2011.02.27 Sunday
東京がひとつになる日。
ついに東京マラソンである。
今年はかなり天気に恵まれ、気温も高く、絶好のランニング日和になった。厚着をしていた人にとっては逆に暑すぎる日だったかもしれないほどである。それでも去年の極寒ランニングを思えばかなりいいコンディション。もしかしたら東京マラソン史上もっともランニングに適した日だったかもしれない。
さて、しゅんすけとさきこはこの東京マラソンを大会ボランティアとしてかかわることになった。今年で2年目のボランティアは、スタート前の新宿都庁前でランナーの手荷物を預かるスタッフとして役割が割り当てられた。3万人を越える参加者の荷物は、スタート前に50台を越えるトラックに乗せられてフィニッシュ地点の東京ビッグサイトに運ばれ、走り終えたランナーに返却されるのだ。去年の給水係のように実際走ってるランナーを直接助けるような役目ではないけど、大会運営という点ではかなり肝な役回りである。これは頑張らねば・・・と思いつつ、荷物を預かるだけの役割はやっぱり地味な感じが否めなくて、なんだかなーと思いつつ、そんなしゅんすけに対して実際にランナーとして東京マラソンに参加する人たちのなんと華やかなことかと思うにつけ、しゅんすけのモチベーションは全然高まってくれなかった。
金曜日は会社を早く上がって新橋からゆりかもめに揺られて東京ビッグサイトのエキスポに行ったんだけど、エキスポ会場が盛り上がれば盛り上がるほどしゅんすけが「お呼びでない存在」であることを思い知らされ、全然楽しめなくなっちゃった。東京マラソンは恐らく公平に抽選をしてくれていると思うんだけど、それにつけてもどうしてしゅんすけは一向に当選しないのかとつくづく思ってしまうのだ。フルマラソンは何度か走っているしゅんすけ、しかも徐々にいい記録を出している。多少の膝痛はあるけど、この時期がもっとも伸びシロのある時期、右肩上がりな時期であるのは自分でも分かる。そんな時期に念願の東京マラソンを一度も走れないとはどうしようもないことだけど、やるせない気持ちが止まらないのである。だからランナーの方々には非常に申し訳ないけど、エキスポはあまり面白くなかった。
※エキスポ会場を自由に飛び交う「飛行シューズ」。うーん、なんかシュール?
翌日の土曜日もボランティアの説明会があったので、再び東京ビッグサイトのエキスポを訪れる。前日同様、あまり気分が乗らなかったんだけど、説明会でボランティアの説明を受けているうちに低空飛行だったしゅんすけのモチベーションが徐々に上昇を始めた。荷物預りってかなり地味とは言え、大会運営には欠かせない役割なのだ。スタート直前のランナーたちに「いってらっしゃい!」と声をかけることができるのは実は荷物預りのボランティアの特権なのである・・・なんて説明を受けちゃうとちょっと自尊心くすぐられる感じで、しゅんすけの働きに東京マラソンの正否がかかっている?!と誤解しちゃうくらいまでは気分が高まってくれた。
その後エキスポ内をさらっと回ったんだけど、シドニーオリンピックのマラソン金メダリスト・高橋尚子さんのトークショーを鑑賞し、初めて見るQちゃんにさきこ共々盛り上がってしまった。いやホント、同世代とは思えないほどキュートな女性である。
※キュートなQちゃん。
Qちゃんを見てテンション高まり、俄然ボランティア熱が燃え上がったしゅんすけは、東京マラソン当日、朝4時に起床し、始発の電車で新宿に向かった。まだ夜が終わっていない中、しゅんすけたちの東京マラソンは静かに始まっていた。
まだ暗い新宿都庁前にずらっと並んだトラックたち。
静かに夜が明けていき、ランナーが徐々に集まってきて、しゅんすけたち荷物預りの仕事も忙しさを増していった。
このボランティアの仕事はまさに短期集中型で、実質的には1時間ちょっと程度しか仕事がなかった。うん、なかなか楽しい仕事だったな。スタート時間よりもかなり早くに終わったので、スタート地点まで行ってみることにする。スタート地点周辺は一般の応援者は入ることができないよう規制されているんだけど、しゅんすけたちボランティアのスタッフジャンパーを着ている人たちは規制ラインを越えてスタート地点のすぐ脇まで行くことができた。ここでスタートの瞬間を待つ。
