「シュンスケニウムの原子量」の大統一バージョン
遅れてきた年賀状。
ぼくはあまり大量に年賀状を書かないのだけど、それでもお世話になった人を中心に少量ながら必ず書くようにしている。先方はどう思ってるか分からないけど、既に交流がなくなってしまった方でも、年賀状はぼくにとって最大級の親愛の思いを告げるツールである。
ぼくがこうして年賀状を送っている人からはほぼ同じように先方からも送っていただけるのだけど、今年は年賀状をいただけない方がいた。
忙しい人だし、交流しなくなって数年が経つので、年に一度の挨拶とは言え、ちょっと面倒になっちゃったかなーと思っていたら、先日封書で手紙をいただいた。便箋で書かれる内容は年賀の挨拶と近況などだったけど、市販のはがきによる年賀状ではないのがうれしかった。さきこにとってもかなりお世話になった人なので、彼女も喜んでいた。年賀状に返信するのはおかしいから、ここにその思いを書くことにした。いや、どうせ読んでないと思うけど、さ。面と向かってお礼を言うのはこっ恥ずかしいのさ。
| 日記 | 12:14 | comments(0) | trackbacks(0)
最近のこと。
最近は歯痛や治療のことばかり書いてて、まあ実際ぼくの思考を占めるほとんどがそのことばかりだったんだけど、それ以外にも最近起こったことを書いておく。
もっとも大きなデキゴトは、お袋さんの怪我である。
実はこの前の大雪の後、凍結した路面で転倒して、手首と腰骨を骨折していたのである。それを知ったのは先週の名古屋出張で、現地の方との激越飲み会を抜け出して何とか新幹線に乗り込んだ時だった。もっと早く教えてくれたら、バカな飲み会なんぞに出ないでさっさと帰ってきたのに。
骨が折れたわけだからそれはもう大事故なんだけど、それでも比較的軽い方(?)というべきか、自宅療養しているところをお見舞いに行った時は元気だったので、安心している。とにかく当面は養生して、早く元気になって欲しいと願うばかりである。

養生と言えば、さきこのその後のことである。
この前ほとんど3週間振りに主治医の診察があったそうで、ぼくも術後の回復具合など非常に気になっていたんだけど、実際はものの5分くらいで終わってしまったそうで、まあ特段問題なく推移してるってことなんだろうけど、なんだかなーという感じである。とりあえず、順調に回復中ということであろう。
そんなさきこはそろそろランニングに復帰したがっている。入院以来、箱根駅伝があったり、ぼくのランニングイベントに付き合わせたりして、彼女の中でランニング意欲がぐつぐつしていたのだろう。週末はホントゆーっくりランニングしてみようと思う。

先月購入した新パソコンだけど、こちらも今のところ順調に機能してくれている。メーカー系のパソコンを買うと妙なアプリがプレインストールされていたりして、当初から変な機能が現れてウザったかったりするのだけど(ぼくのネットブックがまさにそんな感じ)、今回はそういうこともなく、しかもスペックに比較してやってることはほとんどネットくらいなものなので、余裕がある分快適である。
しかし難点がないわけではなくて、その一つがキーボードである。
ぼくはキーボードにはちょっとこだわりがあって、会社でも貸与されたパソコン純正のキーボードは使用せず、自腹で使いやすいものを購入している。ぼく自身のタイピングの仕方にも問題があると思うけど、大きなキーボードだと腕を左右に忙しなく動かす感じで、非常に疲れるので、小さなキーボードが好みなのである。同様に自宅でもパソコン購入時に同梱されていたものではなくて、別に自分で買った小さなキーボードを使っていたんだけど、今回新パソコンにそれを接続しようとしたら、なんとキーボード用コネクタがついていなくて接続できないのである。新しいパソコンは周辺機器の接続は基本的にUSBで、つまりキーボードもUSB接続なのである。接続できないのでしょうがないから、同梱されていたキーボードを使用して、この前のブログを書いたんだけど、いやもう肩とか腕とか痛くなる始末で、ここはひとつ、新しいキーボードを購入することにした。
横浜のヨドバ○カメラで、小さなサイズのものを購入。ほとんど会社で使用しているものと同じサイズなので、使い勝手は非常にいい。しかも今回はブルートゥースによるワイヤレスなので、パソコンに向かって前傾姿勢にならなくても、椅子に深く座ってキーボードを膝に乗せリラックスしてタイピングすることができる。まさに会社で仕事してるかのような環境である。
会社の仕事環境を自宅に再現するなんて、さきこだったら嫌がるかもしれないけど、自宅でのパソコン作業を会社と同じくらい効率良くできるというのは、悪いことではないよね。
そんなわけで、今回のブログがちょっと長くなってしまったのも、打ちやすいキーボードのおかげというわけである。

