2013.12.27 Friday
2013年回顧録
毎年恒例の年末の回顧録企画だけど、今年はいろいろ思うところが多くて、実は途中まで書いたんだけど、長すぎて収拾がつかなくなっちゃったので、最初から書き直すことにした。とにかく簡潔に書いてみる。
■昨年からの申し送り
去年の回顧録で書いた来年、つまり今年の抱負は、以下の4点である。
・さきこのランニング復活
・ランニングで結果を得ること
・俺的チャレンジサイクリングのこと
・絵なぞで友達が増えると
ひとつひとつ簡潔に検証していく。
まず、さきこのランニング復活である。さきこは去年の12月終わりに子宮筋腫の摘出手術を受けた。大きな変化の少ないぼくらの人生の中で、さきこが手術したというのはかなり大きな出来事だった。その予後であるが、結論的には良い形になったと思う。年末と正月は外泊許可が出て、新年を無事さきこと共に迎えられ、その後すぐに退院のOKが出たので、大みそかからずっとさきこは自宅にいたことになる。その頃はまだ腹部に痛みがあったそうだけど、その後ぐんぐんと回復し、約1か月後の神奈川マラソン10キロに参加するまでに至った。このイベントでは、前半を少々抑えめで走ったそうだけど、後半では体内の何らかのスイッチが入ったようで、当時としてはかなり早いペースでフィニッシュすることになった。往年のアイアンウーマンの復活とまではいかないけど、でもかつてのさきこの片鱗が見えて嬉しかった、というよりちょっと感動的ですらあった。その後のさきこは特に大きな問題もなく過ごしている。そして後で書くけど、来年初めに念願の大きな大会に出場することになった。今後、再発の懸念があったり、別の問題として腰痛が占める割合が大きくなり、さきこの完全復活まではまだまだ長い道のりなのである・・・ってか、完全復活して欲しいと思ってるのは、案外ぼくだけで、さきこは今の状態でも案外いいと思っちゃってるのかもしれないけどね。
やはり、かなり書きこんでしまった。次はさくっと書く。ランニングで結果を得ることである。
うん、ダメだった。全然ダメだった。自己ベストどころかそれに手が届く感じがほとんどしない状態で今年最後のフルマラソンを走ってしまった。練習方法やメンタリティに改善点があることは分かったけど、さて次なる大会に向けてもう一度ジャンプできるだろうか。
次、俺的チャレンジサイクリングのこと、つまり俺チャレ企画である。去年は小渕沢から軽井沢の高原100キロを走破したけど、今年はさらにその上を行く企画として東京・日本橋から新潟・直江津の400キロを計画していた。しかし、いろんな事情で断念することになってしまった。その代わり、さきこと八丈島のサイクリングに行ってきた。これもなかなか楽しかったけど、ぼくの限界に挑戦する企画の趣旨とはちょっと変わっちゃったかな。これは来年以降にお預けである。
次、絵なぞで友達が増えること。うん、増えなかった。いや、そもそも友達を増やそうと思って描いてるわけじゃないからね。ただお絵描きSNS内でもう少し評価があがったらなーとは思っていた。でもちょっとした変化はあったかもしれない。その辺は絵なぞの項で書こうと思う。
そういうわけで、去年からの申し送りはほとんど達成できないまま、それでも時は過ぎゆき、こうして終わろうとしているのである。歳月とは無情である・・・などと分かったようなことを言ったりしつつ、今年の各項を書いていこうと思う、簡潔にね。
■ランニングのこと。
上述したとおり、今年最後のランニングイベントでフルマラソンを走ったんだけど、結果は散々であった。事前にそれなりに練習をしたと思うのだけど、20キロ走や30キロ走をゆーっくりなペースで走っても、そりゃ記録は狙えないわけである。フルマラソンを走ろうという思いはあっても、そのための練習がちゃんとできてなかったということである。反省・・・。
それ以外のランニングについてもあまり芳しくなかったかな。3月の三浦マラソンではやはり練習不足がたたって時間内にフィニッシュできなかったし(さきこはぼくに先だって時間内フィニッシュができた)、山中湖や西湖のイベントでもダメダメだった。イベントでこれはっ?!ということがまったくなかった。
練習の方はなかなか楽しんでできたと思う。まだ走る量は多くないけど、楽しく長く走っていられるようになった。夏頃から食生活を少し変えたのも良かったかもしれないね。
その練習と言えば、出張先にランニングウェアを持っていき、仕事後にちょっと走ったりしたのが意外に楽しかった。春の名古屋出張では、市街地内のホテルから名古屋城を巡り、栄を回って帰ってくることができたし、秋の大阪では、同様に見事にライトアップされた大阪城を見ることができた。初めて訪れた街でランニングすることの楽しさを知ったと思う。こういうのは続けていけたらと思う。
さて、今年もっとも特筆すべきは、念願の東京マラソンに当選したことである。
苦節7年、ずっとハズれ続けていた抽選についに当選することができた。会員特典の先行抽選での当選だったので、8月頃、他の人よりもかなり早い結果通知だった。会社の昼休みに何気に確認したネットでその事実を知り、思わず勝利の雄叫びをあげてしまったね。ぼくが宝くじにでも当選したかと思ったそうだけど、うん、これはある意味ぼくにとって宝くじである。ちなみにこの当選の報に大喜びするぼくを見て初めて「ホントに走るんだ」と実感した人も多いそうな。それまではただ話しを合わせるためかなんかでぼくが「ランニングが趣味である」とウソをついていたと思っている人が少なからずいたそうで、どんだけ人間性が荒んでるんだと思ったものである。
上述のとおり最近どうもランニングが振わない状況で東京マラソンを走るのは、タイミングとしてはあまり良くないと思うけど、せっかく当たったのだから楽しみつつもいい成績も残したいと思う。
さて、どうなるか?!
