2012.03.30 Friday
買い物のカモ。
セールスマンって怖い。ふと立ち寄った程度のお客を捕まえて、しつこいと思わせることなく、いつの間にか商品を買わせてしまう。気がつけば、大きな包を抱え、財布はしっかり軽くなってる自分がそこにいる。いやホント、恐ろしいわ。
この前の週末、しゅんすけとさきこは東戸塚にいた。ここに本店を構える某店に商品の引取りに行ったんだけど、その前にふと思い立ってメガネ屋に立ち寄ることにした。しゅんすけのメガネは購入して2年弱、そろそろ汚れが目立ってきた感じで、店頭に置いてあるメガネ洗浄機、超音波的振動が起こってメガネの汚れを取る機械でメガネを洗浄していると、そばに店員さんが立っていた。そして次に気がつくと、この店員さんに誘われて店内の椅子に座っていたのだ。どういう会話が交わされてこういう状況になったのか分からないけど、店員さんがメガネのメンテナンスをしてくれることになったらしい。メンテナンス自体は無料だそうで、そこに釣られて入店したのだろう。しかし、さらにそこからどういう会話が交わされたのか、次に気がつくといつの間にかさきこのためのサングラスを選んでいたのだ。
さきこは日光の光に弱くて、晴れた日はいつも眩しそうにしているんだけど、それがどうも目に悪いんだそうで、せっかくだからさきこに似合うサングラスがあるかどうかだけでも見てみようということになったみたい。店員さんに薦められるままにサングラスを試着していると、だんだん欲しくなってきてしまう。店員さんは「最近のモデルなんですよー」なんて言って高価なサングラスを次々と出してくるから、だんだん感覚が麻痺してくるのかね、いつの間にか購入する方向に意識が傾いてしまっていた。いや、セールスマン、恐ろしい。
しゅんすけの会社ではメガネを買った費用にも補助金が出たりするので、つまりここで高価なサングラスを買っても費用負担は多少軽くなるので、それを思うと俄然購入側に意識が傾いてしまい、結局購入することになってしまった。思えば、メガネの汚れを落とすためだけに立ち寄った店なのに、店を出る時には結局買い物をしてしまっていたわけである。しかもこの買物にそれなりに満足しているのである。いや、いい買い物したなーと。買うつもりのない客に買い物をさせて、それで客に損したと思わせないというのは、まさにセールスマンの真骨頂であろう。出費してしまったことにちょっとだけ心が傷んだものの、いい買い物したのであればそれはそれでいっかーってな感じである。うん、やはりセールスマンは恐ろしい。
その後に某店に商品を引き取りに行ったのだけど、そう言えばこれを購入する時もセールストークにやられてしまっていたのだった。当初は1つしか買うつもりがなかったところ、まるでしゅんすけの「つもり」を察知していたかのように「今ならもう一つを1000円で提供しますよ」なんて言われてしまったのだ。2つ目が1000円なんてそりゃ安いと思ったけど、そもそも1つ目となるその対象商品は他と比べて単価が高くて、1つで2つ分ほどの金額なもんだから、2つ買わないと損しちゃうものなのである。これは逆に2つ買わないと損である。
でもセールスマンの恐ろしいところは、しゅんすけが考え直して「じゃ、1つの単価がもっと安いヤツにするわ」
ってなる前に、2つめの商品を出してきて「どうでしょうか?」って聞いてくるところである。この時点で1つ目の商品は決定ってことで、しゅんすけに考え直すスキを与えない。しかししゅんすけは単純だから、差し出された2つ目の商品を目の前に「う〜ん」とかそれっぽいことを言っちゃったりするのである。おいおい、お前、騙されてるゾ!
