今年も恒例の回顧録である。思えばぼくはこの回顧録を1986年から続けているので、なんと今年で28年ほども続けていることになり、いやはや我ながらスゴいものである。とは言え、大昔の回顧録は当時落書き帳にしていたレポート用紙に書いていたので今やどこにあるのやらだけどね。
今年も項目としては去年と変わらずにサクサクと振り返っていこうと思う。
■昨年の申し送り
去年の回顧録で「来年への抱負」として書いた内容の振り返りである。
・東京マラソンのこと
去年8月に当選の知らせがあり、ずっと楽しみにしていた東京マラソンをついに走ることができた。さきこは残念ながら棄権して走れなかったけど、ぼくは東京を巡る42.195キロを思いっきり楽しんだ。これは今年のもっとも大きなデキゴトのひとつであり、ぼくのここ数年のランニングの歴史でもっとも大きなデキゴトである。
・ランニングで新しいイベントに参加する。
今年は春も秋もランニングイベントにあまり参加できなかった。応募者が殺到してエントリーできなかったり、そもそもエントリーを失念していて気が付いた時には既に満員だったり、さきこの体調が芳しくなくて辞退したりといろいろあって、ランニングイベント自体にあまり参加しなかった。手術以降、体調が回復してきたさきこがとにかく走りたいというので、秋に丹沢湖マラソンというランニングイベントに初参加してきた。
・絵なぞはコンスタントに続けて上手になる。
う〜ん、コンスタントには続けていたけど、うまくなったかというとそういう感じでもないかな。某SNSの評価でもさほど上がったような感じはないしね。後で書くけど、夏は仕事的に目一杯だった時期があり、右脳を回してゆっくり絵なぞを描くという時間が持てなかった。今年は仕事優先でしょうがないって感じかな。
・チャレンジサイクリング
自分ひとりの力を試したいチャレンジシリーズで、今年は北海道を200キロ走るサイクルイベントに参加してきた。これはいろいろあったけど、なかなか良かったかな。初めての北海道サイクリングを満喫できた。留守番のさきこには申し訳なくも大感謝である。
・仕事のこと
去年からずっと続いていたプロジェクトはついにクライマックスを迎えた。あとで書くけど、まあうまく行ったんじゃないかな。
・さきこのこと
去年の回顧録では前年の手術に触れて「さきこは完全に回復した」と書いたけど、今思えばずいぶん昔のように思える。完全に治癒したと思っていたのに、ほどなくして再発したことが分かり、さきこは当選していた東京マラソンを棄権して、5月に手術を受けるハメになったのだ。
去年から1年ほどしか経っていないのに、いろいろあったものである。手術はうまくいって、苦しめられていた貧血やら何やらから今は完全に開放されたようである。何よりさきこの健康を優先して良かったと思う。
さて、それではいくつかの側面から今年を振り返ってみる。
■ランニングのこと
何よりも今年は東京マラソンである。過去6回の落選を経てついに手にした出場権である。問題はどういう走りをするか、である。記録狙いで頑張って走るのもいいけど、ここは初めての東京マラソンを楽しむスタンスで、ゆっくり、しかも仮装して走ることにした。コンセプトは「記録より記憶に残るマラソン」である。どういう仮装にするかについてもかなり悩んだ。ぼくらしい被り物をして走るという考えで、あまり一般には市販されていない「ライオン」の被り物がいいかなーと思ったんだけど、八方手を尽くしたのになかなかぼくの琴線に触れる形状のライオンの被り物はなくて(中国から船便で取り寄せるまでしたのに)、次点として温めていた「矢印マーク」をキャップに付ける案にやむを得ず変更することにした。
本番のランニングではこの「矢印マーク」が沿道で応援している人に予想以上にウケて、下手な仮装、それこそライオンの被り物をする以上に目立つことができた。これぞまさに記憶に残るランニングである。
この矢印マーク(・・・矢印マークってのも変なネーミングだが)を作成するにあたっては、さきこのキラリと光る工作センスに大変助けられた。ぼくは事前にどういう設計や素材で作るかを考えてこれらを買いにホームセンターに行ったんだけど、その場でさきこからダメ出しされて代わりに提示された素材に変更していったら、ぼくが考えていたよりもより良いモノができちゃったのである。さきこの工作センスには脱帽である。
