「シュンスケニウムの原子量」の大統一バージョン
怪我の経過。

先週末に自転車から落車して、肩を打ったり肘を擦りむいたりした件で、さきこをはじめSNSやブログを読んだりした方からいろいろ心配をいただいた。大変ありがたいことで感謝しつつ、ぼくの不注意が招いた事故で、心配をさせてしまい非常に申し訳ない気持ちである。
本当にありがとうございました。これからは注意してサイクリングします。

 

さて、怪我のその後の経過だけど、まず肩の軽度の脱臼については、徐々に痛みがひいてきている状況である。腕を上にまっすぐ伸ばすこともできるので、経過は良好だと思う。でも重いものを持ったり、腕を急に動かしたりするとまだ少し痛い。肩甲骨と鎖骨の末端がつながっている部分、肩鎖関節が脱臼した場所なのだけど、もしかしたらそれ以外に打ち身的に痛めたところもあるかもしれないな。整形外科の先生が肩周りのいくつかの関節を触診して、肩鎖関節脱臼だと判断したのだから、それはおそらく間違いはないのだろうけど、この部分ばかり注意してて他の怪我を見逃してるなんてことは避けたいものである。
ちなみに、そんな懸念もあって、若干痛みが続いていた右胸の肋骨をレントゲンで撮ってもらったけど、骨に異常はなく単なる打ち身ではないかとのこと。それで少し安心した。打ち身と言われて安心したからか、今日はなんだか痛みを感じないわ。

 

次に肘の擦り傷である。
擦過傷にはラップ療法がいいという話しを聞いて、キズパワーパッドを購入して、治療を続けている。キズが治ってくる過程でキズパワーパッドがぷっくり膨れてくるけど、1、2日程度は交換しないようにして、体液が漏れ出す時だけ交換するようにしている。皮下脂肪が多いからか、傷口から漏れ出す体液がなかなか止まらず、結果として単価が若干高めなキズパワーパッドを頻繁に交換することになったりしてるのだけど、最近はちょっと落ち着いてきて、しかもうっすら皮膚のようなものも作られている感じもして、この療法が比較的短時間にキレイに治癒するという前評判をちょっと実感したりしている。
ちなみに、パック療法なんて知識がなかった数年前に、さきこが多摩川沿いの道路を走っていてコケてしまったことがあり、砂利の多いアスファルトに膝を擦りむいて、まさにぼくと同じような状況になってしまったのだけど、当時はとにかく水で洗って、消毒して、バンドエイドを貼るくらいしか対処法を知らなかったので、長い時間をかけてやっと治ったさきこの膝は今でも傷跡が残り、皮膚が転々と小さな青あざのようなものが残ってしまった。おそらくアスファルトの成分の一部が残ってしまったのだろう。ネットの情報では、小石やアスファルトなどは歯ブラシで除去するんだそうで、そういう初期対応がちゃんとできていれば、さきこの膝ももう少し違った感じになっていたかと思う。

 

そんなわけで、ぼくの怪我はそれなりに順調に回復している。
肩や肘など関節の怪我だから、治癒後にもいろいろ出てくるかもしれないけど、以前横浜マラソンで痛めた足を治した時のように、腰を据えて絶対に完治させようと思っている。
富士ヒルクライムは、再来週である。整形外科の先生に言われた「全治1ヶ月」よりも前にサイクルイベントに参加することになるのだけど、先生曰く「肩が抜けちゃうわけじゃないから走れないことはない。終わったらちゃんとアイシングするように」とのことで、当日がどういう展開になるにしても、アイシングだけは怠らないようにしようと思った。
ちなみに、事故によってハンドルのブラケットが曲がってしまった自転車の方は、来週メンテナンスに持っていく。当初は富士ヒルクライムの後、伊豆半島一周サイクリングの前に自転車屋に持っていって、ワイヤーやらブレーキシューやらを変えようと思っていたから、少しだけ予定が早まったことになる。ここでちゃんとメンテナンスしてもらおう。

 

残る懸念は、ぼくの走力である。
自転車の練習をまったくできない状態で当日を迎えることになるので、これで本当に25キロもの坂を上ることができるのかどうか。できれば去年のタイムを上回りたいと思ってるのだけど、さてどうなるか。
2週間後に向けて、怪我の状態に気を配りつつ、気持ち的にはドキドキワクワクな日々なのである。

| 日記 | 12:31 | comments(0) | trackbacks(0)
週末ネコネコライフ。

平日は朝7時頃に家を出て、早くても20時くらいに帰ってくる毎日だから、ネコと触れ合える時間はかなり限られている。ネコたちもその辺は分かっているのか、ぼくやさきこが帰ってくると、「寝るまで相手しろー」とばかりにいろいろ要求してくる。まったりとくっついてるだけなら大歓迎なんだけど、「遊んでくれー」とか「庭に出してくれー」など要求されると、せっかくのぼくの自由時間がどんどんネコタイムに浸食されてしまう。まあネコはカワイイので、それでもいいんだけどさ。
一方で休日は、ネコとゆっくり触れ合える数少ない機会である。朝、ぼくがコウくんに起こされ、ネコたちにエサをあげてから、いつものようにシャワーを浴びに行かず、再び寝室に行ってゴロンと横たわる行動をとると、「これは休日のパターンだ!」と思うのかもしれない。朝から出かけず自宅にいるというだけで、彼らはなんだか嬉しそうである。

 

