「シュンスケニウムの原子量」の大統一バージョン
お疲れ様でしたー。
今日は東京マラソンであった。
レース序盤、昼間では折からの雨は降り止まず、気温も上がらずで、非常に過酷なレースだったと思う。昼過ぎから雨が小降りになり、陽差しを遮っていた雲は完全にとれて、晴天になった。いや、この天気の変わりようはどうなのよ。第一回を彷彿とさせる天気の移り変わり。こりゃ誰か強力な雨男(女)がいるとしか思えないね。実行委員長の某知事が最大の雨男なんじゃないかと思うよ。

さて、この日しゅんすけたちはコース上の給水ポイントでボランティアに参加した。
極寒の悪コンディションだったけど、目の前を走るランナーに水を提供しつつ、大声でエールを送り続けた。しゅんすけの声に応えて手をあげてくれた方やお礼を言ってくれた方、目線だけ合わせてくれたり、無言で頷くだけだったりと反応は様々だったけど、まさに精一杯頑張っている方と何か通じ合った感じがして、しゅんすけも非常にパワーをもらった。
でも、来年はあちら側、エールを送られる側になってやるかんな!

しゅんすけは今回、ボランティアとして運営側の最末端にいたわけだけど、大会運営に携わるこの末端から高く聳えるかのように連なるたくさんの人たちの努力には、ホント頭の下がる思いである。こんな巨大なイベントをよくぞ動かせたものである。こういうのってどういうノウハウなんだろうね。
イベントと言えば、今後そういうイベントごとに携わるかもしれないしゅんすけの来年度の仕事を思うと、そういったことに思わず思いを馳せてしまうのは無理ないことかな。

さて、来週はしゅんすけが勝負のレースである。今日の悪天候はどうも来週も続くようで、来週のランニングも決して楽な展開ではなさそうな予感である。しゅんすけの彷徨える魂の救済のため、来週はぜひ頑張りたいものである。



※給水ポイントの様子。雨のせいで靴の中までぐちゃぐちゃに濡れた。背中に大きなビルを背負ってたので、風に晒されることはなかったけど、それでも非常に寒かった。走った人の辛さたるや如何ばかりや。
| Be RUNNER! | 23:11 | comments(0) | -
東京マラソンエキスポ
明日の東京マラソンのボランティア説明会ということで、東京ビッグサイトのエキスポに行ってきた。この盛り上がりはスゴい。そして思ったことはただひとつ・・・しゅんすけも出たかった・・・。


| 日記 | 13:58 | comments(0) | -
いよいよ、だ。
今週末はいよいよ東京マラソンである。
出場しないしゅんすけが盛り上がってもしょうがないんだけど、出場する人はぜひ頑張って欲しいものである。会社の周りでは皇居が近いこともあって、ランナーの姿を見かけることが多いのだけど、しかも一般的な会社の就業時間(つまり昼間)中にたったか走る男性とか見ると、この人はどういう仕事をしてて今こうして走っているんだろうと思うけど、とにかくそういう人たちを見るとみんな東京マラソンに出場する人のように見えて、ホント羨ましくなる。わずか4回目にして、日本を代表するランニングイベントにまで成長したこの大会をまずは楽しんで欲しいなと思うわけである・・・ってか、この大会に一度も参加していないしゅんすけ自身、どこがどのように楽しいか分かってないので、この辺は出場歴2回のさきこのウケウリである。さきこ曰く、沿道の声援がスゴいらしいぞ。
とは言え、しゅんすけが東京マラソンに1ミリも関与しないかというとそういうわけではない。この日はコース上の給水ポイントでランナーに水を渡す「給水係」として、東京マラソンに「出場」する。
今まで多くのランニングイベントに出場していて、毎度給水係の方には助けていただいているけど、一度もその係をやったことがないのである。しゅんすけにとって、初めての経験である。そんな初経験を何あろう東京マラソンでできるのは良かったかもしれないね。(給水係はスタッフ専用ジャンパーがもらえるそうで、ほとんどコレに釣られて参加するわけなんだけどね)

さて、2月下旬で春に向けた三寒四温の昨今である。
20度近くまで上がる日もあれば、コート着てても寒いが繰り返される。これに連動して雨が降ったり晴れたりするんだけど、どうも当日はあまりいい天気でないようである。なかなか天候に恵まれないのもこの大会のジレンマだよね。過去3回では2回ほど天候に恵まれていない。さて、今年はどんな天気になるか。今日のように張り出した暖気の下、雨に打たれながらも走りやすい天気になるといいけどね。(しゅんすけもせっかく貰ったジャンパーがいきなり濡れるのは嫌だなあ)

