2008.12.31 Wednesday
2008年回顧録
しゅんすけは高校生の頃から1年の終わりにこのような回顧録をつけていて、その媒体はレポート用紙だったりシステム手帳のリフィルだったりWEBだったりと時代の中で変遷しているけど、考えたらもう20年以上続けていることなんだなーと改めて思うのである。
さて、そういうわけで恒例の回顧録である。
■大きな出来事。
今年のもっとも大きな出来事は何かと言えば、もう他を圧倒して取り上げたいのが、「しゅんすけが禁煙したこと」である。もう10年以上吸い続けてきたタバコを3月にすぱっと辞めた。それ以来ただの1本も吸っていない。いや、喫煙者だった頃には、タバコを辞めるなんて絶対できないだろうと思ってたけど、要は気持ちの問題なわけで、これのおかげでしゅんすけの心肺機能は飛躍的に向上し、ランニングや自転車などでその効果を発揮したのである。
この禁煙のことはまた後で書くことにする。
■ランニングイベント
去年に引き続き、ランニングイベントへの参加が続いている。
個々のイベントについては別ページに報告してあるけど、ざっと記録するだけでこれだけの出場である。ランでは、新宿シティ、三浦マラソン、横浜ロード、山中湖ロード、NIKE10k、手賀沼マラソン、横浜マラソン、横須賀シーサイド、河口湖マラソン、でサイクルイベントの方は、東京センチュリー、佐渡ロングライド、Mt.FUJI、東京シティで、ひとつひとつは濃ゆい思い出なんだけど、こうして列記してみると、あ、これだけか・・・って感じで拍子抜けするけど、この中で特筆すべきは、何よりハーフマラソンを走ったことである。この中では手賀沼、横須賀に加えて、河口湖ではハーフをさらに越えて27キロを完走した。しかも、走る距離だけじゃなく、走ることが楽しいと思い始めたことがさらに大きな特筆事項である。走るのは辛い以外何も感じないところから、楽しいと思うに至るその心境の変化は、個々の報告記事を読むと如実に分かる。
ちなみに、さきこの今年のチャレンジは、しゅんすけがハーフを走ったとかそんなレベルでは語れない境地である。なにせ、ウルトラマラソン72キロを完全走破したんだからね。しかも、途中の数キロにわたる上り坂を一切歩かず全行程を走りきったという快挙。ランニング雑誌などでもたびたび紹介されるウルトラマラソンだけど、完全に雲の上のレベルと思ってたら、一番身近な人が達成しちゃったよ。
また同様に文字通り雲の上のレベルと思っていた富士登山競争にも出場し、時間内完走を果たしたのだから、スゴいより他に言葉がない。まさにさきこにとってもっとも特筆すべき出来事が、このウルトラマラソンと富士登山競争の完走であろう。
ちなみに、さきこは既に来年に向けて練習を開始している。なにせ東京マラソンに2年ぶりに出場するのである。前回は極寒の2月だったけど、今回は3月。晴れれば相当暑くなるであろうこの日にさきこはどのような走りを見せてくれるのか(・・・って、実はしゅんすけは別の用事でさきこの東京マラソンを見ることができないのである。許せっ)東京マラソン以外にもどうも既に某ウルトラマラソンにエントリーしてるとかしてないとか、しかも今回はさらにパワーアップの100キロに挑戦するというのだからその奇特さと言ったらまさにウルトラ級なのである。
(富士登山競争の頂上ゴール組にチャレンジするとなると、しゅんすけはそのゴールを見届けるために、再び富士山に登ることになるのか?!)