先週の週末は、土曜日こそちょろっと出かけちゃったけど、日曜日はほとんど自宅にいた。そのためか分からないけど、昼間のネコたちはなんだか安心したような感じだった。まあ平日の昼間のネコの世話は、お袋さんにお願いしていて、実際のところこのネコの様子はいつもと変わらないのかもしれないけど、見ているこちらはそれでも気持ちが和やかになった。いや、ホント、ネコを迎え入れて良かったわ。
日中は庭に差し込む日差しが強過ぎて、ネコたちも狭い日陰でじっとしているのだけど、日が西に傾いて涼しくなると、また庭で元気に遊び出す。ぼくは買ってきたばかりのコーヒーを丁寧にドリップして、お気に入りのコーヒーカップに注いでこれを庭に持ち出してズビズビ飲んだりする。とても美味しいコーヒーである。
庭に涼しい風が吹き抜け、見上げれば青色を残す空に朱色に染まった雲がたなびき、それが光を反射して辺りの空気を朱色に染める。足を投げ出すと、コウくんが近づいてきて、ぼくの裸足の足に身体を寄せてきた。この触れるか触れないかの距離感が、コウくんの親愛の距離感なのだ。ぼくとしては、もっとべったり来てくれてもいいのだけど、シャイなコウくんにとっては、これが親愛を示す最大限の距離なのだろう。そんな中で飲むコーヒーは格別である。美しく、美味しく、そして愛おしい時間である。このまま時間が止まればいいのにな。
こういう気分になるのは、ホントに稀なことである。これから暑くなっていくと、庭でコーヒーを飲みながら夕涼みする機会もなくなっていくのかな。いや夏は夏なりにネコと須古ぜる楽しい時間があるのだろう。楽しみである。
そんな折、好奇心旺盛なフクくんは、この狭い庭を抜け出して、新しい地平を探索することに夢中である。ニンゲンの目をどうにかかいくぐって隣の庭に行くことが、彼が彼自身に課した当面の課題である。ぼくもさきこもそんなフクくんの行動をなんとか阻止しようと、頭を悩ませている。ネコ侵入脱走防止の対策が、ニンゲン側の当面の課題である。
ちなみに、フクくんが最近開拓した新しい地平は、隣の庭とかではなく、洗濯機の中である。いや、想像するだにオソロシイが、まさかネコを入れたまま洗濯機を始動しないと思うけど、天真爛漫なフクくんは新しい発見をしたつもりでキリッとしたり顔である。彼の溢れる探求心を他に向けさせることはできないものだろうか。

 

そんなわけで、楽しいネコネコライフである。まずは病気もなく元気でいてくれれば、それで満足である。これから夏が来て、冷気にあたることもあるので、、この点は注意しないといけないかなと思っている。

※夕暮れに庭でネコと夕涼み。コーヒーが美味いッ!

※洗濯機という新たな地平を開拓してしたり顔のフクくん。

| ネコネコライフ | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0)
猛暑ランニング。

五月晴れというには暑過ぎる先週末は、会社のランニング仲間と駅伝大会に参加した。前のブログにも書いた通り、ぼくは前日にサイクリング中に転んでしまい、肩や腕を負傷してしまったのだけど、幸いにして足に大きな異常は見られなかったので、まあ気負わず走ろうということで参加してきた。
当初から気温は30度を超える猛暑になると予想されていた。五月晴れを軽く超えて、もはや夏である。こんな日にランニングするハメになるなんてね。
しかし気負わなかったのが良かったのか、結果はなかなかいい感じだった。一人につき5キロを走るんだけど、最終走者のぼくのタイムは26分43秒だった。1キロ当たり6分どころか5分半を切るペースで走ったことになる。このタイムを悪条件下で出せたのは非常に意外だったし、嬉しかった。最近は減量と筋力アップに取り組んでいるんだけど、その効果を初めて実感することができた。走っている最中に「なんだか身体が軽いなー」と思ったのは、錯覚じゃなかったのだ。

 

ちなみに、会社のランニング仲間はもっと早く走れる猛者揃いなので、ぼくのタイムは順位を下から数えた方が早いくらいなのだけど、それでも誰一人熱中症になることなく、走り終えることができたのは幸いだった。
何しろ大会中の救急車の出動がかなり多かったからね。運営側が急ごしらえした救急車、と言ってもどこかで録音してきたであろうピーポーピーポー音を鳴らしている見るからにチープな感じのクルマも入れると、5、6回は搬送していたんじゃないかな。応援する沿道で、走ってきたランナーが前のめりに倒れ込み、それでも走ろうと足をバタバタさせている明らかに脱水症状な様子も見ていたので、ホントに暑い日のランニングは怖いし、無事に終わって良かったなーと思った。

 

それにしても、久し振りのランニングイベントである。イベント自体は三浦国際市民マラソン以来じゃないかな。その間、いろいろ事情があってランニングイベントに参加していなかったから、久し振りにランニングの楽しさを実感できた。
そして、これが実質的に今シーズンの最後のイベントということになる。10月に東京マラソンの関連イベントでハーフマラソンを走ってから、よこすかシーサイド、丹沢湖ハーフ、フロストバイト、神奈川マラソン、三浦マラソンと走ってきた。今年も多くのイベントに参加したなーと思う反面、いろんな事情で不参加だったイベントも少なくない。特に青梅マラソンに参加できなかったのは残念だったな。事情が発生するのはしょうがないことではあるけど、もっといろいろ走りたかったなーとも思うのである。
そして、これからしばらくのランニング休止期間を経て、また秋からランニングイベントのシーズンがスタートする。既に申し込んでいるのは、10月開催の横浜マラソンである。前回の3月開催から10月に引っ越してきて初めての横浜マラソンである。そして前回のランニングで大きな悔いが残ったランニングイベントでもある。今年もぜひ当選して、ちゃんと走れるよう走り込みたいものである。開催日が10月になったということは、その準備はまさに夏真っ盛りの頃にしておかないといけないわけである。暑い時期にロングランはかなりキツいし、熱中症の危険なども多いのだけど、ぜひ楽しんで練習したいなと思う。そう、ぼくの猛暑ランニングはこれからまだまだ続くのである。