■サイクリングのこと
上述のとおり、俺的チャレンジは結局遂行できなかったけど、その代りにさきこと八丈島旅行でサイクリングをしてきた。さきこは初めての飛行機輪行である。八丈島でタイヤに空気は入らず、しかも持参したハズのタイヤが実はサイズが違っていたなどハラハラすることもあったけど、無事八丈島の北側を巡るサイクリングができた。南側はかなり坂道が多くてかなり大変そうで断念してしまったけどね。帰り際にぼくらと入れ替わりで八丈島に来たという年配の夫婦がこれも自転車を持参していて、ぼくらが最終日に軽くドライブなどしているところ、自転車で島巡りしてきちゃったとさくっと言われちゃって、かなり悔しい思いをした。次はちゃんと脚力を鍛えて1周に挑戦したいものである。
ところでさきこは飛行機輪行が初めてだったけど、ぼくはこれに先立つ7月に、会社の都合で島根県松江市に出張に行く際に自転車を持参していた。羽田空港から米子空港まで初めての飛行機輪行である。羽田空港で自転車を預ける時に所持品に物騒なものがあったようで警察官が現れたりといろいろあったけど、それでも無事米子空港に着き、あらかじめチェックしていた米子空港近くの自転車屋で空気を入れてもらい、無事サイクリングすることができた。この飛行機輪行の経験から、どこでもどんな自転車屋でも空気を入れられるようにフランス式タイヤに接続するバルブアダプタの有用性を実感した。これならフランス式でもアメリカ式でもイギリス式でもどんな空気入れでも対応ができる。このアダプタが八丈島でさきこのタイヤに空気を入れる時に非常に役に立った。
その他のサイクリングとして、毎年の自転車仲間との遠征サイクリングで仙台・松島に行き、初めて被災地の風景を見てきた。テレビの中でしか見たことのない被災地の風景は、東松島の何もかもが流されてしまっただだっ広い土地の風景として実感できたことは良かったと思う。それにしてもこの復興がほとんど進んでいないことに未だに憤りを禁じ得ない。
その他には会社の自転車仲間で伊豆に合宿に行ったり、多摩川沿いを走って深大寺にソバを食べに行ったりと、なかなか楽しいサイクリング生活だった。
東京マラソンが当選してからは、ランニング優先になっちゃったので、最近はほとんど乗っていないのが残念である。
またロングライドに行ければいいな。
■絵なぞのこと。
最近ではぼくのメンタルを占める割合が大きくなっているので、うっかり書き出すと物凄い量になってしまいそう。とにかく簡潔に書く。
去年の12月に今年の干支にちなんでヘビの絵なぞを描いたんだけど、どういうわけかこれ以降さっぱり描けなくなっちゃった。年に1回くらいそういう時期があって、だいたい年初めから春、夏にかけてまったく描けない日々が続く。これが非常に苦痛なのである。自宅に帰って白紙を前にして何ら発展することもなく、「今日も描けなかった」と夜が更ける前に就寝しなければならない時の失望感というか得も言われぬ感情が辛いのである。
そんなスランプ的な時期は今年は5月くらいに終焉してくれて、それ以降は毎月1枚程度のペースで描けている。それで、今年は去年と少し違うのが、某お絵描きSNSでの評価である。
それまでとは異なるほどの閲覧数、お気に入り登録数であった。ある絵なぞはまさに桁違いの反応だった。まあ、上手い人の足元にも及ばないレベルなのは変わらないのだけど、例のない高評価にかなり嬉しくなった。こういう風にちょっとでも浮つくと途端に描けなくなっちゃう悪いジンクスがあるのだけど、それも乗り越えてその後も数枚を描き上げることができた。ただ問題はその後の評価である。
桁違いの評価をいただいた後の絵なぞは、SNSにアップしてもまったく閲覧数が伸びず、ほとんど評価されない状況になってしまったのだ。去年辺りから徐々に評価が高まっていた感じをこの桁外れの高評価な絵なぞを境に急降下してしまい、それ以前を大きく下回るようになっちゃったのだ。これは一体どういうことなのか。
下手は下手なりに、自己満足は自己満足なりに、少しは上達してきたと思うし、描けないものを描けるようになってきたと自負もあったんだけど、これに評価がついてこなくなった・・・というか、ホントまったく評価されなくなっちゃった理由は、いくら考えても分からない。SNSの有料会員数を伸ばしたいSNS運営側が下手っぴなヤツを抽出して故意に評価を上げさせる、なんて陰謀的ストーリーを考えてしまったほどである。そんな自虐的な悲劇のヒロイン的な面倒な有料会員数の獲得方法はないハズなので、理由は別にあると思うんだけど、さ。