■サイクルイベント
自転車の方も去年に引き続き継続中である。
しかし、ランニングよりも自転車の方が断然面白い。
ランニングが楽しくなってきたと言っても、レースでは13キロくらいを過ぎないとエンドルフィンが分泌されないようで、それまでは非常に苦しく辛い走りだし、楽しくなっても17キロ以降はこれもだんだん苦しくなるわけで、走っていて実際に楽しいのは正味4キロくらいということになる。(もちろん、ゴール時の達成感は格別ではあるが)しかし、自転車は違う。地面を蹴ってペダルをこぎ出し、最初の5メートルを進んだだけで、もう快感である。ふわっとした浮揚感と風を切る気持ちよさ、いや自転車ってホント面白いわ。
さて、今年のイベントでもっとも大きなものは、何より佐渡島で開催された130キロのロングライドイベントである。佐渡島を半周するイベントでその距離もさることながら坂のキツさも特筆すべき点である。このイベントにランニングクラブの自転車仲間で参加。これが非常に楽しいサイクリングであった。景色も良かったしね。
他にもサイクルイベントにはいくつか参加していて、個々に報告しているけど、佐渡ロングライドに次いで思い出深いのは意外にも、一人で行った小田原かもしれない。さきこが長野の奥地までトレイルランのイベントで出かけて行ってしまったので、手持ち無沙汰なしゅんすけは思い立って自宅から国道134号線、国道1号線をひた走り、ついに小田原へ至った。距離的には60キロ程度だったけど、自分の脚の力でここまで来られた達成感があった。
来年はどうしようかな−。佐渡島を1周する組に参加してもいいし、その他のサイクルイベントに参加してもいいかもね。これを考えるのが最近の楽しみになってきている。
■音楽のこと。
楽団におけるしゅんすけのポジションは、一昨年拝命した身に余る重責なポジションを引き継がせていただき、そのまま今年の演奏会に参加した・・・が、結果的には去年以上に酷いアリサマであった。あとでクルマの中で録音CDを聴いて、そこは高速道路だったんだけど、思いっきりハンドルを切って事故自殺したいくらいの衝動に駆られた。いや、ホント歴史に残る最低な演奏であった。しゅんすけの音楽はホント自分よがりで、以前あれだけセッションすることに感動を覚えていたにもかかわらず、セッションするのを拒んでいるかのような変な立ち位置で演奏していた。いや、技術的にはこれがしゅんすけの限界かもしれないなー、ホント。それは以前参加していた某吹奏楽団に飛び入り参加させていただいた時にも感じたんだよね。う〜ん、家でウクレレをポロロンと爪弾いてた方がいいんじゃないか。
その後、音楽面での重責ポジションからは外れたものの、今度は運営側で重責ポジションを拝命することになった。これがしゅんすけの迷走の始まりである。一体しゅんすけは休日の余暇で何をしたいのか?苦しみたいのか?アホ。
■旅行のこと
旅行に関しては厳密には一切なかったと言っていいだろう。佐渡に行っただろうって言うけど、あれは旅行ではない、遠征である。慰安のためというか、スポーツイベントに参加しない前提での旅行は完全になかった。佐渡を始め、山中湖畔や朝霧高原河口湖なんかに宿泊して露天風呂に入って、ふぅ〜ってシーンはあったけど、それもこれもレースの前の安らぎの一コマだしね。もはやスポーツイベントなしに旅行はないかもしれない。
去年は登山を再開したいなどと嘯いていたが、来年もアルプスはないだろうな。う〜ん、白馬岳の山小屋のチーズケーキは一体いつになるのやら。
■会社のこと
特にストレスフルな状況が改善しないまま巡航速度で推移中である。しかし、最近の未曾有の大不況にこれから日本の経済はどうなっていくのか、しゅんすけの会社もどうなっていくのか。
それにしても、今回の不況は足が速いっていうか、なんか異常なまでのペースで深刻化している。これが自然発生的に起こったことなのか、誰かがどこかで糸を引いてたりしないのか。
■絵なぞについて
今年は去年よりも少し回復して、少々の枚数が描けたと思っている。特に技術的に進歩したわけじゃなくて、しゅんすけの生活における一服の清涼剤に近い存在なので、純度100%の自己満足でOKなのが、絵なぞなのである。