機器つながり、というわけじゃないけど、ぼくの携帯電話の話しである。
実は某auから連絡があって、携帯電話の使用期間が長いので、そろそろ新しい機種に交換してみては?最近流行りのスマホなんてどう?みたいなことを言われた。
ぼくのケータイが聞きなれない着信音を鳴らすからなんだろう?と思ったら、長いこと受信したこともなかったCメールで、auがCメールで機種交換を促すメールを送ってきたというわけである。
現在使っているケータイは、3年ほど前に購入したもので、かなりの紆余曲折があったものの(この辺のことは3年ほど前のブログにも書いた)、現在もバリバリの現役で、たぶんケータイ使用期間ではもっとも長いんじゃないかというほど使い続けている。
当初はあまりにもイケてないために、販売店に掛けあって機器を交換してもらったりしたものだけど、iPhoneを購入してケータイと併用するようになってからは、ケータイで写真を撮ることも、ウェブを見ることも、メールをすることもなくなって(メインのメールアドレスは未だケータイの方だけど)、純粋に電話としてしか使わなくなったので、不満がなくなってこうして長いこと使っていられるわけだけどね。
こうしていつの間にかロングユースになってしまったケータイだけど、さてこれをどう変更しようか。ここでアンドロイドのスマホに変えるつもりはないしね。かと言ってiPhoneにするのもおかしいし、最近はいわゆるガラケーのラインナップが少ないからね。
ちょっと考えてみようと思っている。

そういうわけで、つらつらと書いてきた近況だけど、この中に恐ろしいことに絵なぞのことがまったく書かれていない。そう、もはや完全にご無沙汰状態である。ヤバいなーと思いつつも、描けない時に焦ってもしょうがないのだ。今は休息している右脳が徐々に温まるのをただひたすら待とうと思うのだった。
| 日記 | 12:14 | comments(0) | trackbacks(0)
抜歯顛末。
この前からずっと痛かったオヤシラズを思い切って抜いてきた。
今はまだ傷口が痛かったり歯茎が大きく腫れちゃったりしているので、当面は鎮痛剤や抗生剤のお世話にならんとイカンのだけど、それを過ぎればとりあえずは晴れて歯痛と無縁の生活になるというわけである。それまではいろいろと不便だけど我慢なのだ。
ところで、こうしてオヤシラズを抜いてしまうまでにはいろいろとあった。
実は週末はランニングイベントがあって、千葉の方でハーフマラソンを走らにゃイカンかったのだけど、どうにも気分がすぐれずにやむを得ず自宅で安静にしていたのだけど、夜になっていきなり熱が上がり始め、一時は38度を超えるほどになってしまった。すわ、インフルエンザか?!と思ったけど、翌朝には多少収まりつつあり、喉が痛かったりしたのでつまりはただの風邪だったんだろうけど、大事を取って会社を休み、近所の医院で診てもらった。既に歯科医から鎮痛剤と抗生剤を処方されていたので、ただの風邪と診断されたぼくにはうがい薬くらいしか充てがわれなかったんだけどね。
またこれをさらに遡ると、金曜日は久し振りに出張ということで、名古屋に行ってきた。名古屋に新しいオフィススペースができるそうなので、調整やなんやかやで出張ってきたわけである。これから名古屋に行くことも増えるかもしれないな。