ただ当日のランニングに関してはひとつだけ悔やまれることがある。後半、残り5キロを切ったところでついに耐え切れずに歩いてしまったのだ。疲労というよりもメンタル面が原因だと思う。残り数キロになると、ほとんどフィニッシュした気になっちゃって、最後の踏ん張りがきかなくなっちゃうようである。「残り数キロ」で逆に元気が出るようなタイプ(さきこがそうみたい)もいれば、ぼくのように勝手に終わりってことにしちゃうタイプもいるようである。東京マラソンの唯一心残りである。次回走ることがあれば、ぜひ最後まで走り切りたいと思う。
ちなみにタイムは5時間とちょっとである。手元の時計では5時間を切るタイムだったんだけど、これはスタート時に3分ほどストップウォッチを押し忘れたことが原因で、走ってる間はこのことをすっかり忘れちゃって、「4時間台で走れれば歩いてもいいや」というメンタルのホコロビにもつながることになった。
それにしても、さきこをはじめ、参加経験者からさんざん聞かされた東京マラソンは、彼らが言うとおり感動の連続、走って幸せになれるイベントだった。次回の抽選にはハズレちゃったけど、ぜひ再来年には当選したいものである。
さて、その他のランニングでは、東京マラソンの翌週に走った三浦国際市民マラソンがある。前週の東京マラソンでは前述のとおり、フィニッシュを意識し過ぎて後半伸び悩んだ点を克服するために、ここでは後半に気持ちで負けないようにしてみた。具体的には残り2、3キロになっても安心せず、「まだ10キロくらいある」と言い聞かせたんだけど、これがどうも効果的のようで最後に変に疲弊せずフィニッシュすることができた。その後何度かハーフの大会に出てみたけど、この「思い込み作戦」はそれなりの効果を残している。
4月以降はあまりイベントに参加することはなくて、あまりにも参加できなかったものだから、丹沢湖マラソンに初参加してみた。紅葉のキレイな丹沢湖周辺は、連続するダラダラと長い上り坂、下り坂があるけど、終始さきこと並走して楽しく走ることができた。紅葉の燃えるような山が走っていると迫ってくるようで、紅葉の迫力というものを実感した。この大会には来年も出てみたいなと思いつつ、秋の行楽シーズンなので、交通渋滞が大変だったことを書き留めておく。イベントは14時くらいには終わっているのに、渋滞をやり過ごそうとゆっくり帰ったにしても帰宅が22時というのは時間がかかり過ぎと思うけどね。
ちなみに来年3月に開催される横浜マラソンにはぼくもさきこも当選しなかった。フルマラソンのイベントとして生まれ変わって最初の大会なので、走れることを非常に楽しみにしていたので残念である。特に通行止めにした首都高を走る体験をぜひしてみたかった。
さきこは来年2月に東京マラソンである。目下その練習で週に1、2回、多い時は3回ほど走っているようである。さきこにとっても久し振りな東京マラソンである。楽しんで欲しいと思う。
横浜マラソンにハズれ、東京マラソンもハズれたぼくは、このままフルマラソンを走らずに今シーズンを終えるかと思っていたら、さきこが勧めてくれた板橋シティマラソンに参加することになった。以前さきこが参加した荒川マラソンが名前を変えたものだそうな。さきこが走ったのを沿道で応援したけど、いろんな意味でストイックなイベントだと思ったものである。1月から3月にかけて、さきこと一緒にビルドアップしたぼくがさてどこまで走れるか分からないけど、ちょっと楽しみである。
■サイクリングのこと
あまりサイクリングをしなくなったとは言え、毎年1回は自分自身に挑戦しようと思っていて、今年のチャレンジサイクリング企画は、北海道のオホーツクサイクリングというイベントを選んでみた。北海道の北東にある雄武町という街から知床の玄関口・斜里町まで2日間で212キロを走るサイクリングである。初めての北海道一人旅である。いやもういろいろな発見や感動があった。これについては、大量に写真を撮ったし、紀行文を書いたりした。