※会社の人が撮ってくれた走るぼくの写真。青いTシャツに黄色いタスキをかけている。

| Be RUNNER! | 14:49 | comments(0) | trackbacks(0)
落車、その後。

先週土曜日に地元を軽くサイクリングしていたら、うっかり路面の出っ張りに乗り上げてしまい、そのまま自転車ごと投げ出されてしまった話しの続きである。
右肘の擦過傷は、キズパワーパッドで治療を継続中。ラップ療法と言われる空気を遮断した治療法だそうだけど、ぼく自身の身体で試すのは初めてなので、ホントにこれで治ってくれるのかなーという感じである。普段ならカサブタができたところでほとんど完治みたいな雰囲気だったけど、今回はキズパワーパッドがカサブタの役目をするため、これを交換する度に生々しい傷口が露出する。ラップ療法とはそういうものなのかもしれないけど、やはり不安になる。とは言えとりあえずこのまま治療を続けるしかないかな。
一方の右肩の方だけど、恐れていたとおり痛みが増してきた。腕を下ろしている時はそうでもないのだけど、腕を上げると痛い。これは何かが起こってるなー。
だけど、日曜日には会社の同僚で駅伝大会に参加しないといけなかったので、痛みを押して参加。腕を動かさないようにすれば、まあそれなりに走れるので、肩の悪化はなかったと思う。
週が明けて、会社近くの整形外科を受診した。以前横浜マラソンで右足首を痛めた時に一時通っていた病院である。
医者はぼくの症状を聞いて、肩をいくつか触った後にこう言った。
「肩鎖関節脱臼だね」
肩甲骨と鎖骨の間の関節に負荷がかかり、ここが軽く脱臼しているんだそうな。それほど酷い感じではないそうで、いわゆる「1度」という段階だそうな。レントゲンを撮ってもらって見たところ、脱臼とは言え骨には異常がない程度だそうである。まあロードバイクに乗っててコケてこの程度で済んでいるのだから、やはり不幸中の幸いと言うべきだろう。
治すにはやはり安静が第一だそうな。通常の打撲の完治期間である2、3週間にプラス1週間程度、つまり全治1か月だそうである。それまでは安静にして自転車にも乗れないそうな。
まあこういうものはちゃんと治した方がいいので、ここは医者の言う通りにしよう。ここ1か月の間には、富士ヒルクライムがあるけど、これはぶっつけ本番になりそうだな。自転車をキチンと整備して、下半身をちゃんと鍛えれば、何とかなるだろう。そして夏の伊豆サイクリングにはちゃんと治した状態で臨みたいものである。

 

それにしても、事故ってホントに一瞬のデキゴトである。
今回は軽傷で済んだけど、状況によっては大事故になっていたかもしれない。それこそ一生かけても治らないケガがあの一瞬で起こってもおかしくはなかったのである。そう思うと、やはり油断できないなと思うし、その一瞬で負ったケガで人生が大きく変わってしまうことの理不尽を感じてしまう。ぼくが軽い気持ちで楽しんでいる自転車とは、そういうリスクと背中合わせであることを改めて肝に銘じないといけない。爽快なサイクリングを楽しんでいるその次の瞬間に大事故が潜んでいるかもしれないのだ。
そう思うと、北海道のソロサイクリングはよくぞ無事で帰って来られたと思う。大雨に遭ってツイてないなーなんて言っていたけど、大雨の中でサイクリングして事故もケガもなかったんだから、これは逆にかなりツイていた結果と言えなくもない。富士ヒルクライムや伊豆半島のサイクリングでもぜひ注意したいと思う。

※病院でレントゲン写真を撮影させてもらった。右から左に流れてる鎖骨とこれに接続する肩甲骨の関節に特に異常はないそうである。

| 自転車日記 | 11:18 | comments(0) | trackbacks(0)
落車。

自転車に乗ってホームセンターに向かっていた。さきこが私用で不在の土曜日の朝。ぼくが自宅で履いているスリッパが今やネコたちの遊び道具になり果て、先っぽがボロボロになってしまっていたので買い替えたかったし、まりこさんに以前プレゼントされたアウトドア用のガスバーナーが先日のキャンプで不具合を起こし、しかしこれはどうも初めから異常があったようでホームページにリコール情報も出ていたから、アウトドア用品店に行って交換してもらおうと思っていたし、どこかのファミレスでランチを食べてコーヒーなぞを飲みながらパソコンでもカチャカチャやってようと思ったのである。
本牧を目指して国道16号線を下り、根岸から産業道路を走って新山下に向かう。とてもいい天気である。風も弱くて絶好のサイクリング日和だなー・・・と思った瞬間、いつもは感じないような強烈な引力を感じ、次の瞬間、身体が道路に投げ出された。何が起こったのか分からなくて茫然としてしまった。
要するに落車したのだ。おそらく路面の出っ張りに乗り上げた反動で身体が前方に投げ出されたのだろう。幸い近くに走ってるクルマはなく、大事故には至らずに済んだ。
メガネが路面に転がっていた。これで割れていたら嫌だなーと思ったら、意外にもレンズもフレームも無傷だった。次にポケットに入れていたiPhoneが気になった。これも割れていたらマズいなーと思ったけど、大丈夫だった。自転車も特に壊れているところはなさそうだった。ハンドルのブラケット部分が大きく内側に倒れちゃった感じだけど、これは元に戻すことは可能である。あとはチェーンが外れかかっていたくらいで、これもほとんど無傷なのが意外だった。そしてリュックサックの中にはパソコンがあった。さすがにこれはダメだろう。画面にヒビが入っているに違いない。いや少なくとも、ヒビの一本くらいは入っているに違いないと覚悟を決めたのだけど、これも予想に反して無傷だった。結構ハデに転んだ割には、大きな影響はなかったようである。
もっとも気になるのが身体である。落車直後なのでアドレナリンがかなり分泌されているから、まったく痛みを感じない。こういう時はヤバそうな部分を全部触ってみるのである。肘と右手薬指辺りに擦過傷ができちゃったけど、それ以外は骨も腱も問題なさそうである。指は一本一本丁寧に確認したけど、骨が折れている感じはなかった。

さらに意外だったのは、精神的ダメージである。なんだか気持ちが一気にダウンしてしまったのだ。それまで日差しがキラキラ輝いて見えた光景が、一気に白々しくなり、何もする気が起きなくなるのだ。歩いていてすっ転んでもこれほど落ち込まないのに、どうしてここまで気分が落ち込むのだろうね。
擦過傷がヒリヒリ痛み出した。これは放っておくと後で面倒なことになる。早めに処置した方がいいだろう。そういえば、自転車でコケて擦過傷を作るのはたぶん初めてじゃないかな。自転車でコケたことは何度かあるけど、割とゆっくり走っている時が多かったので、擦過傷ができなかったのだろうね。
ホームセンターに薬局があるので、ここで消毒液やら歯ブラシやら絆創膏やらを買った。ネットで調べてみると、アスファルトでコケた時の処置としてもっとも重要なのは、キズの部分にくっついた小さな石やアスファルトを取り除くことだそうである。何より感染症を避けなければならない。だから歯ブラシでキズにめり込んだ小石なんかを取り除いてから消毒をするんだそうな。空気を遮断するラップ療法がいいと聞くので、キズ口にキズパワーパッドを貼り付けるんだけど、キズが肘のちょっと下辺りなので、肘を曲げたり伸ばしたりする度にキズパワーパッドが浮いてしまうので、これがどれだけ効果があるか分からない。
さて、落車から3時間ほどが経過した。今のところ擦過傷以外に痛いところはない。肩を打ったような気がするけど、着ていた服には破れなどがなかった。後で肩に支障が出てくるのは嫌だな。しかしそれ以外、特に問題がなかったのは不幸中の幸いである。いや、ホント不幸中の幸いであった。
自転車のハンドルのブラケットは、自力だけでは修復できそうもないので、自転車屋に持っていくしかあるまい。どうせ夏の伊豆半島一周サイクリングを前にメンテナンスに持っていこうと思っていたので、ちょうど良かったかもね。来月の富士ヒルクライムまでに直しておかないと。
そんなわけで、ちょっと怖い思いをしたサイクリングの一幕であった。