でも、長いこと封印してきたマスキング液の復活は衝撃的であった。
■本のこと
今年はホンッッットに本を読んでいない。酷い、酷すぎる。巷では今年のノーベル物理学賞を日本人が受賞して、それが「CP対称性の破れ」のお話しだそうで、しゅんすけはこの手の話しは嫌いじゃないんだけど、じゃあ、その他に科学最前線的な知識があるかと言われると困ってしまう状況である。たしかに、しゅんすけのようなシロウトが理解できる簡単で興味深い科学的お話しってのは、そうゴロゴロと転がっているわけではないのは分かっているけど、そのあまり転がってない話しを自分で拾いに行くくらいの姿勢は欲しかったな。
そういう意味で、今年の一番の本はコレ!って言えないのが非常に寂しい。
それもこれも、某携帯電話ゲームの某○○○が全然進行しなくて、プレイ時間を稼ぐために通勤電車で読書じゃなくて携帯電話をカチカチやっているのがいけないんだけどね。
■禁煙のこと
さて禁煙について続きである。
実はこのことはブログには一切記載していない。辞めたばかりの頃は、いつ復活してしまうか分からなかったこともあって、禁煙宣言をするのが怖かったし、完全なる非喫煙者となった頃には、タバコのない生活がもはや当たり前になっていたので、取り立ててブログに書こうという気がしなかったので、こうして機を逸したまま年末に報告することとなった。
ちなみに、いろんな人から「どうやって辞めたの?」と聞かれるけど、しゅんすけ流の禁煙方法は、第一に「理由を作らないこと」、第二に「禁断症状を楽しむこと」である。(折しもタスポが導入される前だったので、タスポを手配しないで済むいい機会になった)
理由を作らないことの理由は、「吸わない理由」があるとどうしても吸わない理由を論破して「吸う理由」を探そうとしてしまうからである。健康のためにタバコを辞めると決めても、禁断症状が出る中で「健康のためと言うけれど、ヘビースモーカーで90歳まで生きた人だっているわけだし」とかなぜか自分を自分が説得する構図ができてしまうのだ。辞める理由を論破しようとするもう一人の自分を阻止するためには、理由がないことが一番かもしれない。辞めるから辞めるんだと訳分からない理屈で、もうタバコとか灰皿とか2万近くしたパイプとかガンガン捨てた。ココロの中で自分を論破しようとするもう一人の存在を抑える代わりに、あえてもう一人の自分を立てて、禁断症状に苦しむ自分を客観視するのが、第二の方法である「禁断症状を楽しむ」である。
タバコが吸えないのはなぜか苦しい。仕事もハカドらない気がするし、落ち着かない感じがする。とにかく今までの普通の生活のリズムが完全に狂ってしまうのである。ここで1本でもタバコを吸えば、気持ちが落ち着くし、気分が乗ってきたりするんだけどなーって時に、この「苦しんでいる自分」を客観視するもう一人の自分を設定する。「タバコ吸えなくて苦しんでやんの〜」とか「タバコ吸えば仕事がハカドるとか本気でそう思ってんの?」などと遠巻きに散々バカにする。そうすると、タバコを吸いたい自分は自分の中でどんどんマイナーな存在になっていき、その存在感は小さくなっていく。タバコが吸えない苦しさを小さくするのではなくて、タバコを吸えなくて苦しんでいる自分の存在を小さくしていく。こうしてもう一人の自分、タバコを吸わない自分がココロの中でメジャーな位置につくことで、タバコの呪縛から逃れるのではなく、元来タバコを吸わないもう一人の自分を置き換えるのである。
う〜ん、うまく表現できてないかもだけど、ともかく、しゅんすけはこうしてタバコを吸わない新しい自分を手に入れた。
今や時代は喫煙者に冷たいもので、昨今の喫煙者はこの寒空の中、屋外の喫煙場で小さく集まってプカプカ吹かしている。喫煙者がその権利を謳歌できない時代に、もはやシガミついていてもしょうがないのである。
■チンクのこと
このブログの遙か昔にその購入について記載して以降、しゅんすけの移動の相棒として7年もの間付き合ってきたチンクをついに手放す時が来た。イタリア車はおカネがかかると言われていたけど、実際のところそれほど費用が嵩んだ感じがしない。というか、おカネがかかるようになる前に売ってしまうという決断をしたんだけどね。なので、チンクにはいい思い出しかない。