そしてもうひとつが、島根県への出張である。島根にある事業所に出張する旨会社から指示があったので、せっかくの機会なので、自転車を携えて現地へ赴いた。会社の仕事はホント些細なものだったので、1日休みをもらって島根・鳥取の中海辺りをぐるっとサイクリングしてきた。天気にも恵まれて最高のサイクリング日和だった。特に鳥取の境港から美保灯台の方に行ったのは良かったな。暖かい陽光の差す日本海を眺めるのはなかなか感動的だったわ。
これ以外にも会社の仲間と出かけたりしたけど、ぼくが言うのもなんだけど、レベルがあまりにも違いすぎて、楽しい思い出ではなかったな。いや、変に上から目線な言い方ってわけじゃなくて、スポーツサイクリングをするには危険過ぎるほどのパフォーマンスなのである。1日かけて40キロのサイクリングが回れないというのはスピードがかなり低いわけで、つまり路上をヨタヨタと走ることになるわけで、これはかなり危険である。流行しつつあるサイクリングだけど、一定以上のパフォーマンスがないのは危険だよなーと思うわけである。
それにしても、最近のサイクリングブームには感慨深い。ぼくが自転車に乗り始めた頃は、車道を走る人なんてあまりいなかったのに、今や休日の鎌倉街道は数百メートルに1台はロードバイクが走っている感じである。そういう光景はいいなーと思うけど、社会がサイクリングする自転車に対応してないのがそろそろ気になっている。
■絵なぞのこと
今年は仕事の関係で夏場は右脳が回転してる場合じゃなかったので、絵なぞが描けない日々が続いてもさほど焦りはなかった。でも今回の仕事は、左脳的な部分も多いけど、空間把握とか想像力も問われるもので、その点では普段の仕事よりも右脳寄りだったと思う。だからいわゆるXデーが近づいても、ふと思い立って絵なぞを描いたりすることができた。
ただ、去年に比較して「これがうまくなった!」という実感はあまりない。絵なぞはそういう強いモチベーションをもって描いているわけじゃないけど、描く以上はうまくなりたいわけで、その点では成長が実感できなかったのは残念である。ただ、高校時代の友人に触発されて今まで描き溜めた画像を本にまとめたのは良かったかな。
■自宅改造計画のこと
今年はさきこと思い立って自宅のレイアウトを変更してみることにした。
元々はさきこが手術をするにあたり生命保険的な給付金が入ったので、これで何か購入しようという話しになり、いろいろ考えた結果「ベッド」を購入することにしたことから始まった。うちは従来から和室に布団敷きだったんだけど、そういうわけで新たにベッドルームを設えるにあたって、ぼくの部屋をベッドルームに、ぼくの部屋はさきこの部屋に、さきこの部屋は和室にそれぞれ移動することになったのである。この基本コンセプトについては、もともと6.3畳ほどあったぼくの部屋が5畳の部屋に変更になるばかりか、この部屋にはぼくとさきこの自転車が壁に掛けられていて、メンテナンス用具なんかもあるので、つまり実質的に有効面積がかなり少なくなるという不満がソコハカトナクあったけど、そもそもこの部屋はマンションに入居当時のぼくの部屋だったし、より使いやすいレイアウトを工夫しようと気を取り直して、この計画に取り組むことにした。
しかし、結果的には遅々として進行しなかった。理由はぼくが夏頃に会社の仕事でレイアウト変更と似たような業務を担当していて、会社でもレイアウトを考え、自宅でもレイアウトを考える生活に嫌気がさしたからなんだけど、その仕事が終了した後もなんだかんだでうまく進行できなかった。いや、もう、ぼくの怠慢である。原因はぼくの部屋の移動を最優先にしたために、ぼくが自分の部屋ができたことで何となく安心しちゃったところだろうね。自室ができるのを待っているさきこには申し訳ない。反省である。まだまだこれから手を加える部屋があったりするので、道のりは長いのだ。先日ベッドが設置されたので、あとはさきこの部屋を作るだけである。まさかの越年プロジェクトだけど、来年は新しい自宅で過ごせると思う。