※ハンドルの右側のブラケットが曲がっちゃった。

| 自転車日記 | 13:23 | comments(0) | trackbacks(0)
キャンプ体験。

少し前の話しだけど、ゴールデンウイーク中に丹沢までデイキャンプに行ってきた。デイキャンプとは泊りがけでない、日中のキャンプである。夕方までには帰途に就くという、まあキャンプの疑似体験みたいなものである。
実は以前からキャンプ用品をコツコツと買ってきた。さきこはキャンプに興味を持っているみたいで、折に触れキャンプに行こうと言っていたし、ぼくは今後発生するであろう大規模災害に備えて、万一自宅を締め出されても当面生きていけるツールとしてキャンプ用品が欲しいと思っていたのだ。それぞれの理由はあるものの、キャンプ用品を買っておくという同じ結論のもと、キャンプ用品はどんどん買い足されていったのだけど、これを使う機会がなかなか訪れず、今回のゴールデンウイークで使用テストをしてみようということになったわけである。
ちなみに、誕生日の度に寝袋とかダッチオーブンとか万能ナイフなどのサバイバルグッズをプレゼントしてきたまりこさんも誘って、サバイバルグッズをぜひ試してもらうことにした。
デイキャンプに行くことになって、さきこの思いは一気に広がり、直前になってさらにいろんなグッズを駆け込みで買い込んだ。バーベキューにも使える焚火用具や日差し除けのタープ、調理グッズなどである。特に焚火用品は結構いいモノを買っちゃったかな。まあ焚火こそキャンプの醍醐味なので、ぼくとしてもここはぜひいいモノを揃えたかったんだけどね。

 

ところで実際にキャンプ場の現場でもっとも問題になるのが、果たしてテントを立てられるかという点である。子供の頃に町内会かなんかでキャンプに行ったものだけど、昔ながらの三角形のテントを立てるのに非常に苦労した記憶があり、その影響でずっと不安が残っていた。最近のテントは説明書もしっかりしているし、何より組み立てやすくなっているとは聞いていたけど、キャンプ場でテントを立てるのに四苦八苦するなんて光景は、ちょっと恥ずかしいものである。ところが実際に組み立ててみると3人がかりであっという間に立ってしまった。これは意外だった。これなら非常事態の際でも避難所で右往左往せずにスムーズにテントが立てられるな。
続いてタープである。これは意外に苦労したけど、まずまず設置することができた。
焚火の方は、これも意外なほど簡単に着火することができて、その後もバーベキューができたのだけど、もっと木炭を活用して煙が出ないような、もっと効果的に熱が伝わるような火の起こし方ができるようになりたいな。まあバーベキューをやるのに火を起こしたのが数年振りだったので、まずは火がついただけで良かったのだけどね。

※天気が良くて、新緑がキラキラして、ホントに気持ちいいわ〜。

※初めてにしては、まあまあな感じで設置できたテント。


さらに数年前にまりこさんからいただいた湯沸しバーナーを試す。これも簡単だったな。これで非常時でもカップラーメンくらいは素早く作ることができるかな。せっかくお湯が沸いたので、ドリップコーヒーなぞを飲んでみることにした。
いや、これが美味であった。
バーベキューのように外で食事をするとどういうわけか美味しく感じるというけど、コーヒーはさらにそれを超えて、超絶的な美味しさだった。自宅で飲んでもなかなか美味しいコーヒーだけど、自然に囲まれてチェアに座り、日差しを浴びて川のせせらぎを眺めながら飲むコーヒーは、本当に最高である。次回はもっと時間に余裕をもって、そう、泊りがけで来て、ヒグラシの鳴く夕暮れに暖かいコーヒーを飲みたいものである。いやー、キャンプって最高だな。
ちなみに、キャンプでもっとも大事なことは片付けである。
次の機会にも使いやすいように畳んだり洗ったりするのが大事である。その点では最近のツールは片付けしやすいように作られているので、非常に助かった。

 

そんなわけで、意外なほどうまくいったデイキャンプである。次はぜひ夜の過ごし方も充実させて、キャンプライフを楽しみたい。
帰宅する途中で別のオートキャンプ場を見かけた。明らかにキャンプ用品におカネをかけていると見受けられるテントやらが立ち並ぶ中、フォルクスワーゲン社のワーゲンバスが並ぶ一角が見えた。ワーゲンバスだけで10台以上が並んでいる。そしてそれぞれがキャンプに特化した改造を施している感じだった。いや、かわいいわー。いつかワーゲンバスでキャンプに出かけられたらいいなーと思ったものである。まあ実際は●百万円もするそうなので、本当に人生をかけてキャンプを趣味にしている人でないとなかなかできないことだけどね。なんだか憧れるわ。
ぼくとさきこの趣味に今後キャンプが加わるかもしれない。まずはじっくりとツールを揃えつつ、長く楽しめたらいいなーと思うのである。