乗っているだけでいろんな人に見られたり、声をかけられたり、外国人旅行者に写真を撮られたりしたチンク。チンクを見る人の通りすがりの笑顔がとても印象に残っている。こうしてクルマを乗り換え、乗り継いでいくのはしょうがないことだけど、しゅんすけの人生で最高の相棒だった。
また乗りたいな・・・っていうか、つい最近リリースされたニューFIAT500がクラシックカーって言われるようになったら、今度はそれに乗ってみたいものだ。
■2009年に向けて
2008年が暮れていく感覚がほとんどない中、明日から始まる2009年に思いを馳せるのも難しいのだが、まずはお仕事を安定させたいところであり、課題の多い年になるだろうな。ま、生活の基盤なので、ぜひ今年に引き続き頑張りたいものである。
プライベートではとにかく趣味の世界を割り切らないと。いや、いろいろ課題の多い年であるなぁ。
来年もよろしく、である。
さて、そういうわけで恒例の回顧録である。
■大きな出来事。
今年のもっとも大きな出来事は何かと言えば、もう他を圧倒して取り上げたいのが、「しゅんすけが禁煙したこと」である。もう10年以上吸い続けてきたタバコを3月にすぱっと辞めた。それ以来ただの1本も吸っていない。いや、喫煙者だった頃には、タバコを辞めるなんて絶対できないだろうと思ってたけど、要は気持ちの問題なわけで、これのおかげでしゅんすけの心肺機能は飛躍的に向上し、ランニングや自転車などでその効果を発揮したのである。
この禁煙のことはまた後で書くことにする。
■ランニングイベント
去年に引き続き、ランニングイベントへの参加が続いている。
個々のイベントについては別ページに報告してあるけど、ざっと記録するだけでこれだけの出場である。ランでは、新宿シティ、三浦マラソン、横浜ロード、山中湖ロード、NIKE10k、手賀沼マラソン、横浜マラソン、横須賀シーサイド、河口湖マラソン、でサイクルイベントの方は、東京センチュリー、佐渡ロングライド、Mt.FUJI、東京シティで、ひとつひとつは濃ゆい思い出なんだけど、こうして列記してみると、あ、これだけか・・・って感じで拍子抜けするけど、この中で特筆すべきは、何よりハーフマラソンを走ったことである。この中では手賀沼、横須賀に加えて、河口湖ではハーフをさらに越えて27キロを完走した。しかも、走る距離だけじゃなく、走ることが楽しいと思い始めたことがさらに大きな特筆事項である。走るのは辛い以外何も感じないところから、楽しいと思うに至るその心境の変化は、個々の報告記事を読むと如実に分かる。
ちなみに、さきこの今年のチャレンジは、しゅんすけがハーフを走ったとかそんなレベルでは語れない境地である。なにせ、ウルトラマラソン72キロを完全走破したんだからね。しかも、途中の数キロにわたる上り坂を一切歩かず全行程を走りきったという快挙。ランニング雑誌などでもたびたび紹介されるウルトラマラソンだけど、完全に雲の上のレベルと思ってたら、一番身近な人が達成しちゃったよ。
また同様に文字通り雲の上のレベルと思っていた富士登山競争にも出場し、時間内完走を果たしたのだから、スゴいより他に言葉がない。まさにさきこにとってもっとも特筆すべき出来事が、このウルトラマラソンと富士登山競争の完走であろう。
ちなみに、さきこは既に来年に向けて練習を開始している。なにせ東京マラソンに2年ぶりに出場するのである。前回は極寒の2月だったけど、今回は3月。晴れれば相当暑くなるであろうこの日にさきこはどのような走りを見せてくれるのか(・・・って、実はしゅんすけは別の用事でさきこの東京マラソンを見ることができないのである。許せっ)東京マラソン以外にもどうも既に某ウルトラマラソンにエントリーしてるとかしてないとか、しかも今回はさらにパワーアップの100キロに挑戦するというのだからその奇特さと言ったらまさにウルトラ級なのである。
(富士登山競争の頂上ゴール組にチャレンジするとなると、しゅんすけはそのゴールを見届けるために、再び富士山に登ることになるのか?!)
