する組に参加してもいいし、その他のサイクルイベントに参加してもいいかもね。これを考えるのが最近の楽しみになってきている。

■音楽のこと。
楽団におけるしゅんすけのポジションは、一昨年拝命した身に余る重責なポジションを引き継がせていただき、そのまま今年の演奏会に参加した・・・が、結果的には去年以上に酷いアリサマであった。あとでクルマの中で録音CDを聴いて、そこは高速道路だったんだけど、思いっきりハンドルを切って事故自殺したいくらいの衝動に駆られた。いや、ホント歴史に残る最低な演奏であった。しゅんすけの音楽はホント自分よがりで、以前あれだけセッションすることに感動を覚えていたにもかかわらず、セッションするのを拒んでいるかのような変な立ち位置で演奏していた。いや、技術的にはこれがしゅんすけの限界かもしれないなー、ホント。それは以前参加していた某吹奏楽団に飛び入り参加させていただいた時にも感じたんだよね。う〜ん、家でウクレレをポロロンと爪弾いてた方がいいんじゃないか。
その後、音楽面での重責ポジションからは外れたものの、今度は運営側で重責ポジションを拝命することになった。これがしゅんすけの迷走の始まりである。一体しゅんすけは休日の余暇で何をしたいのか?苦しみたいのか?アホ。

■旅行のこと
旅行に関しては厳密には一切なかったと言っていいだろう。佐渡に行っただろうって言うけど、あれは旅行ではない、遠征である。慰安のためというか、スポーツイベントに参加しない前提での旅行は完全になかった。佐渡を始め、山中湖畔や朝霧高原河口湖なんかに宿泊して露天風呂に入って、ふぅ〜ってシーンはあったけど、それもこれもレースの前の安らぎの一コマだしね。もはやスポーツイベントなしに旅行はないかもしれない。
去年は登山を再開したいなどと嘯いていたが、来年もアルプスはないだろうな。う〜ん、白馬岳の山小屋のチーズケーキは一体いつになるのやら。

■会社のこと
特にストレスフルな状況が改善しないまま巡航速度で推移中である。しかし、最近の未曾有の大不況にこれから日本の経済はどうなっていくのか、しゅんすけの会社もどうなっていくのか。
それにしても、今回の不況は足が速いっていうか、なんか異常なまでのペースで深刻化している。これが自然発生的に起こったことなのか、誰かがどこかで糸を引いてたりしないのか。

■絵なぞについて
今年は去年よりも少し回復して、少々の枚数が描けたと思っている。特に技術的に進歩したわけじゃなくて、しゅんすけの生活における一服の清涼剤に近い存在なので、純度100%の自己満足でOKなのが、絵なぞなのである。
でも、長いこと封印してきたマスキング液の復活は衝撃的であった。

■本のこと
今年はホンッッットに本を読んでいない。酷い、酷すぎる。巷では今年のノーベル物理学賞を日本人が受賞して、それが「CP対称性の破れ」のお話しだそうで、しゅんすけはこの手の話しは嫌いじゃないんだけど、じゃあ、その他に科学最前線的な知識があるかと言われると困ってしまう状況である。たしかに、しゅんすけのようなシロウトが理解できる簡単で興味深い科学的お話しってのは、そうゴロゴロと転がっているわけではないのは分かっているけど、そのあまり転がってない話しを自分で拾いに行くくらいの姿勢は欲しかったな。
そういう意味で、今年の一番の本はコレ!って言えないのが非常に寂しい。
それもこれも、某携帯電話ゲームの某○○○が全然進行しなくて、プレイ時間を稼ぐために通勤電車で読書じゃなくて携帯電話をカチカチやっているのがいけないんだけどね。