さて、しゅんすけが気合を入れているランニングイベントは、この翌週、3月7日である。もっと練習したかったけど、仕事の関係や休日の用事なんかでなかなか準備万端とは言えない状況。来週のウィークデーくらいは走りたいけどね。
| 日記 | 15:41 | comments(0) | -
ライフワーク・ダイエット!
しゅんすけがダイエットを始めてからもう何年になるだろう。
最初はスポーツジムから始めたので、かれこれ○年は経とうかというわけで、その間にはランニングを始めたり、自転車を始めたり、タバコを辞め、毎日の晩酌を絶ち、ランニング雑誌に実名をはじめ身体年齢に至るまでの諸々の個人情報を晒し、朝のテレビニュースにモザイクなしの素顔と腹囲数値を晒し、自己のそれなりの努力と周囲の暖かい応援をいただいて、ついにはフルマラソンを完走する境地に至ったわけであるが、未だその体躯は遺憾なくそのふくよかさを保持し、まさに今日産まれるか明日産まれるかといった風情を維持したままであるのはどういったわけだろう。
こんな状態が何年も続くと、果たしてしゅんすけのダイエットに終わりは来るのだろうかとの思いがふとココロをよぎったりするのだけど、しゅんすけのダイエットが終結する日を信じてくれているさきこをはじめとしたたくさんの方々の期待があったればこそ、ちなみにそんな期待を結果的にはことごとく裏切ってきた歴史があるからこそ、今日踏み出した新たな一歩があるわけである。

しゅんすけの会社の取引先で、長いこと健康にマツワるサービスを展開してきた会社がある。この会社はしゅんすけの無修正素顔を朝の某国営放送の電波に乗せた前述の哀しい事件の首謀とも言える会社なんだけど、実はかなり以前にこの会社の社長さんにしゅんすけが酔った勢いで暴言を吐いてしまい、「カネはいくらでも出すから、このオレを痩せさせてくれ」などと絡んじゃったことがあって、それを覚えていてくれたのか分からないけど、この会社が扱う健康増進とかダイエットとかに向けた新サービスで、まだ日本ではほとんど普及してないものを今後普及させるにあたり実験的に試してみるかとの打診があった。
身体に埋め込んだセンサーが身体の血糖値を常時モニターし、食生活との関連を分析することで、ニンゲンの個体ごとに異なる血糖値への感受性が分かるんだそうな。人によって食べ物の摂取と身体の反応の度合いは異なるわけで、たとえば人によっては同じカレーライスでも過敏に反応して血糖値がぐんと上がる人もいれば、さほど変化のない人もいる。この血糖値への感受性がニンゲンの肥満などに影響しているとの観点から、血糖値のモニターとその食生活の関連性を調査すれば、その人の血糖値への感受性に応じた食生活の改善方法が見つかるという寸法である。うん、これはスゴい方法だ。効果がありそうな気がするぞ。