※自然に囲まれて、コーヒーを飲んでご満悦なぼく。

| キャンプライフ | 12:21 | comments(0) | trackbacks(0)
大山サイクリング。

かなり迷った。
朝の米子市街はどんよりと曇っていて、明け方まで降っていたであろう雨は路面に水たまりを残していた。天気はゆっくりと回復する感じだったけど、回復の途上で小雨がぱらっと降るくらいは充分あり得る状況である。どうしたものか。もはや青空の下で爽快なサイクリングはできそうもない。このままサイクリングを中止して、市街のコーヒー屋かなんかで飛行機の時間までブログでも書いて過ごすか。近くの温泉でも行ってゆっくりしているか。松江や米子も含めて観光地に行くにしてもあらかたの観光地には既に行っているので、サイクリングの代わりになりそうな有意義な過ごし方はできそうもなかった。
ホテルのエントランスを出て、空を見上げて動くに動けず立ち尽くしていた。はてさてどうしたものか。
それでも北海道での過酷な雨中サイクリングのことを思えば、最悪のコンディションというわけでもないのだ。雨と霧の中、知床峠を超えたことを思えば、天気が回復基調なのはまだマシな方である。そうである、いっそあの時のようにドロドロになって走ってしまおうか。
ぼくは決意した。サイクリングを敢行する。
しかし安全に充分配慮する必要がある。そこで路面が濡れている市街の道は走らずに、大山の麓までは電車で行くことにした。迷ってる間に多少の時間ロスもあったしね。
ぼくは部屋に戻って、だぶだぶのTシャツを脱ぎ、身体にぴっちりフィットしたサイクルジャージに着替えた。昨夜からぼくを惑わせていた悩みが消え、気持ちが完全にサイクリングモードに切り替わった瞬間である。

 

米子駅まで水たまりを避けつつ自転車で進み、一旦バラして輪行態勢にする。ここで30分ほど電車を待って、山陰本線を東に向かう。30分ほど走って、山陰本線で最古の駅舎という御来屋駅で下車。再び自転車を組み立てる。湿った路面に自分の影がうっすら見えることにふと気づいた。薄雲の隙間から日が差している。見上げると遠くの空に青空が垣間見れた。おお、これはいい感じで回復してるじゃないか。少し気を良くして、ぼくは自転車にまたがりペダルを踏み込んだ。サイクリングがスタートした。

 

※山陰本線。正確には電車ではなく、気動車だね。

※ここからサイクリングスタートである。

 

数百メートルほど山陰道を走ると道はすぐに左に折れ、ぐるっと回って山陰道をまたぐ形で超え、南側に聳える大山に進路をとる。天気が回復基調とは言え、大山は麓辺りまで霧に覆われ、そのまま空まで厚い雲に覆われていた。路面は乾いているので走りやすかった。そういえば、アスファルトもキレイで非常に走りやすい感じ。クルマの通りもほとんどない。今回は秋頃に開催されるサイクルイベントと同じコースを走ることにしたんだけど、こんないい道なら楽しいイベントだろうなー。
でも坂の傾斜の緩急が結構激しい。斜度自体はそれほどでもないのだけど、緩やかな坂道が急にキツくなったりすると、気持ち的にちょっと堪えるものである。富士スバルラインのように緩急がさほど大きく変わらない道だと、多少キツくても気持ちを維持できるんだけど、こういう坂道の方が気持ち的には大変だわ。
少し上ったところにあるゴルフ場を過ぎると、クルマのとおりは完全になくなった。先ほどのクルマはすべてゴルフ場を目指していたんだね。それより上にはクルマがまったく来ず、非常に静かな中をキコキコ走る感じになった。
静寂の中、鳥の鳴き声を聞きながら走っていると、「キョエエエエー!」なんてケタタマしく鳴く声が聞こえ、沿道の切株の上にキジが見えた。おおお、キジを見るなんて珍しいな。
高度が上がるにつれて、路面が濡れてきた。山にかかる霧が低くなってきた。10キロ付近までは、牧場や農場を営む民家も見えていたけど、大山の中腹付近を周回する大山環状道路に出てからは森の中を走る感じになった。依然としてアスファルトは走りやすいんだけど、小さな葉が落ちていて、これがタイヤやフレームに貼り付いたりする。ここまでキレイな身で走ってきたけど、いよいよドロドロな感じになってきた。さらに斜度も一段とキツくなる。やっとヒルクライムっぽくなってきたかな。
大きな木々の枝葉が道路を覆うほど張り出す暗い道を走っていると、なんだか嫌な予感がしてくる。特に今回のような湿気の多い森の中では、ヒルが出てきたりしないかな。張り出した枝葉から下を通るぼくをめがけて落ちてきたりしないかな。そういえば、数年前にさきことヤビツ峠に行った時にゲリラ豪雨に遭い、木の下で雨宿りしていたらさきこの足にヒルがくっついていたことがあったな。あれはホントに気持ち悪いものだった。今回もぼくの体温や呼気中の二酸化炭素や自転車が走る振動なんかでぼくの接近を感知したヒルが、枝葉からうねーっと身をよじらせて、ぼくが通過するのに合わせて落ちてきたりしないだろうか。うへー気持ち悪いわー。ヒルから身を守るためにも、ここは苦しくても止まったりせず、走り続けるしかないのだ。かなりキツくなってきた。

※菜の花畑の脇を通る。

※分かりづらいけど、標高500メートル地点。

※既に結構な斜度の坂道なんだけど、遠くにさらに斜度がキツくなる坂が見える。

※何とか800メートル地点を通過。

 

しばらく進むと視界が開け、目の前が真っ白になった。
大山のスキー場のゲレンデに出たようである。晴れていればゲレンデから雄大な大山を見上げることができるのだけど、この日は濃い霧のために真っ白だった。既にネット上の地図で調べていたので、スキー場に出るということは、ゴール地点の大山寺まであと少しということが分かった。

 

※いい景色なんだろうけど、真っ白で何も見えない。

 

宿泊施設や土産屋が立ち並ぶようになり、ここで自転車を降りた。気温は16度。サイクルジャージ1枚ではさすがに寒い。
暖かい缶コーヒーを飲んで、持ってきたレインウェアを着た。ここから参道を通って大山寺やその奥にある大神山神社に向かうことにする。自転車を押して参道を歩いた。
大きな駐車場があるためか、観光客は非常に多かった。バスツアーのお客さんなのか、オバちゃんの集団が方言丸出しで世間話をしながら傾斜のある参道を歩いていた。霧に覆われていたからか、森の中の寺や神社は何となく厳かな感じである。神社までは石が敷き詰められた長い参道で、雨に濡れて非常に滑りやすかったな。

 

※大山寺と大神山神社の前で。厳かな雰囲気である。

※人懐っこいネコがいた。

 