■禁煙のこと
さて禁煙について続きである。
実はこのことはブログには一切記載していない。辞めたばかりの頃は、いつ復活してしまうか分からなかったこともあって、禁煙宣言をするのが怖かったし、完全なる非喫煙者となった頃には、タバコのない生活がもはや当たり前になっていたので、取り立ててブログに書こうという気がしなかったので、こうして機を逸したまま年末に報告することとなった。
ちなみに、いろんな人から「どうやって辞めたの?」と聞かれるけど、しゅんすけ流の禁煙方法は、第一に「理由を作らないこと」、第二に「禁断症状を楽しむこと」である。(折しもタスポが導入される前だったので、タスポを手配しないで済むいい機会になった)
理由を作らないことの理由は、「吸わない理由」があるとどうしても吸わない理由を論破して「吸う理由」を探そうとしてしまうからである。健康のためにタバコを辞めると決めても、禁断症状が出る中で「健康のためと言うけれど、ヘビースモーカーで90歳まで生きた人だっているわけだし」とかなぜか自分を自分が説得する構図ができてしまうのだ。辞める理由を論破しようとするもう一人の自分を阻止するためには、理由がないことが一番かもしれない。辞めるから辞めるんだと訳分からない理屈で、もうタバコとか灰皿とか2万近くしたパイプとかガンガン捨てた。ココロの中で自分を論破しようとするもう一人の存在を抑える代わりに、あえてもう一人の自分を立てて、禁断症状に苦しむ自分を客観視するのが、第二の方法である「禁断症状を楽しむ」である。
タバコが吸えないのはなぜか苦しい。仕事もハカドらない気がするし、落ち着かない感じがする。とにかく今までの普通の生活のリズムが完全に狂ってしまうのである。ここで1本でもタバコを吸えば、気持ちが落ち着くし、気分が乗ってきたりするんだけどなーって時に、この「苦しんでいる自分」を客観視するもう一人の自分を設定する。「タバコ吸えなくて苦しんでやんの〜」とか「タバコ吸えば仕事がハカドるとか本気でそう思ってんの?」などと遠巻きに散々バカにする。そうすると、タバコを吸いたい自分は自分の中でどんどんマイナーな存在になっていき、その存在感は小さくなっていく。タバコが吸えない苦しさを小さくするのではなくて、タバコを吸えなくて苦しんでいる自分の存在を小さくしていく。こうしてもう一人の自分、タバコを吸わない自分がココロの中でメジャーな位置につくことで、タバコの呪縛から逃れるのではなく、元来タバコを吸わないもう一人の自分を置き換えるのである。
う〜ん、うまく表現できてないかもだけど、ともかく、しゅんすけはこうしてタバコを吸わない新しい自分を手に入れた。
今や時代は喫煙者に冷たいもので、昨今の喫煙者はこの寒空の中、屋外の喫煙場で小さく集まってプカプカ吹かしている。喫煙者がその権利を謳歌できない時代に、もはやシガミついていてもしょうがないのである。

■チンクのこと
このブログの遙か昔にその購入について記載して以降、しゅんすけの移動の相棒として7年もの間付き合ってきたチンクをついに手放す時が来た。イタリア車はおカネがかかると言われていたけど、実際のところそれほど費用が嵩んだ感じがしない。というか、おカネがかかるようになる前に売ってしまうという決断をしたんだけどね。なので、チンクにはいい思い出しかない。
乗っているだけでいろんな人に見られたり、声をかけられたり、外国人旅行者に写真を撮られたりしたチンク。チンクを見る人の通りすがりの笑顔がとても印象に残っている。こうしてクルマを乗り換え、乗り継いでいくのはしょうがないことだけど、しゅんすけの人生で最高の相棒だった。
また乗りたいな・・・っていうか、つい最近リリースされたニューFIAT500がクラシックカーって言われるようになったら、今度はそれに乗ってみたいものだ。

■2009年に向けて
2008年が暮れていく感覚がほとんどない中、明日から始まる2009年に思いを馳せるのも難しいのだが、まずはお仕事を安定させたいところであり、課題の多い年になるだろうな。ま、生活の基盤なので、ぜひ今年に引き続き頑張りたいものである。
プライベートではとにかく趣味の世界を割り切らないと。いや、いろいろ課題の多い年であるなぁ。
来年もよろしく、である。
| 日記 | 16:30 | comments(0) | -
ツバサよ、あれが・・・2008年ファイナル。
今日はさきこが朝からランニングのイベントで、性懲りもなく江ノ島から箱根湯本への40キロロングランに参加するとのことで、いわば今年最後のチャレンジに出かけていった。
しゅんすけはこの年の瀬にもかかわらず会社に用事があって、人気の無くなった会社界隈で霞む朝陽を浴びていた・・・のは、ほんの束の間、会社近くの本屋で本を読んだり買ったりしたんだけど、さきこを迎えに箱根湯本まで行くことした。こんなこともあろうかと、新しいクルマに愛用の自転車・こてつ号を搭載してきていた。
箱根湯本で自転車を持って行って何をするのか。もしかしたら、今年最後にしてかなりディープな挑戦があるかもしれないのだ。

首都高から東名高速で一路箱根を目指す・・・って、首都高は快調に走り抜けたものの、東名高速に入った途端怒濤の渋滞で、川崎の料金所から横浜町田までほとんどだらだら走行が続き、しゅんすけが期待していたディープな挑戦は、時間切れにより中止の可能性が濃厚だった。いや、この年末に渋滞の方もかなりディープだった。とは言え、箱根へ向かう国道1号線に乗ってからも渋滞は続いたんだけど、高速道を降りてから目的地の箱根湯本まで割と近かったので助かった。

さて、さきこのゴール地点である箱根湯本に到着した。時刻は14時半。なかなか微妙な時間である。しゅんすけがこてつ号と成し遂げようというディープな挑戦、箱根越えはその往復を考えるとギリギリの時間帯であった。ここで潔く中止して、どこかのコーヒー屋かなんかで買ってきた本を読みながらさきこを待つという選択肢も当然あったし、逆にそれがもっとも妥当な判断だろうと思われた。が、しゅんすけを突き動かす何かは時間がどうのという理由で諦めることはなかった。そこに道があり、それはただの道ではなく、あと数日後に箱根駅伝という激戦の舞台になる道、箱根路であり、しゅんすけにはその道を走るツール、自転車を携えている。ただ、それだけのことだ。だが、それで充分であった。
もはや意志は揺るがなかったけど、そんな不屈の精神を動揺させる事態が・・・サイクルウェア、忘れちゃった。いやいや、着替えることもないだろう。今着ている服、トレーナーにシーパンで充分でないの。イケるイケる。