そんなわけで、絵なぞは描けているけど、それが以前のようにぼくのココロを熱く揺さぶるようなエンドルフィンが分泌されるところまでいっていない状況である。とは言え、SNSで評価されることがすべてではないし(その辺は去年のブログにも書いたかな)、あくまで自己満足を追及していくことを忘れないようにしないとね。
どんな趣味でもそうだけど、自己満足の枠を少しでも踏み出すと、表現者として厳しい評価の目にさらされることになり、それはホントに趣味を趣味として楽しみたい人にとっては、辛いことだからね。
そういうわけで、絵なぞの方もコツコツとレベルを上げていきたいと思う。
※つい最近あったことだけど、高校時代の同級生たちと遊んでいる中、当時からマンガを描くのが上手かった女性にぼくの絵なぞを見ていただく機会があった。ぼくがこういう絵なぞを描くと思っていなかったようで、驚きとともに高評価をいただいた。来年の初めにも会うのだけど、SNSなどのネットの世界ではなく、リアルの世界で絵なぞを評価したり、仲間として繋がっていくのは、ぼくにとっては初めての経験である。非常にドキドキする。そしてワクワクするのだ。
■仕事のこと
来年の夏に向けた大きなプロジェクトが本格体に始動した。ぼくが今の会社に入ってから最大のプロジェクトである。このために意識的に準備してきた面もあったから、ついに来たということでちょっと身震いしちゃったりする。何とか成功に持っていきたいと思うけど、さてさてどうなるか。
不器用なぼくなので、既に3、4回上司と衝突していて、前途が思いやられちゃったりする。
でもモチベーションだけはまだまだ熱いものをタギラセている。
■さきこのこと
去年の年末に大きな手術をして、無事退院したさきこ。その後順調に回復しているようで、今では以前とまったく変わった様子はない。だからふとしたことで忘れがちになっちゃうけど、よくぞ無事生還したものである。成功率の高い手術とは言え、万が一のこともあるし、全身麻酔だって100%大丈夫なわけじゃないし。さきこが以前と同じ生活ができていること自体が素晴らしいことなのである。
しかし、さきこの無事を喜んでいる一方で、新たな問題も浮上してきた。腰痛である。
貧血が酷かった時から腰痛には悩んでいたようだけど、こうして貧血が治ってしまうと、よりクローズアップされてしまう。往年のさきこの復活のためには、今度は腰痛にも向き合わないといけない。
たまたまご縁があって出会った方がいて、そのツテでいい先生を紹介いただいた。腰痛のようにほとんど国民病みたくなってくると、普通の医者は完全に治そうとしてくれなくて、微妙に再発を繰り返しながら治療を継続する傾向があるように思うけど、この先生はちゃんと治しにかかってくれるどころか、自分でできるリハビリ法的なこともまで教えてくれて、さきこの腰痛は完全治癒の道が開けそうな様相なのである。たださきこの性格なのか、何となく長続きしてくれなくて、また腰痛の完全治癒を諦めちゃってる部分もあるのか、この問題は長くかかりそうなのが残念である。
さきこの身体を思って悶々とするのもまだまだ続きそうな、交際27年目である。
■政治活動(?)のこと
去年のことだけど、関西電力が点検停止中の原子力発電所を再稼働させようとして、これに反対する市民が首相官邸を取り巻くデモを挙行したわけだけど、これにぼくも参加してきた。震災復興を声高に叫ぶ割には復興が全然進んでいない状況、その原因のひとつが原発事故であり、これ以上原発事故のリスクを大きくすべきではないとの思いがあった。
原発に対する国民の問題意識がだんだん薄れてくるのに呼応して原発の稼働に反対する運動も下火になり、このまま消えてしまうのかと思っていたところ、今度は特定秘密保護法なる法律の可否を巡って再び永田町界隈が熱くなった。賛否両論の法律だけど、ぼくも思うところがあり、このデモに参加してきた・・・いや、参加というよりは散歩に近いか。デモ中の集団に紛れててくてく歩いてきただけで何ら貢献も影響もなかったと思うけど。しかしこういう活動をしないで訳知り顔で意見するというのも違うと思うので、ぼく個人としては良かったと思っている。
政治活動と言えるか分からないけど、去年の衆議院選で敗れた元政治家が開催した政治セミナーに行って、グループディスカッションに参加して、その発表で言いたいことを行ってきたこともあった。この手のセミナーは去年に続き2回目の参加なのだけど、政治についてちゃんと考える機会になってるからそれはそれで面白い。セミナー会場に行くまでがとてつもなく億劫なんだけど、これをえいやっと乗り越えると意外と楽しかったりするのである。