この打診を受けたしゅんすけは、ふたつ返事である。「ダイエットに繋がることなら何でもやります!」
今までもこうしてしゅんすけのダイエットを応援してくれる人からアリガタい申し出をいただき、ことごとく効果を上げてこなかっただけに、今回も同様の結末が見えそうな気がして、しゅんすけのダイエットを少なからず応援してくださるこの会社の社長さんには今から既に申し訳ない感じだけど、ここはひとつチャレンジしてみようと思う。
これによって、しゅんすけが以前より提唱してきた「しゅんすけが痩せないのは遺伝子レベルで問題があった」ことへの裏付けになっちゃったりするかもしれないのである。
そんなわけで、今日会社で取り付けた機器。長い針がしゅんすけの分厚い腹部に突き刺さっている。ここでしゅんすけの身体の状態が常時モニターされるわけである。そして日に三度、血液を摂取して血糖値を測定する。小さな針で指先に穴を開け、滲んだ血液を専用の機器で測定するというわけである。今回のような特別サービスがなければ○万円もする話しである。
しゅんすけの身体で一体何が起こっているか。
この測定で明らかになるのである・・・が、なんかエラーが多いなーこの機械。大丈夫かな?
| 日記 | 00:09 | comments(0) | -
新シリーズ。
しゅんすけのホームページの方には運動記録と称してランニングやサイクリングのイベント記録を残してある。ランニングではまだ10キロを走ることさえままならない頃から残してあるから、まさにしゅんすけの成長の記録とも言えるわけだ。
ホームページの記事にはそれなりにシリーズ名を付けていて、さきこがまだマラソンを始めたばかりの頃は「彼女の場合」というシリーズ名だった。その後しゅんすけもランニングのマネゴトを始め、その記録には「なんちゃってランナー・彼の場合」というシリーズをつけた。そして、これら二つを統合して「豪脚発動」というシリーズになる。豪脚と言っても、それはさきこのことであり、当時ウルトラマラソンや富士登山競走を走っちゃう我が妻に、若干の気後れを感じてたネーミングなのである。
そして2009年からスタートしたのが「42.195キロ先の約束」というシリーズである。これはこの年にフルマラソン完走を目標としたしゅんすけの気概の現われであり、「約束」とは誰あろう自分との約束であった。この「約束」って言葉は結構強烈で、約束しちゃった以上頑張らないわけにはいかず、また42.195キロ先に待っているであろう約束された何かのために背中をぐんぐん押される感じだった。結果的にはこのネーミングのとおり、しゅんすけはフルマラソンを完走し、自身への約束を果たし、また約束された何かを得ることができた。
さて、そんなしゅんすけが次のステップに向けて何を見据えて走るのか。
新しいシリーズを考える頃合いだったので、いやホントうんうん考えた。そして出てきた言葉が「BeRUNNER!」、副題は「キミヨ、ランナータレ!」ってことで、フルマラソンを走ったしゅんすけが次に目指すのは本当のランナーである。今まではフルマラソンを走るためだけに、ダイエットのためだけに走ってきたけど、走るために走る人、まさにランナーたらんとするベクトルを持つことにしたのである。うん、この言葉は強烈だ。今日、帰宅後にちょろっと走ったけど、「自分は今この瞬間、ランナーか?」と絶えず自問する自分がいて、そのせいかいつもより運動負荷が高かったと思う。坂道の多い道でキロ当たり5分50秒で走ったのは記録的なことである。
それにしても、しゅんすけがランナーたるべく努力するようになるなんて、ホント成長したものである。ついこの前まで、ランニングイベントのシリーズ名は「なんちゃってランナー」とか言ってたことを思うと隔世の感である。しかし、まだまだである。次のランニングイベント、三浦マラソンの完走に向けて練習しないとね。
そんなわけで、先週行ってきた三浦マラソンの練習について、新シリーズ「BeRUNNER!」は、別ページにて。
| Be RUNNER! | 23:38 | comments(0) | -
でんせつの人。
毎年この冬の寒い時期には、電気設備の停電作業が実施される。去年もあったし一昨年もあった・・・ってか、前の会社でもこの担当だったので、かれこれ7、8年は停電作業担当になっている。今日はまさに電気設備の人、略して電設の人である。とは言え、基本的には電気業者が対応してくれるので、しゅんすけはもっぱら停電時に何か発生した場合の対応ということで、さほど忙しい日ということではない。建国記念日ということもあってか、しゅんすけの会社界隈は街宣車が大音量で君が代とか軍艦マーチとか流していて、これを聞いてると、マーチテンポで君が代を演奏してるように聞こえてきて、いとおかしな感じである。