そんなノリでクルマから自転車を下ろし、組み立てる。
夕暮れ近くの山は冷えるだろうから、ダウンジャケットだけは携帯しよう。ウェアは忘れちゃったけど、期せずして冬用グローブだけは持ってきていたのが幸いであった。
ま、とりあえず行けるとこまで行ってみるかな。

そんなわけで走り出したしゅんすけであるが、走り出していきなりの上り坂である。さすが箱根路、天下の険である。早くも息が切れてしまうのは、やはり練習不足である。でも、いや楽しいわ。上り坂で体力的にキツいんだけど、これが楽しいのである。
フロントのギアは既にインナーである。リアのギアも既に残すところ1枚って感じ。時速8、9キロでゴリゴリ上る。途中、何かがキシむような大きな音が聞こえたと思ったら、壁面の木々の間からオレンジ色の巨大な箱が現われた。おお、箱根登山鉄道か。なんか風情があるなー。
ここでトレーナーを脱ぐ。もはや服装はTシャツ1枚。真夏か。
ずっと続く上り坂だったけど、大平台の辺りで若干フラットな感じになる。そうか、ずっと上り坂ってわけでもないんだね。ここではガシガシこいで時速30キロ程度まで加速できる。もしかしたら多少下ってたかもしれないな。
箱根の坂は緩急織り交ぜて現われるので、飽きがこない。ヤビツ峠とか籠坂峠とかはなーんか傾斜が単調というか上っててモチベーションを維持するのに気を遣うけど、箱根の坂は全然飽きなかった。紅葉の時期も終わってるから特段景色がいいわけでもないんだけどね。激烈な傾斜の後で少し休憩を挟みながら気持ちを持ち直して自転車に跨る。見上げる山にはまだ陽が当たっている。よし、まだ陽は沈んでいない。何とか日没までには到達したいものである。
そうそう、目的地を書いてなかったけど、今回の箱根路は、箱根駅伝のゴールである芦ノ湖を目指してはいない。芦ノ湖はしゅんすけ的には自転車におけるロングランの最終目的地みたいな位置づけで、こんな思いつきみたいな企画で達成しちゃうのはもったいなくて、もっと気合いを入れて、小田原辺りからチャレンジして到達したいのである。なので、芦ノ湖を目的地にしないで、その手前、「国道1号線最高地点」を目指すことにした。これは箱根駅伝の中継を見ていると必ずアナウンサーが言及するんだけど、関西まで至る長い国道1号線においてもっとも標高が高いところが、この箱根路にある。その標高は874メートル。この地点にこてつ号で行ってみたい。それが今回も目的地となった。
そんなわけで、まだ見ぬ国道1号線最高地点を目指して、しゅんすけはペダルを踏み込んだ。
ちなみに、しゅんすけが小涌谷を抜けた辺りで、さきこは既に箱根湯本に到着していて、今回のイベントを無事走り切っていたのだけど、もはやここまで来てしまっては後戻りできない。疲弊したさきこには足湯なぞに浸かっていてもらい、しゅんすけは前進させていただくことにした。この辺に、今回の箱根行の本末転倒ぶりが如実に現われているのだが、しゅんすけをそこまで突き動かす何かにはもはや抗えない。
恵明学園が見えてきた。
ここは箱根駅伝でもチェックポイントになっていて、そのせいか、出場大学の名前を記した幟(のぼり)がたくさんタナビいていた。ま、しゅんすけの出身大学は箱根駅伝はおろか陸上部さえあるかどうか怪しい大学なので、これらの幟には何ら鼓舞されるものはなかったのだが、幟の他にも応援ポスターのような書き文字がたくさん貼ってあって、「苦しいけど頑張って」とか「ゴールまであと少し!」とか「感動をありがとう」などと書いてあるを見るに、かなり元気をもらった。いや、これは箱根駅伝のランナーに向けて書いてある言葉なんだけど、誰も応援してくれないこの苦しい上り坂においては、こんなものでもしゅんすけを鼓舞するには充分過ぎるありがたさである。特に「感動をありがとう」なんて、しゅんすけは誰に何の感動を与えて感謝されてんだか知らんけど、言われて嫌な気分ではないのである。よし、頑張るぞ!
しかし、ここからが結構長かった。
この道は箱根駅伝はもとより、実際クルマで通ったこともある道だから、多少なりとも知っている道であり、恵明学園を過ぎれば程なく山頂だと記憶していたんだけど、これがなかなかそうはいかない。上り坂の先のカーブを曲がると、またさらに上り坂が続く。一体いつまでこれが続くのか。
路面が若干湿っているのに気づく。これは路面凍結が溶けたものだろうか。そうであれば多少シャーベット状になっているかもしれず、滑る危険も出てきた。陽はすぐ上の山を照らしていて、着実に山頂に近づいているハズだが、まだまだ道は遠い。
そしてついに気持ちが枯渇してきた。
わずか数滴のモチベーションの滴を残して、カーブを曲がる。これでまた長い上り坂が見えたらアウトかも・・・と思ったら、上り坂だった。でも、その先には金色の光が差し込んでいて日溜まりになっていた。太陽が当たる位置ということは頂上はもうすぐである。
待ってろぉ、太陽ぉぉぉ!・・・って、ホント叫んでたよ。
そして、ついに太陽を見た。ずっと日陰を上ってきて、太陽を追いかけてきたから、眩しくても絶対に目を逸らさなかった。太陽は待っていてくれた。
目の前には下り坂があった。
目的地の地点はこの坂を下って、さらに上ったその極みにあるのだ。しゅんすけは気合いを入れ直して坂を下った。そして最後の坂を上り始めた。