※ボランティアの仕事風景。
紙吹雪が勢いよく舞い上がる中、猛烈なスピードでランナーが駆け出していく。
東京マラソンがついに始まってしまった。
しゅんすけとさきこは沿道でずっと声をかけ続け、ランナー達を全員見送るのだった。
※紙吹雪の中、ランナーが駆けていく。
※ランナーが去った後のスタート付近。思わず走り出してみるしゅんすけ。
その後ランニング仲間が集まって応援しているというので、地下鉄を乗り継いで応援ポイントに向かう。茅場町や月島で応援し、多くのランニング仲間に声援を送り、また見知らぬランナー達にも声をかけた。ランナーにとって沿道の応援こそが元気の源だと知っているからこそ、絶え間なく続くランナーの流れにずっと声をかけ続けた。
そんなわけで早朝からボランティアを経て沿道の応援までしているので、非常に疲れてしまった。まりこさんが既にフィニッシュしているという東京ビッグサイトまで行き、走り終えた彼女を労った。これで金、土、日と連続して東京ビッグサイトに来るハメになってしまったわ。予想はしていたけど、予想以上に人に溢れ、そこから出ることも、再び電車に乗ることもままならないほどの混雑ぶりだった。いやはや大変な大会だわ。
そんなわけでしゅんすけの東京マラソンは幕を閉じる。こうして終わることで、来年に向けて新しい東京マラソンがスタートする。次こそは何とか出場したいものである。次回からは抽選のチャンスが増えるという特典がある有料会員制度なんかもあるそうで、早速これに参加したいと思っている。来年のしゅんすけがフルマラソンでどういう走りができるか分からないけど、既にこうして「時は満ちている」状態のしゅんすけだからこそ、来年は是が非でも出場しないといけないと思ってる。でも、もし当選しちゃったりしたらあまりの喜びに卒倒しちゃうんじゃないかとか、本番直前のドキドキ感がハンパないんじゃないかと今から心配だったりもするのである。
今日走った3万人のランナーの方々、お疲れ様でした!
今年はかなり天気に恵まれ、気温も高く、絶好のランニング日和になった。厚着をしていた人にとっては逆に暑すぎる日だったかもしれないほどである。それでも去年の極寒ランニングを思えばかなりいいコンディション。もしかしたら東京マラソン史上もっともランニングに適した日だったかもしれない。
さて、しゅんすけとさきこはこの東京マラソンを大会ボランティアとしてかかわることになった。今年で2年目のボランティアは、スタート前の新宿都庁前でランナーの手荷物を預かるスタッフとして役割が割り当てられた。3万人を越える参加者の荷物は、スタート前に50台を越えるトラックに乗せられてフィニッシュ地点の東京ビッグサイトに運ばれ、走り終えたランナーに返却されるのだ。去年の給水係のように実際走ってるランナーを直接助けるような役目ではないけど、大会運営という点ではかなり肝な役回りである。これは頑張らねば・・・と思いつつ、荷物を預かるだけの役割はやっぱり地味な感じが否めなくて、なんだかなーと思いつつ、そんなしゅんすけに対して実際にランナーとして東京マラソンに参加する人たちのなんと華やかなことかと思うにつけ、しゅんすけのモチベーションは全然高まってくれなかった。
金曜日は会社を早く上がって新橋からゆりかもめに揺られて東京ビッグサイトのエキスポに行ったんだけど、エキスポ会場が盛り上がれば盛り上がるほどしゅんすけが「お呼びでない存在」であることを思い知らされ、全然楽しめなくなっちゃった。東京マラソンは恐らく公平に抽選をしてくれていると思うんだけど、それにつけてもどうしてしゅんすけは一向に当選しないのかとつくづく思ってしまうのだ。フルマラソンは何度か走っているしゅんすけ、しかも徐々にいい記録を出している。多少の膝痛はあるけど、この時期がもっとも伸びシロのある時期、右肩上がりな時期であるのは自分でも分かる。そんな時期に念願の東京マラソンを一度も走れないとはどうしようもないことだけど、やるせない気持ちが止まらないのである。だからランナーの方々には非常に申し訳ないけど、エキスポはあまり面白くなかった。
※エキスポ会場を自由に飛び交う「飛行シューズ」。うーん、なんかシュール?