■サイクルイベント
自転車の方も去年に引き続き継続中である。
しかし、ランニングよりも自転車の方が断然面白い。
ランニングが楽しくなってきたと言っても、レースでは13キロくらいを過ぎないとエンドルフィンが分泌されないようで、それまでは非常に苦しく辛い走りだし、楽しくなっても17キロ以降はこれもだんだん苦しくなるわけで、走っていて実際に楽しいのは正味4キロくらいということになる。(もちろん、ゴール時の達成感は格別ではあるが)しかし、自転車は違う。地面を蹴ってペダルをこぎ出し、最初の5メートルを進んだだけで、もう快感である。ふわっとした浮揚感と風を切る気持ちよさ、いや自転車ってホント面白いわ。
さて、今年のイベントでもっとも大きなものは、何より佐渡島で開催された130キロのロングライドイベントである。佐渡島を半周するイベントでその距離もさることながら坂のキツさも特筆すべき点である。このイベントにランニングクラブの自転車仲間で参加。これが非常に楽しいサイクリングであった。景色も良かったしね。
他にもサイクルイベントにはいくつか参加していて、個々に報告しているけど、佐渡ロングライドに次いで思い出深いのは意外にも、一人で行った小田原かもしれない。さきこが長野の奥地までトレイルランのイベントで出かけて行ってしまったので、手持ち無沙汰なしゅんすけは思い立って自宅から国道134号線、国道1号線をひた走り、ついに小田原へ至った。距離的には60キロ程度だったけど、自分の脚の力でここまで来られた達成感があった。
来年はどうしようかな−。佐渡島を1周する組に参加してもいいし、その他のサイクルイベントに参加してもいいかもね。これを考えるのが最近の楽しみになってきている。
■音楽のこと。
楽団におけるしゅんすけのポジションは、一昨年拝命した身に余る重責なポジションを引き継がせていただき、そのまま今年の演奏会に参加した・・・が、結果的には去年以上に酷いアリサマであった。あとでクルマの中で録音CDを聴いて、そこは高速道路だったんだけど、思いっきりハンドルを切って事故自殺したいくらいの衝動に駆られた。いや、ホント歴史に残る最低な演奏であった。しゅんすけの音楽はホント自分よがりで、以前あれだけセッションすることに感動を覚えていたにもかかわらず、セッションするのを拒んでいるかのような変な立ち位置で演奏していた。いや、技術的にはこれがしゅんすけの限界かもしれないなー、ホント。それは以前参加していた某吹奏楽団に飛び入り参加させていただいた時にも感じたんだよね。う〜ん、家でウクレレをポロロンと爪弾いてた方がいいんじゃないか。
その後、音楽面での重責ポジションからは外れたものの、今度は運営側で重責ポジションを拝命することになった。これがしゅんすけの迷走の始まりである。一体しゅんすけは休日の余暇で何をしたいのか?苦しみたいのか?アホ。
■旅行のこと
旅行に関しては厳密には一切なかったと言っていいだろう。佐渡に行っただろうって言うけど、あれは旅行ではない、遠征である。慰安のためというか、スポーツイベントに参加しない前提での旅行は完全になかった。佐渡を始め、山中湖畔や朝霧高原河口湖なんかに宿泊して露天風呂に入って、ふぅ〜ってシーンはあったけど、それもこれもレースの前の安らぎの一コマだしね。もはやスポーツイベントなしに旅行はないかもしれない。
去年は登山を再開したいなどと嘯いていたが、来年もアルプスはないだろうな。う〜ん、白馬岳の山小屋のチーズケーキは一体いつになるのやら。
■会社のこと
特にストレスフルな状況が改善しないまま巡航速度で推移中である。しかし、最近の未曾有の大不況にこれから日本の経済はどうなっていくのか、しゅんすけの会社もどうなっていくのか。
それにしても、今回の不況は足が速いっていうか、なんか異常なまでのペースで深刻化している。これが自然発生的に起こったことなのか、誰かがどこかで糸を引いてたりしないのか。
■絵なぞについて
今年は去年よりも少し回復して、少々の枚数が描けたと思っている。特に技術的に進歩したわけじゃなくて、しゅんすけの生活における一服の清涼剤に近い存在なので、純度100%の自己満足でOKなのが、絵なぞなのである。
でも、長いこと封印してきたマスキング液の復活は衝撃的であった。
■本のこと
今年はホンッッットに本を読んでいない。酷い、酷すぎる。巷では今年のノーベル物理学賞を日本人が受賞して、それが「CP対称性の破れ」のお話しだそうで、しゅんすけはこの手の話しは嫌いじゃないんだけど、じゃあ、その他に科学最前線的な知識があるかと言われると困ってしまう状況である。たしかに、しゅんすけのようなシロウトが理解できる簡単で興味深い科学的お話しってのは、そうゴロゴロと転がっているわけではないのは分かっているけど、そのあまり転がってない話しを自分で拾いに行くくらいの姿勢は欲しかったな。