今日はこうしてずっとガリガリとペダルを踏み込んできた気がする。
ほとんど思いつき的なチャレンジだったので、実はサイクルコンピュータをリセットしてなかった。つまり湯本で始まったこのチャレンジの正確な距離、平均速度、走行時間は一切分からなくて、出発前に表示されてた距離と今の距離を単純に引き算することでしか、距離が分からなくて正確性はかなり低いけど、それでも12、3キロは走ってきたと思う。つまり、そのほとんどの距離を上ってきたということである。これは今までいろんなイベントで坂道を攻略してきたけど、文句なしに最長の上り坂だった。その過酷な道のりにおける最後の上り坂が終わろうとしていた。前方に見えていた小さな看板に「国道1号線最高地点」の文字が見えてきた。それが今回のゴールだった。小さな看板だったけど、しゅんすけにはとても大きな存在だった。
そして、緩やかになった傾斜に軽くなったペダルを踏み込んで、自転車をすいーっと側道に寄せた。
誰もいないゴール。ただ寒風だけが吹きすさんでいた。この位置では太陽の光は当たらないけど、太陽はまだ沈んでいなかった。良かった、とりあえず日没までには目的地に到達できた。

リュックからダウンジャケットを出した。
さすがにこの風の中でTシャツ1枚はキツい。冷え切ってうまく動かない指で、たどたどしく携帯電話のカメラのシャッターを切る。うまくいかなくて何度かやり直した。もうホント死にそうなくらい寒い。写真を撮り終えたしゅんすけは、リュックにあった冬用のグローブをはめて、また自転車にまたがった。とにかく風が寒かったので、早く下りてしまおう。ダウンジャケットとグローブのおかげで、寒さは幾分和らいだ。そしてココロに心地よい充実感が満ちてきた。
コレである。コレがあるから、しゅんすけは自転車が辞められない。そこに道があると走ってみたくなる。ウェアも揃ってない状態で時間的にもタイト、加えて練習不足で体力に自信がないという状況で、それでも自転車をこぎ出したのは、こんな瞬間が味わえる可能性がそれなりにあったからだろう。時間潰しに読書で過ごす選択肢を蹴って、しゅんすけを箱根路ヒルクライムに駆り立てた何かは、きっとこの殺風景な場所に立つ小さな看板にあったのかもしれない。

さて、帰り道。
あれだけ上ってきたんだから、もちろん下り坂の連続であり、そりゃ気持ち良く下ったと思われるだろうが、そうはいかなかった。何故なら路面が何となく湿っていて、過激に下ると時速4、50キロで転倒するハメになるかもだったからだ。とにかくゆるゆると下りてきた。箱根駅伝にも使われる道だから、さぞ走りやすく整備されているだろうと思ったら、意外にデコボコが多いし、枯葉とか木の皮や枝が落ちていて、ダウンヒルを楽しむという感じではなかった。しかもヘルメットをしてなかったので、路面が湿ってなくて、比較的アスファルトが滑らかで、落下物のない場所でも、果敢にコーナリングを攻めるようなことができなかったのである。苦しいヒルクライムのご褒美は爽快なダウンヒルであることは否定しないが、今日に限って言えば、寒くて寒すぎて爽快どころか、いつになったら下りが終わるのー?!って悲鳴に近い雄叫びが所々にあったりしたくらいである。

ともあれ、谷間の清流がだんだん近づいてくる頃、箱根湯本に到着した。いや、寒かったわー。
さきこに連絡すると、マジでずっと足湯に浸かってたようである。
この日はまりこさんも一緒だった。
クルマに戻って買ってきたホカホカの肉まんを頬張った。
こうしてしゅんすけの今年最後の挑戦が終わったのであった。