さて、そんな諸々を超えて、ついにオヤシラズの抜歯を迎えた。
歯科医を訪れ、診察室に通され、治療台に乗ってしまうと、もはやまな板の上の鯉である。逃れようもない運命を受け入れるしかない。
しかし、ぼくが前回の診療でかなり「無痛治療」にこだわっていて、しかもその費用が予想に反して高額だったことを知りやむを得ず断念して一般治療に切り替えたという苦い顛末は、この歯科医院の中でも話題になっていたのだろうか、女性の先生をはじめ、助手の方々や受付のおばちゃんに至るまで一丸となって、ぼくに痛くない治療を施そうという思いを感じることができた。治療は非常に丁寧で、最初の麻酔注射の「チクッ」もほとんど痛くないほどだった。以前にも書いたとおり、ぼくは歯茎の中で歯を粉砕するピシッという感触が何より嫌なので、それ以外の治療は案外平気だったりするんだけどね。
一般治療を選択したので、治療の手順は以前のオヤシラズ抜歯の時とほとんど変わらないわけで、なんとなく進捗状況が分かったりする。ついに歯を粉砕する工程に入ろうというと、やはり緊張で身体が硬直するものである。こういう時はとにかく歯に気持ちを集中させないことである。他のことを考えるのだ。その点ではこの女性の先生は、治療中にもぼくに話しかけてくれて、非常にありがたかった。美容室なんかに行くと、髪をいじりながら何かと話しかけてくる美容師がなんとなくウザったかったりするんだけど、殊に歯科治療においては話しかけてくれた方がはるかにいい。残念なのは、口を開けている時はまったく話せないので、頷いたり首を振ったりすることくらいしかできないことだけどね・・・と、気がつくといよいよ佳境。器具が歯にねじ込まれゆっくり崩壊している感じがする。あの「ピシッ」が来る!何か、何か考えることは・・・と思った時、オヤシラズに対峙して懸命になっている先生がぼくにのしかかるような態勢になっていて、かなり密着状態になっていることに気づいた。もうこういう時は残念ながらぼくも男なのである。ぼくの身体に密着する先生の柔らかい何物かを感じ、あらぬことを考える。いや、もうこれはしょうがないことである。しかもこの状況である。ぼくは抗いようもないほど歯に向かう気持ちの集中を逸らすためにそれを遥かに凌駕する思いを求めていた。そうであれば、この状況でぼくがエッチな思いに気を紛らわせようとすることについて、卑猥だとかフシダラだとか変態だとか責めることは誰にもできない。いや、その点では、この歯科医に来て良かった。今まで通っていた地元の歯科医(男性)にはない強力なポテンシャルである。

そんなわけで、長い格闘の後、コリッという感触を感じたのを最後に、ぼくのオヤシラズはぼくの身体が分離した。長く辛い戦いはこれで終了したのである。
その後丁寧に縫合してくれて、止血してくれて、治療は終了となった。
痛くなかったかというと、決してそういうことはない。あの「ピシッ」は確かにあったわけだし、ガリガリと歯を削る時の振動は上のオヤシラズを抜いた時には感じたことのないほどだったから恐怖はあったしね。でも、まあとにかく、無事、抜歯は終わったわけである。

その後、鎮痛剤と抗生剤を処方されて、今に至る。
抜いた日は違和感やら痛みやらで、ちゃんと食事もできなかったけど、今はそうでもない。多少不自由はあるし、そういえば下あごがかなり腫れてきちゃったけど、やっと普通の生活に戻れた感じである。