さて、自宅改造計画という点では今回の一連のレイアウト変更とは直接関係ないけど、毎年メンテナンスに苦労していた庭の雑草を全部撤去して人工芝にしたことも今年の特筆すべき点である。いやもう毎年炎天下の中、雑草の刈り取りをしていたことを思うと、人工芝のなんと楽ちんなことか!整地から人工芝の敷設まで専門業者にお願いしようと思ったのだけど、これが意外に高額だったので、整地だけ業者にお願いして、人工芝はそれなりの商品を人工芝の専門業者から入荷してぼくとさきこで敷設した。いわゆるDIYってヤツである。「こんな作業が自分でできるかな」と思っていたけど、さきこの「このくらいできてよ」という一言が効いた。なんかオトコとして試されている感じがしたので、頑張ってみたのだ。結果として非常に満足のいく形で庭が完成した。庭の可能性が広がった感じがした。沼津単身赴任時代に購入したガジュマルくんはアンコールワット的な勢いで根をはっていたけど、これもすべて撤去した。いつも庭を見て性懲りもなく雑草がニョキニョキ生えてきてうんざりしていたことを思うとかなり気持ちいい。久し振りに「庭のある家で良かったー」と思えるようになった。
そういうわけで、庭の人工芝化と自宅改造計画でぼくの家は入居10年以上経って新しい住み心地を得たのである。自宅改造計画の方は来年もまだ継続するけどね。
■仕事のこと
ブログ上では去年から続いているこのプロジェクトが本社移転であることを既に書いているけど、思えば一人でよくやり切ったなと思う。本社移転というのは、従業員満足度を上げるためのもっとも大きな投資のひとつであり、つまりおカネをかけて従業員満足度を上げる施策とも言えるわけだけど、だからこそぼくは移転後初日に出勤した従業員が初めてドアを開けた瞬間の第一印象が大事だと思っていた。これで「え〜こんなオフィスぅ〜」なんて思われたらほとんど失敗だろうなと思っていた。
結果的には、この点においては特に大きな不満もなく、初日を迎えることができた。従業員はドアを開けて、落胆するどころか、歓声をあげてくれた。ここまでいい反応があるとはぼくも思っていなかったので、びっくりした。ある日仕事を終えて会社を出る際にすれ違った営業の社員が、振り返ってぼくを呼び止め、「ありがとう」とわざわざ言ってくれたのには思わず涙腺が緩んでしまった。諦めずに仕事してて良かったなーと思う瞬間だった。
まあその後はいろいろ細かいバタバタがあったり、仕事ももちろん本社移転だけではないわけで、あいかわらず愚直に愚鈍な仕事の進め方だけど、まあこの仕事だけは良かったかなと思うのである。
このことはぼくのサラリーマン人生の中でも間違いなく特筆すべき大きなデキゴトになるだろう。
■さきこのこと
去年の回顧録では、さきこの婦人科系の病気は手術によって完全に回復したと報告した。しかし、結果として再発してしまったのだ。しかも今回は前回よりも部位がよろしくないようで、結局、子宮を摘出する手術を実施することになった。これはぼくもさきこも大きなショックを受けた。
既に四十路を超えた二人だけど、まだ出産の可能性がゼロになったわけじゃないと思っていたからね。これはホントに重大な決断を迫られたわけだけど、実は意外にあっさりと結論が出た。さきこの健康が何よりも優先である。使うかどうか分からない臓器などサクサクっと切り取ってしまえばいいのだ。
そんなわけで、さきこは今度は横浜市大病院に入院し、そこで腹腔鏡手術を受けた。手術もその予後も問題なく、順調に回復した。夏頃には徐々に運動を始め、秋にはハーフマラソンに参加するまで回復することができた。いろいろ問題が懸念される臓器がまるっとなくなったので、今度こそさきこは完全に復活したと言えるだろう。
しかし、これはこれで良かったんだけど、どうだろう、出産ができなくなったということにぼくもさきこもたまに思いを至らせることがある。このタイミングではベストな判断をしたとは思うけど、もうちょっと前に出産しておけばなどとも思うのである。まあ、高校生の頃からキリギリスのように刹那的に生きてきた二人が子供なんか持ったら、まさに子供が子供を育てることになるわけだから、まあいい機会だったとも言えると思う。いいのだ、子供が欲しくなったらネコでも飼うのだ。
そういうわけで、将来の可能性は多少犠牲になったけど、さきこの健康という何にも代えがたい可能性を確実に得ることができた。今はそのことを幸せと思うのである。
