2012.08.27 Monday
箱の中身は・・・?
しゅんすけの部屋には貯金箱がある。
ポケットに入っていたり洗濯機の底で見つけたり財布に入っていたりした小銭を投入してコツコツ貯めてきた貯金箱である。市販されているものでよく見かける「100万円貯まる貯金箱」みたいなものじゃなくて、単にペットボトルの上部にコインを入れる切り込みを入れただけの簡易的な自作の貯金箱である。「ペットボトル貯金箱」とも呼ぶべきこれは、ペットボトルと言ってもよくあるような500ミリリットルの円筒形のものではなく、1リットルで少々角ばった形のものである。貯金を始めたのはいつの頃からだろうか、時折ここにちょくちょくコインを入れてきた。
そしてついに貯金箱が満杯になった。あ、いや満杯というと大げさだけど、当初から決めていたラインに到達したのだけど、とにかくこのラインに到達したら、いくら貯まったか確認することにしていたのだ。
つまり、ペットボトル貯金箱の封印を解いて、中身を確認することにしていたのである。
ちなみにこのペットボトル貯金箱は、取り出し口などないので、取り出すためには上部辺りにカッターで切り込みを入れて大きく口を開く必要がある。つまり壊さないと開けられない貯金箱である。
さて、そういうわけで中身を確認するとなったら、さくっとペットボトルを開けてしまえばいいのだけど、その前にちょっと考えてみた。この中には一体いくらくらい入っているのだろうか?
開ける前に金額を予想してみるのも面白いかもしれない。
内容を論理的に予想してこれが実際の貯金額にどこまで近づけるか。論理的思考実験というわけである。
そもそもこのペットボトル貯金箱には一体何枚のコインが入るだろうか。
ネットで見つけた玩具「人生銀行ONE」によると、円筒形の500ミリリットルのペットボトルには1円玉が500枚入るんだそうな。実際に試したわけじゃないけど、まあネットに載ってるこの情報を頼りに思考を進めていこうと思う。
500ミリリットルに1円玉が500枚ということは、1リットルのペットボトル貯金箱には単純にその倍、1000枚の1円玉が入るハズである。実際は1円玉以外にも各種のコインが入っているわけで、それぞれ大きさが異なるんだけど、一旦置いておいてその前にこの各種コインが全体量のどのくらいの比率を占めるかを考えてみる。
実際にしゅんすけが投入したコインに何が多かったかとか、ペットボトル貯金箱を透かして見た時にどのコインが多く見えるかなどの主観的な感覚値でしかないけど、とにかく予想してみると、以下のようになる。
☆ペットボトル貯金箱内のコインの種類別比率☆
1円玉・・・・5%未満
5円玉・・・・5%未満
10円玉・・・50%
50円玉・・・5%
100円玉・・35%
500円玉・・10%
1円玉、5円玉は、もし大きく予想とズレていても金額には大きな影響を及ぼさないので、予想の範囲から外しても良いだろう。問題は10円玉よりも上のコインがどれだけ入っているかであり、実際のところ、ビジュアル的にもペットボトル貯金箱が銀色のコインよりも茶色いコインに多く占められているようであることから、10円玉の比率を比較的多く見積もってみた。
貯金箱に入っているコインの比率も重要だけど、枚数を算出するためにもっと重要なのはコインのサイズである。当たり前だけど、1円玉は500円玉よりもはるかに小さく見える。これがどのくらい小さいのかによって、投入したそれぞれのコインの数と貯金箱の中身を占める比率が変わってくるのである。
そこで各コインの体積の比率を比較してみることにする。
こうしてみると、1円玉は500円玉と比較して体積のうえでは、3分の1程度しかないことになる。500円玉の貯金箱全体の比率が10%だとしても、その大きさを考慮すれば、さらにその3分の1程度とみるのが妥当と言えるだろう。
こうして枚数を算出する材料が揃った。
500円玉を例にとってみると、まず500円玉は全体の10%を占めていると予想され、これは1000枚の1円玉に換算して100枚の500円玉があることになる。しかし500円玉は1円玉よりも大きいので、その比率(3分の1)を乗じると、33枚ということになる。つまりペットボトル貯金箱には33枚の500円玉が入っている、という感じである。
そんな感じで算出すると、以下のとおりになる。
1円玉・・・・0枚
5円玉・・・・0枚
10円玉・・・278枚
50円玉・・・32枚
100円玉・・187枚
500円玉・・33枚
そしてこれを金額に換算すると、
1円玉・・・・0枚
5円玉・・・・0枚
10円玉・・・2,780円
50円玉・・・1,600円
100円玉・・18,700円
500円玉・・16,500円
となり、合計は39,580円ということになる。3万9千円!である。うん、これは高額である。
てっきり1万数千円くらいかと思っていたのに、4万ちかくとは大金である。しかもこれはあくまで試算であって、いくつかのパラメータが上振れした時には金額は軽く4万円を超えることになるのである。いやもちろん、パラメータが下振れれば軽く2万円を割り込むこともあるんだろうけどね。それでも上振れ、下振れの中心が4万円というのはスゴいことである。
さてこれほどのお金があったら何に使おうか。
以前ならトレス台の購入資金云々とか言うところだけど、トレス台は修理して完全復活しちゃったからなー。もっと高額なら自転車関連グッズとか高価な画材とかあるんだけど、4万円は微妙だよなー。
ともかくもこのペットボトル貯金箱を近々開封してみる。さて上記の理屈のとおり、しゅんすけを喜ばせる結果になるかどうか、楽しみである。
ポケットに入っていたり洗濯機の底で見つけたり財布に入っていたりした小銭を投入してコツコツ貯めてきた貯金箱である。市販されているものでよく見かける「100万円貯まる貯金箱」みたいなものじゃなくて、単にペットボトルの上部にコインを入れる切り込みを入れただけの簡易的な自作の貯金箱である。「ペットボトル貯金箱」とも呼ぶべきこれは、ペットボトルと言ってもよくあるような500ミリリットルの円筒形のものではなく、1リットルで少々角ばった形のものである。貯金を始めたのはいつの頃からだろうか、時折ここにちょくちょくコインを入れてきた。
そしてついに貯金箱が満杯になった。あ、いや満杯というと大げさだけど、当初から決めていたラインに到達したのだけど、とにかくこのラインに到達したら、いくら貯まったか確認することにしていたのだ。
つまり、ペットボトル貯金箱の封印を解いて、中身を確認することにしていたのである。
ちなみにこのペットボトル貯金箱は、取り出し口などないので、取り出すためには上部辺りにカッターで切り込みを入れて大きく口を開く必要がある。つまり壊さないと開けられない貯金箱である。
さて、そういうわけで中身を確認するとなったら、さくっとペットボトルを開けてしまえばいいのだけど、その前にちょっと考えてみた。この中には一体いくらくらい入っているのだろうか?