さて、こうしてぼくのオヤシラズは、4本ともすべて抜歯が終わったことになる。さすがに最後に出てきたラストボス級のオヤシラズはなかなか手強かったけど、もうオヤシラズと対峙することはない。これが何より安心である。まさか5本目のオヤシラズなんて、ないよな。
それにしても、会社の近くで歯科治療するってのは楽でいいな。できれば行きたくないと思う歯科治療が、デイリーの業務スケジュールに組み込まれているようで、ほとんど仕事のような感じなのである。仕事であれば行きたくなかろうか、行くしかないと割り切れる。うん、これはいいかもしれない。ま、仕事中に私用外出するのがなんとなく気が引けるけどね。これからもまだ治療しなければならない歯があるから、ここはひとつ、またこの女性の先生のところに通おうと思うのだった。
| 日記 | 23:35 | comments(0) | trackbacks(0)
鎮痛ドラッガー。
歯が痛い。
数ヶ月前に治療を中断して以降、何とかゴマカしてきたけど、冷静になって考えてみると、もう避けようがない。そう、歯が痛い。もはや冷静ではいられないほどに。
実は数ヶ月前まで自宅近くの歯医者に通って、治療を続けていた。しかし、ある日左奥のオヤシラズを抜くことになり、「じゃ、次は抜歯しますねー」などと言われて歯医者を後にした以降、どういうわけか突如として歯医者に足が向かわなくなり、そのままフェードアウトするように歯医者には通わなくなったんだけど、そのオヤシラズがいつの間にか虫歯になって再びぼくを苦しめるようになったようである。ぼくが通院をフェードアウトするように虫歯もフェードアウトしてくれればいいものを、雨滴が岩を穿つかのように律儀にも日夜コツコツと歯を侵食していたというわけである。
そういうわけで、歯が痛いんだけど、ある日突然、我慢できないほどの激痛に襲われた。
それまでは何となく違和感というか、痛いと言えば痛いって感じで、例えば仕事中にぼくの思考を占める痛みの割合は5%とか10%とかで、仕事に集中している時はほとんど痛みを感じないほどだったんだけど、これが今や30%〜60%、いや時にはほとんど100%を占めるようになり、つまり痛くて仕事も手に付かないという感じなのだ。そこで鎮痛剤を服用する。市販のバファ○ンとかロキソ○ンである。
こういうクスリを飲むと、いつの間にか痛みが消えてるものである。ただ今回はあまりにも痛み度合いが大きかったのか、痛くなくなる瞬間が分かるほどだった。とにかく鎮痛剤の効果の絶大さに感じ入ったわけである。

それにしてもいつも思うのだけど、大昔の人たちは歯が痛い場合、どうしていたのだろう。
原始人だって虫歯になっていたそうだから、ぼくのように痛くて生活に支障を来していた人だっていたかもしれない。そういう人は厳しい自然の中では淘汰の対象になっていたのだろうか。それとも現代人と違って、我慢できる根性が強くてその程度の痛みで生活に支障を来すほどヤワじゃなかったのだろうか。それとも思い切って抜いちゃったのか。現代では法律で禁止されている天然の麻薬なんかが当時は使い放題だったろうから、麻薬の鎮痛効果に頼っていたのかな。鎮痛剤に頼る今のぼくのように。

また、歯痛はかなりのストレスである。特に痛みが継続してジワジワ続くような状況では、精神的にかなりストレスである。歯が痛いというだけで、ヤル気が出ないばかりかため息ばかりが出る。例えば故意にこういうジワジワ痛い精神的攻撃にさらされたら、ぼくの心はあっけなく折れてしまうだろう。よくドラマかなんかで、秘密を聞き出すのにこういう痛みを継続的与えられ、「ほら、早く喋って楽になちゃえよ」などと言ったりするけど、ぼくならもう耐えられない。知ってることはもちろん、知らないことでもペラペラ喋ってしまうかもしれない。そう考えると、冤罪で自白を強要されるとかホント怖いと思うわ。

