先週は東京マラソンだった。さきこは前々日の金曜日にエキスポ会場で、ランナー受付のボランティアに参加したそうで、たくさんのランナーの方にゼッケンなどを渡して元気をもらったそうである。以前ぼくもさきこと品川駅近くの給水所でボランティアをやった経験があるけど、今回のさきこのボランティアはより多くのランナーとコミュニケーションができたそうで、非常に充実したみたいである。機会があればまたボランティアをやりたいと言っていたし、さらに東京オリンピックでも何らかのボランティアに参加してみたいそうである。
ちなみに、さきこ曰く「ボランティアの人に悪人はいない」のだそうな。うん、確かにそうかもしれないね。あえてボランティアをやろうという人なので、性格の良し悪しは別としても、根底には「人の良さ」があるんだろうからね。なるほど、そういう雰囲気の中にぼくも身を置いてみたいなーと思ってみるものの、いやいや、東京マラソンのランナー受付なんて、抽選に連敗しているぼくにはとても務まらないだろうな。ランナーひとりひとりがぼくを落選させた張本人のように見えてしまい、ぼく自身が自分のダークサイドに飲み込まれちゃうかもしれないからね。まさにそこは正気でいられない場所である。うん、自分のためにもランナーの方のためにも、ぼくはしばらくボランティアはやめておくかな。
さて、ここ数年のことだけど、東京マラソンの季節になると、このブログのアクセス数が実はちょっとだけ伸びる。ネット検索サイトからぼくのブログのある記事にアクセスが集中するのだ。
その記事とは「矢印キャップを作ろう」である。
そう、ぼくが2014年の東京マラソンに参加した際にランニングキャップに取り付けた矢印オブジェクトの作り方の記事である。ぼくと同じことを考える人は結構いるみたいで、記事をアップした2015年以来、2月のアクセストップ記事は毎年この記事である。
さらに今年が例年と違うのは、記事の中に表示してある作り方の図解を欲しいという人が現われたのである。ブログの中で画像を大きくできなかったために、「見やすい画像が欲しい人は個別にメールください」と書いていたのだけど、ホントにメールをくれる人はいなかった。ブログには作り方のほとんどをテキストで書いていたし、これを読めばまあ分かるだろうからね。でも、画像が欲しいという人がいるというのは、やはりちょっと嬉しいことである。
だからぼくはこの方のメールに早速返信し、「画像データは自宅のPCに保存されていると思うので、帰宅後すぐに送ります」と返信した。
しかし、画像が見つからないのだ。
自宅のパソコンはたしか東京マラソンに参加した年よりも前に購入しているハズなので、あるとすれば自宅のパソコンなんだけど、フォルダに画像をサムネイル表示して、すべてのフォルダを見たのだけど、どうしても見つからなかった。さらに10年くらい前からある外付けハードディスクに保存されている画像ファイルも見てみたのだけど、まったく見つからなかった。
その代わりにいろいろ懐かしい写真なんかも出てきて、たとえばお袋さんが弟の自宅に同居していた時に飼っていたネコ(名前をトラという)を抱っこしてるさきこの写真とかを見て、一気にココロを癒されてしまった。トラはコウくんと同じキジトラ柄のネコなんだけど、コウくんを上回る巨体だった。顔の可愛さはコウくんの比じゃないけどな・・・おっと、閑話休題。
そんなわけで、画像がなくて途方に暮れてしまったぼくは、まあ絶対に保存されていないと思いつつ、サーフェスの中のフォルダを確認してみた。主にブログを書くために使用しているサーフェスは、画像も保存されてはいるものの、自宅PCやiPhoneの画像をブログにアップするために複製を保管しているに過ぎなかったからである。サーフェスの中に自宅PCにはない画像が保存されているハズはなかった。
しかし、あったのだ。検索して数分で発見しちゃったよ。そうか、サーフェスに保存されていたのか。
そんなわけで、メールをいただいた方には、画像を画像を無事お送りすることができ、先方もたしかに受け取ったようである。
それにしても、この方は矢印オブジェクトを作ったのだろうか。そしてそれをランニングキャップに取り付けて東京マラソンを走ったのだろうか。すごく気になるけど、もし付けなかったとしたらなんだか残念な気持ちになるので、聞けないままでいる。マラソン運営のルールが変更になって、危険回避のために頭上に棒を立てるような仮装はNGになっちゃったのかもしれないしね。
こうして、今年も東京マラソンが終了した。
また東京マラソンの会員資格を継続して、夏頃から始まる会員抽選、一般抽選、二次抽選と3回の抽選を楽しみにしたいと思う。前回の参加からもう4年も経過してしまった。そろそろ出させていただいてもいいんじゃないかな。
次に出られた時には、前回同様また矢印オブジェクトを頭上に掲げて走ろうと思う。あの経験はランニング人生でもっとも幸せなものだった。ぜひあの経験をもう一度味わいたいと思う。
東京マラソン2019に向けたぼくの1年は、今また始まるのである。