2012.06.29 Friday
金曜、首相官邸前。
先々週辺りから永田町の首相官邸前は金曜日になると反原発や大飯原発の再稼働反対を掲げてデモが実施されるようになった。当初はマスコミも無視を決め込んでいたのだけど、このデモが週を追うごとにどんどん大きくなっていき、どうにも無視できなくなって先週にはついにニュースで放送された。しゅんすけはツイッターでフォローしている人の関係でデモ自体は知っていたのだけど、先週ニュースを見て、その規模の大きさに驚いた。一部の政治的活動に近い人が集まって行動しているという段階をもはや超えている。
そして今日、金曜日である。きっと今日もデモはあるのだろう。しゅんすけがフォローしている限りツイッターは物静かだったけど、それはもはやデモをやるとかやらないとかいうレベルではなく、デモを開催することが当たり前なので、あえて言わないだけっていうスタンスだった・・・ということが後で分かる。
19時に仕事を終えて会社を出る。
首相官邸に行くのは初めてだし、しかも徒歩で行くのは少々しんどいかもしれなかったけど、しゅんすけのスタンスとしてはあくまで「デモの様子を見に行こう」的なものなので、特段気負いはなかったからお気楽に徒歩で行く事にした。
会社の近所であるもののどうも不案内で、赤坂を回っていく道を取ってしまった。後で見ると平河町から行った方が近かったみたい。ともかくも赤坂を歩いていると、ホントに政治運動がこの近所で起こってるのかと思うほど普通であった。普通の金曜日の夜の赤坂であった。しかし上空には早くもヘリコプターが飛んでいる。きっとあの下でデモをやっているんだろう。いよいよ現場が近くなってくると、一般企業のビルは少なくなって官公庁の建物が増えてくる。これに呼応してかサラリーマン風の往来がなくなり、普段着を着た老若男女が足早に同じ方向に向かっている光景になった。この人たちはみんな赤の他人だけど、みんなデモに向かっているのだ。まさに思いを同じくする個人の集団である。
デモの周辺は警官がたくさん立っていて交通整理をしていたけど、デモの運営サイドでも交通整理を出して混乱が起こらないようにしている。道を折れると国会議事堂の裏手である。なんだ、ここが現場だったのか、平河町から来れば良かったわ、とここで思う。
いや、これ、ものすごい数である。歩道を溢れて道路まで人でうめつくされている。みなメッセージを書いて掲げている。ビラを配る人もいるし、メッセージを書いたシャツを着ている人もいる。普段着、というかちょっと独特さが際立った服装を着た人が多いようだ。なんちゅうか、こう、ヒッピーみたいな?70年代的な?よく分からないけど、目立つ格好が多い。男性よりも女性の方が多いかもしれない。子供連れもいた。ともかく、こういう活動を目の当たりにするのは初めてである。スゴい熱気である。
「サイカドーハンタイ!」のシュプレヒコールの中、ちょっと圧倒されてただ呆然とその眺めを見ているだけだった。しかし既にデモの活動時間は終わっていたようで、運営サイドのスタッフからは解散するように指示が叫ばれ、つまりしゅんすけが体験したデモはそれでも収束しつつある様子だったわけである。いやはやデモ本番はどんな感じだったのか。
原発の再稼働についてはしゅんすけはもちろん反対である。
産業がどうのとか経済が停滞するとか何とか言うけど、命の危険を冒してまで守るべき産業や経済ってなんだよって思う。だからこういう活動には非常に興味があった。初めて体験してみて良かったと思う。ぜひ次回はもっと早い時間から参加してみたい。
ただ、よくあるパターンだけど、この手のデモが無秩序化して、悪ふざけのようになったり、暴徒化したり、あらぬ方向に行かないかちょっと心配である。主催者側もその辺を気にしてか、「来週またデモができるためにも今日はお帰りください!」などと叫んでいた。果たしてこの運動はこの後どうなっていくのだろうか。
そして今日、金曜日である。きっと今日もデモはあるのだろう。しゅんすけがフォローしている限りツイッターは物静かだったけど、それはもはやデモをやるとかやらないとかいうレベルではなく、デモを開催することが当たり前なので、あえて言わないだけっていうスタンスだった・・・ということが後で分かる。
19時に仕事を終えて会社を出る。
首相官邸に行くのは初めてだし、しかも徒歩で行くのは少々しんどいかもしれなかったけど、しゅんすけのスタンスとしてはあくまで「デモの様子を見に行こう」的なものなので、特段気負いはなかったからお気楽に徒歩で行く事にした。
会社の近所であるもののどうも不案内で、赤坂を回っていく道を取ってしまった。後で見ると平河町から行った方が近かったみたい。ともかくも赤坂を歩いていると、ホントに政治運動がこの近所で起こってるのかと思うほど普通であった。普通の金曜日の夜の赤坂であった。しかし上空には早くもヘリコプターが飛んでいる。きっとあの下でデモをやっているんだろう。いよいよ現場が近くなってくると、一般企業のビルは少なくなって官公庁の建物が増えてくる。これに呼応してかサラリーマン風の往来がなくなり、普段着を着た老若男女が足早に同じ方向に向かっている光景になった。この人たちはみんな赤の他人だけど、みんなデモに向かっているのだ。まさに思いを同じくする個人の集団である。
デモの周辺は警官がたくさん立っていて交通整理をしていたけど、デモの運営サイドでも交通整理を出して混乱が起こらないようにしている。道を折れると国会議事堂の裏手である。なんだ、ここが現場だったのか、平河町から来れば良かったわ、とここで思う。
いや、これ、ものすごい数である。歩道を溢れて道路まで人でうめつくされている。みなメッセージを書いて掲げている。ビラを配る人もいるし、メッセージを書いたシャツを着ている人もいる。普段着、というかちょっと独特さが際立った服装を着た人が多いようだ。なんちゅうか、こう、ヒッピーみたいな?70年代的な?よく分からないけど、目立つ格好が多い。男性よりも女性の方が多いかもしれない。子供連れもいた。ともかく、こういう活動を目の当たりにするのは初めてである。スゴい熱気である。
「サイカドーハンタイ!」のシュプレヒコールの中、ちょっと圧倒されてただ呆然とその眺めを見ているだけだった。しかし既にデモの活動時間は終わっていたようで、運営サイドのスタッフからは解散するように指示が叫ばれ、つまりしゅんすけが体験したデモはそれでも収束しつつある様子だったわけである。いやはやデモ本番はどんな感じだったのか。
原発の再稼働についてはしゅんすけはもちろん反対である。
産業がどうのとか経済が停滞するとか何とか言うけど、命の危険を冒してまで守るべき産業や経済ってなんだよって思う。だからこういう活動には非常に興味があった。初めて体験してみて良かったと思う。ぜひ次回はもっと早い時間から参加してみたい。
ただ、よくあるパターンだけど、この手のデモが無秩序化して、悪ふざけのようになったり、暴徒化したり、あらぬ方向に行かないかちょっと心配である。主催者側もその辺を気にしてか、「来週またデモができるためにも今日はお帰りください!」などと叫んでいた。果たしてこの運動はこの後どうなっていくのだろうか。