閑話休題。
ともかくしばらくの間は鎮痛剤のおかげで何とか普通に生活できていたのである。
しかしそれもつかの間、どういうわけか鎮痛剤が効かなくなる事態になる。ある夜のことである。この日も痛くて、頭痛すらしてきて、とにかく寝る前にロキ○ニンを飲んだんだけど、どういうわけか痛みが鎮まらない。眠ろうと思っても寝付けず、規定量を超えてもう一錠飲んでみようかと思ったけど、何となくそれも怖くて、とにかくうんうん唸っているうちになんと朝になってしまった。痛くて一睡もできなかったのである。
いやはやこれはもう腹をくくるしかあるまい。
歯医者に行くことにした。
平日なので、地元の歯医者に行くことはできず、会社の近くで歯医者を探す。ネットで検索したんだけど、検索ワードは思わず「千代田区 歯科医 痛くない」と打ち込んでしまった。うん、歯痛も嫌だけど、治療で痛いのも嫌である。
特に今回は原因がオヤシラズだと分かっていて、オヤシラズを抜くのはもう大変で、あの歯茎の中で無理やり歯を粉砕する時の感触たるや、考えただけで身悶えする。なんて言うか、ピシッという嫌な感触が全身を駆け巡り、全神経に緊急事態の警報が鳴り響く感じである。あれはもう嫌なので、痛くない歯医者を探すことにした。
すると、表示された検索結果に意外な言葉があった。
「無痛治療」。
歯茎への局所麻酔に加えて全身に軽い麻酔を投与することで、うたた寝している間に治療が完了しているなどという歯科治療である。いろんな方法があるそうだけど、要するに「痛くない」「気がついたら治療が終わっている」というものだそうである。
しかも料金は、健康保険が適用されるうえにそれほど高くないそうである。
うん、これである。
無痛治療は次第に一般的な方法になってきたようで、会社の近くでもいくつかの歯医者がこれを採用しているようで、歯医者の選択肢はかなり多い。
では早速予約である。
電話をして、無痛治療が選択できることを確認して、予約をした。無痛治療は麻酔を多く使うため、虫歯の状況とかいろんな点を総合的に見ないと判断できないそうなので、電話でいきなり「無痛治療でお願いします!」とか言っても(いや、言ってみたんだけどね)、必ずしもそうなるとは限らないそうである。いや、もはやぼくには無痛治療しか残っていないのである。
歯医者に行って、お決まりのレントゲンなどを撮影して、主治医の先生に話しを聞く。
今回選択した歯医者はなかなかハイセンスな感じの内装で、あの忌まわしい治療台が個室になっている。有名人とかがお忍びで通うみたいな感じなのだろう。歯医者はキレイな女性で、ハイセンス内装も含めてもうここまでで先の地元の歯医者を大きく凌駕するスペックである。しかも撮影したレントゲンは、CTスキャンのようなものも兼ねていて、モニターに映しだされた画像は、マウスのドラッグによって3Dに表示されたりする優れものである。実際の治療がどうかは別としてここまではいい感じである。
それで先生からいろいろと状況を聞き、結論的にはやはりオヤシラズを抜くということになったので、ここで満を持してあの言葉を口にする。
「無痛治療ってできるんですか!?」
その時のぼくは先生にどう映っただろうか。たかが抜歯くらいで痛くない治療を希望するヘタレな患者と思ったか、ちょっとでも高額な治療を希望する金づる的患者と思ったか、それとも別のことを考えていたか。今となっては分からないけど、ともかく先生はファイルを取り出してペラペラめくり始め、今回の治療における無痛治療について説明した。
どうも抜歯の無痛治療ってのは、他の無痛治療と異なり、麻酔専門の先生に来てもらって、麻酔を静脈注射してからおこなうものだそうで、簡単にはできないみたいなのである。麻酔専門の先生が来るなんて大仰だなと思い、金額を聞いてみて驚いた。
5万円、だそうである。
抜歯で5万円・・・。いや、痛いのは嫌だけどさ、さすがに5万円は高いだろう。
通常の抜歯の費用にちょっとプラスされるくらいならぜひお願いしたいけど、5万は高過ぎる。こういう治療は、きっとぼく以上に歯科治療に問題がある人には妥当なんだろうな。抜歯の際の過度の緊張がダメな人とかさ。ちなみに5万というのは抜歯についてかかる費用のことで、普通の治療の場合はまた別の料金(もっと安い?)なんだそうな。