ちなみに正月に開催される箱根駅伝、今年は5区が楽しめそうである。


| 自転車日記 | 01:01 | comments(0) | -
年末の風景。
朝から大掃除な日なんだけど、実はしゅんすけの家の近くに住んでいる某ランニングクラブのメンバーの方が、自宅で餅つき会をするというので、愛車のこてつ号に乗って行ってきた。なんせ山を越えるとその方の家なので、近い近い。
集まっていたランニング仲間と1年を振り返っちゃってなかなか楽しい会だった。
しゅんすけも少し餅をつかせていただいた。


| 日記 | 23:56 | comments(0) | -
年末年始休暇スタァァァト!
前の会社からそうだったけど、しゅんすけはその仕事上、年末最終日はほとんど自分の仕事ができなくて、会社のイベントなんかの準備に追われ、バタバタ感がピークになって終了する。これは毎度のことなので既に慣れてしまい、イベントが終了して誰もいなくなった会場で一人残ったビールをちびりとやるとなんか軽い虚脱感と共にその年の最後の仕事が終了したことを感じるわけである。
今年も毎度のことだけど、ほろ酔い気分でイベントを終了して、自分のデスクに戻り、いつもより少しキレイになったデスクに軽い違和感を感じつつ(いつもスゴいデスクだからね)、さて、帰ろうかと・・・って、この期に及んでも全然年末という感じがしない。なんだ、この感覚は?これから9日間にも及ぶ連休が始まろうかというのに、なぜこんなに気分が落ち込んでいるんだ?・・・なんとなく、理由は分かってるんだけどね。最近どうも週末が苦手である。
ま、休暇が楽しみでないという言葉だけ取れば、毎年1月に悩まされる「正月休みボケ」がないだけいいんだけどね。
たぶんね、風邪ひいちゃったってのも理由だと思うわけよ。季節の変わり目に一回ドカンと来て、そしてこの歳末、これからの長期休暇を前に絶対風邪ひいちゃいけない時期に風邪をひいちゃったのがいけないんだと思うわけである。今年中に直すことができるのか?
しゅんすけの戦いはまだまだ続くのである。
| 日記 | 12:33 | comments(0) | -
陽がもっとも短い日に・・・って冬至は昨日だったか。
今日は某ランニングクラブの自転車隊で100キロツーリングの予定だったんだけど、しゅんすけの体調が完全に治ってない状況と、愛車・こてつ号がパンク症候群の病み上がりだったためにパスさせていただいたら、中止になっちゃってなんか悪いことしちゃったなーと思いつつ、ストレスフルな仕事(なんせ急にしゅんすけの携帯電話が鳴ったりして、休日の予定を狂わせるような会社である)からのエクソダスってことで、しゅんすけやこてつ号の不調もなんのその、近場のサイクリングに出かけたわけである。
しゅんすけの自宅から17キロの道のりで海に到着である。
いや、冬の日差しを浴びながら波の音を聞いて、きらきら光る海を見るのは、毎度のことながらココロ和むなー。
今日は冬型の天気で、気温は平年並みに低かったんだけど、好天に誘われてサイクリングに来ている人が多かった。寒い日はサイクリングしないなどと敬遠気味の女性もいたりして、サイクリングのオフシーズンであることを考慮すると、自転車はかなりのブームになっている感じである。(しかも、女性サイクリストは、某デ○ーザの自転車だった。あぁやっぱいいわー)
由比ガ浜から見える丘を上る坂道に興味が沸いて、行ってみることにしたんだけど、この坂道は海を左手に見ながらなかなかいい景色な道で、その上は住宅地になっていた。いや、家のベランダから鎌倉の海が見えるのってどんな気分なんだろう。東向きだから海と富士山越しの夕陽という一富士二鷹三茄子的絶景は見られないんだろうけど、それでも海を臨むロケーションは無差別に羨ましいのである。
そんな小さな丘の上の住宅地を走っていたら、木の枝に素早く動く影があった。リスである。
あれ?この時期は冬眠しないのだろうか?この種のリスは冬眠しないのかな?沼津時代に愛鷹山で野生の鹿に接近遭遇した時のことを思い出した。
他のサイクリストに誘発されて、ホントは海沿いをもっと先まで走りたかったんだけど、今日は帰ることにした。
年末年始休暇にはぜひまた旅に出たいものである。


| 日記 | 14:48 | comments(0) | -
初めてのお出かけ。
初めて出かける場所って当然不案内なわけで、なんとかスムーズに辿り着きたい、せめて電車・バスの乗り継ぎくらいは迷わず行きたいものである。だから、多くの人は事前に携帯電話とかパソコンでダイヤを検索する。事前に行き方や所要時間が分かれば、動きがスムーズになるし、不安も少ないものである。しゅんすけも初めて行く場所は、事前に調べていく。交通機関の経路だけじゃなくて、某グーグルマップで地図上の位置を調べたり、例のストリートビューで周辺の雰囲気を見たりするんだけど、問題はこの交通機関の経路にある。しゅんすけはいつもこの交通機関の経路を調べる段になると問題に直面するのだ。
それは、検索結果として表示された経路や時刻を信じるか、ということである。経路や時刻が知りたくて検索してるんだから、出た結果は盲目的に信じちゃって良さそうなものだし、もちろんしゅんすけも信じたい気マンマンなんだけど、どうしても信じられないわけがあるのだ。
経路が単純だったり時間的に選択の幅がない場合は、結果表示されたその経路に何の疑いもなく従うんだけど、選択の幅が比較的広い場合には、しゅんすけが予想してた経路は出ないことが多いのだ。