開ける前に金額を予想してみるのも面白いかもしれない。
内容を論理的に予想してこれが実際の貯金額にどこまで近づけるか。論理的思考実験というわけである。
そもそもこのペットボトル貯金箱には一体何枚のコインが入るだろうか。
ネットで見つけた玩具「人生銀行ONE」によると、円筒形の500ミリリットルのペットボトルには1円玉が500枚入るんだそうな。実際に試したわけじゃないけど、まあネットに載ってるこの情報を頼りに思考を進めていこうと思う。
500ミリリットルに1円玉が500枚ということは、1リットルのペットボトル貯金箱には単純にその倍、1000枚の1円玉が入るハズである。実際は1円玉以外にも各種のコインが入っているわけで、それぞれ大きさが異なるんだけど、一旦置いておいてその前にこの各種コインが全体量のどのくらいの比率を占めるかを考えてみる。
実際にしゅんすけが投入したコインに何が多かったかとか、ペットボトル貯金箱を透かして見た時にどのコインが多く見えるかなどの主観的な感覚値でしかないけど、とにかく予想してみると、以下のようになる。
☆ペットボトル貯金箱内のコインの種類別比率☆
1円玉・・・・5%未満
5円玉・・・・5%未満
10円玉・・・50%
50円玉・・・5%
100円玉・・35%
500円玉・・10%
1円玉、5円玉は、もし大きく予想とズレていても金額には大きな影響を及ぼさないので、予想の範囲から外しても良いだろう。問題は10円玉よりも上のコインがどれだけ入っているかであり、実際のところ、ビジュアル的にもペットボトル貯金箱が銀色のコインよりも茶色いコインに多く占められているようであることから、10円玉の比率を比較的多く見積もってみた。
貯金箱に入っているコインの比率も重要だけど、枚数を算出するためにもっと重要なのはコインのサイズである。当たり前だけど、1円玉は500円玉よりもはるかに小さく見える。これがどのくらい小さいのかによって、投入したそれぞれのコインの数と貯金箱の中身を占める比率が変わってくるのである。
そこで各コインの体積の比率を比較してみることにする。
こうしてみると、1円玉は500円玉と比較して体積のうえでは、3分の1程度しかないことになる。500円玉の貯金箱全体の比率が10%だとしても、その大きさを考慮すれば、さらにその3分の1程度とみるのが妥当と言えるだろう。
こうして枚数を算出する材料が揃った。
500円玉を例にとってみると、まず500円玉は全体の10%を占めていると予想され、これは1000枚の1円玉に換算して100枚の500円玉があることになる。しかし500円玉は1円玉よりも大きいので、その比率(3分の1)を乗じると、33枚ということになる。つまりペットボトル貯金箱には33枚の500円玉が入っている、という感じである。
そんな感じで算出すると、以下のとおりになる。
1円玉・・・・0枚
5円玉・・・・0枚
10円玉・・・278枚
50円玉・・・32枚
100円玉・・187枚
500円玉・・33枚
そしてこれを金額に換算すると、
1円玉・・・・0枚
5円玉・・・・0枚
10円玉・・・2,780円
50円玉・・・1,600円
100円玉・・18,700円
500円玉・・16,500円
となり、合計は39,580円ということになる。3万9千円!である。うん、これは高額である。
てっきり1万数千円くらいかと思っていたのに、4万ちかくとは大金である。しかもこれはあくまで試算であって、いくつかのパラメータが上振れした時には金額は軽く4万円を超えることになるのである。いやもちろん、パラメータが下振れれば軽く2万円を割り込むこともあるんだろうけどね。それでも上振れ、下振れの中心が4万円というのはスゴいことである。
さてこれほどのお金があったら何に使おうか。
以前ならトレス台の購入資金云々とか言うところだけど、トレス台は修理して完全復活しちゃったからなー。もっと高額なら自転車関連グッズとか高価な画材とかあるんだけど、4万円は微妙だよなー。
ともかくもこのペットボトル貯金箱を近々開封してみる。さて上記の理屈のとおり、しゅんすけを喜ばせる結果になるかどうか、楽しみである。