そういうわけで、無痛治療への期待は儚くも散った。これはもう一般的な抜歯方法でお願いするしかあるまい。歯茎に麻酔はするんだろうけど、きっとあのピシッは体感せざるを得ないだろう。
先生が急かすので、抜歯の日程を決めた。来週にはこの忌々しいオヤシラズはぼくの身体からなくなっているハズである。もちろんぼくを苛み続けてきた歯痛もなくなっているハズである。しかし抜歯という逃れようのない大きな試練を越えなくてはならなくなってしまった。
それまでの間は、病院が処方してくれた鎮痛剤を服用することにした。ロ○ソニンと書いてあるクスリである。ロキソ○ンが効かないから歯科医に来たというのにまたロキソニ○かと思ったら、市販品とは少々違うようである。そう言えば市販品は「○キソニンS」の名称なのに処方されたものには「S」がない。つまり「S=スモール」ではなく「レギュラー」ということか。とにかく痛いので会社に帰ってからすぐ飲んだ。痛みはすぐに嘘のように消えた。おお、さすがレギュラータイプのロキ○ニンは効きが違うわ。
そんなわけで、来週の抜歯までしばらくロキソニ○との付き合いが続きそうである。歯痛はクスリの切れるキッチリ6時間後から復活してくるので、ほとんど6時間ごとに服用しなければならない。まさにクスリの常用状態なのである。
※長くなったから、続きは別の機会にするけど、実は前述の自宅最寄りの歯医者で治療した歯の中で虫歯が進行しているのが今回発見された。これも今後の治療の対象なのだけど、そもそも当初の治療時に虫歯を完全に除去できてなかったということである。これは治療が不完全だったと言えるのか分からないけど、少なくともそういう歯医者にはもう行けないなと思うのである。
| 日記 | 13:43 | comments(0) | trackbacks(0)
大雪。
成人式で祝日だった今週月曜日は、首都圏で大雪が降った。今は路面は徐々に雪が消えているけど、まだそこここに溶けきっていない雪が見られる。首都圏でこれほど雪が降るのは久し振りである。
大雪で思い出すのは数年前のこと。
当時チンクに乗って楽団の練習に行っていたんだけど、ある曇り空の日、夕方に練習を開始した辺りからポツポツ降り始めた雪がみるみるうちに積もり、21時に練習を終えた時には、一面の銀世界になっていて、チンクでは危険過ぎてとてもじゃないが運転できず、やむを得ず練習場の地下駐車場に止めたまま電車で帰り翌日に取りに行くことにしたもの、翌日は前日の大雪が嘘のようにピーカンに晴れて、雪は午後になってみるみる溶けていき、跡形もなくなってしまった。練習場近くの駅を歩いていると、前日は物凄い積雪で通行するクルマがスピンしまくっていた坂道にも一片の雪も残っていない。日陰にも残ってなくて、もしかしたら前日の雪はマボロシだったんじゃないかとすら思うほど。さきこにもエッチラオッチラと付き合ってもらったんだけど、もうすぐ駐車場というところで、なんとクルマの鍵を忘れてきたことに気づいた。クルマを目の前にもう一度自宅から引き返してくることにゲンナリしつつ、その原因となった大雪を恨みの矛先を向けようにも、雪は既に霧散していて、雪なんてどこにも残ってなくて、非常にやるせない思いをしたものである・・・って、思い出話しだけでこんなに書いてしまったよ。
今回の雪はあの時のようなイリュージョンはなくて、降り積もった雪が踏まれてシャーベット状になり、それが凍ってアイスバーンになるというお決まりの展開になった。会社に行く時に滑らないようにするのは非常に苦労する。自宅マンション前に急な階段があって、これが所々で傾斜しているんだけど、これが結構怖い。早く溶けて楽に歩けるようになってほしいものである・・・ってか、今週末にランニングイベントを控えているので、その練習のためにも早く路面が乾いてくれないと困るのである。
そうそうランニングと言えば、この雪の前日もランニングだった。
横田基地で開催されるこのイベントは、飛行場の滑走路を走るため、風当たりが強い。しかも寒風が吹きすさぶので、物凄く寒いのだ。その対策としてかなり厚手のコートを着て、カイロもたくさん携行して現地に臨んだのだけど、なんと暑いくらいの陽気なのである。厚着をして走ろうと思っていたけど、他のランナーがTシャツ1枚で走っているのを見て、驚いた。いやまあそのおかげで楽しいランニングができたわけだけどね。この辺の詳細は別ページである。
それにしても、このポカポカランニングの翌日に大雪とは驚きである。これが1日ズレて、ランニングの日に大雪だったりしたらどうなっていただろうか、と思うと、背筋が薄ら寒くなるのである。
| 日記 | 12:40 | comments(0) | trackbacks(0)
近況。
1月2日にさきこが退院した。
その後は問題なく快復しているようである。縫合した切開部が時折痛いそうだけど、常に服用していた鎮痛剤がなくても大丈夫なくらいになった。そういうわけでさきこの入院、手術の話しはこのままフェードアウトするようにフィナーレとなりそうである。温かい言葉をかけていただいた方をはじめ、心にかけてくれたすべての方に感謝、である。