まあ小さな動きでしかないのだけど、今まで表現してこなかった政治への思いを具体的に行動に表わすようになってきた。これが来年以降どうなるか、ちょっと楽しみである。
ちなみに、この手の政治活動にはツイッターの影響が非常に大きい。ツイッターで拡散される情勢はテレビで報道されるものとは異なり、その真偽をこの目で確かめたいという思いに駆られるのである。今後もツイッターの影響は大きくなるかもしれない。
■来年への抱負
さて各項目としてはこんな感じだろうか。
それでは、来年への抱負である。いくつ叶えられるだろうか。
(1)東京マラソンについて
まずは2月の東京マラソンである。今年最後のランニングイベントであった富士山マラソンのフルマラソン以降ちょっと停滞気味だった練習を再開して、2月までにどこまで盛り上げていけるかがカギである。そして次の年の東京マラソンの当選である。できれば今後コンスタントに当選したいなーとは思う。
(2)ランニングについて
最近参加するイベントが固定化してきちゃったこともあって、目新しいイベントを発掘してみたい。遠隔地でもいいし、電車で行ける範囲のイベントでもいいけど、新しいイベントで新しい発見をしてみたい。
出張があればランニングウェアを持っていくというのはできれば続けたいと思う。幸い一時的に大阪に出張に行くことが増えたので、大きめのキャリーバッグを買っていただいた。これに仕事の道具はもちろん、ランニングの道具も入れちゃうことができるのである。出張が楽しみになってきたゾ。
(3)絵なぞのこと
これはもうコンスタントに続けていくしかないかな。より高評価がいただけるような、それでいて自分らしさを忘れないような、要するに上手になればわざわざ迎合しなくてもウケるものである。
高校の同級生とのつながりは大事にしたいけど、かと言って特に目的や目標があるわけでもないから、少しずつ影響し合いながら付き合いが続いていけばいいなと思う。
(4)サイクリングのこと
暖かくなってきたらぜひ再会したいな。チャレンジシリーズもそうだけど、もっと身近でチャレンジできる道がまだまだ残ってるんじゃないかと思う。その辺を開拓したいなと思う。
(5)仕事のこと
先ほど書いたプロジェクトがいよいよクライマックスである。大きな賭けに出て大成功するか大失敗するかの勝負である。これに今後の人生を賭けてとまではいかないけど、失敗したら相応の展開になちゃうだろうな・・・。頑張ろうと思う。
(6)さきこのこと。
最近になって貧血が再発したり、腰痛が激しくなったりしてるようである。完治を目指してとことん治療するという考えがないのか、または何らかの障害(おカネか?)があるのか分からないけど、ぼくの純粋な思いとしては、ぜひ完治をすべてに優先して欲しいと思っている。貧血や腰痛が「ちょっと緩和した」程度はぼくが想定しているゴールではないのだ。
そんなわけでいよいよ年の瀬である。と言ってもここ最近は年が暮れることへの緊張感みたいのがなくなってきた。今日は27日だけど、あと4日で今年が終わるなんて全然想像できない。去年なんか大晦日だっていうのにその意識がなかったくらいである。しかし確実に時間は過ぎていき、新しい年がやってくる。
2014年はどんな年になるか。
最近の停滞っぷりをぜひわずかでも脱却したいと思う。小さな一歩でも変化のある年にしたいと思う。その一歩がどういう方向になるか、どういう結果になるか分からないけど、少なくとも変化したいと思うポジティブな気持ちだけは忘れないようにしたいと思う、そんな年の瀬なのであった。
■昨年からの申し送り
去年の回顧録で書いた来年、つまり今年の抱負は、以下の4点である。
・さきこのランニング復活
・ランニングで結果を得ること
・俺的チャレンジサイクリングのこと
・絵なぞで友達が増えると
ひとつひとつ簡潔に検証していく。
まず、さきこのランニング復活である。さきこは去年の12月終わりに子宮筋腫の摘出手術を受けた。大きな変化の少ないぼくらの人生の中で、さきこが手術したというのはかなり大きな出来事だった。その予後であるが、結論的には良い形になったと思う。年末と正月は外泊許可が出て、新年を無事さきこと共に迎えられ、その後すぐに退院のOKが出たので、大みそかからずっとさきこは自宅にいたことになる。その頃はまだ腹部に痛みがあったそうだけど、その後ぐんぐんと回復し、約1か月後の神奈川マラソン10キロに参加するまでに至った。このイベントでは、前半を少々抑えめで走ったそうだけど、後半では体内の何らかのスイッチが入ったようで、当時としてはかなり早いペースでフィニッシュすることになった。往年のアイアンウーマンの復活とまではいかないけど、でもかつてのさきこの片鱗が見えて嬉しかった、というよりちょっと感動的ですらあった。その後のさきこは特に大きな問題もなく過ごしている。そして後で書くけど、来年初めに念願の大きな大会に出場することになった。今後、再発の懸念があったり、別の問題として腰痛が占める割合が大きくなり、さきこの完全復活まではまだまだ長い道のりなのである・・・ってか、完全復活して欲しいと思ってるのは、案外ぼくだけで、さきこは今の状態でも案外いいと思っちゃってるのかもしれないけどね。
