今年のチャレンジサイクリングの話しである。
以前にも書いたけど、今年は紀伊半島の南部を巡って走ってこようと思っている。南紀白浜空港を出て、紀伊山地を超えて新宮に至り、翌日はそこから熊野神社を経て、本州最南端の串本町まで走り、その翌日に出発地点の白浜に戻るというコースである。初日と翌日にだいたい100キロ、最終日に70キロほどを走る。
問題は、毎度のことながら天気である。雨が降っても走れるような準備をしておきたい。しかし、予想以上の荒天だった場合のことも考えておくべきである。例えば台風の直撃を受けるとかね。猛烈な風雨でもはやサイクリングができる状態じゃなくなったらどうするか。2日目と3日目は、紀伊半島の海岸線を走るので、そのコースと並走する紀勢本線でエスケープするという手がある。もちろん台風直下でも電車が運行してるというのが前提だけど、まあ逃げ道は一応あるという状況である。困るのは1日目である。山間部を抜ける道の途中で走行不能になっても自分でどうにかしないといけない。とりあえず路線バスがあるので、これにエスケープするかな。まあゲリラ豪雨でない限り、天気予報があれば荒天が予想できるので、事前に状況判断して、その日のサイクリングを中止することになるんだろうな。幸いなことに、サイクリングコースとは異なるけど、白浜から新宮までは紀勢本線で行けるしね。先に書いた2日目、3日目の紀勢本線でのエスケープの反対向きに行く形である。ちなみに紀勢本線をどちら向きに乗ったにしても、電車が運行してるので、1時間に1本どころか日に数本という状況である。エスケープするにもタイミングが大事というわけである。また、1日目の途中で中断して路線バスでエスケープするにしても、どこでバスに乗るかによって乗り継ぎが必要になったりすることもあるそうで、その辺もこれから調べておこうと思う。
いずれにしても、事前の準備とその場の状況判断が的確であれば、荒天下の危険なサイクリングは避けられるというわけである。
そんなわけで、リスクに対する目途がついたので、ついに日にちを決めることにした。
雨の少ない8月で、お盆や行楽以外の比較的航空券の安い時期である。8月上旬か下旬、9月上旬くらいかな。9月上旬に楽団の演奏会があるので、土曜日に重ねることはできない。演奏会直前もなんだか落ち着かないので、8月下旬くらいが妥当かな。
8月22日(水)から24日(金)の二泊三日に決めることにした。これでもまだ航空券は高めだったけど、やはり夏休み中らしい時期に夏休みを取っておきたいよね。
航空券と宿を予約した。これで完全にサイクリング旅行が確定した。思えば去年の秋からずっとネット地図を見て、夢想ばかりが先行していたけど、ついに現実に実行のフェーズに移行するわけである。
飛行機輪行は2年前の知床サイクリング以来である。南紀白浜空港にはJALしか就航していないという事情もあって、自転車の輪行には最新の注意をしようと思っている。緩衝材の多い飛行機輪行向きの輪行バッグを買おうかな。
チャレンジサイクリングまであと3か月弱。楽しみである。