さて、さきこが退院した後はどのように過ごしていたかというと、あまり遠くに出かけられないので、「よく歩くように」との医師からの指示で、とにかく散歩をした。ゆっくりペースの2キロほどの散歩である。散歩の後はコーヒーなぞ飲んだり、買い物をしたりと、割と普通に過ごすことができた。
さきこは入院中に手がけた編み物の仕上げが佳境に入っていて、夜はほとんど編み物にかかりっ切りになった(この編物が技巧的になんかスゴい)。そして、1月9日、仕事初めに遅れること3日ほどで出勤した。この週はラッシュを避けるように1時間遅れでの出勤だけど、来週からは通常の勤務体制に戻る。生活サイクルの上でも普通の生活に戻るわけである。

しゅんすけの近況である。
さきこが入院している間、普段よりも膨大な自由時間を得たしゅんすけがまず考えたことは、絵なぞのことである。日がな一日絵なぞを描いていられると思うと、さきこのことが心配とは言え、これはこれで嬉しくて思わず身震いするほどだったんだけど、実際はそういうわけにはいかなかった。さきこをお見舞いに行ったり、一人で大掃除なぞしていたりすると、休日の太陽は無常にも西の彼方に沈んでいくのである。ああ無情、である。
さきこが退院した以降、編み物に勤しむ裏側で絵なぞが描けるよういろいろ努力したんだけど、まったく天啓が降りてくることはなく、結局絵なぞを1枚も描かないで休暇が終わってしまったのである。
ランニングとかして気持ちをリフレッシュすれば、右脳も機嫌を直してくれるかと思ったけど、そういうこともまったくなかった。去年のこの時期は数枚がすらすら〜っと描けていたことを思うと、ホント悔しい。せっかくの休みを文字通り無為に過ごしてしまったのだ。

ところで年末に急遽導入したニュー・パソコンは今のところ快調である。さすが1テラバイトのハードディスクと8メガバイトのメモリである。ウインドウズ8の意図がよく分からないメニュー画面に慣れれば特に問題のないパソコンである。年賀状も駆け込みだったけど、このパソコンから出力したしね。
自転車の方は恒例の「明けましてサイクリング」を敢行。寒かったけど、鎌倉まで行って新年祈願をして海を見て帰ってきた。今年のチャレンジシリーズに向けて安全とさきこの健康快復を願うばかりである。

そうして長くも無為な年末年始休暇は終了し、無情にも会社が始まり、既に1週間が経とうとしてる。
明後日は今年初めてのランニングイベントで横田基地の敷地内を走ってくる。その翌週は千葉のランニングイベントである。準備不足なのは毎度のことだけど、もう一度気持ちを新たにしてランニングに向き合ってみようと思うのだった。