やはり、かなり書きこんでしまった。次はさくっと書く。ランニングで結果を得ることである。
うん、ダメだった。全然ダメだった。自己ベストどころかそれに手が届く感じがほとんどしない状態で今年最後のフルマラソンを走ってしまった。練習方法やメンタリティに改善点があることは分かったけど、さて次なる大会に向けてもう一度ジャンプできるだろうか。
次、俺的チャレンジサイクリングのこと、つまり俺チャレ企画である。去年は小渕沢から軽井沢の高原100キロを走破したけど、今年はさらにその上を行く企画として東京・日本橋から新潟・直江津の400キロを計画していた。しかし、いろんな事情で断念することになってしまった。その代わり、さきこと八丈島のサイクリングに行ってきた。これもなかなか楽しかったけど、ぼくの限界に挑戦する企画の趣旨とはちょっと変わっちゃったかな。これは来年以降にお預けである。
次、絵なぞで友達が増えること。うん、増えなかった。いや、そもそも友達を増やそうと思って描いてるわけじゃないからね。ただお絵描きSNS内でもう少し評価があがったらなーとは思っていた。でもちょっとした変化はあったかもしれない。その辺は絵なぞの項で書こうと思う。
そういうわけで、去年からの申し送りはほとんど達成できないまま、それでも時は過ぎゆき、こうして終わろうとしているのである。歳月とは無情である・・・などと分かったようなことを言ったりしつつ、今年の各項を書いていこうと思う、簡潔にね。
■ランニングのこと。
上述したとおり、今年最後のランニングイベントでフルマラソンを走ったんだけど、結果は散々であった。事前にそれなりに練習をしたと思うのだけど、20キロ走や30キロ走をゆーっくりなペースで走っても、そりゃ記録は狙えないわけである。フルマラソンを走ろうという思いはあっても、そのための練習がちゃんとできてなかったということである。反省・・・。
それ以外のランニングについてもあまり芳しくなかったかな。3月の三浦マラソンではやはり練習不足がたたって時間内にフィニッシュできなかったし(さきこはぼくに先だって時間内フィニッシュができた)、山中湖や西湖のイベントでもダメダメだった。イベントでこれはっ?!ということがまったくなかった。
練習の方はなかなか楽しんでできたと思う。まだ走る量は多くないけど、楽しく長く走っていられるようになった。夏頃から食生活を少し変えたのも良かったかもしれないね。
その練習と言えば、出張先にランニングウェアを持っていき、仕事後にちょっと走ったりしたのが意外に楽しかった。春の名古屋出張では、市街地内のホテルから名古屋城を巡り、栄を回って帰ってくることができたし、秋の大阪では、同様に見事にライトアップされた大阪城を見ることができた。初めて訪れた街でランニングすることの楽しさを知ったと思う。こういうのは続けていけたらと思う。
さて、今年もっとも特筆すべきは、念願の東京マラソンに当選したことである。
苦節7年、ずっとハズれ続けていた抽選についに当選することができた。会員特典の先行抽選での当選だったので、8月頃、他の人よりもかなり早い結果通知だった。会社の昼休みに何気に確認したネットでその事実を知り、思わず勝利の雄叫びをあげてしまったね。ぼくが宝くじにでも当選したかと思ったそうだけど、うん、これはある意味ぼくにとって宝くじである。ちなみにこの当選の報に大喜びするぼくを見て初めて「ホントに走るんだ」と実感した人も多いそうな。それまではただ話しを合わせるためかなんかでぼくが「ランニングが趣味である」とウソをついていたと思っている人が少なからずいたそうで、どんだけ人間性が荒んでるんだと思ったものである。
上述のとおり最近どうもランニングが振わない状況で東京マラソンを走るのは、タイミングとしてはあまり良くないと思うけど、せっかく当たったのだから楽しみつつもいい成績も残したいと思う。
さて、どうなるか?!