例えば今日は、以前会社で一緒に仕事した方がめでたく結婚するということで表参道まで行ったんだけど、ここに行くのにはかなりの数の方法がある。
表参道には銀座線が通っていて、この銀座線は渋谷と新橋に繋がっている。だから渋谷からでも新橋からでもアプローチできるわけである。そして渋谷に行くには東横線や湘南新宿ラインがあるし、品川から山手線で渋谷に至るという手もある。品川経由であれば、京急線や東海道線を使う手がある。しかも、この2線は新橋にも停車するので、新橋経由でアプローチする手もあるのだ。また表参道は半蔵門線も通っているので、横浜市営地下鉄であざみ野から田園都市線を使う手もあるのだ。いや、これだけで6通りの経路が考えられる。実はもっとあるかもしれない。

さて、パソコンの検索で出した結果は以下のとおりである。
経路1:横浜(東海道線)→新橋(銀座線)→表参道
経路2:横浜(東海道線)→品川(山手線)→渋谷(銀座線)→表参道
経路3:横浜(東海道線)→新橋(山手線)→有楽町(徒歩)→日比谷(千代田線)→表参道
・・・う〜ん、どれも使えねー。
経路3はまずあり得ないよね、徒歩ってなんだよ。
経路2は品川を通るところがダメ。横浜から渋谷に行くなら湘南新宿ラインを使うべきで、たぶん時間が合わないんだろうと思うけど、品川で山手線に乗り換えるのは、ちょっと避けたいよね。
経路1はまあ答えとしては悪くないんだけど、同じように新橋に至るルートに京急線がないのはなぜなんだ?横浜から京急線1本で新橋に行くことができるだろう。しかも、しゅんすけは上大岡から京急に乗ることができるわけで、それを考慮すればかなり長い一筆書きで新橋に至ることができる。
この「長い一筆書き」とは、すなわち「ゆっくり座って行くことができる」可能性の高さを示している。乗り換えが多かったり、交通機関の乗車時間が短ければ、シートに座ることはできないだろう。しかも、逆に乗車時間が長ければいいかと言うと、もちろん違う。早く到着したいという要素も満たさないといけない。つまり、しゅんすけが経路を選択する理由は以下のとおりである。

「早く簡単に安く到着できて、できれば座って行きたい」

検索ロボットにこの「できれば座って行きたい」というニンゲン特有のグータラ要素を推し量るのは難しい注文なのかもしれない。
そんなわけで、結局しゅんすけは上のどの経路も取らずに以下の経路を選択した。

選択経路:上大岡(横浜経由)−(京急線)−新橋−(銀座線)−表参道

横浜では大量の乗客が下車するので、しゅんすけは横浜から新橋までの道中をゆっくり座って行くことができたわけであり、このおかげで上記経路1で乗るはずの銀座線の時刻には間に合わなかったけど、その次の銀座線に乗ることができて、結果的に経路1の3分遅れで表参道に到着できたのである。この経路の方がしゅんすけ的には全然合理的な経路なんだけど、なぜ検索では表示されないのだろうか。
検索ロボットにはぜひしゅんすけのようなグータラ要素を理解する機能を備えて欲しいものである・・・と本来であれば、ここでブログが締められるんだけど、せっかくなので、細かく実証してみることにした。
つまり、実際に経路の比較を書き出してみるとどれだけの時間的、金額的、グータラ的差異が出るのか、である。
某YAHOO!の経路検索で弾き出した経路は以下の通りである。
●経路1:最寄り駅(地下鉄)→横浜(東海道線)→新橋(銀座線)→表参道
59分、870円
●経路2:最寄り駅(地下鉄)→横浜(東海道線)→品川(山手線)→渋谷(銀座線)→表参道
1時間2分、800円
※経路3はなしね。
●経路4:最寄り駅(地下鉄)→横浜(湘南新宿ライン)→渋谷(銀座線)→表参道
1時間2分、800円
●経路5:最寄り駅(地下鉄)→横浜(東横線)→渋谷(銀座線)→表参道
1時間2分、680円
★経路6:最寄り駅(地下鉄)→上大岡(京急線)→新橋(銀座線)→表参道
1時間3分、940円
●経路7:最寄り駅(地下鉄)→あざみ野(田園都市線)→銀座
1時間11分、780円
こうして書き出してみると、意外に東横線がいい感じで、しかも安いのが分かる。また、時間的に余裕があれば、田園都市線も乗り換えが少なくていい感じである。そして、しゅんすけが採用した経路6は、最悪におカネがかかるルートだった!う〜ん、グータラ要素を盛り込み過ぎたかな。