翌日の土曜日もボランティアの説明会があったので、再び東京ビッグサイトのエキスポを訪れる。前日同様、あまり気分が乗らなかったんだけど、説明会でボランティアの説明を受けているうちに低空飛行だったしゅんすけのモチベーションが徐々に上昇を始めた。荷物預りってかなり地味とは言え、大会運営には欠かせない役割なのだ。スタート直前のランナーたちに「いってらっしゃい!」と声をかけることができるのは実は荷物預りのボランティアの特権なのである・・・なんて説明を受けちゃうとちょっと自尊心くすぐられる感じで、しゅんすけの働きに東京マラソンの正否がかかっている?!と誤解しちゃうくらいまでは気分が高まってくれた。
その後エキスポ内をさらっと回ったんだけど、シドニーオリンピックのマラソン金メダリスト・高橋尚子さんのトークショーを鑑賞し、初めて見るQちゃんにさきこ共々盛り上がってしまった。いやホント、同世代とは思えないほどキュートな女性である。
※キュートなQちゃん。
Qちゃんを見てテンション高まり、俄然ボランティア熱が燃え上がったしゅんすけは、東京マラソン当日、朝4時に起床し、始発の電車で新宿に向かった。まだ夜が終わっていない中、しゅんすけたちの東京マラソンは静かに始まっていた。
まだ暗い新宿都庁前にずらっと並んだトラックたち。
静かに夜が明けていき、ランナーが徐々に集まってきて、しゅんすけたち荷物預りの仕事も忙しさを増していった。
このボランティアの仕事はまさに短期集中型で、実質的には1時間ちょっと程度しか仕事がなかった。うん、なかなか楽しい仕事だったな。スタート時間よりもかなり早くに終わったので、スタート地点まで行ってみることにする。スタート地点周辺は一般の応援者は入ることができないよう規制されているんだけど、しゅんすけたちボランティアのスタッフジャンパーを着ている人たちは規制ラインを越えてスタート地点のすぐ脇まで行くことができた。ここでスタートの瞬間を待つ。
※ボランティアの仕事風景。
紙吹雪が勢いよく舞い上がる中、猛烈なスピードでランナーが駆け出していく。
東京マラソンがついに始まってしまった。
しゅんすけとさきこは沿道でずっと声をかけ続け、ランナー達を全員見送るのだった。
※紙吹雪の中、ランナーが駆けていく。
※ランナーが去った後のスタート付近。思わず走り出してみるしゅんすけ。
その後ランニング仲間が集まって応援しているというので、地下鉄を乗り継いで応援ポイントに向かう。茅場町や月島で応援し、多くのランニング仲間に声援を送り、また見知らぬランナー達にも声をかけた。ランナーにとって沿道の応援こそが元気の源だと知っているからこそ、絶え間なく続くランナーの流れにずっと声をかけ続けた。
そんなわけで早朝からボランティアを経て沿道の応援までしているので、非常に疲れてしまった。まりこさんが既にフィニッシュしているという東京ビッグサイトまで行き、走り終えた彼女を労った。これで金、土、日と連続して東京ビッグサイトに来るハメになってしまったわ。予想はしていたけど、予想以上に人に溢れ、そこから出ることも、再び電車に乗ることもままならないほどの混雑ぶりだった。いやはや大変な大会だわ。
そんなわけでしゅんすけの東京マラソンは幕を閉じる。こうして終わることで、来年に向けて新しい東京マラソンがスタートする。次こそは何とか出場したいものである。次回からは抽選のチャンスが増えるという特典がある有料会員制度なんかもあるそうで、早速これに参加したいと思っている。来年のしゅんすけがフルマラソンでどういう走りができるか分からないけど、既にこうして「時は満ちている」状態のしゅんすけだからこそ、来年は是が非でも出場しないといけないと思ってる。でも、もし当選しちゃったりしたらあまりの喜びに卒倒しちゃうんじゃないかとか、本番直前のドキドキ感がハンパないんじゃないかと今から心配だったりもするのである。
今日走った3万人のランナーの方々、お疲れ様でした!