■サイクリングのこと
上述のとおり、俺的チャレンジは結局遂行できなかったけど、その代りにさきこと八丈島旅行でサイクリングをしてきた。さきこは初めての飛行機輪行である。八丈島でタイヤに空気は入らず、しかも持参したハズのタイヤが実はサイズが違っていたなどハラハラすることもあったけど、無事八丈島の北側を巡るサイクリングができた。南側はかなり坂道が多くてかなり大変そうで断念してしまったけどね。帰り際にぼくらと入れ替わりで八丈島に来たという年配の夫婦がこれも自転車を持参していて、ぼくらが最終日に軽くドライブなどしているところ、自転車で島巡りしてきちゃったとさくっと言われちゃって、かなり悔しい思いをした。次はちゃんと脚力を鍛えて1周に挑戦したいものである。
ところでさきこは飛行機輪行が初めてだったけど、ぼくはこれに先立つ7月に、会社の都合で島根県松江市に出張に行く際に自転車を持参していた。羽田空港から米子空港まで初めての飛行機輪行である。羽田空港で自転車を預ける時に所持品に物騒なものがあったようで警察官が現れたりといろいろあったけど、それでも無事米子空港に着き、あらかじめチェックしていた米子空港近くの自転車屋で空気を入れてもらい、無事サイクリングすることができた。この飛行機輪行の経験から、どこでもどんな自転車屋でも空気を入れられるようにフランス式タイヤに接続するバルブアダプタの有用性を実感した。これならフランス式でもアメリカ式でもイギリス式でもどんな空気入れでも対応ができる。このアダプタが八丈島でさきこのタイヤに空気を入れる時に非常に役に立った。
その他のサイクリングとして、毎年の自転車仲間との遠征サイクリングで仙台・松島に行き、初めて被災地の風景を見てきた。テレビの中でしか見たことのない被災地の風景は、東松島の何もかもが流されてしまっただだっ広い土地の風景として実感できたことは良かったと思う。それにしてもこの復興がほとんど進んでいないことに未だに憤りを禁じ得ない。
その他には会社の自転車仲間で伊豆に合宿に行ったり、多摩川沿いを走って深大寺にソバを食べに行ったりと、なかなか楽しいサイクリング生活だった。
東京マラソンが当選してからは、ランニング優先になっちゃったので、最近はほとんど乗っていないのが残念である。
またロングライドに行ければいいな。
■絵なぞのこと。
最近ではぼくのメンタルを占める割合が大きくなっているので、うっかり書き出すと物凄い量になってしまいそう。とにかく簡潔に書く。
去年の12月に今年の干支にちなんでヘビの絵なぞを描いたんだけど、どういうわけかこれ以降さっぱり描けなくなっちゃった。年に1回くらいそういう時期があって、だいたい年初めから春、夏にかけてまったく描けない日々が続く。これが非常に苦痛なのである。自宅に帰って白紙を前にして何ら発展することもなく、「今日も描けなかった」と夜が更ける前に就寝しなければならない時の失望感というか得も言われぬ感情が辛いのである。
そんなスランプ的な時期は今年は5月くらいに終焉してくれて、それ以降は毎月1枚程度のペースで描けている。それで、今年は去年と少し違うのが、某お絵描きSNSでの評価である。
それまでとは異なるほどの閲覧数、お気に入り登録数であった。ある絵なぞはまさに桁違いの反応だった。まあ、上手い人の足元にも及ばないレベルなのは変わらないのだけど、例のない高評価にかなり嬉しくなった。こういう風にちょっとでも浮つくと途端に描けなくなっちゃう悪いジンクスがあるのだけど、それも乗り越えてその後も数枚を描き上げることができた。ただ問題はその後の評価である。
桁違いの評価をいただいた後の絵なぞは、SNSにアップしてもまったく閲覧数が伸びず、ほとんど評価されない状況になってしまったのだ。去年辺りから徐々に評価が高まっていた感じをこの桁外れの高評価な絵なぞを境に急降下してしまい、それ以前を大きく下回るようになっちゃったのだ。これは一体どういうことなのか。