しかし今日は、この日を機会にいろいろ作業があるので、あまりヒマな日ではない。ここのところずっと続いていた晴天も今日はどんより肌寒い日だから、去年みたく神田の古本屋を見て回ったり、その形状による胎児退行効果なのか強烈な眠りに誘われてしまうほど殺傷力の強い椅子に座ってコーヒーなぞ飲みつつ、誘眠効果に抗わずにマドロんだりはできそうもないようである。小雨の中、皇居を走るのもどうしたものかと思うにつけ、最寄の書店で軽い本なぞ読みつつ、停電が終わるのを待つのであった。
| 日記 | 09:56 | comments(0) | -
昨日は。
会社の関係で某東京国際フォーラムでのとある展示会に出展することになり、しゅんすけが一日中張り付いてる役になって、今日は会社でほとんど仕事ができなかった。しゅんすけが以前書いた会社での映像撮影のことや赤坂の妖しい路地先のアフレコスタジオのことなどは、すべてこの展示会に繋がっていたわけで、しゅんすけにとってはここでひとつの仕事的クライマックスを迎えたというわけであった。
展示会に行くことはよくあったけど、自分の会社が出展するというのは初めてだし、そこで自分が営業まがいなことをするのも初めてだったけど、そこに現われたのが都の某副知事で、しゅんすけはこの副知事の名前はおろか、東京都に副知事がいることすら知らなくて、後で調べてみたら数人いるんだそうで、ともかくその一人がしゅんすけのいるブースにふらっと来て、展示パネルなぞを熱心に見て、しゅんすけに説明を求めてきた。熱意のあるしゅんすけの説明に、この副知事は「ふーん」と返事をし、それはしゅんすけには「非常に興味深い時に発する『ふーん』」であると思われ、一人で舞い上がってしまった。この人は物腰が非常に柔らかく、しゅんすけの話しを真摯に聞いてくれて、その態度がしゅんすけに好
| 日記 | 00:12 | comments(0) | -
アン、フォーゲタブル。
今日は神奈川マラソンで10キロのレースに参加してきた。
結果的にはいい記録が出て、これからのランニングに向けて弾みがついたんだけど、実はドラマはレースの前に起こっていたのである。
しゅんすけの超地元、磯子で開催された神奈川マラソンの顛末は別ページにて。
| 走り始めた「約束」へ | 22:58 | comments(0) | -
虫歯・ブルース。
しゅんすけが小学生の頃にはまったく考えられなかったものがいつの間にか普及して、いつの間にか生活の中で普通に使っている技術ってあるよね。携帯電話はその代表例だと思う。小学生の頃に電話を外に持ち出して話しができるなんて考えられなかったからね・・・ってか、しゅんすけは家庭的事情があって、家に電話がなく、いわゆる大家さんみたいなところで電話をしないといけなくて、電話をかける時も受ける時も非常に気まずい環境だった。学校の後輩(女子ね)が電話をかけてきて、相手が電話口でモジモジしながらも他愛のないお話しをするという青春の1ページも、しゅんすけの場合、管理人の初老のおじさんがその近くで素知らぬ顔で新聞なんか広げてて、アンタ絶対聞き耳立ててるだろっていう状況なのだった。こんな環境だったけど、ある時クラスメート(男子ね)から電話をもらい、今度小学校で新設されるというマーチングバンドに一緒に入ろうとお誘いを受けた。実はしゅんすけが学校で「今度できるマーチングバンドにオレ、入ろっかなー」と冗談みたいに言っていたのをこのクラスメートが真に受けて、しゅんすけに連絡してきたからなんだけど、この1本の電話がマーチングバンドでトランペットを吹くきっかけになり、長いしゅんすけの音楽ライフに繋がったんだから、人生分からないよね。
話しが脱線したけど、そんな電話環境だった小学生時代と最近の携帯電話を持った小学生を比べると、ホント技術って進歩してるんだなーと思うわけである。
とは言え、携帯電話はしゅんすけが小学生の頃に、「未来の技術」の代表例として挙がっていたという記憶はない。宇宙旅行が一般化されるとか宇宙エレベータとか自動運転システムとかはあったと思うけど、誰しもが携帯電話を持ち歩く今の状況は予想されていなかった。そういう意味で言えば新しい技術ってのは、ひょんなトコロから生まれ、予想もできないトコロにニーズが生じて、そして発展していくものなんだね。
しかし、しゅんすけが小学生当時に語られる「未来の技術」の中で、今でも鋭意研究が続けられているものが「再生医療」だと思う。当時は再生医療などという言葉では語られてなかったと思うけど、何かの事情で障害を起こしたり欠損したりしたニンゲンの器官や臓器を予め培養しておいたスペアと交換するという技術は、究極の医療として古くから研究が盛んだった。
しゅんすけが小学生だった頃、朝のNHKニュースを見て、その内容に惹き付けられた。ニンゲンの歯の再生医療についてのニュースだったんだけど、曰く「歯がなくなっても歯茎に歯の種を植え込んで、新たに歯が生えてくる」という話しは当時のしゅんすけには衝撃的だった。少なくともしゅんすけにとっては。