こうして結局1つしか買わないつもりで入店したしゅんすけは2つの商品を携えて、いや、実はその後に「今なら私の判断で半額にしますっ」とか言われて買っちゃったものも含めて、店を出ることになっちゃったのだ。しかもしゅんすけは全然損したと思っていないのだ。いや今日はいろいろ買っちゃったけど、良かったよねーなんてヘラヘラしているのである。店を出るしゅんすけの背中をセールスマンは「ありがとうございましたー!」などと元気に見送ってくれたけど、心の中ではほくそ笑んでいただろうな。怖い、セールスマン。
そんなわけで意外に買い物の多かった週末だった。
ところで、さきこがサングラスを買ったメガネ屋で、「ぼくは眼鏡をしているので、サングラスがかけられなくてね」などと話していたら、眼鏡をかけた状態でもかけられるサングラスを店員さんが持ってきてくれた。眼鏡に被せるようにかける感じのサングラスである。ああ、こういうのが欲しかったんだよなーと危うく買ってしまうところだった。ここでは何とか踏みとどまったけど、とにかくこの日は買い物の神様というか、出費の神様が降臨していたかのような出会いの数々だったな。
この前の週末、しゅんすけとさきこは東戸塚にいた。ここに本店を構える某店に商品の引取りに行ったんだけど、その前にふと思い立ってメガネ屋に立ち寄ることにした。しゅんすけのメガネは購入して2年弱、そろそろ汚れが目立ってきた感じで、店頭に置いてあるメガネ洗浄機、超音波的振動が起こってメガネの汚れを取る機械でメガネを洗浄していると、そばに店員さんが立っていた。そして次に気がつくと、この店員さんに誘われて店内の椅子に座っていたのだ。どういう会話が交わされてこういう状況になったのか分からないけど、店員さんがメガネのメンテナンスをしてくれることになったらしい。メンテナンス自体は無料だそうで、そこに釣られて入店したのだろう。しかし、さらにそこからどういう会話が交わされたのか、次に気がつくといつの間にかさきこのためのサングラスを選んでいたのだ。
さきこは日光の光に弱くて、晴れた日はいつも眩しそうにしているんだけど、それがどうも目に悪いんだそうで、せっかくだからさきこに似合うサングラスがあるかどうかだけでも見てみようということになったみたい。店員さんに薦められるままにサングラスを試着していると、だんだん欲しくなってきてしまう。店員さんは「最近のモデルなんですよー」なんて言って高価なサングラスを次々と出してくるから、だんだん感覚が麻痺してくるのかね、いつの間にか購入する方向に意識が傾いてしまっていた。いや、セールスマン、恐ろしい。
しゅんすけの会社ではメガネを買った費用にも補助金が出たりするので、つまりここで高価なサングラスを買っても費用負担は多少軽くなるので、それを思うと俄然購入側に意識が傾いてしまい、結局購入することになってしまった。思えば、メガネの汚れを落とすためだけに立ち寄った店なのに、店を出る時には結局買い物をしてしまっていたわけである。しかもこの買物にそれなりに満足しているのである。いや、いい買い物したなーと。買うつもりのない客に買い物をさせて、それで客に損したと思わせないというのは、まさにセールスマンの真骨頂であろう。出費してしまったことにちょっとだけ心が傷んだものの、いい買い物したのであればそれはそれでいっかーってな感じである。うん、やはりセールスマンは恐ろしい。
その後に某店に商品を引き取りに行ったのだけど、そう言えばこれを購入する時もセールストークにやられてしまっていたのだった。当初は1つしか買うつもりがなかったところ、まるでしゅんすけの「つもり」を察知していたかのように「今ならもう一つを1000円で提供しますよ」なんて言われてしまったのだ。2つ目が1000円なんてそりゃ安いと思ったけど、そもそも1つ目となるその対象商品は他と比べて単価が高くて、1つで2つ分ほどの金額なもんだから、2つ買わないと損しちゃうものなのである。これは逆に2つ買わないと損である。
でもセールスマンの恐ろしいところは、しゅんすけが考え直して「じゃ、1つの単価がもっと安いヤツにするわ」
ってなる前に、2つめの商品を出してきて「どうでしょうか?」って聞いてくるところである。この時点で1つ目の商品は決定ってことで、しゅんすけに考え直すスキを与えない。しかししゅんすけは単純だから、差し出された2つ目の商品を目の前に「う〜ん」とかそれっぽいことを言っちゃったりするのである。おいおい、お前、騙されてるゾ!
こうして結局1つしか買わないつもりで入店したしゅんすけは2つの商品を携えて、いや、実はその後に「今なら私の判断で半額にしますっ」とか言われて買っちゃったものも含めて、店を出ることになっちゃったのだ。しかもしゅんすけは全然損したと思っていないのだ。いや今日はいろいろ買っちゃったけど、良かったよねーなんてヘラヘラしているのである。店を出るしゅんすけの背中をセールスマンは「ありがとうございましたー!」などと元気に見送ってくれたけど、心の中ではほくそ笑んでいただろうな。怖い、セールスマン。
そんなわけで意外に買い物の多かった週末だった。
ところで、さきこがサングラスを買ったメガネ屋で、「ぼくは眼鏡をしているので、サングラスがかけられなくてね」などと話していたら、眼鏡をかけた状態でもかけられるサングラスを店員さんが持ってきてくれた。眼鏡に被せるようにかける感じのサングラスである。ああ、こういうのが欲しかったんだよなーと危うく買ってしまうところだった。ここでは何とか踏みとどまったけど、とにかくこの日は買い物の神様というか、出費の神様が降臨していたかのような出会いの数々だったな。