※霧で何も見えない。ちなみに晴れていた時の景色がコレ。


その後、食堂で名物の大山蕎麦を食べ、再び出発である。
濃い霧と濡れた路面の中、坂道を下る。いやこれは怖い。路面がキレイなので、自転車は安定して走っているけど、油断は禁物である。スピードがどんどん上がって、最高で時速50キロにまでなった。
坂道を下り始めてほどなく、広い牧場の敷地に入った。天気が良ければ立ち寄りたかった場所である。広大な牧場の向こうに大山が聳えているのが見えるハズなんだけど、やはり霧に覆われて真っ白だった。
下ってきて気づいたのは、坂を上ってくるサイクリストの多さである。先ほどまでは誰ひとりとしてサイクリストを見かけなかったのに、下り坂では合わせて10人程度のサイクリストを見た。ぼくが上ってきた道はあまり景色が良くなかったけど、この坂道なら牧場の牛を見たり、晴れれば大山も見れるので、楽しいヒルクライムができそうではあるな。
中腹より下は路面が完全に乾いていて、非常に走りやすかった。牧場なんかもあって視界が広いので、楽しいダウンヒルだった。

※牧場の近くにて。牛がたくさんいた。

 

さて、目的の大山ヒルクライムを終えて、ぼくはとても満足した。出張サイクリングももう終わりである。
米子市街に戻り、ホテルで荷物整理をして、米子空港に向かう。駅近くにアーケード商店街があって、何気なく中を歩いたんだけど、どういうわけか画材屋が3軒もあった。地方の商店街に画材屋が3軒もあるなんてなんだか珍しい感じ。もし米子の事業所に転勤になっても画材には困らなさそうである。
空港への道は風との闘いだった。既に50キロ近く走ってきたので、ちょっと疲労が溜まっていて、向かい風を走るのはキツかった。
それにしても、サイクリングを敢行して良かったわ。鳥取に研修が決まって以降、とても楽しみにしていた。天気に悩まされたけど、今回まずまず予定通り走れたので良かった。大山を巡るサイクリングは、サイクリングコースとしても秀逸である。機会があったらさきこと一緒に走りたいものである。

※帰りの飛行機にて。遠くの雲の上に大山が見える。

 

こうして天気に悩まされたサイクリングを無事終えて、ぼくは飛行機に乗る。
次のサイクリングは富士ヒルクライムである。できれば去年の記録よりも短い時間で走りたいものである。そして夏には伊豆半島一周サイクリングである。ぼくのサイクリング計画はまだまだ終わらないのだ。
でも、その前に落ち葉や何かでドロドロになった自転車を洗車しないとね。

| 自転車日記 | 12:44 | comments(0) | trackbacks(0)
出張サイクリングの行方。

今、鳥取県米子市にいる。
数週間前に決まった出張で、1日だけ延泊してサイクリングしてこようという計画は、サイクリングを前日に控えた夜を迎えている。仕事で出張に行くのに、遊ぶための道具、自転車を携えて行くのは公私混同ではないか、いや仕事を私的に利用しているんじゃないかとの葛藤の末、それでも結局自転車を持って羽田から飛行機に乗ったわけだけど、初日はいい天気に恵まれて、降り立った米子空港から会社の事業所までのサイクリングを楽しんできた。そして本来の目的である大山のヒルクライムを前日に控えたわけである。
窓の外は雨である。
今夜から明け方にかけて、少し強めの雨が降る予定である。中国山地を超えた瀬戸内海側の西日本では、さらにまとまった強い雨が降る恐れもあるそうな。
・・・やはり。そう、やはり、と言うしかない。ぼくが楽しみにしているイベントはコトゴトク雨に見舞われるのだ。過去にもランニングイベントでは何度も雨に見舞われたものである。それでも最近は晴れる日も多くなってきて、「雨に見舞われると思ってるのはぼくの思い込みかもしれないな」と思い始めていた矢先である。今回も雨模様である。
さきこ曰く、「雨が降るんじゃないかと思ってるから雨が降るわけで、晴れる!と強く思っていれば晴れるものだ」とのことだけど、いやぼくだって雨が降って欲しいなんて1ミリも思っていないのだ。

 

そこで、某ウェザー〇ューズで週間予報が出た辺りから、サイクリングの日、つまり土曜日の天気予想がどう変化するかを追いかけてみた。
雨は週中にざっと降った後、曇りのち晴れでずっと推移していたのだ。降水確率もずっと20%ほどで推移していたのだ。しかし、週中に雨は降らず、雨が降る予想はどんどん後にズレこんでいき、ついに前日の金曜日に変わってしまった。いや、金曜日にざっと降って晴れてくれれば何ら問題はないのである。しかし、雨の日はさらにズレ込んで、ついに日をまたぎ、土曜日にまで及んでしまったのだ。こうして、土曜日は明け方まで雨が降る予想になったのだ。
定期観測ではないけど、スマホのキャプチャー画面の推移を見て欲しい。

  

※雨は週中に降り、土曜日はずっと曇り時々晴れ、降水確率20%程度だった。

  

※金曜日の天気が良くなったり若干悪化したりしつつ、ついに金曜日に雨が降る予報となる。

  

※金曜日は晴れのち雨などと、もはやわけが分からない感じ。そしてついに前日、土曜日にも雨マークがついた。

 

5月と言えば、五月晴れ。ゴールデンウイークは見事なほど全国的に五月晴れになった。偏西風による移動性の気圧配置になる季節だから、いい天気の後にはちょっとグズつくのは承知していて、まさに当初の予報である週中の雨がそれだったわけである。当初、土曜日は頑ななまでに曇り時々晴れの予報だったのだ。これを見て、それでもぼくが「雨を呼ぶ」と言えないだろうか。
いや非科学的な話しだと思うよ。そもそも天気を巡っては、ぼくの気持ちを云々言うさきこの言でさえ、非科学的な話しである。何を言ってもしょうがないことだと思う。しかし、それでも雨が降り過ぎだろう。
あれほど楽しみにしていたのに、この状況にはホント、泣けてくるわ。

 

そんなわけで、明日はどうしたものか。
もはや予報を見ていろいろ考えるのはやめた方がいいだろう。実際の天気を見て判断するべきである。そして数時間単位で予想される天気の推移を見て判断するべきだろう。朝が小雨でもその後止む可能性が強ければ、せっかくの機会だから行ってこようと思う。もちろん、安全第一である。会社の出張を利用して遊んでいたら怪我しましたなんて、かなり恥ずかしい失態である。
さて、ぼくの明日はどうなるか。

 

ところで、天気のようにどうにもならないコトにネガティブな話しばかり書いてもしょうがないので、昨日出張に出かける際の写真なんかを貼っておこうと思う。

※羽田空港にて。気持ちがかなり高かった。

※離陸後に撮影。皇居の上空近くを飛ぶ。ぼくの勤める会社もこの中にあるハズである。

※富士山が見えた。やはり窓際の席を取って良かったわ!