※初詣した鶴岡八幡宮。そう言えば大イチョウの子供たちがいなくなっていた。謎だ。

※恒例の鎌倉の海。とにかく寒かった。冬サイクリング用のウェアが欲しい。
| 日記 | 12:53 | comments(0) | trackbacks(0)
さきこ、退院。
1月2日、11時頃さきこが医師の最後の診察を受けて、問題なく無事退院することになった。去年12月23日より入院して11日の入院生活が終了した。その間に手術があり、一時は痛みで身動き取れないほどだった時期もあって、よくぞこの日まで乗り切ったものだと思う。お疲れ様。
さきこの入院、手術については、たくさんの方から激励をいただき、お見舞いにも来ていただいたので、大変大変感謝である。術後の状況が割と良かったので、入院後半部では暇過ぎではあったものの、久し振りにゆっくりできたようである。

これでさきこの身体で心配ごとがなくなったかというと、実はそうではない。今回の子宮筋腫の精密検査の時に分かったことだけど、椎間板ヘルニアがあるそうである。今は軽度だそうだけど、さきこの腰痛はどうもここが根本的な原因のようである。コイツともいつか対峙しないといけない日が遠からず来るかもしれない。しかし、当面の問題であった貧血体質はかなり劇的に改善しているようである。まあ子宮筋腫は原因のひとつでしかなく、実は貧血性にはあまり良くないと言われている緑茶を日常で鯨の如く飲んでいるというのも大きな原因であり、それを辞めたから貧血が緩和したとも言えなくもないのだけど。

いずれにしても、さきこの身体はリニューアルされた。バージョン2である。これからゆっくりと身体機能を戻していく。春までにはランニングもできるようになるだろう。サイクリングもできると思う。
遠ざかっていたさきことのランニングやサイクリングは楽しみである。
| 日記 | 14:56 | comments(0) | trackbacks(0)
あけましておめでとうございます。
2013年になった。今年もよろしくお願いします。
というわけで、今年2013年初めてのブログである。さきこが入院中なので、この新年の切り替わりを一人で迎えにゃイカンと思っていたのだけど、今日の昼頃になって急遽さきこの外泊許可が下りた。なので、さきこは自宅で新年を迎えることができたというわけである。いや、これは嬉しいね。
しかもさきこが一緒ということは、自宅でN響の第九を聴けるわけである。先々週の土曜日にさきこと聴きにいった第九をテレビで放送するのである。
今回の第九については、先日のブログでも書いたけど、なんていうか、エキセントリックでエキサイティングな感じで、どうしてそう感じるかはあまり書けないけど、とにかく自分の耳でもう一度確かめてみたかった。
それで実際に聴いてみた。
・・・うん、しゅんすけとさきこの思ったとおりである。特に第四楽章はなかなかトリッキーな感じ。これは面白い演奏である。うっかり八兵衛が何人かいたような。でも、さきこと聴いたあの第九を再び聴けたし、録画もできたので、これは嬉しいことである。

ところでさきこは今日を外泊し、明日夕方に病院に戻る。そして翌朝に医師の診断を受けた後に退院という形になるそうである。縫合した部分は抜糸しないんだそうな。なので、手術後に受ける初めての診察をもって退院というわけである。仰々しく手術の2日前に入院させといて、しかも術後の経過をずっと確認しないでおいて、退院直前にちょろっと診察して即退院だなんて、いやもうなんだかね。

久し振りに自宅に戻ってこられてさきこは非常に嬉しそうである。傷口はまだ痛むようだけど、先ほどは年越し蕎麦を作ってくれたりした。
退院後は1週間ほど様子を見て、少々遅れて出社ということになるらしい。このまま何事もなく回復していってくれるといいなと思う、年明けの宵である。
| 日記 | 00:22 | comments(0) | trackbacks(0)
夢想の地平面
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