小学生って古い乳歯が抜けて新しい永久歯に生え変わるじゃない。しゅんすけも歯がグラグラしたかと思うと、そのグラグラが日ごとに増していき、ある日スポンッと抜けたりしてた。その後に生えてきた歯は永久歯といい、つまり自分が死ぬまで使い続けなければいけない歯だと教えられていた。ほんの数年生きてきたしゅんすけにとって、一生モノのアイテムは、かなりプレッシャーだった。
なぜなら当時はこれに併せてノッピキならない問題も生じていたからである。
虫歯である。
しゅんすけの通っていた学校では、学校でおこなわれる歯科検診で悪い判定を貰うと歯科治療を命じられる。文書が手渡されて「歯科治療をお勧めします」的な文言だったと思う。しゅんすけもこれを貰ったことが一度ならずある。しかしこれを無視していると、別の文書が渡され「歯科治療を受けてください」とちょっと語調が強くなる。でもほとんど歯痛がなかったしゅんすけは、あえて痛い思いをしに歯医者に行くことを拒み続けるんだけど、こうなると学校側も実力行使に打って出る。強制的に歯医者に連れて行かれるのだ。授業中だろうとなんだろうとお構いなしに、ある日突然教室の扉が開いて、保健の先生が現われ、名前を呼ばれた生徒はその場で連行されるのだ。そしてどんなに泣き叫ぼうとも強制的に歯科治療を受けさせられるのだ。今思えばなぜそこまで虫歯根絶にコダワってたのか不思議だけど、しゅんすけも実は一度だけこの経験がある。授業中に教室の扉が開き、顔を出した保健の先生が教室をぐるっと見回した後にしゅんすけをその視界に捉え、名前を呼ぶのだ。しゅんすけ自身は来るべき時が来たとその場で覚悟したものだけど、連れて行かれた歯医者には恐らく強硬に拒否したであろう証の泣き腫らした顔の数人の子供達が黙って座っていて、奥の部屋からは機械が歯を削る無情な音が聞こえていた。もう40歳に片手が届いているしゅんすけがこんな30年くらい前の記憶を鮮明に覚えているのだから、その強烈さは語るに及ぶまい。それにしても教室で歯科医強制連行の知らせを待つ身がこれほどプレッシャーなのだから、戦争下での動員の知らせに怯える学生たちが如何ばかりの重圧だったかは想像を絶する。歯科医強制連行の記憶を持つ者として、だから戦争は断固反対である。
そんな哀しい記憶を持つしゅんすけだから、ニュースで流れた歯の再生医療の話しは、まさに重圧からの開放というか、終戦と同義というかそういう意味ではまさに福音だったわけだけど、それ以降歯の再生医療の話題はほとんど聞かなくなり、しゅんすけは数年ごとに虫歯が耐え難い痛みになる度に、やむを得ず歯医者の扉を開けることになり、その度にあれから歯の再生医療の研究はどうなったのかと思いを馳せていたわけである。
さて、そんな長い脱線話しの結末は非常にあっけない。
今日の新聞にある企業がベンチャー企業に出資して再生医療の分野に参入するという記事があり、現在の再生医療の開発状況が図示されていた。その中には、脳神経を再生して脳卒中の後遺症を緩和するとか、ヤケドした皮膚を再生するとか、軟骨、目の角膜、骨髄、心筋と開発状況が列記されていたんだけど、歯がない。歯がないじゃないか。歯の再生医療は現段階では実用化の途上ですらないのである。あぁ・・・。
とは言え、最近は虫歯になる頻度も歯痛に悩まされることも少なくなってきているから、さほど再生医療に期待する気持ちはないのだけどね。それに脳神経や皮膚、角膜などを再生する方が、社会的にはるかに意義の深いことであり、優先順位が高いことであることは理解できるしね。ただ思うのは、朝のニュースを聞いて、歯の再生医療に光明を見出していた子供のしゅんすけの思いは、これからも彷徨い続けることになりそうだということである。
| 最近のニュースから | 23:48 | comments(0) | -
シャーベットスノウ。
昨日は雪が降ったけど、あまり積もらなかった。
うっすら雪化粧な景色はそれだけで非日常である。でもこれが2年振りと言うほど希有な非日常だと、ホントに地球温暖化による環境変化が心配である。昔はホントに雪が降ったわけだし、忠臣蔵のクライマックスはいつも雪なわけだし、箱根駅伝のCM前の映像は雪の箱根路を走るランナーだったりするから、しゅんすけが子供の頃はもっと雪が降ったなーなどと言わなくても、やはり雪は少なくなったのである。
こういう希有な天候に見舞われると、必ずと言っていいほど京浜東北線はダイヤが乱れるわけで、今日は早々に架線断線とか信号機故障とか発生して、満員の京浜急行に寿司詰めで通勤するのかなーと思ったら、意外に京浜東北線はほとんど正常ダイヤで運行していて、有楽町に到着した時も、いつもよりも2分と狂っておらず、それ自体が非常に希有な珍しい現象なわけで、思わず「雪でも降るんじゃないか」と呟くのであった。

| 日記 | 23:58 | comments(0) | -
夢想の地平面
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