※出張2日目。早朝に米子城址に行ってみる。

※天守跡から見た米子の風景。うっすらと大山が見える。

※天守跡にあった寄せ書きノートに思いのたけを綴る。

※雨の街で悲しみの晩餐。でも美味。

| 自転車日記 | 21:34 | comments(0) | trackbacks(0)
ユーシンブルーを求めて。

ゴールデンウイークの後半初日に、さきことユーシン渓谷に行ってきた。ハイキングである。
丹沢湖の支流を遡ったところにキレイな清流があり、透き通った水は陽光を反射して独特な色合い、ユーシンブルーに輝くんだそうな。今回はなんだか探検のようで、ちょっとワクワクである。ユーシンブルーとはどんな色なのか。
ところで、ぼくがユーシン渓谷のことを知ったのは、ここ2、3年のことである。そもそも丹沢湖という人造のダム湖は、その名前だけは知っていたけど、場所は知らないでいた。いや、丹沢にある湖ということで、東丹沢にある宮ヶ瀬湖と混同していたのかもしれない。ヤビツ峠を超えて山間の道を進んだ先に行きあたる湖が丹沢湖だと勘違いしていた。いや宮ヶ瀬湖だって知ってたけどね。なんだろう、「宮ヶ瀬湖、俗称・丹沢湖」なんて思ってたのかな。
3年ほど前に丹沢湖でのランニングイベントに参加するようになり、その下見でほとんど初めて丹沢湖を訪れた。おおーこんなところに湖が!?なんて思ったものである。「ほとんど初めて」というのは、おそらく子供の頃に町内会なんかもキャンプで丹沢湖に来ているハズで、ぼくは完全に忘れてしまっていたわけである。丹沢湖に「再会した」というべきかな。
一昨年のことだけど、この丹沢湖でのランニングイベントに参加した際に、いわゆる完走Tシャツをもらったのだけど、このTシャツの色がなかなか秀逸で、独特の黄色の地に青いラインで文字や図案が書いてあった。他のランニングイベントでの完走Tシャツではあまり見ない色がどうも気に入ってしまい、その後のランニング練習をはじめ、ランニングイベントでも着たりしたものである。そんな秀逸なデザインの完走Tシャツなので、その翌年になる去年に参加した際もそのデザインに大きな期待があった。今回は一体どんな感じのTシャツだろう。そもそも一昨年に黄色を採用したのは、きっと紅葉の色をイメージしていたからじゃないかと勝手に想像し、そうであれば次の完走Tシャツも紅葉の色を映して、たとえばもみじをイメージした赤だったりしないかななんて予想していた。赤のTシャツも黄色に劣らずいいなーなんて期待して受け取った完走Tシャツは、果たして青色だった。水色に近い青色。ぼくは淡い感じの青をあまり好まないので、この色の完走Tシャツを受け取った時には、かなり失望した。赤だと思っていたのに青だったわけだし、さらに青の中でもぼくの好まない色合いだったわけである。しかし、なぜ青だったのだろうと考えた。もし先の想像の一部が的を射ているとして、紅葉の黄色をイメージしていたとすれば、青も何かをイメージして選択したハズである。丹沢湖で青をイメージするものと言えば・・・そうである、ユーシンブルーである。おお、ここでやっと本題に戻ってきたぞ。そうか、この青はユーシンブルーを象徴していたのか。いや、全部ぼくの想像なのだけど、そう思うとぼくが好まない色とは言え、何となく大きな意図が感じられ、前年の黄色の完走Tシャツに代わり、練習でもイベントでもこの青の、いやユーシンブルーのTシャツを着るようになったわけである。いや、ぼくの妄想力というか、思い込みって、我ながらスゴいなーと思うよ。

 

そんなわけで、ランニングイベントの完走Tシャツの色としても採用されるくらいリスペクトされているユーシンブルーを、ここはひとつ見に行ってみようということで、朝から渋滞する東名高速や国道246号線を走って、丹沢湖に向かったのである。
この日の天気は上々である。いい日に出かけることができてうれしかった。
急な坂道を上り、トンネルを通って丹沢湖に出ると、そこは眩しいくらいの新緑に輝く水を豊富に湛えた湖だった。秋のランニングイベントでは、キレイな紅葉とは言え、山の大部分は茶色い枯葉や木肌で覆われているのを見ていたので、山一面が生命力溢れる新緑に覆われているというのは非常に新鮮な景色だった。何度もランニングして見ているのと同じ場所とは思えないほどの新鮮な感覚だった。これはスゴいなー。
湖畔の道を走って玄倉のバス停付近にある臨時駐車場に駐車。やはりこの時期はユーシンブルーを求めてハイキングに来る人が多いのだろう。クルマも割と多くとまっていたかな。
玄倉からユーシン渓谷の先にある発電所までは6キロほどあるそうである。天気は良かったけど、山では何があるか分からないので、最悪の事態も想定して、レインウェアやパンやチョコなんかを携行することにした。シューズもざわざわランニング用を履くという念の入れようである。
一般の車両が進入禁止となる道を歩き始める。喧騒から離れた森の中は、風の音や鳥の鳴き声、清流の流れる音などが聞こえ、心洗われるようだった。丹沢は自然溢れるところだと知ってはいたけど、それでも同じ神奈川に住むぼくにはかなり新鮮である。
眼下に清流が見えて、その流れが緩やかになる場所が一部あって、青とも緑とも言えない絶妙な色を湛えていた。これがユーシンブルーなのかなー。まだ歩き始めて20分ほどなのにそんな場所があるのかなーなんて思いつつ、先に進む。
それにしても、周りには人がいない。駐車場にとまっていたクルマの数を思えば、それなりの人数が山に入っているハズだけど、もしかするとユーシン渓谷以外の他のハイキングルートに行っているのかな?
1時間くらい歩いて、持ってきたパンを食べる。実はパンを食べるのはほとんど1ヶ月振りである。最近は炭水化物を食べないようにしているので、パンや麺類は完全に食べていなかった。いや、パンの食感というか、口溶け感はスゴいな。パンが口に入った途端にスルスルと喉を通っていく感じである。こんなものをモリモリ食べていたら太るわけである。でも美味いわ。
エネルギーを補給してさらに道を進むと、トンネルが現われた。トンネル内に照明はなく、中は真っ暗だった。さきこはそのことを事前に知っていたので、自宅から懐中電灯をいくつか持ってきていて、これを照らして中を歩くことにした。トンネルは大きく蛇行しているので、奥に行くほどに入り口の明るさはなくなり、ついには完全な闇になった。目の前に手をかざしてもまったく見えない。沼津に単身赴任していた頃、一人で誰もいない海岸に行くのに真っ暗な松林に入った時の暗闇の不安を思い出した。
ここまで来ると、先行してユーシン渓谷に向かっていたと思しき人たちとすれ違うようになった。目的地の発電所は近いようだった。