そういう意味で、今年の一番の本はコレ!って言えないのが非常に寂しい。
それもこれも、某携帯電話ゲームの某○○○が全然進行しなくて、プレイ時間を稼ぐために通勤電車で読書じゃなくて携帯電話をカチカチやっているのがいけないんだけどね。
■禁煙のこと
さて禁煙について続きである。
実はこのことはブログには一切記載していない。辞めたばかりの頃は、いつ復活してしまうか分からなかったこともあって、禁煙宣言をするのが怖かったし、完全なる非喫煙者となった頃には、タバコのない生活がもはや当たり前になっていたので、取り立ててブログに書こうという気がしなかったので、こうして機を逸したまま年末に報告することとなった。
ちなみに、いろんな人から「どうやって辞めたの?」と聞かれるけど、しゅんすけ流の禁煙方法は、第一に「理由を作らないこと」、第二に「禁断症状を楽しむこと」である。(折しもタスポが導入される前だったので、タスポを手配しないで済むいい機会になった)
理由を作らないことの理由は、「吸わない理由」があるとどうしても吸わない理由を論破して「吸う理由」を探そうとしてしまうからである。健康のためにタバコを辞めると決めても、禁断症状が出る中で「健康のためと言うけれど、ヘビースモーカーで90歳まで生きた人だっているわけだし」とかなぜか自分を自分が説得する構図ができてしまうのだ。辞める理由を論破しようとするもう一人の自分を阻止するためには、理由がないことが一番かもしれない。辞めるから辞めるんだと訳分からない理屈で、もうタバコとか灰皿とか2万近くしたパイプとかガンガン捨てた。ココロの中で自分を論破しようとするもう一人の存在を抑える代わりに、あえてもう一人の自分を立てて、禁断症状に苦しむ自分を客観視するのが、第二の方法である「禁断症状を楽しむ」である。
タバコが吸えないのはなぜか苦しい。仕事もハカドらない気がするし、落ち着かない感じがする。とにかく今までの普通の生活のリズムが完全に狂ってしまうのである。ここで1本でもタバコを吸えば、気持ちが落ち着くし、気分が乗ってきたりするんだけどなーって時に、この「苦しんでいる自分」を客観視するもう一人の自分を設定する。「タバコ吸えなくて苦しんでやんの〜」とか「タバコ吸えば仕事がハカドるとか本気でそう思ってんの?」などと遠巻きに散々バカにする。そうすると、タバコを吸いたい自分は自分の中でどんどんマイナーな存在になっていき、その存在感は小さくなっていく。タバコが吸えない苦しさを小さくするのではなくて、タバコを吸えなくて苦しんでいる自分の存在を小さくしていく。こうしてもう一人の自分、タバコを吸わない自分がココロの中でメジャーな位置につくことで、タバコの呪縛から逃れるのではなく、元来タバコを吸わないもう一人の自分を置き換えるのである。
う〜ん、うまく表現できてないかもだけど、ともかく、しゅんすけはこうしてタバコを吸わない新しい自分を手に入れた。
今や時代は喫煙者に冷たいもので、昨今の喫煙者はこの寒空の中、屋外の喫煙場で小さく集まってプカプカ吹かしている。喫煙者がその権利を謳歌できない時代に、もはやシガミついていてもしょうがないのである。
■チンクのこと
このブログの遙か昔にその購入について記載して以降、しゅんすけの移動の相棒として7年もの間付き合ってきたチンクをついに手放す時が来た。イタリア車はおカネがかかると言われていたけど、実際のところそれほど費用が嵩んだ感じがしない。というか、おカネがかかるようになる前に売ってしまうという決断をしたんだけどね。なので、チンクにはいい思い出しかない。
乗っているだけでいろんな人に見られたり、声をかけられたり、外国人旅行者に写真を撮られたりしたチンク。チンクを見る人の通りすがりの笑顔がとても印象に残っている。こうしてクルマを乗り換え、乗り継いでいくのはしょうがないことだけど、しゅんすけの人生で最高の相棒だった。
また乗りたいな・・・っていうか、つい最近リリースされたニューFIAT500がクラシックカーって言われるようになったら、今度はそれに乗ってみたいものだ。
■2009年に向けて
2008年が暮れていく感覚がほとんどない中、明日から始まる2009年に思いを馳せるのも難しいのだが、まずはお仕事を安定させたいところであり、課題の多い年になるだろうな。ま、生活の基盤なので、ぜひ今年に引き続き頑張りたいものである。
プライベートではとにかく趣味の世界を割り切らないと。いや、いろいろ課題の多い年であるなぁ。
来年もよろしく、である。