下手は下手なりに、自己満足は自己満足なりに、少しは上達してきたと思うし、描けないものを描けるようになってきたと自負もあったんだけど、これに評価がついてこなくなった・・・というか、ホントまったく評価されなくなっちゃった理由は、いくら考えても分からない。SNSの有料会員数を伸ばしたいSNS運営側が下手っぴなヤツを抽出して故意に評価を上げさせる、なんて陰謀的ストーリーを考えてしまったほどである。そんな自虐的な悲劇のヒロイン的な面倒な有料会員数の獲得方法はないハズなので、理由は別にあると思うんだけど、さ。
そんなわけで、絵なぞは描けているけど、それが以前のようにぼくのココロを熱く揺さぶるようなエンドルフィンが分泌されるところまでいっていない状況である。とは言え、SNSで評価されることがすべてではないし(その辺は去年のブログにも書いたかな)、あくまで自己満足を追及していくことを忘れないようにしないとね。
どんな趣味でもそうだけど、自己満足の枠を少しでも踏み出すと、表現者として厳しい評価の目にさらされることになり、それはホントに趣味を趣味として楽しみたい人にとっては、辛いことだからね。
そういうわけで、絵なぞの方もコツコツとレベルを上げていきたいと思う。
※つい最近あったことだけど、高校時代の同級生たちと遊んでいる中、当時からマンガを描くのが上手かった女性にぼくの絵なぞを見ていただく機会があった。ぼくがこういう絵なぞを描くと思っていなかったようで、驚きとともに高評価をいただいた。来年の初めにも会うのだけど、SNSなどのネットの世界ではなく、リアルの世界で絵なぞを評価したり、仲間として繋がっていくのは、ぼくにとっては初めての経験である。非常にドキドキする。そしてワクワクするのだ。
■仕事のこと
来年の夏に向けた大きなプロジェクトが本格体に始動した。ぼくが今の会社に入ってから最大のプロジェクトである。このために意識的に準備してきた面もあったから、ついに来たということでちょっと身震いしちゃったりする。何とか成功に持っていきたいと思うけど、さてさてどうなるか。
不器用なぼくなので、既に3、4回上司と衝突していて、前途が思いやられちゃったりする。
でもモチベーションだけはまだまだ熱いものをタギラセている。
■さきこのこと
去年の年末に大きな手術をして、無事退院したさきこ。その後順調に回復しているようで、今では以前とまったく変わった様子はない。だからふとしたことで忘れがちになっちゃうけど、よくぞ無事生還したものである。成功率の高い手術とは言え、万が一のこともあるし、全身麻酔だって100%大丈夫なわけじゃないし。さきこが以前と同じ生活ができていること自体が素晴らしいことなのである。
しかし、さきこの無事を喜んでいる一方で、新たな問題も浮上してきた。腰痛である。
貧血が酷かった時から腰痛には悩んでいたようだけど、こうして貧血が治ってしまうと、よりクローズアップされてしまう。往年のさきこの復活のためには、今度は腰痛にも向き合わないといけない。
たまたまご縁があって出会った方がいて、そのツテでいい先生を紹介いただいた。腰痛のようにほとんど国民病みたくなってくると、普通の医者は完全に治そうとしてくれなくて、微妙に再発を繰り返しながら治療を継続する傾向があるように思うけど、この先生はちゃんと治しにかかってくれるどころか、自分でできるリハビリ法的なこともまで教えてくれて、さきこの腰痛は完全治癒の道が開けそうな様相なのである。たださきこの性格なのか、何となく長続きしてくれなくて、また腰痛の完全治癒を諦めちゃってる部分もあるのか、この問題は長くかかりそうなのが残念である。
さきこの身体を思って悶々とするのもまだまだ続きそうな、交際27年目である。
■政治活動(?)のこと
去年のことだけど、関西電力が点検停止中の原子力発電所を再稼働させようとして、これに反対する市民が首相官邸を取り巻くデモを挙行したわけだけど、これにぼくも参加してきた。震災復興を声高に叫ぶ割には復興が全然進んでいない状況、その原因のひとつが原発事故であり、これ以上原発事故のリスクを大きくすべきではないとの思いがあった。
原発に対する国民の問題意識がだんだん薄れてくるのに呼応して原発の稼働に反対する運動も下火になり、このまま消えてしまうのかと思っていたところ、今度は特定秘密保護法なる法律の可否を巡って再び永田町界隈が熱くなった。賛否両論の法律だけど、ぼくも思うところがあり、このデモに参加してきた・・・いや、参加というよりは散歩に近いか。デモ中の集団に紛れててくてく歩いてきただけで何ら貢献も影響もなかったと思うけど。しかしこういう活動をしないで訳知り顔で意見するというのも違うと思うので、ぼく個人としては良かったと思っている。