さて話しは変わるけど、さきことの関係で言えば、今年は交際から28年が経過したけど、日数でカウントするとなんと1万日に到達する時間が経過しているわけである。その1万日目が来年の2月に到来する。以前にも「付き合った日数が付き合う前の日数を超えた日」とか「交際開始から5千日」とかと同じかそれ以上にスゴい日である。これをどう祝おうかと今年はいろいろ考えていた。自宅改造計画のこともあってあまりおカネが使えなくて、たぶん食事をするくらいで終了するんだろうけど、ぼくとしてはとても重要な日だし、その日以降はふたりの新しいフェーズが始まると思っている。さて、どう祝おうかな。
■来年の抱負
来年も引き続き頑張るために、それぞれの項目で来年の自分に申し送りしておこうと思う。
(1)ランニングのこと
目下さきこの東京マラソン対応である。ぼくも及ばずながらこれに付き合って、少しでも走力が上げられればいいなと思っている。そして3月のフルマラソンである。
先日自宅を整理していたら、以前走った湘南国際マラソンの完走証が出てきて、たしか5時間20分なんて記録だった。この大会での最高記録は4時間30分と記憶していただけに、こんなに遅かった時期もあったのかと思うにつけ、もしや4時間30分は記憶違いで、実際は5時間30分だったのでは?と焦ってしまったけど、その後ちゃんと4時間30分の記録証も発見し、胸を撫で下ろしたのだけど、思えばぼくはフルマラソンを4時間半で走れる人だったのである。これをもう一度体験したいと思っている。3月のマラソンはフラットコースで記録も出やすい。2月の東京マラソンに向けてちゃんと練習すれば、その勢いで走力をベストに持っていけるかもしれないのである。ちょっと頑張ってみようかなと思っている。久し振りに「ランナー」たる走るをしたいと思っている。
(2)サイクリングのこと
最近全然乗れていない自転車だけど、少なくとも毎年のチャレンジサイクリングは継続したいと思っている。行きたいコースは山ほどあるけど、いろいろリスクを考えると選択肢が絞られてしまう。しかしリスクを恐れて選択を絞っても満足はできないものである。再来年で京都チャレンジから5年が経過する。また大きなチャレンジを考えているだけに、そろそろリスクを考えないチャレンジをしてみたいと思っている。いや多少トラブルがあった方が冒険としては面白いものである。
来年はどこに行くかまだ決めていないけど、リスクを恐れないで楽しみたいと考えている。
(3)絵なぞのこと
自宅改造計画により、ぼくは新しいお絵描きの環境を得た。デスクを新調し、パソコンとの連携もしやすくなり、作業環境を少しだけ向上させている。今後もその環境を維持したい。創作環境が効率的であれば、そこで生まれる想像力も大きくなると思う。実際にぼくの部屋を移動する前より移動した後の方が制作効率は上がっているように思うのである。
その点ではぼくの部屋はまだまだ発展途上である。
(4)さきこのこと
手術を経て完全復活した「ハズ」のさきこである。かつての豪脚、アイアンウーマンぶりが現われるのはこれからの彼女の練習次第である。ぼくなんかぶっちぎってトットコ走り去っていくさきこを早く見たいものである。
(5)仕事のこと
大きな仕事はまずは終了で、また新しいプロジェクトが始まる予感である。今年の仕事が少しでも生きるようになればいいなと思うのである。
(6)自宅改造計画のこと
来年も引き続きの対応が続く。次のフェーズはさきこの部屋なので、ぼくの関与は少なくなっていくんだけど、どういう形で落ち着くのか楽しみである。また別に懸念もある。去年はエアコンが壊れ、今年新調した。去年は洗濯機が壊れた。ぼくは十数年前にマンションに引っ越してくる際に一挙に電化製品を購入したので、きっと壊れるタイミングが近いのかもしれない。次に壊れる可能性があるとすれば、冷蔵庫である。もしそうだとするとここでもおカネがかかることになるわけで、自宅改造計画におカネをかけすぎると後で困ることになるかもしれない。冗談じゃないけどこういうおカネは別に貯金しておいた方がいいんじゃないかと思うほどである。
さてそんなわけで今年も長々と回顧録である。まだ12月も中盤であと数日の中でいろいろと予定があったりするけど、これで気持ちを来年に切り替えようと思う。
来年はどんなことがあるのやら。楽しみである。