 

ずっと川沿いを歩いてきたわけだけど、基本的にはずっと渓流の浅い流れだった。これは発電所近くになってもあまり変わらなかったんだけど、発電所の上流側が水門のようになっていて、ここで流れを堰き止めていたので、水深が若干深くなっていた。そして、その深みの部分だけがエメラルド的なキレイな色合いになっていた。それが木々の枝葉から垣間見れたのだ。
これが、ユーシンブルーなのか・・・。
想像していたものとまったく違う感じである。意外性はまったくなくて、まあ清流が深いところはこういう色になるよなーって感じの色である。そう、少なくとも、ぼくが来ているTシャツの色とは全然違う。ここで本当に合ってるのかな?これが本当にユーシンブルーなのかな?
しかも、これがホントにユーシンブルーだとして、それは自然の流れが作った芸術などではなく、発電所の水門によって若干深くなっていることで現われる完全に人工的なものだった。期待が大きかった分、かなりモヤモヤした。
もしかすると、これはユーシンブルーではないのかもしれない。この先に数キロほど行くと、ユーシンロッジという施設がある。そこは山小屋みたいなもので、現在は休業中だそうである。ここを目指してハイキングする人も多い。もしかすると、本当のユーシンブルーはそこで見られるのかもしれない。
しかし、今回はこの地点で折り返すことにした。運動不足なぼくにはここまででもそれなりにキツい道だったので、疲れないうちに引き返すことにした。次の機会にはぜひユーシンロッジまで行ってみたい。こういうイベントは未練を多少残した状態で終わるのがいいんだとさきこが言っていた。まあそうだね。

※発電所の近くで。

※水門に堰き止められたコレがユーシンブルーなのか?

※木々の枝葉の隙間からもエメラルドグリーンの水面が見える。

 

そんなわけで、道を引き返して、玄倉に戻ることにした。
あれはユーシンブルーだったのか、または真の姿はその先にあったのか。また完走Tシャツの色はユーシンブルーを映したものだったのだろうか。完走Tシャツと同じ色が本当に存在するのだろうか。様々なナゾを残しつつ、今回のハイキングは終了である。
また夏頃に遊びに来られたらいいな。

 

それにしても、3時間ほどのハイキングは楽しかった。周囲に誰もいない中、さきことたくさん話しながら歩いた。特にこの連休中に予定しているデイキャンプのことで盛り上がった。さきこは以前からキャンプをやりたかったそうで、キャンプグッズを以前からこつこつ買いためてきた。それがついにキャンプできるところまで来たので、ついにキャンプをすることにしたわけである。まだ不慣れなので、日帰りキャンプだけど、これがある程度成功すれば、夏や秋に宿泊を伴うキャンプができると楽しみにしていた。今後襲来が予想される大規模災害に備える意味でも、野外で宿泊するノウハウは貴重だと思う。
そんなキャンプにまつわる話しなどをつらつらしながら、往路の時には気づかなかったけど、意外に急な坂道を上ってきたんだなーと思いつつ丹沢の森を後にしたのである。

| 日記 | 14:20 | comments(0) | trackbacks(0)
ネコタワー、3rdフェーズ。

去年からちょっとずつ手を加えている壁面を利用したネコタワーだけど、今回の連休で新しいステップを作ったりした。このネコタワーは、某サクラ〇ファ〇リアじゃないけど、クライアントであるネコたちが急いでいるわけではないので、施工側であるぼくがコダわってちょっとずつ作っている。果たしてどこまで続くかな。

 

さて、今回は前回からちょっとだけ増築する形にした。前回は壁面を左側から右側へ移動できるようなステップをいくつか作って、これがネコには上々の評判なんだけど、さらに気に入っていただくために、ステップの先に小さな箱を作ることにした。ネコは狭い場所を好む性質があるので、高いところに狭い小部屋を作ればきっと気に入ってくれるだろうと思ったわけである。

 

まず、右側のステップに渡れるような小さなステップを設置して、さらに右のステップの上にもう1枚のステップを設置する。この上下2枚のステップが床と屋根の役割をして、その側面を板でふさぐことで小部屋ができる。ただ板板で完全にふさいじゃうと、中の様子が見られなくなるので、横にスリットを入れることにした。スノコのような造形である。
小部屋の上にも上がれるし、小部屋に入って落ち着くこともできる。うん、我ながらネコフレンドリーな造りである。

※施工前のネコタワー。

※小さなステップを作るための土台を固定。

※小さなステップを設置。分かりづらいけど。

※右側に1枚ステップを増設。

※上下のステップにスノコ的なスリットを入れるために柱を立てる。

早くもネコが遊んでる。

※小部屋が完成〜。

 

ぼくとさきこが一緒に造作している間、ネコたちは興味深そうにネコタワーが増築されていくのを見守っていた。ステップを木ねじ

でとめている時から早くも踏み出そうとしていたくらいである。ネコのために何か作っているのを彼らは分かっているのかね。

※落ち着くニャ〜(?)

 

そんなわけで、ネコタワーが完成である。
次は手前の壁に渡れるようにして、さらに天井近くを移動できるようにしたい。願わくば、ニンゲンが通れない独自のネコの道を自宅の中に張り巡らせられればいいなーと夢想している。

| ネコネコライフ | 13:59 | comments(0) | trackbacks(0)
夢想の地平面
CALENDAR
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
アクセス解析
 

現在の閲覧者数:
モバイル
qrcode
LINKS
PROFILE