政治活動と言えるか分からないけど、去年の衆議院選で敗れた元政治家が開催した政治セミナーに行って、グループディスカッションに参加して、その発表で言いたいことを行ってきたこともあった。この手のセミナーは去年に続き2回目の参加なのだけど、政治についてちゃんと考える機会になってるからそれはそれで面白い。セミナー会場に行くまでがとてつもなく億劫なんだけど、これをえいやっと乗り越えると意外と楽しかったりするのである。
まあ小さな動きでしかないのだけど、今まで表現してこなかった政治への思いを具体的に行動に表わすようになってきた。これが来年以降どうなるか、ちょっと楽しみである。
ちなみに、この手の政治活動にはツイッターの影響が非常に大きい。ツイッターで拡散される情勢はテレビで報道されるものとは異なり、その真偽をこの目で確かめたいという思いに駆られるのである。今後もツイッターの影響は大きくなるかもしれない。
■来年への抱負
さて各項目としてはこんな感じだろうか。
それでは、来年への抱負である。いくつ叶えられるだろうか。
(1)東京マラソンについて
まずは2月の東京マラソンである。今年最後のランニングイベントであった富士山マラソンのフルマラソン以降ちょっと停滞気味だった練習を再開して、2月までにどこまで盛り上げていけるかがカギである。そして次の年の東京マラソンの当選である。できれば今後コンスタントに当選したいなーとは思う。
(2)ランニングについて
最近参加するイベントが固定化してきちゃったこともあって、目新しいイベントを発掘してみたい。遠隔地でもいいし、電車で行ける範囲のイベントでもいいけど、新しいイベントで新しい発見をしてみたい。
出張があればランニングウェアを持っていくというのはできれば続けたいと思う。幸い一時的に大阪に出張に行くことが増えたので、大きめのキャリーバッグを買っていただいた。これに仕事の道具はもちろん、ランニングの道具も入れちゃうことができるのである。出張が楽しみになってきたゾ。
(3)絵なぞのこと
これはもうコンスタントに続けていくしかないかな。より高評価がいただけるような、それでいて自分らしさを忘れないような、要するに上手になればわざわざ迎合しなくてもウケるものである。
高校の同級生とのつながりは大事にしたいけど、かと言って特に目的や目標があるわけでもないから、少しずつ影響し合いながら付き合いが続いていけばいいなと思う。
(4)サイクリングのこと
暖かくなってきたらぜひ再会したいな。チャレンジシリーズもそうだけど、もっと身近でチャレンジできる道がまだまだ残ってるんじゃないかと思う。その辺を開拓したいなと思う。
(5)仕事のこと
先ほど書いたプロジェクトがいよいよクライマックスである。大きな賭けに出て大成功するか大失敗するかの勝負である。これに今後の人生を賭けてとまではいかないけど、失敗したら相応の展開になちゃうだろうな・・・。頑張ろうと思う。
(6)さきこのこと。
最近になって貧血が再発したり、腰痛が激しくなったりしてるようである。完治を目指してとことん治療するという考えがないのか、または何らかの障害(おカネか?)があるのか分からないけど、ぼくの純粋な思いとしては、ぜひ完治をすべてに優先して欲しいと思っている。貧血や腰痛が「ちょっと緩和した」程度はぼくが想定しているゴールではないのだ。
そんなわけでいよいよ年の瀬である。と言ってもここ最近は年が暮れることへの緊張感みたいのがなくなってきた。今日は27日だけど、あと4日で今年が終わるなんて全然想像できない。去年なんか大晦日だっていうのにその意識がなかったくらいである。しかし確実に時間は過ぎていき、新しい年がやってくる。
2014年はどんな年になるか。
最近の停滞っぷりをぜひわずかでも脱却したいと思う。小さな一歩でも変化のある年にしたいと思う。その一歩がどういう方向になるか、どういう結果になるか分からないけど、少なくとも変化したいと思うポジティブな気持ちだけは忘れないようにしたいと思う、そんな年の瀬なのであった。