そういうわけで、結論的にはしゅんすけがグータラ要素を重視しすぎて、結果的に時間もおカネもかかる方法を選択してしまっていたという、あまり面白くない結論に至ってしまったわけである。
でも、東京に至る方法が複数あるからこそ、こうした性格を反映した経路も選択できるわけである。さきこに言わせれば、しゅんすけの選択したルートは全然ナンセンスなんだろうね。
| 日記 | 23:40 | comments(0) | -
ツクヨミ、ラフランスの世界。
12月に入って寒い日が増えてきた。暑がりなしゅんすけもコートを着て出かけることが多くなってきた。そんな日の会社帰りの暗い道で空を見上げると月が出ていたりする。気温のせいか空気が澄んでいてとてもキレイな月を見ることができるのだけど、それにしても月の模様って同じであるのが不思議である。
※関係ないけど、人によっては帰り道に月を見るほど夜空の下を歩かない人もいるわけで、しゅんすけが帰途中にこうして月を見たり星座を見たりできるのは、しゅんすけの帰途中に学校に挟まれた道を歩くからなわけで、その学校の片側は既に閉校となった某高校で、その脇を通って帰るのはいろんな意味で学校の怪談的雰囲気満天で、月とか星を見てないと、うっかり校舎の窓に白い人影が見えそうなのである。
※閉校になった某高校と言えば、横浜の高校の統廃合がもの凄いことになっている。○○高校と▽▽高校が合併して、先般合併した高校もあるから、もともと9校くらいあった高校が今や5校になってるんだそうな。彼らの思い出はどこへ・・・。ちなみにしゅんすけの高校は神奈川で一番××な高校として存続するんだそうな・・・。それもなんだかなー。

さて、月の模様についてだけど、模様が同じということは、月がこちらに見せている面がいつも同じということなわけで、これって結構奥が深い話しである。つまり、月の時点周期と月が地球を回る公転周期がまったく同じということなのである。月が地球を1周する間に月が1回転する。そんな都合のいいことが起こるものなのか?「ウサギが月で餅をついている」のが月の模様に依拠する話しだとすれば、もの凄い昔から月の模様は同じだったというわけで、これは偶然の一致にしてはできすぎている。

この疑問って結構前からしゅんすけの頭の片隅にあったんだけど、なかなか解決の糸口が見えない疑問だった。でも、今日ついに思い立ってネットで検索してみたのだ。いや、最初からネットで検索すりゃいいんだろうけど、パソコンのディスプレイを前にして、頭の中でもやもやした疑問を言語化するのって意外とできないものである。
なぜ月は同じ面を地球にむけているのか?
答えはとてもシンプルで、かつ偶然ではなく必然だった。

月の比重、また地球と月の重力バランスが関係しているとのことである。
月は完全な球形をしているわけじゃないそうで、わずかに歪な形、洋梨の形に近いんだそうな。そうなると重さが偏ることになるわけで、ここに地球からの重力と地球の重力から離れようとする斥力が関係して、某掲示板曰く「起き上がりこぼし」のように回転を抑え違う面になろうとするのを抑えるようになるんだそうな。ふーん、知らなかったー。
地球に一定方向を向けるようにしたい人工衛星なんかでも同じ原理を利用しているそうな。
ちなみに、太陽系の他の衛星でも同様の現象が見られるそうで、決して珍しいことでもないんだそうな。

月の成り立ちは、地球に衝突してきた巨大隕石(ってか、初期段階の惑星)が、地球の重力に縛られて留まったんだそうだけど、それゆえに球形でないというのも理解できるけど、洋梨に近い形だったとは思わなかったし、それが同じ面を向けている理由になっていたのも知らなかった。
そんな疑問が氷解した日であった。
| 日記 | 13:37 | comments(0) | -
新メールアドレス。
しゅんすけの携帯電話に受信される迷惑メールの量が激増中である。
ここ1、2ヶ月のことだけど、チョロチョロ来ていた迷惑メールがだんだん増えてきて、しかも受信のたびにアドレスが違うもんだから、受信拒否リストに入れても意味がなく、出会い系だのエッチ系だの不必要な単語が踊るメールをその標題を、重要なメールかもしれないと思えばちゃんと見ないといけないわけで、それが非常に煩わしいのである。ついでに変なところに神経が細かいしゅんすけは、不要なメールを携帯電話に残しておくのも嫌で、迷惑メールが来るたびに削除しているわけで、これも相当煩わしいのである。

一体なぜしゅんすけのアドレスが分かったのか?
そっち系のサイトにうっかり登録しちゃったんじゃないの?とか悪意な知人が流出させたんじゃないの?とか原因を考えてみたけど、どうもピンとこないのである。
※知人が流出するというと、しゅんすけの個人ケータイは電話番号からアドレスに至るまで会社の緊急連絡先として公開されちゃってるみたいで、ある部署の女性のパソコンのディスプレイに「困った時→あおきさん(090−XXXX−XXXX)」と付箋が貼られてた時にゃ殺意チックな憤りを感じたもんな。(だから23時頃に大阪の営業から電話があったりするんだよな。仕事用を持つにゃ管理が大変そうだし・・・)
迷惑メールが送られてくるのは、うっかり登録とか悪意な知人などの経路で特定のアドレスが漏洩されるという原因以外に、送信側がありそうなアドレスを適当に組み合わせて送り、宛先不明としてエラーが返らなかったメールを「生きてるアドレス」として認識するという手法があるそうな。たしかにしゅんすけのアドレスはよくあるパターンなアドレスである。悪質な業者が適当に組み合わせれば到達できるアドレスであろうと思われる。つまり、あまりに無防備なアドレスだからこういうことが起こるわけである。いやホント煩わしいわ、迷惑メール。

