2013.05.30 Thursday
寝台旅情。
ぼくの会社のある事業所が島根県にあるんだけど、どういうわけかその事業所だけは行ったことがない。ぼくが島根の出雲や松江などをとても魅力的に感じているのは周知のことなので、うっかり出張など命じてしまうと有給休暇を使って遊んできてしまうから、ぼくの上司はわざと出張させないようにしてるんじゃないかとさえ思ってしまう。・・・いや、ちゃんと仕事が済めばそりゃ遊ぶけど、さ。
そんなわけで、以前にも増して島根への思いが募ってきている。もうかれこれ3年ほどは島根に行きたいと思ってるんじゃないかな。
さて、この前ふと立ち寄った書店で、つい鉄道の雑誌なぞを購入してしまった。ぼくが徐々に鉄道マニアに変化しているのは以前にも書いたけど、その動きは未だに健在で、書店に入って何気なく手にする本のいくつかは鉄道の本だったりするわけである。今回購入した本には「サンライズ瀬戸、サンライズ出雲」の写真なんかが載っていて、いつか島根に行く際にはこの寝台列車で行ってみたいと思っていたから、購入して自宅でも読んでみたかったのである。
でも、サンライズ出雲や島根への旅に具体的な思いを膨らませていたぼくに比べて、さきこの思いはさほど大きくはないようだった。彼女もぼく同様、島根への熱い思いはあると思うし、きっと楽しみにしているんだと思うのだけど、ぼくほどの具体的な思いではなかったようである。
それが変わったのが昨日である。
たまたま品川で待ちあわせて一緒に帰宅したんだけど、京急に乗って横浜駅を出た電車の車窓から、サンライズ出雲の車体がほんのわずかに見えたのである。22時に東京駅を発車したこの列車は22時30分に横浜を通過するのである。既に走り出した京急の車窓からプラットホームの柱やらの設備に邪魔されつつ垣間見れたサンライズ出雲の車体は、まるで巨大な蛇が身体を悠々とくねらせて草むらの中に消えていくかのように見えた。そのほんの一瞬の映像がさきこを島根への思いをさらに駆り立てたようである。
横浜から島根に向けて鉄道が走っている!
・・・いや、当然知っているとは思うけど、実際その目で見た瞬間は、まさに京急に乗って帰宅するという日常の一コマと、寝台列車が12時間ほどもかけて日本列島を横断するという非日常が、まさに交錯した瞬間であった。
帰宅してからさきこに例の雑誌を見せた。
雑誌には車内の写真が載っていて、その雰囲気に魅せられたようである。B寝台で2万数千円の旅。新幹線や飛行機で移動することがそのままイコール「旅」だという認識から、ゆっくりとしたちょっと懐かしい感じの「旅」へ認識が変わったようである。
そんな折、ついにぼくに島根出張の機会が到来しそうである。
まだ調整中なので、分からないけどね。可能性として50%程度とは言え、わずかでもチャンスが出てきたわけである。7月である。さて、さきこは一緒に来るだろうか。会社のルールを無視して寝台列車に乗ることはできるだろうか。そして、サンライズ出雲に愛車・こてつ号を搭載することはできるだろか。うん、ちょっと楽しみになってきたぞ。
そんなわけで、以前にも増して島根への思いが募ってきている。もうかれこれ3年ほどは島根に行きたいと思ってるんじゃないかな。
さて、この前ふと立ち寄った書店で、つい鉄道の雑誌なぞを購入してしまった。ぼくが徐々に鉄道マニアに変化しているのは以前にも書いたけど、その動きは未だに健在で、書店に入って何気なく手にする本のいくつかは鉄道の本だったりするわけである。今回購入した本には「サンライズ瀬戸、サンライズ出雲」の写真なんかが載っていて、いつか島根に行く際にはこの寝台列車で行ってみたいと思っていたから、購入して自宅でも読んでみたかったのである。
でも、サンライズ出雲や島根への旅に具体的な思いを膨らませていたぼくに比べて、さきこの思いはさほど大きくはないようだった。彼女もぼく同様、島根への熱い思いはあると思うし、きっと楽しみにしているんだと思うのだけど、ぼくほどの具体的な思いではなかったようである。
それが変わったのが昨日である。
たまたま品川で待ちあわせて一緒に帰宅したんだけど、京急に乗って横浜駅を出た電車の車窓から、サンライズ出雲の車体がほんのわずかに見えたのである。22時に東京駅を発車したこの列車は22時30分に横浜を通過するのである。既に走り出した京急の車窓からプラットホームの柱やらの設備に邪魔されつつ垣間見れたサンライズ出雲の車体は、まるで巨大な蛇が身体を悠々とくねらせて草むらの中に消えていくかのように見えた。そのほんの一瞬の映像がさきこを島根への思いをさらに駆り立てたようである。
横浜から島根に向けて鉄道が走っている!
・・・いや、当然知っているとは思うけど、実際その目で見た瞬間は、まさに京急に乗って帰宅するという日常の一コマと、寝台列車が12時間ほどもかけて日本列島を横断するという非日常が、まさに交錯した瞬間であった。
帰宅してからさきこに例の雑誌を見せた。
雑誌には車内の写真が載っていて、その雰囲気に魅せられたようである。B寝台で2万数千円の旅。新幹線や飛行機で移動することがそのままイコール「旅」だという認識から、ゆっくりとしたちょっと懐かしい感じの「旅」へ認識が変わったようである。
そんな折、ついにぼくに島根出張の機会が到来しそうである。
まだ調整中なので、分からないけどね。可能性として50%程度とは言え、わずかでもチャンスが出てきたわけである。7月である。さて、さきこは一緒に来るだろうか。会社のルールを無視して寝台列車に乗ることはできるだろうか。そして、サンライズ出雲に愛車・こてつ号を搭載することはできるだろか。うん、ちょっと楽しみになってきたぞ。