それにしても、迷惑メールってどういう理由で投げてくるんだろうね。
一般的には自分たちのサイトに誘導して個人情報を取得して架空請求や詐欺などのために使うと言われているそうだけど、送信側って儲かってるのかね?
適当に組み合わせてアドレスを送りその中から「生きてるアドレス」を当てるのも確率的には高いと言えないし、生きてるアドレスをゲットできても、送信先が自分たちのサイトに来てくれる確率も高いと言えないし、サイトに来てもらっても個人情報をゲットできるか、個人情報をゲットできても架空請求や詐欺に引っかかってくれるか・・・最終的にはどういう方法であれ送信先がおカネを振り込んでくれないと意味がないわけで、商売としてはかなり無駄の多いスキームだと思うわけである。
(桶屋を儲からせるために風を吹かせる的な明後日的ビジネスである)

さて、そんなわけで迷惑メール撃退というか得体の知れない送信者から逃れるためには、携帯電話のメールアドレスを変更するのが一番の方法である。もちろんまたアリガチなアドレスにするとまた迷惑メールが送られてくるだろうから、ここはひとつ、相当ヒネったアドレスを考えないといけないわけである。どんなアドレスにすっかなー。
| 日記 | 13:37 | comments(0) | -
年末の風景。
赤坂サカスで派遣社員の方の送別会があった。しゅんすけも仕事的にいろいろと助けてもらったので、
声をかけて異例の送別会開催ということになったのだ。
年末でクリスマス前というこの時期特有の煌びやかなイルミネーションを通って辿り着いたその店は、バーのような雰囲気なのにカフェと名乗る多様なビールが自慢の店であった・・・と書くと、一体どんな店かと思うけど、ここで飲むビールはその辺の居酒屋で飲むナマチュウとはまったくの別物であり、思わず写真を撮っておくことにしたわけである。よく「今日はこんなの食べました」とかブログに載せてる人がいるけど、しゅんすけはそういう記事を書くことがほとんどないわけで、つまり、「食べ物を携帯電話のカメラで撮影する」ことをしないんだけど、今回はあえてこの美味しいビールを撮影しておくことにするのだった。(なんか食べ物に失礼な気がするんだよね)

この飲み会には、別の派遣社員が来たのだけど、この方は先日までハワイに行っていて、ホノルルマラソンを走った話しを聞くことができた。初めて走るフルマラソンだったそうだけど、ホノルルは雨になってしまい、キレイな景色は見られなかったそうな。しゅんすけもいつかホノルルマラソンを走る日が来るのっだろうか・・・。

それにしても、大不況の足音がどんどん大きくなる昨今、惜しまれつつも職場を後にする派遣社員は勇気があるというか、もったいない話しである。過去に例がないほど急激に冷え込む経済環境、去り行く背中にエールを送ることくらいしかできない宵なのであった。


| 日記 | 09:00 | comments(0) | -
雨の日曜・・・
あまり楽しみにしてなかった週末。
案の定、クルマを引き取りに行った以外は、すっごく楽しかったということはなかった。
日曜は雨が降って自転車にも乗れず、昔お世話になった楽団で打ち合わせを兼ねて楽器を吹きに行ったんだけど、まあなんちゅうか、しゅんすけって楽器がそれほどお上手じゃないので、その楽団が持つお約束についていくことがなかなかできなくて、結構プレッシャーだったりしたわけである。お上手な人はこういう場面で即応できて、それが楽しいんだろうけど、なんかしゅんすけには厳しい時間だった。この辺がしゅんすけが音楽を続けていく限界なんだろうな。
練習後は打ち合わせだったんだけど、旧知の仲同士、しかもしゅんすけはクルマでないために飲酒解禁ってことで、大いに飲んだ。久々に楽しい飲み会だったけど、彼らを裏切るようなことがないうちに、しゅんすけは考えないといけないと思った。何をどうしたらいいのか・・・ホント答えは闇の中である。

さて、しゅんすけが音楽の中にどっぷり浸かって、その限界を否が応にも感じている頃、さきこは遠く奥多摩の山の中を走っていた。この寒雨の降りしきる中を・・・って写真見たら、白いわ。雪かい!?


| 日記 | 12:48 | comments(0) | -
夢想の地平面
CALENDAR
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< December 2008 >>
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
アクセス解析
 

現在の閲覧者数:
モバイル
qrcode
LINKS
PROFILE